銀行間送金が24時間に?IBMがSwiftの新台帳への接続を発表
よきょい
IBMは9月24日、デジタル資産基盤「Digital Asset Haven」を、国際送金網Swiftのトークン化預金向け共有台帳に接続するベータ版を発表しました。国際的な金融メッセージ規格ISO 20022のアダプターを通じて、参加金融機関が普段使っている決済メッセージで台帳上の取引を指示できる仕組みです。
Digital Asset Havenは、ウォレットや鍵管理、取引署名、ポリシー管理を規制対象の組織向けにまとめた基盤です。アダプターはISO 20022の支払指図をSwiftの許可型台帳上の取引に変換し、銀行が発行するトークン化預金(預金をブロックチェーン上のトークンとして表したもの)の送金試験を可能にします。
参加者は24時間資産を移転できますが、最終決済は即時グロス決済(RTGS)など既存の仕組みで行われます。
Swiftは7月に台帳の初期利用の準備が整ったと発表しており、17の銀行がトークン化預金の実取引の試験運用を準備しています。IBMは別途、Havenを顧客自身のデータセンター内のIBM ZやLinuxONEで運用できるオンプレミス版のベータも発表しました。パブリッククラウドに依存せず、鍵管理も顧客の環境内で完結できるとしています。
既存のメッセージ規格や運用を生かしながら新しい台帳に参加できる経路は、銀行にとって導入の負担を抑える選択肢になります。トークン化預金の実用化に向けた試験は、今後さらに具体化していきそうです。
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