「マインクラフトはデジタル独裁政権」業界最大手会社の創設者が痛烈批判

「マインクラフトはデジタル独裁政権」業界最大手会社の創設者が痛烈批判

先日、マインクラフトを手掛けるMojang StudiosがNFTの発行や導入の禁止を発表した件に関して、大手ブロックチェーンゲーム企業Animoca Brandsの共同創設者であるYat Siu氏が自身のTwitter上で痛烈に批判しました。

“マイクロソフトとマインクラフトは自分たちに同意しないというだけで、通知や正当な手続きなしに誰でも排除すること、気まぐれで利用規約を変更するデジタル独裁国家として運営されていることを明らかにしたところだ。”

*マイクロソフトはマインクラフトを手掛けるMojang Studiosを2014年に買収

Siu氏は、マインクラフトは、NFTの運用がコミュニティに有害であるとする証拠を提供していない中、事前通知もなくNFTを禁止したことで、少なくとも1億ドル以上の損害を被った罪のない少数派がいると主張。

マインクラフトをプレイしてトークン$WRLDを獲得できるプロジェクト「NFT Worlds」は、NFT禁止の発表後、土地NFTのフラプライス、$WRLD共に60%以上の下落をみせています。

WRLD/JPYのチャート | 画像引用元:Coingecko

マイクロソフトは過去にオープンソースを「ソフトウェアとIP産業にとって最悪なもの」と表現しており、結果的にオープンソースがクローズドソースを打ち負かした事例を挙げながら、オープンメタバースも同様の道を辿るとSiu氏。

先日、Animoca Brands、The Sandbox、Decentraland等の企業・プロジェクトがコンソーシアムなメタバースDAO「OMA3」に参加を発表しました。

OMA3では、相互運用性プロトコルやクロスプラットフォーム規格を構築し、参加プロジェクトのメタバースアイデンティティの継承を行うとしています。

一方でマインクラフトを手掛けるMojang Studiosを買収しているマイクロソフトは、MetaやEpic Games、ソニーなど数百以上の企業が参加するメタバースの業界団体「Metaverse Standards Forum」に参加しています。

Web2.0時代を築いた大手企業と、昨今の暗号資産・ブロックチェーン市場の進展で成長を果たした企業の今後の動向に注目が集まります。

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