半導体装置株が午後失速、ASML決算で東エレク2.7%安
よきょい
10月14日の東京市場では半導体製造装置や検査装置の関連株が午後に値を消しました。午前中は前日の急落からの買い戻しが優勢でしたが、午後2時ごろにASMLが7〜9月期決算を発表すると売りに押されました。東京エレクトロン(8035)は前日比315円安の1万1240円、ディスコ(6146)は480円安の5万8100円で取引を終えています。EUV向けマスク検査装置を手がけるレーザーテック(6920)も、720円安の4万5370円と終盤に売られました。
下落率は東京エレクトロンが2.73%、ディスコが0.82%でした。日経平均への寄与度が大きい東京エレクトロンは1銘柄で指数を約159円押し下げたとされ、日経平均全体の下げ幅33円を大きく上回ります。アドバンテスト(6857)は20円安の4万380円と、ほぼ横ばいにとどまりました。同じ半導体関連でも、銘柄ごとに下げ幅の差が目立つ一日となりました。
背景にはASMLの決算が好調ながら市場の想定内にとどまったことがあります。ASMLは露光装置メーカーで日本の装置各社とは製品分野が異なりますが、半導体設備投資の先行指標として株価が連動しやすい関係にあります。
同社が2027年と2028年も需要が供給を上回るとの見通しを示したことは、本来は装置業界全体にとって追い風となる内容です。それでも株価が下げたのは、中国メモリー勢の技術進展を受けた半導体株安が続き、投資家が慎重姿勢を崩さなかったためと見られています。
東京エレクトロンは同日、米グローバルファウンドリーズがニューヨーク州で計画する新工場について、装置面で協力する姿勢をコメントとして寄せています。日米の投資枠組みによる工場新設は、日本の装置メーカーにとって中長期の受注機会となる可能性があります。
15日に予定されるTSMCの決算では、2027年の設備投資計画への言及が焦点となりそうです。装置株の方向感は、当面この決算内容に左右されることになりそうです。
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