ビットコイン8.4万ドル回復も、8.5万ドルに「売りの壁」か

2026/10/13・

よきょい

ビットコイン8.4万ドル回復も、8.5万ドルに「売りの壁」か

先週の下落で一時8万ドル近くまで値を下げたビットコインは、週末にかけて反発し、一時8万4000ドルを上回りました。イーサリアムも2500ドル台を回復しました。一方で、オンチェーン指標やデリバティブのポジションからは、反発の先に障害があることがうかがえます。ビットコインは、投資家の取得コストが集中する価格帯に近づいています。

アナリストのダークフォスト氏が10月11日に示したCheckonchainのデータでは、ビットコインが8万3000ドル前後で推移していた時点で、投資資金の約53%が8万3000ドルを上回る推定取得価格を持っていました。

取得コストが最も集中しているのは8万4000〜8万5000ドルの範囲です。この水準で購入した投資家は、価格が取得価格に近づくと売却に動きやすいとされています。

クリプトクアントのマールトゥン氏は、現在値のすぐ上に流動性が集まり、それが上昇を促したと指摘しています。

この価格帯を持続的に突破できれば、売り圧力を吸収できるだけの需要があることを示すことになります。突破に失敗した場合、ダークフォスト氏は7万7000〜7万9000ドルを支持帯の候補に挙げています。

イーサリアムについては、Alphractalのジョアン・ウェドソンCEOが10月10日、30日と180日の建玉増減がともにマイナスで、大口投資家が強気のポジションを減らしていると分析しました。それでも先物の建玉は約1058万ETHと大きく、2500ドル換算で約265億ドルに相当します。

強気ポジションの縮小と大きな建玉が併存する状況では、変動が戻った際に価格が大きく動きやすくなります。再び下落すれば、レバレッジをかけた買いポジションの強制清算が売りを加速させるおそれがあります。逆に回復が続けば、売り方の買い戻しが上昇を後押しする可能性もあります。目先は8万5000ドルを巡る攻防が、相場の方向性を占う試金石となりそうです。

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