コインチェック、ナスダック上場に向けた合併期限延長へ
Crypto Times 編集部
マネックスグループの子会社Coincheck株式会社のナスダック上場に向けた合併期限が延長される方針が進められています。
「当社連結子会社Coincheck Group B.V.(CCG)のThunder Bridge Capital Partners IV, Inc.との De-SPAC によるナスダック上場の進捗に関するお知らせ」を開示しました
当社及びCCGは、暗号資産事業の更なる拡大を目指して、NASDAQ 上場に向けた取り組みを継続してまいりますhttps://t.co/3kG7Me94iW pic.twitter.com/0mopXKlD7N
— 清明 祐子 (@YSeimei) May 31, 2023
マネックスグループはCoincheck Group B.V(以下:CCG)をCoincheck株式会社の持ち株会社とし、SPACのThunder Bridge Capital Partners IV, Inc.(以下:THCP)をCCGと合併する形でCoincheckナスダック上場に向けた施策を進行中。今回、合併期限の延期を求める理由として「米国証券取引委員会(SEC)による登録審査プロセスが長期化している」と説明しています。
合併期限の延長は、6月開催予定のTHCPの株主総会で承認を得た後に実施される予定です。
マネックスグループの代表執行役社長でCEOの松本大氏は今回の発表に関して下記コメントを残しました。
- “「THCP の Gary Simanson およびそのチームと 1 年以上協力してきましたが、これからも CCGは引き続き THCP との合併を目指し、米国資本市場へのアクセスを得るために尽力いたします。
日本の暗号資産交換業者であるコインチェックが、親会社となる CCG と THCP の合併を通じてNASDAQ への上場を目指すことは、これまで以上に重要になってきています。この戦略の実現に向けた努力を継続することに対する当社のコミットメントを明らかにするため、今般、本合併を推進する期限を 12 カ月延長いたしました。我々は、Gary Simanson および彼のチームと協力し、この合併を成功させ、CCG が NASDAQ 上場企業となることを楽しみにしています。」”
ナスダックには米大手仮想通貨取引所Coinbaseを運営するCoinbase Global($COIN)が既に上場を果たしています。
今年2月、同社はSECから証券取引法違反の可能性があるとして、執行措置を取る可能性を示す書簡(Wells Notice)をCoinbaseに送付。その後同社は、米撤退の可能性がゼロではないことを示唆しています。
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