Aave、分散型ステーブルコイン「GHO」の開発に集中か
Crypto Times 編集部
レンディングプロトコルAave創設者のスタニ・クレチョフ氏が、開発中の分散型ステーブルコインGHOへの取り組みを示唆するツイートを行いました。
For rest of 2023 DeFi, lets focus on nailing down payment use-cases. Transparent, decentralized stablecoins are suited well for payment settlements. We all just need to build the experiences that are better than what currently exists.
— Stani.lens (🌿,👻) (@StaniKulechov) July 9, 2023
同氏は、自身のTwitter上で「2023年の残りのDeFiについては、決済のユースケースを明確にすることに集中しよう。透明性が高い分散型ステーブルコインは決済に適している」とコメントし、年内でのGHOに関する取り組みをさらに進める姿勢を示唆しました。
昨年7月にコミュニティ投票で賛成過半数を獲得し開発への着手が開始されたGHOは、ドルにペッグされた分散型ステーブルコインです。
GHOはAaveと直接統合が可能で、ユーザーは担保となる仮想通貨を供給し、担保とすることで、トークンの借入(借入時にミント)が可能となります。
記事執筆時点のTVL(Total Valued Locked)として58億ドル(約8250億円)を記録するAaveと密接に関与するGHOは、過剰担保な状態で発行が実施予定。同プロトコル内で常に1ドルとして扱われる仕組みも採用予定で、外部で価格乖離が発生した場合に裁定取引を行うインセンティブが働き1ドルのペッグを保つことが可能とされています。
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先日より、GHOに関して、2つのトークンを所定の比率でシームレスに変換することを可能にする仕組み「Peg Stability Module (PSM)」の導入に関する温度チェック(TempCheck)がコミュニティで公開されています。
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記事ソース:Twitter、Aave