Uniswap NFT 使い方完全ガイド | 今すぐ始める方法と注意点
Daichi
中央集権型取引所に対する懸念の高まりに伴い注目を集めているDEX (分散型取引所) ですが、最大手のUniswap (ユニスワップ) は2022年11月にNFT取引機能をローンチし話題となりました。
この記事ではUniswapのNFT取引機能の使い方や注意点について解説します。
- UniswapのNFT取引機能でできること
- Uniswap (ユニスワップ) のNFT取引機能の使い方は?
- Uniswap (ユニスワップ) のNFT取引で注意すべきことは?
Uniswapの概要や基本的な使い方については以下の記事で解説しています。
分散型取引所「Uniswap(ユニスワップ)」とは?始め方や使い方を解説
目次
Uniswap (ユニスワップ) のNFT取引機能の使い方
Uniswapのブログによれば、同プラットフォームのNFT取引機能では主に以下のことができます。
- UniswapのNFT取引機能でできること
- NFTの購入/販売
- 複数の主要マーケットプレイスにまたがるアグリゲーター機能による適正価格の実現
- 主要マーケットプレイスに比べ最大15%程度のガス代削減
また、2022年11月30日の発表時点では、Uniswapがサポートするマーケットプレイスは以下の通りです。
OpenSea, X2Y2, LooksRare, Sudoswap, Larva Labs, X2Y2, Foundation, NFT20, NFTX
2023年1月にはUniswapの1ヶ月間のNFTトレードボリュームが日本円で約4.5億円に達したとの報道もあり、その注目度合いをうかがい知ることができます。
Uniswapについては下記の記事でも詳しく解説しています。
分散型取引所「Uniswap(ユニスワップ)」とは?始め方や使い方を解説
それではさっそくNFT取引機能の説明に進みましょう。
事前に必要なもの
NFT取引を始める前に、まずは以下のものを準備しておきましょう。
- 事前に必要なもの
- ウォレット・・・MetaMask, Coinbase Wallet, WalletConnectに対応
- イーサリアム(ETH)・・・ガス代の支払いに必要
まだウォレットを持っていないという場合は、下記の記事を参考にメタマスクを作成してみてください。
MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単
- 取引所の登録解説記事
ウォレット接続
事前に必要なものが揃ったら、最初に以下の手順でウォレットの接続を行いましょう。
1.uniswap.orgにアクセスし、右上の「Launch App」をクリック
2.画面右上の「接続」をクリック
3.接続したいウォレットを選択
ウォレットが接続されたら、右上にウォレットのアドレスが表示されているはずです。
これでウォレットの接続は完了です。
検索
ウォレットが接続できたら、さっそく気になるNFTコレクションを検索してみましょう。
1.画面左上のタブから「NFT」をクリックし、画面上部の検索窓にキーワードを入力して該当するコレクションをクリック
2.クリックしたコレクションの情報とNFT一覧が表示され、①フィルターによる絞り込み、②並び替え(価格順やレアリティ順)、③名前(No,等)での検索 が可能
3.個々のNFTの詳細を確認したい場合は「Details」をクリック
UniswapのNFTアグリゲーター機能ではOpenSeaやX2Y2、LooksRareなどに出品されているコレクションをまとめて表示してくれます。
そのため、複数の主要マーケットプレイスにまたがった網羅的な検索をワンストップで実行することが可能です。
NFTの購入方法
気になるコレクションが見つかったら、以下の手順で購入することができます。
1.①NFT一覧から購入したいNFTをクリック、もしくは②NFT詳細画面から「Add to Bag」をクリックし、NFTをバッグに追加
2.画面右上のバッグのアイコンをクリックし、内容を確認後、「支払い」をクリックして決済手続きへ進む
ここで言う「バッグ」とは、通販サイトのカートと同じものです。
「支払い」をクリック後は、接続済みウォレットでの取引の確認を要求されます。トランザクションが通れば購入完了となります。間違ったNFTを購入しないよう注意してください。
NFTの販売方法
NFTの販売を行いたい場合は、以下の手順で出品しましょう。
1.画面右上のウォレットアドレスをクリックし、表示されるメニューから「NFTの閲覧と販売」をクリック
2.所有しているNFTの一覧が表示されるので、販売したいNFTをクリック(個々のNFTの詳細情報を確認したい場合は「Details」をクリック)
3.画面右側の「売る」リストの内容を確認し、「Continue」をクリック
4.①価格の入力、②出品先マーケットプレイスの選択、③出品期間の設定 を終えたら、「Start Listing」をクリックし、ウォレットでの確認・承認を進めます。
なお、NFTの出品にはガス代 (トランザクション手数料) が必要となります。
ウォレット接続解除
最後にウォレットの接続を解除しましょう。
1.画面右上のウォレットアドレスをクリックし、表示されるメニューから、電源ボタンのアイコンをクリック(アイコンにマウスカーソルを重ねると「接続を解除/Disconnect」と表示される)
2.画面右上にウォレットアドレスが表示されていない(「接続/Connect Wallet」と表示されている)ことを確認
これでウォレットの接続解除が完了です。
その他
ここではその他の使い方や役立つ設定について紹介します。内容は下記のものを解説していきます。
- 言語変更
- ランキング
- イーサスキャンへの遷移
言語変更
Uniswapは日本語に対応していますので基本的にはデフォルトで日本語表示となっていると思われますが、必要な場合は以下の方法で言語設定を変更できます。
- 画面右上のウォレットアドレスをクリック
- 表示されるメニューから「言語」をクリック
- 任意の言語を選択
ランキング
NFTコレクションのトレンドランキング (1位〜100位) を確認することも可能です。
- 画面左上のタブから「NFT」をクリック
- 少し下にスクロールすると「Trending NFT collections」が表示される
- ①期間の切り替え や ②価格表示の切り替え も可能
イーサスキャンへの遷移
イーサスキャンへの遷移も以下の手順で簡単にできます。
- 画面右上のウォレットアドレスをクリック
- 表示されるメニューから、外部サイトへの矢印アイコンをクリック(アイコンにマウスカーソルを重ねると「探検/Explore」と表示される)
NFT取引の注意点
Uniswapに限った話ではありませんが、このようなマーケットプレイスの利用や取引には様々なリスクが存在しており、NFT取引を狙った盗難や詐欺の被害は後を絶ちません。
とくに中央管理者がいないDEX (分散型取引所) においては、自分の身は自分で守ることが必要不可欠です。
盗難・詐欺の手口やその被害の例は数多く、すべてを紹介することはできませんが、一例として以下のようなものが挙げられます。
- NFT取引に潜むリスクの一例
- ・身に覚えのないApproveを承認してしまったことで資産を盗難される
・偽物のNFTを購入してしまい詐欺的行為に遭う
2020年〜2022年にかけてのNFT盗難被害額は現在の価値で約1,200億円にものぼるとの報道もありました。
このような被害に遭わないよう、リスクを理解し、自分の身を守る術を把握しておく必要があるでしょう。
仮想通貨やNFTにまつわる詐欺の種類とその対策については下記の記事で解説しています。
まとめ
この記事ではUniswap (ユニスワップ) でのNFT取引機能の使い方を解説しました。
直感的なインターフェースに加え、複数のマーケットプレイスでのNFT売買をワンストップで行えるUniswapは、今後も注目の存在となりそうです。