シンガポール規制当局設立の委員会、最新メンバーにCertiK創設者らが参加

シンガポール規制当局設立の委員会、最新メンバーにCertiK創設者らが参加
ct analysis

シンガポール金融管理局(MAS)がWeb3関連企業の代表数名を含む国際技術諮問委員会(ITAP)の最新メンバーを発表しました。

ITAPは2016年にMASによって設立され、フィンテックの国際的な発展とシンガポールが金融サービスの提供を強化するための新しいテクノロジーの活用方法について MASに助言する役割を担う委員会。

今回発表されたITAPの最新メンバーには、SBIデジタルアセット・ホールディングス代表取締役社長フェルナンド・バスケス氏やCertiK共同創設者のロンフイ・グー氏が選出されています。

システム検証における功績による複数の賞や、イェール大学、清華大学の学士号を取得しているグー氏が共同設立したCertiKは、昨年2022年4月に評価額20億米ドルで8,800万ドル(約125億円)の資金調達を実施した大手仮想通貨・ブロックチェーンセキュリティ企業。MASは同分野のセキュリティにも力を入れていく姿勢を示していることが窺えます。

シンガポールでの仮想通貨・ブロックチェーン分野の規制を担当するMASは、昨年5月、パイロット実験を通じて資産に対する権利をブロックチェーン上でデジタルトークンに変換するプロセスなどの可能性やリスクへの検証を行う構想(イニシアチブ)「Project Guardian」を公開しました。

先月末、日本の金融庁はProject Guardianにオブザーバーとして参加することを発表しており、同庁総合政策局参事官の柳瀬 護氏は「MASや金融機関との協働を通じて、本領域における知見を更に高めていく」とコメントしています。

記事ソース:MAS
画像引用元:TK Kurikawa / Shutterstock.com

ニュース/解説記事

Enable Notifications OK No thanks