
2023年Q1:仮想通貨関連企業、153社が総額約1325億円を調達

Crypto Times 編集部
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2023年第1四半期に資金調達をおこなったWeb3/仮想通貨関連企業は153社にのぼり、総額で9.86億ドル(約1,324億円)が投資されたことが分かりました。
Outlier Venturesが公開したレポートによると、資金調達を実施した企業の数は前年Q4よりも28社多く、調達額に関しても13%増加したとしています。
インフラ系プロジェクトが昨年Q4と比較して16%以上多く資金調達を実施するなか、DeFiは資金調達を実施したプロジェクトの数は増加したものの、調達総額は前年Q4から16%減少。分野によって異なる結果となりました。
関連:イーサリアムL2「Scroll」、5000万ドル(約68億円)を資金調達
最も大きな変化が見られたのはNFT分野で、レポートによると、昨年Q4から今年Q1にかけて同分野の資金調達額は50%以上が減少し、資金調達実施プロジェクトの数は30%以上減少したとしています。
CryotoSlam!のデータではEthereum上のNFTの販売額は過去1年間でやや上昇傾向にあり、マーケット自体の評価には、異なる複数の視点を持つ必要があることが分かります。

Ethereum上のNFTデータ | 画像引用元:https://www.cryptoslam.io/
トークン販売に関しては、2023年Q1で 13 のトークン販売が実施。これは、20222年Q4の4件から3倍以上の増加となります。
先日、レイヤー1プロジェクトSui NetworkがBybitやOKX、Kucoinで$SUIトークンのIEOを実施することを発表しました。Suiを手掛けるMysten Labsはこれまでa16zなどから400億円以上の資金調達を実施してきた企業です。
関連:旧Libraメンバー在籍のSui、仮想通貨(トークン)販売の実施を発表
今後、十分な資金を調達し開発等に資金を活用したプロジェクトによる本格的なローンチが順次行われる可能性があり、マーケットの動向に注目が集まります。
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記事ソース:Outlier Ventures
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