韓国、過去三年で取引所7件・ウォレット158件のハッキング被害が発生していたことが明らかに
2018/10/10・
Yuya
ニュース
仮想通貨大国・韓国で、2016年から通算165件(取引所7件、ウォレット158件)のハッキング被害が報告されていたことが、同国警察の調査からわかりました。
調査によれば、取引所における不正引出しの被害額は年々増加しているとされ、2016年の総被害額約27万米ドル相当に対し、今年は現時点で既に6300万米ドル相当に達しているといいます。
韓国では今年6月に大手仮想通貨取引所のCoinrailとBithumbが相次いでハッキングの被害に遭い、両者合わせて7000万米ドル相当(報道当時)の仮想通貨が盗み出されました。
ウォレットのハッキング被害に関しても、三年分の合計158件のうち62件が昨年のものであるのに対し、今年では現時点で既に91件を記録しているとされています。
韓国ではブロックチェーン技術に積極的に投資を行い、デジタル資産関連の法整備に力を入れていますが、立ち入り捜査などをベースとした現在の監査は未だあまり結果を出せていないものとみられます。
記事ソース: Total of 7 Crypto Exchanges and 158 Wallets Hacked in South Korea, Police Find