注目のNFTゲーム『GasHero』始めてみた!| GasHero体験記
boarding bridge
– 著者: Kurigohan (@Ha_8_Ru)
「Move to Earn」で世界を席巻した『STEPN』の開発元であるFind Satoshi Lab(FSL)による新作Web3ゲーム『Gas Hero』。
2024年1月にローンチされ、Web3ゲーム界隈の話題をさらったこのゲームは一体どんなゲームで、どれくらい稼げるのでしょうか?
こちらの記事では、著者が実際に『Gas Hero』を始めてみての体験談をレポートします。
- この記事でわかること
- ▶︎ Gas Heroのゲーム内容、始め方
▶︎ Gas Heroの日々のゲームプレイと稼ぎの実態
Gas Heroとは?
Gas Heroは戦略性の高いオートバトルゲームです。
2084年の近未来が舞台で、AIによる世界滅亡の危機が迫る中、Gas Heroと呼ばれるヒーローが人類救出のために戦うというストーリーが設定されています。
ゲーム自体はシンプルなオートバトルながら、自分が基地を置く場所を選び、PvEやアイテムの取引でヒーローを強化し、協力プレイやPvPに挑む、といった様々な遊び方ができる設計になっています。
Gas Heroについての詳しい概要はホワイトペーパーにまとめられていますので、興味のある方はチェックしてみてください。GasHero Whitepaper
Gas Heroとの出会い
私はもともとAxie InfinityやSTEPNなど話題になったNFTゲームはひと通りプレイしてきたため、Gas Heroも情報公開の時点から気にはなっていましたが、始めるために必要なNFTが高額ということを知り、様子見のスタンスをとっていました。
しかし、2024年1月はじめにローンチされると、ローンチと同時に参入された方々の爆益報告がXに飛び交うのを目の当たりにして、このチャンスを見逃すわけにはいかない!ということで参入に至ります。
ゲームに必要なNFTの購入
Gas Heroを遊ぶためにはまずBCV (Base Construction Vehicle) という拠点建設車両のNFTが必要となります。
さらに、ゲームを進める上で最低1体はヒーローのNFTも必要となります(最初に無料のヒーローが3体もらえますが、寿命が短く、長く使うことはできません)。
私の場合は2024年1月9日にBCVとコモンのヒーローNFT3体を購入してGasHeroに参入しました。
関連記事:GasHero(ガスヒーロー)の始め方|NFTの購入方法や初期費用も解説
当時は1GMT = 約47円だったため、2,140 GMTだったBCVの価格は約10万円、購入したヒーローNFTの価格は3体合わせて7,999 GMTで約37万円、ヒーローに持たせる武器(×2)の購入に3,937 GMTで約18万円、さらに、ヒーローのレベルを上げるためのヒーローポーションと呼ばれるアイテムを最初に購入するのに2,800 GMTで約13万円と、全部合わせて約60万円!今まで私が経験したNFTゲームの中でも類を見ないほど高額となりました(現在はNFTの価格は当時よりもかなり落ち着き、参入しやすくなっています)。
どのヒーローのNFTを選ぶかはゲームを進める上で非常に重要な要素なので、以下の記事などを参考にポイントを押さえて購入することをオススメします。
Gas Hero(ガスヒーロー)ヒーローNFTの選び方|押さえるべき6つのポイント
コミュニティに参加し、自分の基地を建設
GasHeroの大きな特徴として「コミュニティ」の要素が挙げられます。
GasHeroの世界は、都市 > 地区 > ギルド > クラン > ベースという単位に分かれており、BCVを使って地上に出る際に、自分のベースをどこにするかを選択する必要があります。
適当に選択することもできますが、特定のコミュニティに所属したプレイヤーが集まったクランに入ると追い出されるリスクもありますし、クランアドベンチャーやギルドアドベンチャーといった協力プレイでは強いプレイヤーが多くアクティブなコミュニティの方が獲得できる報酬の期待額も大きいため、事前にGas Heroを集団でプレイしているコミュニティに実際に所属した上で、自分のベースを置く場所を決める(あるいは指定して決めてもらう)のがオススメです。
私の場合は既にGas Heroを始めていた知り合いからいくつかのコミュニティを紹介してもらい、boarding bridgeさんのGasHeroギルド「qq」に入れてもらいました。
所属コミュニティでは日々discordでゲームに関する情報交換が行われる他、コミュニティメンバーを対象としたギブアウェイなども実施されており、ゲームを進める上で非常に有益な場となっています。
いざゲーム開始!
必要なNFTも買い、コミュニティにも所属したことで、いよいよゲームを始める準備が整いました。
Gas Heroには複数の稼ぎ方がありますが、一番基本となるのはパーソナル・アドベンチャーで資源(ヒーローポーションなど)を獲得して、それをマーケットで販売してGMTを得る、というものです(いわゆる「農民プレイ」)。
下記の写真の通り、パーソナル・アドベンチャーにはステージと難易度があり、それによって獲得できる報酬の量が異なります。さらに、各ステージにはNFTのレアリティや保有数など複数の要素によって決まる「ストレングス」の条件があり、それを満たさないステージには挑戦することができないようになっています。
また、個人アドベンチャーを1回プレイするとエネルギーを5消費するようになっています(エネルギーは6時間ごとに上限値の25%回復)。エネルギーの上限は24を初期値として、ヒーローの保有数と基地レベルによって変化します。
私の場合は、購入したヒーローでクリアできるパーソナル・アドベンチャーの最大がEasyの#4だったため、日々AIファクトリー(ステージの1種)のEasy #4を周回する形でプレイを続けました。エネルギーの上限値は25.5だったため、1日にこなせるアドベンチャー数は5回、1回あたりポーションが6~7稼げたので、1日約30ポーション、当時の価格でだいたい9,000円ほどでした。
この金額が永続的に稼げたらよいのですが、Gas HeroのNFTには寿命があり、コモンのヒーローNFTの場合は20日で使えなくなってしまいます(なお、GenesisのNFTは寿命なし)。
つまり、20日の期限内にどれだけ投資額を回収できるかの勝負になるわけですが、上記の稼ぎだけではポーションの価格がずっと維持されたと仮定しても20万円弱程度、投資額には遠く及びません。
そのため、新たにヒーローが生成できるブリードを行ったり、クラン全員で戦闘に出向き報酬が獲得できるクラン・アドベンチャー(クランチーフになれるレベルではなかったため、おこぼれをもらう形)に参加したりすることで追加報酬を狙いました。
ただ、やはり参入時期が悪く、NFTをかなり高値掴みしてしまったこと、そして、途中から突然のルール変更があり、回収効率が悪化したことでヒーローの寿命が尽きるまでに獲得できたGMTは初期投資額の半額程度となってしまいました。
しかしながら、1度ヒーローの寿命が尽きた後に引退するか、追加投資をするかで悩んだのですが、まだGasHeroという壮大なゲームの極々一部しか体験していないと感じたこともあり、思い切って追加投資を行いました。
初期よりもNFTの数も増え、レアリティも上がったことで、クランチーフになって税収が得られたり、新しく始まったPvPである程度勝てたり、ブリードの楽しみが増えたりと、楽しみ方の幅が広がったように感じています。
まとめ
現在、ローンチ直後に比べてNFTの価格が落ち着き、参入のハードルが下がってきました。
PvPなどの新しいコンテンツも追加され、今後ゲーム内容のより一層の充実も期待されています。
Web3ゲームとして非常に挑戦的な仕組みを盛り込んだGas Heroというゲームが今後どのように展開していくのか、一プレイヤーとして楽しみながら見守っていきたいと思います。
本記事を通じて興味を持った皆さん、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか?