Ledger Nano SとMyEtherWalletの連携方法を解説!LedgerでETHやERC20トークンを管理する!

2019/01/21・

Daichi

Ledger Nano SとMyEtherWalletの連携方法を解説!LedgerでETHやERC20トークンを管理する!

この記事ではハードウェアウォレットLedger Nano S(レジャーナノS)MyEtherWallet(マイイーサウォレット)を連携し、Ledger Nano SでERC20トークンを管理する方法を解説しています。

Ledger Nano SとMyEtherWalletと連携することで、Ledger Nano Sのリカバリフレーズ(秘密鍵)を使用して、イーサリアム(ETH)イーサリアムクラシック(ETC)に加え、ERC20トークンをオフラインでより安全に管理することができるようになります。

Ledger Nano Sでイーサリアムやイーサリアムクラシック、そしてERC20トークンを管理したい方は是非この記事をご覧ください。

MyEtherWalletと連携してERC20トークンを管理する!

Ledger Nano SとMyEtherWalletの連携方法を解説します。

MyEtherWalletと連携することで、Ledger Nano Sを用いてイーサリアム(ETH)イーサリアムクラシック(ETC)ERC20トークンを管理できるようになります。

イーサリアムとイーサリアムクラシックに関してはLedger Nano Sの専用管理アプリであるLedger Live上でも管理可能ですが、ERC20トークンはLedger Live上では管理できず、MyEtherWalletとの連携が必要です

また、Ledger Nano Sで管理可能なERC20トークンについてはLedger公式ウェブサイトの対応通貨一覧より確認できます↓

コインチェック事件にも代表されるように、取引所のホットウォレットに資産を預ることには大きなリスクが伴い、Ledger Nano Sなどのハードウェアウォレットで保管するほうがより安全と言えます。

Ledger Nano SとMyEtherWalletの連携方法を解説!

ここからはLedger Nano SとMyEtherWalletの接続から管理までを手順を3つのステップに分けて解説していきます。

Ledger Nano SとMyEtherWalletの連携手順

また、Ledger Nano Sの初期設定をまだ終えていない方や、Ledger Nano Sの特徴や評判を知りたいという方はこちらの記事をご覧ください↓

手順1: Ledger Nano Sを設定

Ledger Nano SをMyEtherWalletに接続する前に、デバイス自体の設定をする必要があります。

まずはLedger Nano SをPCに接続して、パスコードでアンロックします。

ダッシュボードで左右のボタンを使ってイーサリアムのアプリを選択し、両ボタン押しで開きます。

「Use wallet to view accounts」と表示されたら、右ボタンを押します。

「Settings」という項目がでてくるので、両ボタン押しで開きます。

Contract data」という設定項目があるので、両ボタン押しで開きます。

左右のボタンを使って「Yes」を選択し、両ボタン押しで決定します。

先程の「Contract data」の画面に戻ってくるので、右ボタンを二回押して「Back」を選択し、両ボタン押しで決定し、「Setting」の画面に戻ります。

これでLedger Nano Sの設定は完了です。

一度Ledger Nano Sの設定をしたら…
毎回MyEtherWalletを使用してイーサリアム等を管理するのであればこのままで大丈夫ですが、そうでない場合はMyEtherWalletへの接続が終了した後「Contract data」>「No」に戻しておき、再度MyEtherWalletと接続する際に再設定するようにしましょう。

手順2: MyEtherWalletにアクセスしてLedger Walletと接続

デバイスの設定が終わったら、次にMyEtherWallet(www.myetherwallet.comにアクセスします。

初めてMyEtherWalletにアクセスする場合、英語のインストラクションがポップアップで表示されます。

MyEtherWalletを使用する上で非常に重要な内容が表示されているので、Google Chromeのサイト翻訳機能を使用して日本語に翻訳して、一通り目を通しておきましょう。

下の青いボタンを押してインストラクションを閉じます。

次に右上の「原文のページを表示」をクリックして、英語表示に戻します。

このポップアップが見当たらない場合はブラウザのアドレスバー右端にあるアイコンをクリックすることで現れます。

ブラウザの翻訳機能がオンのままだと、正常に表示されないことがあるようなので注意しましょう。

代わりにMyEtherWallet自体を日本語表示に切り替えましょう。

MyEtherWallet右上の「English」と表示されているところをクリックして、プルダウンメニューから「日本語」を選択します。

日本語表示になったら、ページ上部のタブから「Ether/トークンの送出」をクリックします。

「どの方法でお財布を操作しますか?」とあるので、「Ledger Wallet」を選択します。

このような表示が現れるので、「Ledger Walletに接続する」をクリックします。

「HD derivation pathを選択する」というポップアップが表示されます。ここでは例としてイーサリアムの管理手順を紹介するので、「m/44’/60’/0′ Ledger (ETH)」を選択します。

選択したら下にスクロールし、「お財布を解錠する」をクリックします。

するとETHの送金画面になり、Ledger Nano Sとの接続が完了です。

手順3: MyEtherWalletでの送受金

最後に、接続したMyEtherWalletを使用して送受金する方法です。

通貨の送り先を間違ってしまうと取り出せなくなることがあるため、十分に注意してください。

とくにイーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)は混同しやすいので注意です。

MyEtherWalletで受け取る

仮想通貨を受け取る場合は、アドレスを確認して、送金元のウォレットからそのアドレスに対して送金するだけです。

「Ether/トークンの送出」の画面の右側からアカウントアドレスを確認できます。

ここに表示されているアドレスを送金元ウォレットでコピーアンドペーストして送金します。

また、「Ledgerでアドレスを表示」を選択することで、Ledgerデバイス上で安全にアドレスを確認することができます。

MyEtherWalletから送金する

各種送金情報を入力してから送金します。

「Ether/トークンの送出」画面の左側から、必要な情報を入力します。

送金先アドレス送出数量ガスリミットを入力したら、「トランザクションを生成」をクリックして送金に進みます。

ガスリミットの入力欄の下にある「+高度な設定:データを追記します」をクリックすると、自由記述の入力欄が現れます。

「トランザクションを生成」をクリックして送金の確認を進めると、Ledger Nano S上で送金情報の確認を求められます。

送金金額送金先アドレス送金手数料の順に表示されるので、それぞれ誤りがなければ右ボタンを押して進みます。

最後に「Confirm transaction」と表示され、トランザクションの承認を求められるので、問題なければ右ボタンを押して承認します。

これで送金は完了です。

Ledger Nano SとMyEtherWalletの連携方法 まとめ

Ledger Nano SとMyEtherWalletを接続し、Ledger Nano Sでイーサリアム、イーサリアムクラシック、ERC20トークンを管理する方法を解説しました。

ハードウェアウォレットであるLegder Nano Sと接続することで、取引所のホットウォレットに預けるよりもより安全に資産を管理できるようなります。

Daichi
Ledger Nano Sを活用してより安全に資産を管理しましょう!

また、Ledger Nano Sについては以下の記事でも取り上げています↓

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