Gincoがモンゴルでマイニング事業の展開進める、「まだ利益を生み出す余地はある」
Crypto Times 編集部
この記事の3つのポイント!
- 仮想通貨マイニングの新たな中心地として注目されるモンゴルにて、Gincoが事業展開を進めている
- 昨年の市場低迷で大手企業が事業撤退するも、100%子会社Ginco Mongol代表は「まだ利益を生み出す余地はある」
- モンゴル貿易開発銀行傘下のTDBリースと提携、今後のモンゴルにおけるマイニング事業展開に注目が集まる
記事ソース:Nikkei Asia Review
国内ブロックチェーンベンチャーでありFinTech企業のGincoがモンゴルにてマイニング事業の展開を進めています。
Nikkei Asian Reviewは11日、モンゴルがマイニング事業の中心として台頭していることを取り上げました。
2018年の仮想通貨相場の低迷に際し、その安価な電力と冷涼な気候がマイニングに理想的であるとして、モンゴルはマイニング事業の最前線となっているようです。モンゴルの電気代は日本の3分の1程度で、マイニング事業が集中する中国よりも安価となっています。
仮想通貨モバイルウォレットアプリ「Ginco」の開発を手掛けていることでも知られる株式会社Gincoもまた、モンゴルでのマイニング事業に参入・展開しています。
昨年はあらゆる大手企業がマイニング事業から撤退し、国内ではEコマース大手DMMも「収益性の悪化」を理由にマイニング事業からの撤退を発表しましたが、Ginco Mongolの古林侑真代表取締役は「マイニングビジネスを取り巻く環境はますます厳しくなってきているが、まだ利益を生み出す余地はある」としています。
Gincoはマイニングマシン販売・運用代行・修理などの事業を展開しており、昨年6月にはモンゴルの首都ウランバートルに100%子会社Ginco Mongolの設立を発表し、マイニングファームの建設を進めています。
モンゴル最大手の商業銀行であるモンゴル貿易開発銀行(Trade and Development Bank of Mongolia, TDB)傘下で機器・建機リース大手のTDBリースはGincoとの提携を発表しており、GincoはTDBリースへのマイニングマシン販売を行うことが決まっています。
モンゴルの主な産業は天然資源採掘ですが、今後モンゴル国内における仮想通貨マイニングがどのように発展するかに注目が集まります。