アート×ブロックチェーンのスタートバーンによる正月恒例アートイベント「富士山展」が2020年も開催決定!
Crypto Times 編集部
ブロックチェーンを活用してアート領域の課題解決を目指すスタートバーン株式会社が、今年で4回目となるアートイベント「富士山展」開催決定を発表し、参加スペースと協賛企業の受け付けを開始しました。
今回、開催が発表されたアートイベント「富士山展3.0 -冨嶽二〇二〇景-」は、日本の象徴である富士山を、多様な目線で再考することをテーマとしたイベントです。
加えて、これからの時代に求められる「領域を横断する表現の場づくり」や「作品の流通システムづくり」、「芸術の価値を伝え、時代に刻む文化の創造」を目指すことが狙いとされ、全国各地で同時多発的に開催される展示や寺田倉庫T-ART HALLによる合同イベントが予定されています。
ブロックチェーン証明書の機能を拡大したスタートバーン主催のstartbahn.orgの活用、アートブロックチェーンネットワーク上で繋がっている丹青社運営のB-OWNDなど他社サービスとも連携した世界観の可視化を目指すようです。
展覧会は、以下の4つのテーマを基に構成される模様です。
1.テクノロジーを導入し分散した会場の展示をする
会期を2回に分けることを通して、前期では全国同時開催される会場の様子を撮影、後期でその展示風景および、ピッカーやスタートバーン運営によって選出された各作品を集結し再展示させる形で、分散させながらも前後期に繋がりを持たせる運営を行います。
2.会場ごとのキュレーション
富士山を起点としながらも、作品のテーマや表象形式を作家個人やスペースに委ねることで、同じ「富士山展」の中に、複数の視点で独自の展覧会が同時開催されることを狙い、重層的な広がりを持たせます。
3.富士山展の作品をピックアップする「ピッカー」
美術批評家や学芸員、文化に関連する起業家や研究者など幅広いジャンルから選出される「ピッカー」が富士山展に展示される作品を選出する予定です。
4.アートブロックチェーンネットワーク(ABN)上での来歴管理・流通促進
2019年秋に世界公開が予定されているstartbahn.orgに接続されたABNは、2020年までにさらなる機能拡張を予定しており、従来のアートコレクターだけでなく、これまでアート作品を購入したことのない方でもアートを楽しむことができる機会を提供します。
スタートバーン社は、今年5月にSBIインベストメントよりシリーズAの投資を受けています。
SBIが「アート×ブロックチェーン」のスタートバーン社に出資 – CRYPTOTIMES
また、SBIアートオークション社と事業提携を結び、SBIが開催するアートオークションにおけるブロックチェーンを活用した証明書発行などを行なっています。