仮想通貨取引所は複数登録しよう!口座分散の5つのメリットとは?
Crypto Times 編集部
こんにちは、kaz(@kazukino11111)です。
CryptoTimesの読者であれば仮想通貨取引所の口座(アカウント)を一つもしくは複数保有しているかと思いますが、「口座を複数保有することによる優位性」について考えた事ありますか?
今回の記事では、なぜ仮想通貨取引所の口座を複数持っていた方が良いのかという理由を紹介していきたいと思います。
目次
仮想通貨取引所を複数開設しておくべき5つの理由
みなさんは口座を複数用意しておくメリットはどこにあると思いますか?実は、そのメリットはたくさんあるんです。
取引所ごとに銘柄や機能が異なっている
これはシンプルな理由ですが、取引所によって対応している通貨の種類に差が出てきます。
ビットコインやイーサリアムなど時価総額が大きい通貨であれば比較的どこでも取引できますが、マイナーな通貨や新しい通貨は取り扱う取引所が限られてきてしまいます。
そこで、複数の取引所に口座を保有しておけば、好きな通貨に分散して投資したり、数多くの選択肢から選ぶという事が可能になります。
さらに、取引所によって積立投資ができたり、仮想通貨で商品を購入したり、無料で仮想通貨をもらう事もできたりします。それぞれの取引所がオリジナリティを出すために様々な機能を追加しているので、こちらも色々試してみる事をおすすめします。
新しい通貨の上場が決まってからそこの取引所の口座を開設するとなると間に合わなくなってしまうので、今のうちから複数の口座を持っておきましょう。
それぞれを比較して判断する事ができる
これはどの取引所にも言える事なのですが、それぞれの取引所にはそれぞれの機能やクセがあり、使ってみて始めて実感するというものも多くあります。
取引所についてレビューしている記事は数多く存在しますが、やはり人によって好みは分かれるため、自分で試してみてから判断するのがベストでしょう。
複数の取引所を試してみて、最終的に自分がメインで使う取引所を選んでみるというのも一つの手かもしれません。
リスク分散
リスク分散は仮想通貨投資において非常に重要なファクターです。一つの取引所に自分の全資産を置いておくのは非常にリスキーだという事をご存知でしょうか?
例えば、取引所がメンテナンスやサーバーダウンに突入した際、その期間中は取引や入出金を行う事ができなくなってしまいます。
さらに、Mt.GOXやCoincheckの事件に代表されるように、仮想通貨取引所はハッキングの対象となりやすい存在です。もし、これらの取引所に預けている資産がハッキングに遭った場合、その資産が手元に戻ってくる可能性は決して高いとは言えません。
取引所のセキュリティを判断するポイントって? – CRYPTO TIMES
これらの被害を防ぐためにも、取引所の口座を複数用意しておき、資産もある程度分散させておく事が重要となってきます。
さらに、「2FA認証」などを設定する事でセキュリティをさらに強化する事が可能です。
【仮想通貨のセキュリティ対策】ビットコインなどの資産を安全に管理 – CRYPTO TIMES
アービトラージができる
アービトラージは日本語で「裁定取引」と書く取引方法で、取引所間に発生する価格の差を利用して、利益を獲得する方法になります。
例えば、B取引所で1BTCの価格が90万円だったとします。そして、C取引所では100万円で取引されていると仮定します。
この場合、B取引所で1BTCを購入→C取引所に送金→C取引所で1BTCを売却という流れを経ると、10万円の利益を得る事ができます。
この価格差は常に利益を出せるほど開いている訳ではないので、定期的にチェックする事が必要になってきます。また、購入や売却に手数料がかかる事があるので、それを考慮した上で実行に移す事をお勧めします。
アービトラージは複数の取引所の口座さえ持っていれば、ローリスクで手堅く利益を得られる事ができる取引方法です。
ハードフォーク時に有利に
仮想通貨は「ハードフォーク」と言って分裂をする事があります。ビットコインキャッシュやイーサリアムクラシックはハードフォークの結果誕生した通貨です。
この他にもマイナーな通貨のハードフォークは頻繁に行われています。これらのハードフォークに対応するかどうかは取引所の判断に任せられているので、取引所によっては取り扱わないところも出てきます。
また、取り扱い取引所の中でも、その通貨が取引可能になる日時に差があるので、使う取引所によっても利益に差が出てしまう事になります。
しかし、複数の口座を持っていれば、ハードフォークにもっとも早く対応する取引所を選ぶ事ができます。
複数の仮想通貨取引所に登録するときの3つの注意点
複数の取引所に口座を持つ際には気をつけなくてはいけない点がいくつかあります。ここではそのうちの3つを紹介します。
パスワードは必ず分散する
登録の際に使用するパスワードは必ず取引所ごとに違うものにしましょう。これは、一つの口座の情報が流出してしまった際に、他の口座がハッキングされるのを防ぐためです。
いくつものパスワードを覚えるのはめんどくさいと思う方もいるかもしれませんが、全ての取引所で同じパスワードを使用するのは非常に危険なので避けましょう。どうしても覚えられないという人はパスワード管理アプリなどを使う事をおすすめします。
また、パスワードには誕生日や名前などと言った推測されやすい文字列は使わないようにしましょう。
メールアドレスもできるだけ分散する
こちらもパスワードと同じ理由です。全ての取引所で同じメールアドレスを使っていると、そのメールアドレスがハッキングされた際に全ての口座にログインされてしまいます。
しかし、こちらはパスワードと違ってメールアドレスを用意する必要があるので無理に分散する必要はありません。可能な範囲で違うメールアドレスに分散する事をおすすめします。
必ずURLをブックマークしておく
取引所のウェブサイトはよくフィッシング詐欺の手口に利用されます。その手口としては、取引所のウェブサイトに似たデザインとURLで利用者を誘導し、金銭を振り込ませるというものです。
この場合、URLはじっくり見ないと気づかないという場合も少なくないです。また、そのサイトが本物かどうかを毎回判断するのも面倒なので、いちいち検索するのではなく、ブックマークに登録しておきましょう。
最低限登録しておくべき国内取引所3選
複数の取引所、と言うけれどどの取引所に登録すればいいかわからないという方はまず以下の取引所から始めてみましょう!
bitbank
人気 | 取引手数料 | 取扱通貨 |
---|---|---|
★★★★☆ | 全ペア取引手数料無料キャンペーン中 | 6種類 |
bitbankはアルトコインが取引所で取引できる他、先物取引も可能なので、多くのユーザーから支持を集めています。とにかく安く買いたいという方にはおすすめです。
bitFlyer
人気 | 取引手数料 | 取扱通貨 |
---|---|---|
★★★★★ | 0.01〜0.15% | 販売所「18種類」取引所「6種類」 |
言わずとしれた国内最大手のbitFlyerは、国内最大の利用者数と取引高を誇ります。大手企業からの出資も受けています。
BITPoint
人気 | 取引手数料 | 取扱通貨 |
---|---|---|
★★★☆☆ | 取引手数料無料 | 5種類 |
bitpointでは国内の仮想通貨取引所で唯一MT4に対応している事から、FX利用者に支持されています。また、最近では積極的に海外展開も進めています。
登録推奨!おすすめの海外取引所3選
国内の取引所には複数口座を持っているという方は少しレベルアップして海外の取引所にも登録して見てはいかがでしょうか。
Binance
おすすめ度 | 取引手数料 | 取引高 |
---|---|---|
★★★★★ | 0.005〜0.1% | ★★★★★ |
世界一の取引高を誇るBinanceは今もっとも勢いがある仮想通貨取引所として注目されています。独自通貨のBNBコインをはじめとして魅力的な機能が揃う同社のサービスは体験する価値アリです。
OKEx
おすすめ度 | 取引手数料 | 取引高 |
---|---|---|
★★★★☆ | 0.20% | ★★★★★ |
中国の大手仮想通貨取引所で、日本のbitbank Tradeとも提携しています。数多くの通貨を取り扱っており、様々な通貨に触れて見たいという方におすすめです。
Bibox
おすすめ度 | 取引手数料 | 取引高 |
---|---|---|
★★★☆☆ | 0.05〜0.1% | ★★★☆☆ |
独自トークンの発行やそれによる特典付与など、現時点ではBinanceの特徴とかぶる点が多いBiboxですが、今後さらなる成長が期待されています。
まとめ
今回は複数の仮想通貨取引所にアカウントを持っておけばリスク分散にもなるし、様々な面で便利だという事をご紹介しました。
仮想通貨ライフを快適にかつ、効率的にするためにも複数のアカウントは必須になってくると思います。
日本の取引所は口座開設に本人確認やハガキの受け取りなど色々と面倒な手順を踏まなければなりませんが、海外の取引所では数分で登録が完了してしまうところもあるので試しに開設してみるのも良いかもしれません。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!