テスラ、BTC評価益がスペースX株の損失を上回る|営業益56%減

2026/10/22・

よきょい

テスラ、BTC評価益がスペースX株の損失を上回る|営業益56%減

米テスラは2026年10月21日(米国時間)、7〜9月期(第3四半期)決算を発表しました。売上高は280.5億ドルと前年同期からほぼ横ばいで、市場予想の約279億ドルをわずかに上回りました。特別項目を除く調整後の1株当たり利益(EPS)は0.48ドルで、予想の0.45ドルを上回った一方、前年同期の0.50ドルからは減少しました。

総粗利益率は19.6%で、前年同期の18.0%、前四半期の16.8%から改善しました。エネルギー貯蔵の導入量は13.7GWhとなり、同部門の粗利益率は33.1%に上昇しています。フリーキャッシュフロー(営業で得た現金から設備投資を差し引いた額)は15.3億ドルのプラスとなり、前四半期の10.9億ドルのマイナスから黒字に転じました。設備投資は47.3億ドルにとどまり、テスラは通年の見通しを従来の250億ドル超から約200億ドルに引き下げました。

一方、営業利益は前年同期比56%減の7.2億ドル、純利益は7.87億ドルにとどまりました。この純利益には保有ビットコインの評価益2.88億ドル(税引き後2.24億ドル)が含まれ、スペースX株の評価損1.42億ドルを上回る形となりました。テスラが「デジタル資産」として計上する保有額は、6月末の6.74億ドルから9月末には9.62億ドルに増えています。

期間中の売買は確認されておらず、前四半期に開示した保有量1万1509BTCで割ると、9月末時点の価格は1BTCあたり約8万3600ドルと試算されます。テスラは2022年4〜6月期に保有分の大半を売却して以降、残りのビットコインを約4年にわたり保有し続けています。

株価は21日の通常取引で前日比3.41%高の386.47ドルで取引を終えましたが、決算発表後の時間外取引では約3%下落し、373ドル台で推移しました。前日の20日には、イーロン・マスクCEOがスペースXとの合併に前向きな考えを示しており、決算前に買いが先行していたと見られています。年初来の下落率は約14%で、他の大型テック株を下回る推移が続いています。

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