陸上原油在庫1億バレル超減、ビットコインに逆風か|IEA報告

2026/10/17・

よきょい

陸上原油在庫1億バレル超減、ビットコインに逆風か|IEA報告

国際エネルギー機関(IEA)は2026年10月14日の報告で、9月の世界の陸上原油在庫が推計1億1300万バレル減少したとしました。一方で洋上の原油は1億300万バレル増え、世界全体の観測在庫の減少は1000万バレルにとどまりました。

小さな純減の裏で、陸上の在庫が大きく取り崩された形です。エネルギー主導のインフレ緩和を期待するビットコイン投資家にとって、見通しは不透明となっています。

IEAは洋上在庫の増加を湾岸産油国の輸出回復と結び付けています。9月の湾岸原油出荷は日量1390万バレルと、戦前水準の75%超に達しました。ただし9月末の陸上在庫は少なくとも2016年以来の低水準付近にあるとしています。記録的なタンカー運賃が原油の輸送コストを押し上げ、欧州とアジアの製油マージンを圧迫したとも指摘しました。

米連邦準備制度理事会(FRB)が10月14日に公表したベージュブック(地区連銀経済報告)では、軽油価格の高止まりや燃料サーチャージがサプライチェーンを通じてコストを転嫁していると報告されました。これらは10月5日以前に集められた情報です。

米エネルギー情報局(EIA)によると、10月12日の米国軽油価格は1ガロン6.179ドルで、前週から2セント下がったものの前年比では2.514ドル高い水準です。消費者向け企業からは値上げへの抵抗とマージン圧迫も報告されています。

FRBは9月16日、政策金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げて3.75〜4%としました。エネルギー由来のインフレが長引けば金融緩和が遅れ、リスク資産への資金流入が抑えられる可能性があります。2023年8月のIMFワーキングペーパーは、FRBの引き締めが投資家のリスク選好を下げ仮想通貨価格の指標を押し下げたと分析しています。輸出回復が陸上在庫の積み増しと運賃の低下につながるかが、今後の焦点となりそうです。

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