出金停止続くBitget、流出額は3.9億ドルに|担保は銀行保管の選択肢も
よきょい
大手仮想通貨取引所Bitgetは、9月24日のウォレット不正アクセスで攻撃者のアドレスに移された資産が約3億8750万ドルに上ると明らかにしました。出金は9月25日時点でも停止が続き、入金と取引のみが継続しています。
同じ24日、スイスのSygnum銀行は、Bitgetの機関投資家顧客が同行に預けた担保を使って取引できるサービスを発表しました。
Sygnumの「Protect」は、担保を同行のスイスの分別口座に置いたまま、Bitget側でその残高を証拠金として反映する仕組みです。対象資産にはビットコイン、イーサリアム、ステーブルコイン、米国債が含まれ、スイスの銀行法の下で倒産隔離(預け先が破綻しても資産が保全されること)が図られるとされています。取引所のウォレットが侵害された場合の直接的な影響を抑えられる点が特徴です。
ただし、Bitgetの顧客による利用状況や、担保の返還条件を定めた契約内容は公表されていません。一般顧客の資産は同社のユーザー保護基金が支えとなりますが、基金は5,500BTCで構成されており、ドル建ての価値はビットコイン価格に連動して変動します。凍結・回収された資産の額も示されていません。
今回の事案は、取引所の外で資産を保管する仕組みの意義と限界を改めて浮き彫りにしました。出金再開の時期や損失の確定額、保護基金からの補償条件が今後の焦点となりそうです。
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