リップル基盤のトークン化資産、37億ドル増でも10位?その実像
よきょい
XRPレジャー(XRPL)で2026年10月8日、権限委任の修正「PermissionDelegationV1_1」が有効化されました。アカウントの所有者が、特定の取引権限を他のアカウントに割り当てられる機能です。主要な署名鍵を渡さずに業務を分担できる点が特徴です。
想定されるのは、財務、コンプライアンス、資産運用といった部門ごとの権限分離です。たとえばステーブルコイン発行体は、取引相手の承認と支払いの実行を別々のアカウントに分けられます。ただし支出上限の個別設定や資産別の委任制限には対応していません。
背景にはトークン化資産の拡大があります。RWA Foundationの10月7日時点の集計では、XRPLの年初来の増加額はステーブルコインを除き約37億ドルでした。BNBチェーンの35億ドル、ステラの28億ドル、ソラナの22億ドルを上回っています。一方、RWA.xyzの10月9日時点のデータでは、発行体の基盤外で移転できる「分配型」資産は4億9900万ドルで、順位は10位です。
リップルの開発部門RippleXは銀行の営業時間外でもトークン化資産を担保に使える環境を目指しています。秘匿送金、トークン属性の更新、手数料の肩代わりに関する3つの修正はバリデータの承認待ちです。5つの機能がそろえば、担保付きの資金調達や流動性管理への活用が進む可能性があります。
残る修正の承認時期が、機関投資家向け基盤としての次の節目になります。
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