「AIバブルの天井」か?Claude開発元が11月にも米史上最大級IPO

2026/10/27・

よきょい

「AIバブルの天井」か?Claude開発元が11月にも米史上最大級IPO

対話型AI「Claude」を開発するアンソロピックは10月26日、米証券取引委員会(SEC)にS-1登録届出書を提出しナスダックへの上場を申請しました。ティッカーは「ANT」で、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが主幹事を務めます。

公開価格や募集規模は未公表ですが、市場では11月の上場が予想されています。米国史上最大級の新規株式公開(IPO)になる可能性があるとされています。

仮想通貨取引プラットフォームのLiquidでは申請発表後に同社の示唆評価額が約2%下落し、1.88兆ドルとなりました。Better Marketsは上場前の参考株価を2,967.92ドルとし、独自の算出方法で約1.43兆ドルの評価額としています。届出書によると2026年上半期の売上高は163億ドルで、前年同期の約11.6億ドルから大幅に増加しました。4〜6月期は9億7,400万ドルの営業利益を計上した一方、転換社債の評価替えなど非現金要因により663億ドルの純損失となっています。

Moonrock Capital創業者のサイモン・デディック氏は、上場が「AIバブルの天井」になるか、民間市場で最大級の富を生む出来事になり得るとの見方を示しました。初期投資家や従業員が得た資金の一部が、スタートアップや仮想通貨など他の市場へ向かう可能性も指摘されています。

一方、届出書ではアマゾンやグーグルなどとの数千億ドル規模に及び得る計算資源契約が財務上のリスクとして示されています。同社は、需要が弱まれば最低支払い義務を果たせなくなる恐れがあると警告しています。

目論見書には一部株主が初日から限定的に売却でき、段階的に制限が解除される異例のロックアップ(上場後の売却制限)が盛り込まれています。一部の投資家の制限は最長180日、共同創業者や一部の大株主は最長365日とされています。売却が数カ月に分散する可能性がある一方、募集規模が未確定のため各段階で市場に出る株式の金額は分かっていません。

仮想通貨市場への資金流入の有無も、今後の上場条件次第となりそうです。

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