半導体株の反発はあるか?ASML・TSMC決算が今週の試金石

2026/10/13・

よきょい

半導体株の反発はあるか?ASML・TSMC決算が今週の試金石

半導体業界では今週主要企業の決算発表が相次ぎます。オランダの半導体製造装置大手ASMLは10月14日、2026年第3四半期決算を発表します。

台湾積体電路製造(TSMC)は10月15日の台湾時間14時(日本時間15時)に正式決算を公表する予定です。メモリー株を中心に半導体関連株が売られる中、両社の見通しが相場の方向性を占う材料となります。

ASMLは第3四半期の売上高を110億〜120億ユーロ、粗利益率を55〜57%と見込んでいます。焦点はEUV(極端紫外線)露光装置の受注動向と、2027年の生産能力の見通しです。TSMCはすでに月次売上高を公表しており、第3四半期の売上高は前年同期比約51%増となっています。正式決算では粗利益率や第4四半期の業績見通しが注目されます。

TSMCについては先端パッケージング技術「CoWoS」(複数のチップを1つの基板上に高密度に実装する技術)の生産能力や、2ナノメートル世代の立ち上がり状況も焦点です。13日の東京市場では東京エレクトロンが7%超下落するなど、半導体関連株への警戒感が強まっていました。

中国の長鑫存儲技術(CXMT)が次世代DRAMの投入方針を示し、メモリー分野の競争激化も意識されています。こうした中で、AI向け需要の強さを確認できるかどうかが関連銘柄の評価に直結します。

両社の決算はAI投資の持続性を測る試金石と位置づけられています。見通しが市場予想を上回れば、売られた半導体株の買い戻しにつながる可能性があります。一方、慎重な見通しが示されれば、調整がさらに長引くことも考えられます。

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