選挙から「指名制」へ?イーサリアムL2大手が統治改革を提案

2026/10/27・

よきょい

選挙から「指名制」へ?イーサリアムL2大手が統治改革を提案

オプティミズム(Optimism)財団は10月22日、セキュリティ評議会(アップグレードや緊急対応を担う署名者の集団)の選出方法を見直す提案を公表しました。現行のコホート単位の選挙を廃止し、選挙で選ばれる評議会リードが候補者を指名する方式に改める内容です。

トークン保有者の統治機関であるトークンハウスは、各候補への拒否権とリードの解任権を保持します。10月25日時点で改訂版の運用マニュアルはドラフト段階で、現行版はv2.0.0のままです。

候補者は1人ずつ指名され、1週間の審査期間と1週間の拒否投票期間を経ます。拒否票がアクティブな投票可能OP供給量の20%に届かなければ、候補者はそのまま就任します。ここでのアクティブとは委任されたOPが過去6カ月以内に投票に使われた状態を指します。拒否投票には通常の30%の定足数は適用されません。

財団は自薦する候補者が少なく、代議員に十分な審査や面接の手段がないことを見直しの理由に挙げています。リードは署名鍵を持たず、参加者の半数以上をコア開発チーム外から選ぶなどの制約も設けられます。一方、L2BEATはOPメインネットのアップグレードには評議会と財団の承認が必要で、通常のアップグレードには遅延期間がないと評価しています。

20%という基準が実際に高いかどうかは、投票時点のスナップショットや反対派の組織力に左右されます。代議員には懸念のある候補に対して期間内に票を集める役割が求められることになります。提案が批准されればリード選挙が行われ、既存の署名者は後任の承認まで留任します。最初の指名で独立性や利益相反の審査がどう運用されるかが注目されそうです。

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