テックビューロ、仮想通貨取引所Zaifの流出事件に対しての補償方針未だ固まらず
ユッシ
先月9月14日にテックビューロが運営する仮想通貨取引所Zaifで起こった仮想通貨流出事件に対しての正式な対応が未だ決まっていないことが分かりました。
先月起こった今回の仮想通貨流出事件では、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)の3通貨が狙われておりその被害額は総額約70億円と言われています。
被害額約42億円とされているビットコイン(BTC)は、本人確認が必要でない海外の取引所に送金され換金が行われており、誰の手に渡っているかを特定するのは困難なようです。
テックビューロは顧客資産の財源確保のため、株式会社フィスコから50億円の金融支援を受けると発表していましたが、10月1日の時点ではテックビューロはフィスコからの金融支援について「現在も検討を続けております」と発表し協議に時間がかかっていることを明かしています。
9月14日から記事執筆当時(10月4日)まで、テックビューロから顧客に対して流出事件に関する詳細発表は行われておらず顧客の不信感は高まっています。
また、現在金融庁はZaifがブロックチェーンの開発強化を目的で行ったICOで調達した約109億円の行方を調査しているようです。
仮想通貨の流出事件における現在の状況について
このたび当社にて発生いたしました仮想通貨の流出事件におきまして、
当社対応の進捗状況を公表いたします。https://t.co/36BFMF52KY— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年10月1日
「金融庁、Zaif運営会社調達のICO資金109億円の行方を調査中」との報道https://t.co/B9wYTrttkX
— 岡三マン (@okasanman) 2018年10月4日
仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)にハッキング攻撃 67億円相当が流出
記事ソース元:日本経済新聞