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2023/03/15ブラジルの大型不動産をトークン化する企業「Kodo Assets」とは?STO情報も解説
近年、ブロックチェーン技術と不動産業界が融合したプロジェクトが世界中で登場しています。 ブラジルの不動産市場に注目したKodo Assetsもそのひとつで、不動産物件をトークン化し販売するサービスを展開しています。 こちらの記事ではKodo Assetsの概要や特徴、不動産トークン化が業界や投資家にもたらすメリットを解説し、さらに同社が今回行う不動産トークンの販売(STO)内容も紹介します。 Kodo Assetsの概要 −Kodo Assetsの概要− 企業名と所在地 Kodo Limited: バハマ Kodo FL1 LTda.: ブラジル ネイティブトークン (ティッカー) KODO1 コアメンバー Ciro Iamamura (CEO) Andre Daher (CTO) Rafael Pettersen (プロジェクト) Graziela Tamanaha (マーケティング) Rafael Motta (コミュニティマネージャー) Tatiane de Oliveira Mendes (財務) Patricia Ajimura (HR) 特徴 不動産のトークン化・販売 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Youtube Instagram TikTok Linkedin Kodo Assetsとは? Kodo Assetsは、ブラジル・サンパウロの不動産物件をトークン化し、販売・管理するプロジェクトです。 ひとつの物件を細分化しPolygonベースのトークンとして表すことで、投資家の参入障壁を解消し、従来の不動産取引より効率や流動性に優れたマーケットを展開することを目標としています。 同社初のプロダクトとなるのが、急速な不動産市場の発展を遂げているというブラジル・サンパウロのオフィスビル「Faria Lima Building」です。ブラジル・サンパウロの南米最大級の金融街に2015に建築された超大型の物件です。 Faria Lima Buildingはブラジルに拠点を置くKodo FL1 Ltda.が現在のリース主から買収するオプションを保持しており、22年10月から23年11月まで行うSTOで資金を調達し、買収を実行する予定となっています。 ブラジルの不動産マーケットは90年代後半から法整備が整い始め、いまでは流動性の改善等に伴い資金調達もよりスムーズにできるようになっているといいます。 また、他国に比べてブラジルは不動産金融がGDPに占める割合が極めて低く、Kodo Assetsはそのギャップを埋めることに機会を見出しています。 Faria Lima Buildingのあるサンパウロはブラジルの首都で、人口・多様性・GDP等様々な分野で世界のトップクラスに位置する南米最大級の都市です。 Kodo Assetsは、今回の物件がそんなサンパウロの中で特に魅力的な場所に位置していること、また都市自体が重大な住居不足に悩まされていることに着目しています。 不動産をトークン化するメリット 不動産物件やその他の物理的な資産をブロックチェーン技術を活用してトークン化することにはいくつかのメリットが存在します。 まず、不動産などの所有権がトークンとなることで、その国だけでなく世界中の人々が売買を行えるようになります。適格投資家などの条件もなくなるため、流動性の活性化が期待されます。 さらに投資家の間口が広くなるという点では、トークン化により不動産の価値が細分化されるため、小口の投資家も市場に参入することができるようになります。 加えて、トークンのやり取りは信頼できる情報としてブロックチェーン上に記録されるため、従来そういったプロセスを確立していた仲介業がなくなることで市場がさらに効率化されます。 Kodo Assetsの事業体系・リーガル周り Kodo Assetsは、不動産をトークン化することで投資家の参入機会を増やし、市場の流動性や手数料・規制などに起因する参入障壁を改善することを目指す企業です。 Faria Lima Buildingは上述の通りKodo FL1 Ltda.という会社が買収オプションを保持しており、一方でトークンの発行はバハマに拠点を置くKodo Limitedが行うことになっています。Kodo LimitedはKodo FL1 Ltda.を100%保有しています。 Kodo Assetsが発行するトークンはバハマの規制上ではセキュリティトークンという扱いになり、したがって後述するトークンセールはSTO(セキュリティトークンオファリング)に該当します。 同社のサービスは、トークンやスマートコントラクト関連の処理を担当する「ブロックチェーン」、規制に準じた本人確認や資金洗浄防止策を行う「KYC & AML」、そして実際にユーザーにサービスを提供する部分を担う「Business-related logic」の3本の柱で成り立っています。 また、Kodo AssetsのKYC/AMLはバハマの規制に準拠し、ユーザーによる情報の提出からホワイトリストへの登録、そして最終的な審査完了までの間にいくつもの精査ポイントが設けられています。 KODOトークンについて 該当する物件は登録上はKodo FL1 Ltda.が所有し、ユーザーはSTOで発行されるKODOトークンを購入することでその物件を間接的に所有することができます。 ブラジルでは不動産の売買に際し特定の税を支払う義務が生じますが、KODOトークンの売買であればそれが発生しないというメリットがあるもようです。 ERC-20規格を採用したKudo1トークンはCEX等への上場も目指すほか、DEXのセカンダリ市場でも制限なく取引ができるとされています。 さらに、KODOトークンの保有者は不動産の貸出状況に応じて賃料の一部を受け取ることができます。 賃料から管理費6%および準備金10%を引き、さらにそこから課税額14.53%分を抜いた額に対して、保有枚数/発行枚数分が配当として四半期ごとにUSDCで支払われます。 また、不動産物件自体を売却することになった場合も、同様の税金関連の処理後の額がトークン保有者に支払われることになります。 準備金とは物件の貸出状況に空きがある場合でも維持管理を続行するための資金で、50%が大手金融機関の債権証券、もう50%がブラジル国債で運用されることになっています。 トークン化の方法 (他プロジェクトとの比較) 不動産をトークン化して販売・取引できるようにするにはいくつかの方法があります。 Kodo Assetsのケースでは、物件ごとに総発行枚数を固定した代替可能トークン(FT)を発行し、その枚数×単価が物件の評価額になるというやり方です。 この方法は、米国の不動産市場のトークン化サービスを提供するRealTなどが採用しているやり方です。 こういったプラットフォームでは各不動産の持ち主がレンダーとなり募集をかける仕組みが多い一方、Kodo Assetsの場合はKodo自体が選出し提供するオファーのため、情報の出どころがよりわかりやすいこともメリットになり得るでしょう。 対照的に、PropyやUnitquityなどといったプロジェクトは物件ごとのNFTを発行することで所有権を証明する仕組みを採用しています。 Kodo AssetsはFTを発行するタイプのためNFTのものと比べてセカンダリ市場での取引がしやすく、プロジェクトが稼働するブロックチェーンもDEXが発達しているPolygonのため、流動性や投資家の参入のしやすさといった点で大きなアドバンテージがあるでしょう。 第一回STOについて Kodo Assetsがはじめて展開するSTOは上記のFaria Lima Buildingをトークン化したものになります。セールは3月22日から開始され、総発行枚数25,000枚(総額350万ドル分)が完売次第終了の予定となっています。ホワイトリストの登録も始まっています。 トークン価格は1枚あたり140ドルで、そのほかに個人は13ドル、法人は25ドルを支払ってKYC/AMLを受ける必要があります。 KYC/AML通過後、EVM互換性のあるチェーンでのUSDC, USDTまたはBUSDでKODO1トークンを購入することができます。購入量に制限はないようです。 実際のトークン引渡しはセールの終了、つまり25000枚すべてを完売した段階で各ウォレットに支払われるようです。 【最新版】セキュリティトークンとは?定義と仕組みを徹底解説 まとめ Kodo Assetsは急速な発展を遂げているブラジル・サンパウロの不動産市場をブロックチェーン技術で効率化しているプロジェクトです。 小口投資家の参入や、DEXなどのセカンダリ市場での取引が活発に行われれば、同業界とブロックチェーンの親和性を証明するよい成功例となるかもしれません。 まずは今回開催される第一回のSTOの結果に注目が集まります。 Sponsored Article by KODO Assets ※本記事はKODO Assetsさまよりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
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2023/01/26Enjinが開発するブロックチェーン Efinity / $EFI の特徴、概要を徹底解説!OKCoinJapan上場やEFI獲得キャンペーン情報も
Efinityは、分散型クロスチェーンメタバースのインフラを担うPolkadotベースのブロックチェーンです。 同プラットフォームは、他チェーンのNFTをインポートする機能や、ネイティブトークン($EFI)のインセンティブを他チェーンにまで波及させてNFTの価格形成を促す機能などを備えています。 こちらのページでは、Enjinが開発するブロックチェーンEfinityの概要や特徴を解説し、技術的な仕組みやパートナシップ、開発者情報にも触れていきます。 また、EFIトークンのOKCoinJapan上場、またそれに際するキャンペーン情報も詳しく紹介します。 OKCoinJapan上場・キャンペーン情報 EfinityのEFIトークンは、2023年1月26日からOKCoinJapanにて国内初の取扱いが始まります。 詳細情報は、以下の通りです。 取扱開始暗号資産: エフィニティトークン($EFI) 取り扱い開始日時: 2023年1月26日(木) 17:00 対象サービス: 販売所 EFI豪華プレゼントキャンペーン 今回OKCoinJapanは日本国内初上場を記念して、EFI取扱いキャンペーンを開催しています。 現在、クイズに答えて正解すると2,000円相当のエフィニティトークン(EFI)がもらえるEFI取扱いキャンペーンを開催中です。 / EFI取扱いキャンペーン第1弾! \ 抽選で計20名様にプレゼント🎁 ■5,000円相当の #エフィニティトークン $EFI 参加方法 ✅フォロー@OKCoinJapan ✅いいね❤️ + RT 〆切:1/25 17:00 詳細https://t.co/bOfL02izRk#EFI #EfinityToken pic.twitter.com/rnsI6QVKhX — OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン) (@OKCoinJapan) January 18, 2023 また、今回のキャンペーンはプレゼントキャンペーンの第二弾となり、今後も以下の 2つのキャンペーンが予定されています。 ・23年1月26日(木)~:【口座開設・取引キャンペーン】新規口座開設とEFIの取引でEFIがもらえるキャンペーン ・23年2月中旬予定:【取引キャンペーン】EFIを購入するとEFIがもらえる取引キャンペーン まだ口座を保有されていない方や、EFIの購入を検討されている方向けの豪華プレゼントキャンペーンが予定されていますので、今回のキャンペーンの機会をぜひ活用ください。 今後のキャンペーンの情報はOKCoin JapanのTwitterアカウントをフォローすることで、確認ができるのでこちらもフォローしてはいかがでしょうか。 OKCoin Japanの新規登録はこちら Efinityブロックチェーンの概要・特徴 プロジェクト名 Efinity (エフィニティ) ネイティブトークン (ティッカー) エフィニティトークン (EFI) コアメンバー Maxim Blagov氏 (CEO) Oscar Tan氏 (CFO/CLO) Rene Stefancic氏 (COO) 特徴 デジタルアセットの価格形成やブリッジ機能を備えたPolkadotパラチェーン Efinityは、Enjinが開発を手掛けるブロックチェーンで、NFT等のデジタルアセットの取引の高速化や手数料削減に特化しています。 EfinityのネイティブトークンであるEFIトークンは、ネットワークを運営するCollatorノードや、ガバナンス参加者、価格形成を促進するNFT買い手・売り手、Efinity上のデベロッパーへのインセンティブとして機能します。 価格形成の促進とは特定のNFTの買値・売値を提供する行為を指し、それ自体で$EFIインセンティブを得ることができる仕組みになっています。このシステムが様々なプラットフォームのアセットをEfinity上に呼び込むネットワーク効果をもたらし、エコシステムを発展させていくというのが同プラットフォームの狙いです。 EfinityはPolkadotベースのパラチェーンで、Paratoken規格はERC-721だけでなく、ERC-20やERC-1155など様々な規格のトークンに対応しています。 パラチェーンオークションは2021年末に完結し、22年3月から正式にPolkadot上にオンボードされています。 https://twitter.com/Polkadot/status/1476583388488167426?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1476583388488167426%7Ctwgr%5Efd266044090123d1ccc2e432e5638fbdb3efd5b4%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fenjin.io%2Fblog%2Fefinity-parachain-slot-confirmed パラチェーンのクラウドローンには約770万DOTもの投資が集まり、これらのコントリビューターには96週間(1.8年)かけて2億枚のEFIが配布されることになっています。 Collatorノード EfinityのエコシステムにはリレーチェーンバリデータとCollatorノードの2種類のノードが存在します。 まず、Efinityを含むPolkadotネットワーク全体のセキュリティは、Polkadotリレーチェーンのバリデータが担保します。 一方、Efinity自体はPolkadot上で独立したブロックチェーン(パラチェーン)であり、この中でのトランザクションの処理は自前のノードが担当することになり、これがCollatorノードにあたります。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] PolkadotリレーチェーンとEfinityの関係性[/caption] Collatorノードの選出はENJトークンを保有するユーザーが同トークンをステークして行います。選出されたCollatorノードはネットワークへの貢献の対価としてEFIトークンが専用のプール(Collatorプール)から支払われ、該当するCollatorに投票したユーザーはその報酬の一部を受け取ることができる仕組みになっています。 一度に稼働するCollatorノードは10台となっており、Collatorプールからの報酬は均等に配布されます。また、この10台のいずれかがオフラインになった時に稼働するバックアップノードも存在します。 Collator自身も稼働するにはENJトークンをステークする必要があります。アクティブCollatorノードがオフラインになった場合、その空きにはENJステーク額が一番多いバックアップノードが入ることになっています。 クロスチェーンブリッジ Efinityには、ERC-20トークンをインポートするブリッジ機能が存在します。それに加えて、Enjinは現在ERC-1155トークンのブリッジ機能も開発しています。 Enjinエコシステムはイーサリアムにルーツがあるため、このブリッジ機能が実装されればイーサリアムからERC-1155トークンをインポートできるだけでなく、Efinity上で生成されたERC-1155パラトークンを逆にイーサリアムに持っていくこともできるようです。 さらに、このブリッジ機能はチェーン間でのパラメータの共有も可能で、例えばイーサリアムからEfinityにインポートした際にトークンを譲渡不可にするなどといったこともできるようになります。 マーケットプレイスと価格形成 Efinityには、NFTなどのデジタルアセットの価格形成促進というエコシステム内外に大きなメリットをもたらす機能があります。 それはEfinityエコシステム上のデジタルアセットに買値・売値をつけることができる機能です。対象となるトークンはマーケットプレイスなどにリストされている必要もなければ、そもそもネットワーク上に存在している必要すらないというのが特徴です。 最も高い買値(Bid)を提示しているユーザーは、Efinityの価格形成プールから該当トークンのトランザクションで発生した手数料の一部がインセンティブとして支払われます。このインセンティブの存在がデジタルアセットの積極的な売買を促し、価格形成に繋がるというのがこのシステムの狙いとなっています。 Fuel Tank、クラフティングなどの諸機能 ほかにも、Efinityは多数の画期的な機能を持ち合わせています。 トランザクション関連では、 複数のデジタルアセットの送信や共同署名を行える機能: アセットの取引に有効 手数料を支払うアドレスを指定できる機能: 企業やデベロッパーなどによる手数料補助などに使うことができる Discreteアカウント: 管理者、オーナー、オペレーターなど役割を決めた複数のエージェントがひとつのアカウントを運用できる機能 などがあります。Discreteアカウントのうち、特に手数料の支払いのために作られたものはFuel Tankと呼ばれます。 また、GameFiなどの分野で便利な機能として、利用可能数や所有権を調整可能な「レシピ」に基づいて特定のコレクティブルを組み合わせて別のアイテムにできる「クラフティング」機能も存在します。 Efinityのエコシステム Efinityはそのスケーラビリティと手数料の効率性からすでに大きな注目を浴びており、実際にローンチされたプロダクトが数多く存在します。 My Meta Studio/MyMetaverse: ブロックチェーンゲームプラットフォーム My Meta Studioは、NFTを活用したブロックチェーンゲームを開発するスタジオで、Play-to-Earn MMOやFPS、サンドボックス系など様々なジャンルのゲーム開発を手掛けています。 また、同スタジオが展開するMyMetaverseは、エコシステム中のブロックチェーンゲームにワンストップでアクセスできるプラットフォームで、Enjin/Efinityエコシステムに集まるBCGデベロッパーの架け橋的な存在になることを目指しています。 Lost Relics: MMORPG Lost Relicsは、Enjinベースのコレクティブルを採用したブロックチェーンゲームです。 ハック&スラッシュ系MMORPGである同ゲームでは、手に入れたアイテムにUncommonからTranscendentまで6段階のレア度が存在し、公式ウェブサイトから「どのアイテムがいくつドロップしたか」「特定のアイテムはあといくつ存在するか」といった情報が確認できるシステムがすでにできあがっています。 Azure Heroes: デジタルコレクティブル Azure Heroesは、マイクロソフトとEnjinによるコラボレーションによって生まれたNFTバッジプロジェクトです。 同プロジェクトでは、「ソフトウェアエンジニアリングの分野での環境保全活動」「プロジェクトのオープンソース化」「メンターシップ」など、主にIT関連の分野で功績を収めた人物にAzure Hero NFTバッジを与えることができます。 NFTバッジはERC-1155トークンで、ブリッジの完成後はEfinityにインポートすることができるようになります。 EFIトークンについて EFIトークンはEfinityブロックチェーンのネイティブトークンで、総発行枚数は20億枚となっています。 割合 割当先 35% エコシステム 20% Enjin/Efinity 15% ステーキング/プール 10% 開発チーム 7% アーリーラウンド 5% 戦略ラウンド 5% パブリックセール 3% シードラウンド EFIトークンのパブリックセールは2021年6月にCoinListで実施されています。ステーキングおよびプールに割り当てられている15%は、Efinityパラチェーンの最初の8~10年の稼働分のものとなっています。 EFIトークンのユーティリティ EFIトークンは、Efinityエコシステム内の多方面で利用されるシステムの要となっています。 まず、EFIトークンは手数料(ガス)通貨として機能します。手数料は、トランザクション/価格形成、ブリッジ、スマートコントラクト等、トランザクションのタイプに応じて上下する仕組みになっています。 マーケットプレイスでの注文執行で発生する手数料の2.5%はCollator、コミュニティ、価格形成、Fuel Tankの4種類のプールに割り当てられ、エコシステムの循環をさらに促進する役割を果たします。 またEFIはガバナンスへの参加、また参加へのインセンティブにも使われます。 パートナーシップ、開発者、ロードマップ等 Efinityの開発元であるEnjinのプロダクトは、Microsoft (Azure Heroes)、サムスン(Samsung Blockchain Keystore)、BMW (Vantage)などの企業で利用されています。 ほかにもSquare Enix, OKX Blockdream Venturesなど様々な業界の有名企業がEnjin/Efinityとパートナーシップを締結しています。 開発者 EnjinのCEOを務めるのは、ソフトウェアデザイン・マネジメントなどの分野で18年の経験を持つMaxim Blagov氏です。シドニー工科大学出身で、過去にも様々な企業で取締役やクリエイティブディレクションの役職を務めてきた実績があります。 Oscar Franklin Tan氏は、EnjinのCFOおよびCLOを務める人物です。ハーバード大学卒の同氏は、シンガポールを拠点としてEnjinとEfinityを初期から支えています。 Rene Stefancic氏は、EnjinのCOOを務めています。もともと金融業界出身のStefancic同氏は、CoinCodexでマーケティングのトップや、ブロックチェーンアドバイザ、ITコンサルタントなど多数のポジションで活躍した実績を持っています。 開発状況 Efinityの開発状況については、公式ブログ頻繁にレポートが公開されています。 2023年1月17日の開発アップデートでは、NFT発行時に名前や画像といったメタデータを付与させる機能、Efinityのマルチトークンパレットに他のパラチェーンからのトークンを送信できる機能などが追加されました。開発アップデートは、月に2回更新されています。 また、2022年末にはプロダクトの発表が相次いで行われました。 BeamはQRコードを介してNFTを受け取ることができるウェブウォレットで、イーサリアム, Enjin (JumpNet), Efinityに対応しています。現在はアンドロイドのみ利用可能となっています。 QRコード機能を活かして、ゲーム内アイテムやコレクティブル、ギフトカード、割引券等のやり取りを簡易化できることが期待されています。 BeamはHapiFam、宗玄酒造、Bite Localなどがすでにユースケースを確立しています。 また、Beamはウォレットを生成するだけでもらえるNFTがあるので要チェックです。 ロードマップ より大まかな開発状況として、Efinityには3段階のフェーズに分かれたロードマップがあります。初期はイーサリアムとの親和性やセール関連、フェーズ2ではエコシステムの諸機能、フェーズ3ではチェーンのユーザビリティに関する機能が追加される予定となっています。 フェーズ1: EFIトークンのローンチ ERC-1155とERC-20ブリッジを実装したJumpnet 早期アダプションステーキング プライベートセール パブリックセール Paratoken規格 フェーズ2: Discreteアカウント EFIネットワーク手数料・プール Collatorノードステーキング マルチシグトランザクション Polkadotブリッジ Fuel Tanks フェーズ3: オンチェーンマーケットプレイス クラフティング ガバナンス トレジャリープール スマートコントラクト EFinity 関連リンク 公式ホームページ Facebook Reddit YouTube Instagram Telegram LinkedIn Twitter Discord Sponsored Article by OKCoin Japan ※本記事はオーケーコイン・ジャパン株式会社さまよりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
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2022/10/08マイクロソフトのM12などから2000万ドル調達のプロジェクト「Space and Time」とは?
Space and Timeは、Web3のデータを高速かつトラストレスにクエリできるプラットフォームです。 Chainlinkのインキュベーションプロジェクトとして始動した同プロジェクトは先月27日、マイクロソフトのベンチャーファンド「M12」を筆頭とするインベスターから2000万ドルを調達したことを発表しました。 Space and Timeのプラットフォームはオンチェーン・オフチェーン両方を組み合わせ有用なデータを提供することで、スマートコントラクトアプリの本格的なビジネスユース実現が期待されています。 分散型データプラットフォーム「Space and Time」 Space and TimeはWeb3上に蓄積する膨大なデータへのアクセスや解析を可能にする分散型データプラットフォームです。 通常、こういったプラットフォームとのやり取りは、無数にあるデータを人間が解釈できる形にしてアウトプットするために使われるSQL(Structured Query Language)というプログラミング言語を介して行います。 一般的なビジネスではこういったデータを格納する場所を自前で用意するため信頼性が保たれますが、計算処理が分散されるWeb3上ではデータの取得や解析が本当に正しく行われたかがわからなくなります。 データの正当性を証明できる「Proof of SQL」 そこでSpace and TimeがWeb3データプラットフォームとして開発したのがProof of SQLと呼ばれる証明技術です。 Proof of SQLでは、リクエストに応じて取得データが改ざんされていないことが証明できる形で送られてきます。同技術は、zk-SNARKsと呼ばれるゼロ知識証明技術を活用しています。 外部のスマートコントラクトやオラクルがデータの正当性を直接証明できるようになることで、Web3上のデータを利用した様々なサービスが展開可能になります。 DeFiやブロックチェーンゲーミングなどの分野では、スマートコントラクトがクエリした解析データを用いてオンチェーンのままユーザーインセンティブの処理などができるようになると期待されています。 Space and Timeのサービスはアルファリリースを迎えたばかりで、現在イーサリアム、Chainlink、Polygon、Solana、Avalanche、BSC、Fantom上で展開されています。 「ゼロ知識証明とzk-SNARKs」を初心者にもわかりやすく解説! マイクロソフトのM12などから2000万ドル調達 Space and Timeは先月27日、マイクロソフトのベンチャーファンドM12が主導するストラテジックラウンドにて2000万ドルの資金を調達したことを発表しました。 同ラウンドではほかにもFramework Ventures、HashKey、Foresight Ventures、SevenX Venturesのようなクリプトファンドや、Polygon、Avalanche、Stratosのようなブロックチェーンプロジェクトが出資しています。 公式の声明によると、今回調達した資金は主にエンジニアリングおよびプロダクトの開発に充てられ、その90%以上がSpace and Timeの顧客取得に活用されるとされています。 また、同プロジェクトはマイクロソフトのクラウドコンピューティングサービスであるAzureと統合し、ブロックチェーン上のデータを同クラウドサービスから簡単にアクセス・利用・解析できるようにもすると発表しています。 Space and Timeは今年7月にもFramework Ventures主導のシードラウンドで1000万ドルを調達しており、こちらもDigital Currency Group (DCG)やSamsungNextなどの有名な団体が資金提供を行っています。 プロジェクトのロードマップとしては今後、データベースの統合、Chainlinkの分散型オラクルの実装などが控えています。 ブロックチェーンプロジェクトやクリプトファンドのみならずマイクロソフトなどの業界外の大手ともつながるSpace and Timeが、今後プラットフォームをどう進化させビジネスユースケースを生み出していくかに注目が集まります。 Space and Time公式リンク: ウェブサイト Twitter Discord LinkedIn
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2022/08/24Wombat Exchangeはスリッページを極限まで抑えたステーブルスワップ、概要と特徴を徹底解説
Wombat(ウォンバット)はBNBチェーン発祥のマルチチェーンステーブルスワップです。 同プロジェクトは数多く存在するステーブルスワップとの差別化として、カバレッジレシオと呼ばれる指標を組み込んだマーケットメイキングモデルを採用しています。 また、シングルアセットステーキングやUI/UXへのこだわり等、ユーザーが使いやすい設計もなされています。 こちらの記事では、Wombatの詳しい仕組みや$WOMトークンの解説、投資家情報や競合プロジェクトとの比較を紹介していきます。 Wombatの公式リンクまとめ 公式ウェブサイト https://www.wombat.exchange Telegram https://t.me/WombatExchange Twitter https://www.twitter.com/WombatExchange Medium https://medium.com/@wombatexchange ホワイトペーパー https://www.wombat.exchange/Wombat_Whitepaper_Public.pdf Wombatの特徴と仕組み Wombatは、既存のステーブルスワップが抱える資産の非効率性と、スリッページを起因としたスケーリングの悪さを解決するプロジェクトです。 加えて、今年になり危険性が再確認されているステーブルコインのペグに関するセキュリティソリューションも採用されています。 カバレッジレシオ Wombatでは、マーケットメイキングのカーブにカバレッジレシオと呼ばれる指標を組み込んでいます。 カバレッジレシオは「資産 ÷ 債務」の式で計算され、ここでの債務は、プロトコルがデポジットをしたユーザーに対する債務のことを指します。 このマーケットメイキングモデルは、下図の緑線のような形になります。 赤点線が資産XとYの和が常に一定となる線で、実際の値がこの赤点線から外れるとスワップ時にスリッページが発生します。 図を参照すると、紫線(Uniswap)や青線(一般的なステーブルスワップ)と比べて赤線上に滞在できる範囲が広くなっていることがわかります。 上図は横軸がスワップ額、縦軸がスリッページ(%)を表したものです。 同じBNBネイティブで代表的なステーブルスワッププロジェクトであるEllipsis(オレンジ線)と比べると、Wombat(青線)はスリッページが発生する閾値がより高く、さらに同じスワップ額で発生するスリッページも比べて小さいことがわかります。 このように、Wombatはカバレッジレシオを活用したマーケットメイキングシステムでスリッページの改善を行っています。 シングルアセットステーキング また、Wombatは自分がステークしたい通貨一種類をそのままステークできる「シングルアセットステーキング」を採用しています。 このシステムを採用することでユーザーはステーキングの際にペア両通貨を保有する必要がなくなり、ステーブルスワップ側もより安定した流動性を確保することができます。 これに上記のマーケットメイキングシステムがもたらすスケーラビリティや安定性が組み合わさることで、より効率的なイールドファーミングやレンディングが可能になります。 サブシディアリ・プール 2022年はTerraUSDの崩壊をきっかけに、アルゴリズム型ステーブルコインの安全性が疑問視されるようになりました。 そこでWombatは、USDC, USDT, DAI, BUSDの4通貨をメインのステーブルコインプールに指定し、それら以外にはサブシディアリ・プールと呼ばれる別のプールを設けています。 こうすることで、特定の通貨に起因するマーケットメイキングシステムの崩壊リスクを抑えることができる仕組みになっています。 トークン / インベスター / セキュリティ等 $WOMトークンについて Wombatのトークンとなる$WOMは、以下の4つの役割を担っています。 ガバナンス: WOMトークンを所有することで、プロジェクトのガバナンスに参加できる。 流動性インセンティブ: ユーザーは流動性プールにステーブルコインをステークすることでWOMトークンを報酬として獲得できる。 ボーティング・エスクロー(ve): WOMトークンをロックすることで、ステーキング報酬をさらに増やすことができる。 加えて、ボーティング・エスクロートークン($veWOM)の保有者はエアドロップやホワイトリスト、早期アクセス、インキュベーションプロジェクト関連の割引などといった特典を享受することができます。 インベスター・セキュリティ情報 Wombatは上図のベンチャーキャピタルやリサーチ企業から支援を受けています。 加えて2022年Q4には独自のインキュベーションプラットフォームの設立や、周辺プロトコルとの提携などが予定されています。 なおスマートコントラクトのセキュリティの面では、WombatはPeckshield、Hacken、Zokyoの三社によるコード監査を通過したほか、Immunefiとの提携のもとバグバウンティも実施しています。 競合プロジェクトとの比較 Curveなどの代表的なステーブルスワップとWombatの機能的な違いは、具体的に以下のようにまとめることができます。 Curveなどの他のステーブルスワップ Wombat Exchange 流動性プール クローズド型 オープン型 デポジット方法 複数トークン シングルアセット スリッページ 低い さらに低い アセットのスケーラビリティ 限定的 高い アセットの効率 良い さらに良い ペグ崩壊に対する対策 なし あり シングルアセットステーキングで、総ステーク量にも制限がないオープン型はユーザーにとっても参入しやすい点だと考えられます。 また、カバレッジレシオを採用したマーケットメイキングは既存のものよりスリッページ耐性が高く、デポジットされたアセットがより効率的に使われるようになります。 上記で解説した通り、Ellipsis (Curve公認のBNBフォーク)などと比べると単にスリッページが発生するまでの許容額が大きいだけでなく、同じ額で発生するスリッページ自体も小さくなっています。 そして近頃重要視されているステーブルコイン等のペグ崩壊対策も、Wombatはいちはやくメインとサブシディアリにプールを分けることで対応しています。 Wombat Exchangeの使い方 最後に、Wombatの使い方を解説します。まず、ウェブアプリにアクセスすると以下のような画面が表示されます。 右上の"Connect Wallet"からBSCウォレット(近日他チェーンにも対応予定)に接続すると、スワップやプール(ステーキング)が行えるようになります。 "POOL"タブでは流動性プールへのステーキングができ、ボーティング・エスクローあり/なし時のAPRや報酬額が確認できます。 メイン画面右上、"Connect Wallet"の横のボタンからはTVLや取引高、トランザクション履歴などが確認できるアナリティクスページにアクセスできます。 さらにその横の"…"からはエアドロップ情報やドキュメンテーション、各種SNS等へアクセスできるようになっています。 まとめ Wombatは既存のマーケットメイキングモデルに改良を加えることでスリッページ耐性とアセットの効率性を改善したステーブルスワップです。 シングルアセットステーキングによる利便性、サブシディアリプールによる安全性も同プロジェクトの大きな特徴です。 使いやすいUIや、アナリティクス、Medium、ドキュメンテーション等公式が提供する情報が多い点も良いでしょう。 Wombatは現在メインネットローンチを終えてベータ版となっており、今後さらなる機能の追加や他プロジェクトとの提携が期待されます。
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2022/07/14捨て猫保護活動に貢献できるNFTプロジェクト「CatRescue」とは?
CatRescue (キャットレスキュー)は販売・流通収益の50%が捨て猫の保護活動に寄付されるNFTアートプロジェクトおよびDAOです。 プロジェクト初のNFT発行イベントでは、5555体の猫NFTが8月下旬にミントされる予定で、現在は様々なNFTプロジェクトとコラボを行い、WLを配っています。 今回は、そんなCatRescueの共同創業者である佐々木さんにインタビューに応じていただきました。 CatRescue 代表の佐々木さんにインタビュー [caption id="" align="aligncenter" width="517"] CatRescue 佐々木さん[/caption] ――今日はインタビューに応じていただきありがとうございます。早速質問ですが、佐々木さんはCatRescueを立ち上げる前からクリプト業界にいたのでしょうか? 佐々木さん: 2017年のICOブームの時から興味関心はあったんですけど、僕はSaaS事業で起業したり、事業売却をしたりして、クリプト業界からは離れていました。 去年の3月に起業した会社の代表を退任してからしばらく休んで、ブロックチェーンがNFTという形で再注目されて盛り上がっていることを知り、再度興味を持ったのがきっかけでシンガポール法人を共同創業者と起業しました。 ――「NFT」と「猫の保護活動」の二点に焦点を当てたプロジェクトをやろうと思ったきっかけを教えてください 佐々木さん: まず、これまで投機商品としての側面が強かったNFTが色々な課題解決のツールになってきたという点があります。 猫に関してはまず僕自身が捨て猫を拾って飼っていて、保護猫の活動に僕が何か自分ができることで貢献したいという想いから始まっています。 保護猫の活動を推進している団体って世界中いろいろあるんですが、経済的な自立をしている組織はほとんどありません。 ほとんどが寄付に頼っていて、一部の団体はクラウドファンディングや保護猫カフェを運営などの取り組みをしていますが、それも上手くいっているものは少数です。 そこで、NFTの世界だったら経済性と保護活動が両立できるんじゃないかっていう仮説のもとCatRescueをやろうと決意しました。 ――CatRescueが持つ他プロジェクトと異なる特徴はありますか? 佐々木さん:まずは収益の50%を寄付するっていうところですね。加えて、将来は「寄付マーケット」を確立させたいと考えています。 動物の保護に関わりたいとなんとなく思っている人はたくさんいますが、問題は「何をやったらいいかわからない」「いくら寄付したらいいのか」わからないという点だと思うんです。 そこで僕たちが、保護猫関連の活動をするために1匹あたりこれくらい必要ですよと明示して、仲介費ゼロで寄付額の100%が届くマーケットを作りたいと考えています。実際に助けた猫の情報はコミュニティ内で公開したり、数値データを公開したりと、明確で分かりやすい形で保護猫を助けていきます。 CatRescueを中心に保護猫活動に関するお金と情報が巡り、なにより「猫を助けたい時にNFTを買う」っていうアクションができるようになるのが良いと思っています。 CatRescueのNFTに関して ――まずは初期発行として5555体の猫NFTをミントするそうですが、現状の計画はどんな感じですか? 佐々木さん:7月にプレセールを予定していたんですが、今のイーサリアムや世界市場を見ていると一旦様子見した方が良いなと考えています。現在は8/24にプレセール開始予定でマーケティングに注力しています。 また、CatRescueは投機商材としてとらえられがちなNFTのユーティリティ(実用性)に特にこだわっていて、ここの設計に注力しています。世の中にはいろいろなNFTプロジェクトがあるので、投機的なイメージが先行してしまうと、NFTのユーティリティという大事なところが薄れてしまうので、そう見られすぎないよう注意しています。 もちろん、フロアプライスの上昇を期待したNFT投資家の方にもぜひご購入いただきたいですが、それ以外の猫を救いたいというミッションに共感してくれる方にも参加していただきたいと強く思います。 ――CatRescueのNFTにはどんなユーティリティがあるのでしょうか? 佐々木さん:キャットNFTを持っている方たちにガバナンストークンを付与して寄付金の運用に参加できるDAO的なコミュニティ内の意思決定フローを確立したいと思っています。 NPO団体や保護猫カフェ、個人の里親等、集まった寄付金の行き先には結構議論の余地があると考えていて、こういった方針の決定に関われる点がガバナンストークンの特徴です。 加えて、我々はNFTの二次流通の収益も50%寄付するので、猫好きやコレクターの方々の間で盛り上がれば良いなと思っています。 コミュニティを作り、DAOを目指し、そして世界最大の猫コミュニティを目指していきたいです。 自分も猫を飼っていて感じたのですが、トイレ、ごはん、運動や病院といった猫に関する相談をする場所ってなかなかなくて、CatRescueのコミュニティはNFTのことだけでなく、猫好きや猫の飼い主が集まり交流できる場にしたいと思っています。 ――猫のコミュニティだったら普通のウェブサイトやDiscordグループからもスタートできると思うのですが、そこであえてNFTから入るのにはどういった思惑があるのでしょうか? 佐々木さん:まずひとつ大きな理由がNFT自体が今のバズワードにもなっているトレンドなので、PRがしやすいという点があります。やはりプロジェクトが注目を浴びるためには何らかの方法でアテンションを引かなきゃいけないなと。 そして、CatRescueのNFTを「保護猫活動を応援している」っていう象徴にしたいんですよね。 個々の取り組みでNFTアートをやられている方は多いですが、CatRescueは「保護猫を救う」というミッションがあり、それに共感していただいた方のシンボルになりたいです。そうすることで、今まで個々にバラバラに保護猫活動に取り組んでいた人たちと連携し、力を合わせてミッション達成がしやすくなると考えています。 このNFTを「猫が好き!」「保護猫をなんとかしたい」と思っている人の共通認識にして、こういった形で応援することがクールだよね、という世界観を作っていきたいと考えてます。 あとはやはり経済性を維持するためにトークン、メタバース、寄付は大事になるので、ロードマップに入れてしっかり検討していき、三位一体でNFTプロジェクトとして成功させていきます。 コミュニティについて https://twitter.com/CatRescue19/status/1547514469622124544?s=20&t=d4vJE5nQGRbi3vPbmXM_eQ ――NFTは流行り廃りが激しい業界で、市場もマクロ的に下目。こういった状況の中で投機家・投資家・コミュニティを作ってくれる人々の関心を集めるための施策はありますか? 佐々木さん:やはりこういう状況での奇策みたいなものは存在しないなと思っています。 本当に良いモノは不況の中ですごく際立つので、コンセプトを作り、それを伝えていく地道なマーケティング活動をすることが一番大事だと考えています。 不況の波にのまれないよう対策しつつ、いかにやれることをやっていくかだけを考えるようにしています。 ――コミュニティのDAO的な側面として人が集まりエコシステムを稼働させるためのインセンティブ設計についてはどうお考えですか? 佐々木さん:まず、猫好きの方々をいかにたくさん集めるかっていうところで盛り上がり具合が大きく変わると思っています。 「何かインセンティブをあげるから動いてよ」というDAOのインセンティブ信仰は僕あまり信じてなくて、変に盛り上げようとするよりかは単純に楽しめる場を用意するほうが大事かなっていう気がしていますね。 インセンティブってやっぱり短期のモチベーションが強いと思ってて、こういう不況だったらなおさら、どちらかと言えば「楽しい・面白いから参加する」のほうが良いと思うんですよ。 猫好きが盛り上がる猫好きのためのコミュニティをベースにあるうえで、そこからNFTやトークンで経済性の発展にリンクさせていくのが大事かなと。 CatRescue NFTデザインの背景 ――CatRescueのNFTはたいへんこだわったデザインになっていますが、このデザインは裏にどういったコンセプト設計があるのでしょうか? 佐々木さん:まず猫の保護の大切さがわかる数字として、アメリカだと年間300万匹が保護猫として動物シェルターに集められます。 捨て猫たちのイメージって、やっぱり日本でも海外でも「ダンボールに入れて捨てられて、雨に打たれている家なき子」みたいな感じじゃないですか。 我々の子猫はリビール前にはこのダンボールに入った姿でミントされ、成猫になります。これは、実際にダンボールに入れて捨てられている猫がいるのだと、本当に起こっててかわいそうだよね、というのがまずひとつめのメッセージです。 Which cat do you like the best? 😺#WAGSAC #CatRescue #NFTs pic.twitter.com/NwEfEr1bFB — CatRescue NFT (@CatRescue19) June 16, 2022 それからこのNFTの猫たちって目が特徴的じゃないですか? キモい、かわいいと賛否両論あると思いますが、捨て猫ってよく「助けてほしい」と言わんばかりにじっと見てくるんですよね。 目を大きく特徴的にしたのにはこの「あなたの助けを待ってます」というメッセージが込められているんです。 ――ちなみに率直な質問なのですが、なぜ犬ではなく猫にフォーカスしているんですか? 佐々木さん:これには大きく二つの理由がありまして、まずひとつとして猫の方が殺処分されている数が多いんですよね。 これは猫の方が妊娠率が高くて繁殖数が圧倒的に多いからなんです。猫は交尾すると8割9割くらいで妊娠しちゃうから、一気に増えるんですよ。 したがって必然的に殺処分の数も多くなってきちゃうわけです。 それから二つ目が、犬は狂犬病とかもあり登録が義務化されているところが多いですが、猫ってあまり危ない病気もなく登録を義務化するインセンティブがあまりないんですね。 なので野良猫も結局放置されて色々と問題がしやすくなるわけです。 あとはもうひとつ、僕もですが猫好きの熱量って犬好きと比べても異常に高いというのもあります(笑) プロジェクト成長に向けた取り組みも ――Web3のプロジェクトは現実の企業や団体とよくコラボするイメージがありますが、CatRescueでもそういった取り組みは行っていますか? 佐々木さん:そうですね。日本で活動されている保護猫団体やプロジェクト、会社とは常に一緒に動いておいて、今後連携してプロジェクトをやったり、我々から寄付させていただいたりできたらなと考えています。 ――最後になりますが、今後の日本のNFTやペット市場を見据えて、CatRescueはどのように成長していくべきと考えていますか? 佐々木さん:まずは5555体売り切るところからですよね。 その先に今まさに取り組んでいるところで、先ほど話したコミュニティ形成、そしてその盛り上がりを途絶えさせないこと優先していきたいと考えています。 まずこのNFTのコミュニティという二点をしっかり成立させて、その次がおそらく一番難易度の高いトークン設計の部分になると思います。 その先にももちろん「メタバース上に猫の惑星を作って自分たちの猫NFTを3Dで歩かせる」なんて妄想もしています。 長期的には猫トークンの発行、メタバースで助けた保護猫をアバターにすることもロードマップにあります。しかし、現時点ではまずしっかり5555体を売り切ること、そして世界最大の猫コミュニティを作ることが直近の目標です。 CatRescue Infomartion ・Official Website ・Twitter ・Discord
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2022/06/171万円から始められるマイニング投資「FUELMINING」 総額100万円分のキャンペーンも実施中
FUELMINING (フエルマイニング)は、日本でブロックチェーン関連の事業展開や技術開発を行っているFUELHASHが提供するハッシュレンタルサービスのプラットフォームです。 ハッシュレンタルでは、提携のマイニングファームからハッシュレートをレンタルしFUELMININGが代理運用し、発生したマイニング報酬を受け取ることができます。 こちらの記事では、FUELMININGの特徴に加え、現在開催されているハッシュレートプレゼントキャンペーンの概要も解説します。 FUELMININGの公式リンクまとめ 公式ウェブサイト https://fuel-mining.com/mining Twitter https://twitter.com/fuel_hash 運営会社(FUELHASH)公式ウェブサイト https://fuel-hash.com/ FUELMININGの特徴 FUELMININGは投資家がハッシュレートを購入し、代理運用してもらうことでマイニング報酬を受け取ることができるサービスです。 自身で行うマイニングとの決定的な違いとして、自前の設備調達や輸送、電力管理、マイニングファームの運用・保守などをしなくて済むという利点があります。 ハッシュレート自体はFUELMININGが提携するマイニングファームから調達することになります。 [caption id="" align="aligncenter" width="743"] FUELMININGが提供するプラン[/caption] ハッシュレートレンタルの調達プランは1万円、10万円、100万円の三種類が存在します。 提示されている想定利回りは、ブロックチェーンのマイニング報酬を現在の値で固定したときにレンタル代および電気代を差し引いて算出される利回りです。 額の大きなプランになるにつれてハッシュレンタル代が割引されるため、その分想定利回りは高くなっています。 ※追記: 6月14日のプレスリリースでは、上述の全プランすべてが4日間で完売したことが発表されています。 累計4.1億円の資金調達・ビジネスモデル特許など FUELMININGの運営企業であるFUELHASHは、今年1月にLANUNCHPAD FUND, THE SEED, その他複数のエンジェル投資家から累計4.1億円の資金調達をしています。 また、FUELMININGはこの一連のハッシュレンタルサービススキームで、創・佐藤法律事務所から法的メモランダムを得たビジネスモデル特許を取得しています。 ハッシュレートプレゼントキャンペーン FUELMININGは、サービス提供開始を記念して「総額100万円!ハッシュレートプレゼントキャンペーン」を実施しています。 同キャンペーンは下記条件を満たすことで応募でき、抽選50名で2万円分のハッシュレートが当たるようになっています。 / FUELMINING提供開始記念✨ 抽選で50名×2万円分!総額100万円! BTCが増えるハッシュレートをプレゼント🎉 \ 🕰期間:6月30日(木)まで 【参加条件】 ①本ツイートをRT ②@fuel_hashをフォロー ③公式LINEに参加https://t.co/2qd0OOhNid — 株式会社FUELHASH (@fuel_hash) June 14, 2022 FUELHASH公式Twitterをフォロー キャンペーンツイート(上部ツイート)をリツイート 公式LINEに参加 当選発表は2022年7月中旬に予定されており、当選者はTwitterのDMを通して通知があるようです。
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2022/03/30Unique Networkがパラチェーン取得に向けたクラウドローンを実施中、ボーナス報酬もアリ
Polkadot/Kusama上でのNFTエコシステム構築や関連技術の開発を行うUnique Network ($UNQ)が、第15回のPolkadotパラチェーンオークションに向けたクラウドローンを開始しました。 Uniqueはオークションでパラチェーンを取得することで、一定期間Polkadotのインターオペラビリティやスケーラビリティなどの恩恵を享受することができます。 今回のクラウドローンは、パラチェーンの取得に必要なDOTを一般から募り、成功時にプロジェクトのトークン($UNQ)を報酬として支払うというものです。 Uniqueは昨年11月に第14回のオークションも勝ち抜いており、当時は約9000のステークホルダーから約54000KSM (2100万ドル相当)を調達しています。 その際のクラウドローン参加者には、合計約300万QTZ(TGE総発行枚数の8%)が報酬として配布されました。 Unique Network クラウドローンについて Unique Network ($UNQ)が3月14日から実施している第15回Polkadotパラチェーンオークションに向けたクラウドローンの概要は以下の通りです。 トークンアロケーション 150,000,000枚 ロックアップ期間 なし ベスティング期間 20ヶ月間(リニア) ローンのハードキャップ 15,000,000 DOT 今回のクラウドローンにはオークション期間中にDOTをステークすることで参加できます。 報酬には早期参加報酬と基礎報酬の二種類があり、早い段階から参加するほどより多くの報酬を受け取ることができるようになっています。 下図による計算では、総ステーキング数がゼロの状態で1 DOTのステーキングあたり20UNQ、1500万DOTがステーキングされた状態で1 DOTあたり5.28 UNQが報酬として配布されます。 コミュニティボーナス報酬・MintFestについて 上記の基本的な報酬体系に加えて、以下のホワイトリスト条件のいずれかを満たすアドレスは追加で5%の報酬を獲得できます。 2022年3月14日 日本時間23時の時点でChelobrickまたはSubstrapunkのNFTを保有している。 Polkadot NFT Ambassadorバッジを保有している。 姉妹プロジェクト「Quartz」のクラウドローンに参加し、現在Substrateのアドレスを使用している。 Uniqueトークン($UNQ)のパブリックセールに参加し、DOT受け取りアドレスを保有している。 また、NFT発行システム「UniqueMinter」およびブロックチェーン検索エンジン「UniqueScan」のテストネットローンチ記念イベント「MintFest」では、参加でさらに5%の報酬が配布されます。 MintFestには、3月14日 日本時間23時までにUniqueMinterを使用してNFTコレクションを発行することで参加できます。 クラウドローンの参加方法 クラウドローンの参加方法は以下の4種類のサービスからとなっています。 Unique Network Parallel Finance Bitfrost SALP Polkadot.js gate.io クラウドローンの詳細や参加リンクは公式ホームページからも参照することができます。 また、Unique Network/$UNQや、同団体が運営するプロジェクトであるQuartz/$QTZについては、以下のページで詳しく解説していますので、是非チェックしてみてください。 Polkadot/Kusama向けNFTエコシステム「Unique Network ($UNQ)/Quartz ($QTZ)」を徹底解説
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2022/03/24日本発!NFTを利用したP2Eブロックチェーンゲーム「ELF Masters」を徹底解説
「ELF Masters (エルフマスターズ)」は、日本の企業である株式会社HashPortが開発を手掛けるNFTメタバースゲームです。 エルフマスターズはバトルに参加する「エルフ」とプレイヤーのアバターとなる「マスター」で冒険に挑み、モンスターやボスを倒して成長・戦利品を獲得していくゲームです。 このエルフやマスターはもちろんゲーム内の様々なアイテムもNFTとなっており、これらを自分のコロニーに設置できるメタバース的な要素も含んでいます。 こちらの記事では、そんなエルフマスターズのゲーム内容や仕組み、開発状況などについて詳しく解説していきます。 ELF Mastersの公式リンクまとめ 公式ウェブサイト https://elfmasters.com/ ホワイトペーパー https://elfmasters.com/pdf/WhitePaper.pdf Twitter公式アカウント https://twitter.com/ELF_Masters Twitter広報アカウント https://twitter.com/ElfSisters Discord https://discord.gg/dakctpmCRQ LINE@ @866gzihd ELF Mastersの特徴・仕組みを解説! 「ELF Masters (エルフマスターズ)」は、株式会社HashPortが開発・提供する日本発のファンタジーアドベンチャー系ブロックチェーンゲームです。 基盤のブロックチェーンには先日日本国内初のIEOを実施したことで話題になったPaletteチェーンが採用されており、ネイティブトークン$PLTがNFTの売買等の基軸通貨となっています。 Coincheck IEO第一弾「Palette Token」6分で9億3,150万円を突破 エルフマスターズは日本の法規制を遵守したユーザーが安心して遊べるゲームであることに加え、プレイ報酬をインセンティブ化したスカラーシップ制度やゲーム内アイテムNFTを自分の世界に配置できるメタバースなど、話題の要素をたくさん盛り込んでいます。 「マスター」と「エルフ」で冒険に繰り出す PvE/PvP両方アリのバトルシステム エルフマスターズのゲームプレイの基本は、個性あふれるキャラクターNFTを揃えて出陣するターン制のカードバトルです。 このキャラクターNFTにはプレイヤーのアバターとなる「マスター」と、バトルで戦う「エルフ」の2種類があり、一度の戦闘にエルフとマスター3体ずつ、合計6体を使用します。 バトルには、モンスターとのバトル(PvE)と他プレイヤーとのバトル(PvP)が存在します。 モンスターとのバトルでは、多彩なスキルを持つモンスターたちと対決し、勝利することでエルフとマスターを成長させることができます。 モンスターはまれにアイテムをドロップし、探検しているダンジョンをクリアするとNFTとして獲得できる仕組みになっています。ダンジョンの報酬はエルフやマスターのレア度に依存します。 一方、プレイヤー同士のバトルは行動選択に制限時間が伴い、モンスターバトルとは違ったスピード感と戦略が要されます。 しかし、お互いのキャラクターはレベル1の状態で戦う仕組みのため、レア度に依存しないバトルになっています。 モンスターバトルはリリース時に実装、プレイヤーバトルは初回のアップデート時に実装予定となっています。 「エルフ」と「マスター」はカスタマイズ性やレアリティあり NFT貸し借りも可能 マスターには5つの各部位にアイテムを装備することができ、それによって能力や見た目が変わるようになっています。 また、マスターは以下のようにノーマルからマスターレアまで5段階のレア度があり、R(レア)以上からゲームプレイでトークンを獲得することができるようになっています。 同様に、エルフにも同一の5段階のレア度が存在します。レア度の高さに応じて最大第三形態までの進化システムが採用されています。 最終形態まで進化したエルフは、マスターのステータスを補助するだけでなく、マスターと共に敵を攻撃することができます。 キャラクターNFTは、PLTまたはクレジットカード決済で購入する必要がありますが、無料でプレイできるシステムの構築も進んでいる模様です。 またエルフマスターズには、ゲームをプレイすることで報酬を得られるPlay To Earn (P2E)システムを活用して、エルフやマスターを他の持ち主から借りることができる「スカラーシップ制度」が存在します。 メタバース「コロニー」の構築 さらに、ゲーム内外のイベント等で入手したNFTはゲーム内のプレイヤーのメタバースとなるコロニーに設置(ステーキング)することができます。 ステーキングをすると、ゲームスピードの向上などといった効果の恩恵を受けることができます。 ほかにも将来的には、キャラクターの外見や能力といった基礎情報をNFTにすることで、メタバース上で自作のキャラクターを作成することも可能になるもようです。 エルフマスターズの開発状況 エルフマスターズは現在まだ開発状況にありますが、3月17日にはエコシステムの根幹となるNFTマーケットプレイス(PLT Place)がプレオープンされています。 このマーケットプレイスは4月1日に正式オープンし、ゲーム自体は6月中にリリースされる予定となっています。 AMAも頻繁に行われるようですので、気になる方は公式ツイッターやDiscordをぜひチェックしてみてください。 エルフマスターズ 初回プレセール エルフマスターズは、「マスター」と「エルフ」をセット販売するプレセールを4月1日にPLT Placeにて開催します。 今回販売されるのはMR(マスターレア)パックとUR(ウルトラレア)パックの2種類で、詳細は以下の通りとなっています。 販売価格 販売数量 MR(マスターレア)パック 30,000円 500点 UR(ウルトラレア)パック 15,000円 1,000点 決済はクレジットカードと$PLTの両方に対応しています。 同プレセールによるNFTは二次流通が4月中旬、パックの中身のオープンは4月下旬に予定されています。 ELF Mastersの限定NFTや最大10000PLTがもらえるキャンペーン また、現在、HashPort社が提供するPLT Placeがオープン記念のキャンペーンを実施しています。 PLT Placeはクロスチェーンに対応したNFTのマーケットプレイスとなっており、ELF MastersのNFTもこちらのマーケットプレイスで購入が可能になっています。 現在、3月30日までに登録を済ませることで、ELF Mastersのゲーム内利用できるNFTがもらえるキャンペーンを実施中です。 更に、オープン記念として、最大10,000PLT(30万円相当)が当たるキャンペーンも実施しています。 <プレゼント内容> 1等 10,000PLT(5名様) 2等 1,000PLT(50名様) 3等 100PLT(1,000名様) 4等 10PLT(1~3等以外でご応募いただいた方全員) \ 🌟PLT Placeキャンペーン第二弾🌟 / <プレオープン記念> 応募者全員に10PLT&最大10,000PLTが当たる‼️ ぜひご応募ください🍀 ↓詳細はこちら↓https://t.co/BOwlHpyuBt#PLTPlace #PLT #パレットトークン pic.twitter.com/18TpNXUl83 — パレット(Palette)【公式】 (@hashpalette) March 18, 2022 3月27日19時半よりAdmenDAO x CRYPTO TIMES x ELF Mastersの合同AMAも実施 ELF Mastersでは日本向けのAMAをCRYPTO TIMES,そして日本最大級のコミュニティの一つであるADMEN DAOと合同で3月27日19時半より開催することが決まりました。 ELF Masters AMA 3/27 19:30 開催🎉 質問を本ツイートにリプし、#エルマス 運営がAMA中に選んだ質問の中から3名様に限定NFTパックをプレゼント🎁 締切:3/27 12:00 さらに応募条件を満たした1名にNFTパック🎁 📍応募条件 1.本TWをRT 2.@ELF_Masters , @CryptoTimes_mag , @ADMEN_DAO をフォロー pic.twitter.com/PQP4ZGmS4U — ADMEN DAO (@ADMEN_DAO) March 23, 2022 本AMAはAdmenDAOのDiscord内で行われ、ELF Mastersに関して気になる質問などを直接聞くことのできる場となっています。 また、今回はAMA参加者かつ質問者の中から3名にNFTパックが当たるキャンペーンや、応募条件を満たしたユーザーにNFTパックが当たるキャンペーンも実施しているので是非とも参加してみてはいかがでしょうか? AdmenDAOのDiscordはこちらから参加が可能です。
インタビュー
2022/03/07プライバシープロトコル「RAILGUN」を開発するRailgun DAO アドバイザーアランにインタビュー -DCGとの戦略提携やプロトコルの技術について-
Railgun ($RAIL)はブロックチェーン上の暗号資産の保有状況や取引情報を追跡できないようにするプライバシープロトコルおよびDAOです。 RAILGUNは暗号資産メディア「CoinDesk」や有名アセットマネージャー「Grayscale」などを傘下に抱えるクリプト系大企業Digital Currency Group (DCG)との戦略提携を今年1月に発表しました。 同パートナーシップでDCGは1000万ドルの融資に加え、子会社による技術的サポートなどもRAILGUNに提供することになっています。 今回は、そんな大きなマイルストーンを達成したRailgun DAO のアドバイザー、アランにインタビューし、DCGとの戦略提携やプロジェクトの技術・開発状況について詳しい話を聞きました。 取引から資産の保有状況まで非公開・追跡不可にできるプライバシープロトコル「Railgun」について徹底解説! DCGとのパートナーシップについて ―――今回のDCGとのパートナーシップは、トラディショナルな企業と分散型組織(DAO)間の提携という視点でとても革新的なものだと思います。 アラン: そうですね。DCGとの戦略提携は仰る通りとてもユニークです。 RAILGUNをマーケティングしていくにあたり、今回の提携は大口投資家(クジラ)や機関投資家にとってかなり価値のあるものだと思います。 トレーダーとして自分のエッジを守りたいというのは投資機関クラスならなおさらでしょうし、私たちRAILGUNはそうした(秘匿性を保つ)ものを提供しています。 ―――今回の提携の話を進めていくうえで何か特別に大変だったことはありますか? 提携の構造を考えるのはとても興味深い障壁でした。 RAILGUN Privacy ProjectはDAOですから、会社が存在するわけでもなければ、提携先にトークンを渡す権限を持つ中央集権的なチームも存在しません。 なので今回の提携成立には「新たな戦略提携先のためにトークンを発行する」というプロポーザルにDAOメンバーがオンチェーンで投票するということが不可欠でした。 もうひとつとりわけ難しかったのが、提携の話を秘密にするということでした。 先ほどのオンチェーンプロポーザルでは、DCGの名前は「4大企業・ファンドX」という形で伏せていました。 秘密保守の約束を守るためにはとったこの施策でしたが、提携先がDCGだという秘密はコミュニティによるオンチェーン分析でわずか2時間足らずで暴露されてしまいました。 融資や技術援助について ―――今回の提携では、700万ドル分ものステーブルコインがDAOのトレジャリーに直接寄付されます。この使い道は決まっていますか? RAILGUN: いえ、これはもうDAO全体が決めることですね。 個人的な予想としては、この資金はデベロッパーの誘致やマーケティング、ステーキングリワードなどに割り当てられるのではないかと考えています。 ―――CoinDesk (DCG子会社が運営するメディア)による発表では、DCG子会社を通したRAILGUNのバックエンド援助のためのリソース提供が提携内容として挙げられていました。これはどういうものでしょうか? RAILGUN: DCGは暗号資産業界で多岐にわたる子会社を多数抱えていて、私たちはこれらの恩恵を受けることができます。 今回の提携では、DCGがFoundry Labs (マイニングやステーキング系ソリューションを提供する会社)などの子会社をフルに活用してRAILGUNをサポートしてくれることになっています。 私たちはマルチチェーンでのテスト環境・ノードの構築や、DEX統合のためのSDKのドキュメンテーション作成など、すでに様々な面でこのサポートを享受しています。 特に、Foundry Labsに関してはマイニングやステーキング以外の分野でもエキスパートとして活躍してくれています。 RAILGUNプロジェクトについて ―――RAILGUNの根幹技術である「アダプトモジュール」とはなんですか?どういう仕組みで、何に使われているのでしょうか? RAILGUN: アダプトモジュールはRAILGUNが外部のスマートコントラクトを呼び出すために使うものです。 RAILGUNのSNARK証明にはこのアダプトモジュールIDを添付する欄があり、これでUniswapやCompoundなどの外部コントラクトを呼び出すための指示を暗号化することができます。 例えば、ユーザーがRAILGUNを通してDAIをCompoundにデポジットするとします。 このとき、デポジットする分のDAIをウォレットから引き出すSNARK証明のアダプトモジュールID欄に、実際にCompoundでデポジットを実行する指示も記載します。 オンチェーンのプロセスではRAILGUNのSNARKトランザクションがまずはじめに処理され、DAIをウォレットから差し引き、受け取ったcDAIをRAILGUNのウォレットに送ります。 「ゼロ知識証明とzk-SNARKs」を初心者にもわかりやすく解説! ―――同様に「リレーヤーネットワーク」はどのような仕組みで「ガスの支払い履歴追跡による取引当事者の特定」を防ぐのでしょうか? RAILGUN: リレーヤーとウォレットクライアントはStatus.im開発のWaku P2Pネットワーク上にメッセージを送信し合うことでコミュニケーションをとります。 リレーヤー側は、手数料として受け付けるトークンの種類を自身のパブリックアドレスと共にWakuネットワークのリレーヤーチャンネルに公開します。 クライアント側はこのリレーヤーチャンネルのオファーの中から最安値の手数料を選び、未署名のトランザクションを生成します。 この未署名のトランザクションには「クライアントが実際に行うトランザクション(送金等)」と「リレーヤーへの手数料の支払い」の2枚のゼロ知識コミットメントノートが含まれています。 そしてこの未署名のトランザクションはWakuネットワークのトランザクトチャンネルに送信されます。 代わってリレーヤーはこのチャンネルを確認し、自分が受け付けることのできるトランザクションを探します。 該当するトランザクションを見つけると、表示されている手数料が「トランザクション処理にかかるガス+自身の利益」を確保できているか確認し、OKならトランザクションに署名、対応するブロックチェーンに送信します。 ユーザーエクスペリエンスについて ―――イーサリアムではガスの高騰が大きな問題となっています。RAILGUNはこういったガス問題を緩和するための技術開発には取り組んでいますか? RAILGUN: RAILGUNの貢献者たちの間では、色々と面白い暗号技術が話題に挙がります。 例えばその中のひとつにあたるZCashのHalo 2はzkSNARKの反復を可能にする技術で、複雑なトランザクションにかかるガスを大幅に減らせるソリューションとして今注目されています。 ―――ユーザーが税務や監査の一環でRAILGUN上で実行したトランザクションの存在を証明しなければいけないケースもあると思います。RAILGUNではこうした証明は可能ですか? RAILGUN: はい、もちろんです。ユーザーはRAILGUN上でトランザクションの履歴を証明として生成できます。 この履歴へのアクセス権は、トランザクションの実行主であるユーザーだけが決めることができるようになっています。 「自分のフィナンシャルデータを誰が見れるのかは自分が決める」これはRAILGUNエコシステムの大きな特性のひとつです。 マルチチェーンやNFT管理など、プロジェクトの開発状況について [caption id="" align="aligncenter" width="800"] RAILGUN 2022年のテクノロジーロードマップ[/caption] ―――RAILGUNは様々なチェーンに対応していますが、現在予定されているPolkadotとSolanaの後はどこを考えていますか? RAILGUN: RAILGUNのスマートコントラクトシステムの美しいところは互換性の良さで、alt_bn128と呼ばれる計算を実行できるチェーンであればどのチェーンでもRAILGUNに適合できます。 また、現時点でのスマートコントラクトコードはEVMベースのものですが、ほかの言語にもポーティングすることが可能です。 私たちRAILGUNはNearやAvalanche、Terraなどの新興L1チェーンにも注目していますが、マルチチェーンにおいては幅だけでなく奥行も大事にするようにしています。 なので、現行のチェーンでユーザーがRAILGUNの真価を十分に体験できるような統合環境を構築することのほうが重要なのではと考えています。 ―――RAILGUNではNFTの管理も可能になると聞いています。これはどのような仕組みでなのでしょうか? RAILGUN: はい、その通りです!RAILGUNでは、NFTの所有や取引をプライベートに行うことができるようになります。 ERC20トークンとNFTの暗号技術とスマートコントラクトシステムはそれほど変わりのあるものではなく、どちらも同じマークルツリー下で管理してガス削減、匿名性向上を実現しています。 まとめ 今回発表された戦略提携はトラディショナルな大企業とDAOの提携で、交渉の段階からこれまでとは違ったプロセスや障壁のある珍しいものということでした。 RAILGUNは今回の提携を通して機関投資家層のユーザー獲得やプロジェクトのさらなる発展に注力していくものと思われます。 RAILGUNプロジェクトの詳細については、以下の公式リンクからも確認できます。 RAILGUN公式リンク Webサイト Twitter Telegram Medium
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2022/02/10マルチチェーン総合DeFiプラットフォーム「Sphynx」とは?特徴と仕組みを徹底解説!
Sphynx ($SPHYNX)はトークンスワップからファーミング、ステーキングまで網羅した総合型DeFiプラットフォームです。 加えてローンチパッドやくじ引き、NFTなどSPHYNXトークンを基軸とした様々なサービスが展開されています。 また、複数チェーンへの対応、ブリッジ機能も存在し、マルチチェーン化にも対応しています。 こちらの記事では、そんなSphynxの特徴やトークン周りの仕組み等について詳しく解説していきます。 Sphynxの公式リンクまとめ 公式ウェブサイト https://sphynxlabs.co/ Telegram https://t.me/sphynxswap Telegram(Japan) https://twitter.com/SphynxLabs Twitter https://twitter.com/SphynxLabs Twitter(Japan) https://twitter.com/SphynxJp ホワイトペーパー https://sphynxtoken.co/static/media/whitepaper.42fdf279.pdf ローンチパッド 概要ドキュメント https://thesphynx.co/Sphynx%20Swap%20Launchpad%20v0.2.pdf Medium https://medium.com/@SphynxSwapCo Discord https://discord.gg/ZEuDaFk4qz Sphynxの概要・特徴を解説 SphynxはSuhiswapやUniswapのような、トークンをスワップしたり流動性提供したりできるプラットフォームです。 ローンチパッドやブリッジ機能なども備えたSphynxは、すべてがこのプラットフォーム上だけで完結するオールインワンソリューションの提供を目指しています。 以下では現段階でSphynxがすでに提供を開始したプロダクトをひとつひとつ詳しく見ていきます。 スワップ・ファーミング・ステーキング Sphynxの自動マーケットメーカー(AMM)では、主にSPHYNXやBNB、CAKE、BUSD等のスワップトレードができます。 特定のトークンペアをステークする流動性提供(ファーミング)ももちろんあり、記事執筆時点ではSPHYNX-BNBペアやSPHYNX-BUSDペアが存在しています。 さらにトークン単体のステーキングも用意されており、現在はSPHYNXのみが存在します。 こちらは、報酬として獲得したSPHYNXをそのまま自動で再ステークしていくものと、都度手動で受け取れるもの2種類が用意されているのが特徴的です。 マルチチェーン対応・ブリッジでのスワップも可能 Sphynxは、オールインワンプラットフォームとして欠かせないマルチチェーン対応に力を入れており、プラットフォームのブリッジ機能からは様々なトークンをBSC-ETHチェーン間で変換できるようになっています。 またスワップ等のサービスで利用できる対応チェーンは現在以下の13種類となっており、メジャーなチェーンの多くをカバーできています。 ロードマップによると対応チェーンの数は今後もさらに増えるもようで、様々なチェーンでの処理をワンストップでできる利便性が期待できます。 ユーティリティを備えたNFT「Sovereign Sphynx Council」 またSphynxは「Sovereign Sphynx Council」と呼ばれるNFTを発行しています。 このNFTには、保有者にプラットフォーム上での様々な特典をもたらすユーティリティが付与されています。 Genesis Sphynxは同プロジェクトで初めて発行されたERC-721規格のNFTで、2083枚存在します。 Genesis Sphynxの保有者は、上述のイーサリアム-他チェーン間のブリッジの利用手数料の一部をリワードとして受け取ることができます。 さらに、もうひとつのNFTシリーズ「Scion Sphynxes」購入のホワイトリストもこちらのNFT保有で通過できるようになっています。 Scion SphynxはBSCブリッジローンチと同時に発行が始まったBEP-721規格のNFTで、合計6805枚存在します。 Scion Sphynxの一番の魅力は、後述するSphynxのローンチパッドへのホワイトリストを優先的に通過できるところにあります。 ホワイトリストに入れるプロジェクトの数はNFTのレア度に応じて決められています。 以上に加え、Genesis/Scion両方とも保有者はNFTドロップやプライベートグループへの招待など、様々な特典が用意されています。 ローンチパッド Sphynxではローンチパッド(プリセール)およびフェアローンチの2種類が定期的に開催されています。 トークンセールへの参加権はSPHYNXトークンの保有(300,000枚)または上述のScion Sphynx NFTの保有特典で得ることができます。 それぞれのセールに関したリターン等の情報がわかりやすく表示されるページも用意されています。 また、ローンチパッド・フェアローンチ共にセールを行いたいプロジェクトはフォーム入力で簡単に申し込むことができるようにもなっています。 さらに、トークンセールの条件に応じたトークンのロックやベスティング周りも同プラットフォーム上から管理できるようになっています。 Lottery 他にもSphynxが展開するサービスとして「Lottery(宝くじシステム)」があります。 こちらは5USD相当のSPHYNXを支払って参加するゲームとなっており、購入したチケットの番号6ケタと当選番号に応じて賞金がもらえる仕組みとなっています。 毎週月曜日から24時間ごとに番号が一桁ずつ発表され、週の終わりに結果がわかるようになっています。 チケットの支払いに使われたSPHYNXの100%が賞金となり、さらに当選者のいない月のプールはそのまま翌週に持ち越されます。 $SPHYNXトークンについて SPHYNXトークンはSphynxプラットフォームの様々なサービスを利用する上で必要になるユーティリティトークンです。 初期発行枚数は10億枚で、内訳は以下の通りとなっています。 チーム 6% 流動性 & プリセール 44% プライベートセール 20% 取引所 15% マーケティング 5% バーン 10% プライベートセール(2億枚)で調達された資金のうち70%が流動性、30%がマーケティングに使われるとされています。 同様にプリセールで調達された資金は流動性に75%、マーケティング25%とされています。 Sphynx プロジェクトの開発状況・ロードマップ すでに様々な機能やサービスが実際に動いているSphynxですが、外部プロジェクトとの提携や新たな開発がどんどん進んでいるようです。 今年の1月下旬にはオラクルプロバイダ「Chainlink」の技術統合が発表され、Chainlinkツイッター上でも取り上げられました。 こちらはChainlinkが開発する「Verifiable Random Function (VRF)」という技術の統合で、Sphynxのサービス運営に欠かせないランダム関数をより安全にするものです。 VRFはPolygon上のSphynxネットワークで使われ、Sphynx NFTや開発中のNFTゲーム「Sphynx Wars」のランダムジェネレーションに活用される予定です。 ランダムネスに応じて生成されるNFT等にとって、特定のパターンが現れることのない乱数をVRFが提供する仕組みはとても重要なものといえるでしょう。 Sphynx Warsでは、ゲーム内でのバトルにおける攻撃や防御などのランダムネスにVRFが使用される予定です。 ロードマップ Sphynxはトークンセールをはじめスワップやブリッジ、ファーミング等の主要なプロダクトやNFTのローンチ、情報サイトへのリスティング、コントラクトの監査等様々なタスクを現段階ですでに完了しています。 今後予定されている大きなマイルストーンには、プラットフォームのインハウスウォレット「Sphynx Wallet」や、価格やイベントの特定の結果にベットする「プリディクション」のローンチなどが予定されています。 マルチチェーンへの注力に関しても、今後さらに対応チェーンが増えるようです。 まとめ Sphynxは一般的なDeFiプロダクトからNFT、ローンチパッド、ベッティング系など広い範囲を網羅し、さらに数多くのブロックチェーンに対応しているプラットフォームです。 まだ利用者数は少なくUI/UXも改善の余地がありそうですが、あらゆる目的もここ一か所で済む「オールインワンソリューション」の提供にかなり力を注いでいることが伺えます。 複数チェーン上で流動性が確保され、トークンへの需要が高まってくると、ローンチパッドやベッティングサービス等も盛り上がるのではないかと予想できます。 また、サービス特典の多いNFT、さらに今後それを使ったゲームが出てくる点なども注目に値します。