BTCが再び8万ドル割れ、利確売り急増で「弱気相場ラリー」か

BTCが再び8万ドル割れ、利確売り急増で「弱気相場ラリー」か

ビットコイン(BTC)価格が2026年5月8日に再び8万ドルを割り込み、約7万9,692ドルまで下落したことをDecryptBTCtreasuriesが伝えました。前日に8万2,500ドル付近まで上昇していたところからの反落で、CryptoQuantのアナリストは「弱気相場ラリー(bear market rally)」の典型パターンとして利益確定売りの増加を指摘しています。



「14,600 BTC利確」の構造的シグナル、2025年12月以来最高水準

CryptoQuantの分析によれば、5月4日にBTC保有者が記録した日次の利益確定(実現利益)は14,600 BTC相当で、2025年12月10日以来の最高水準でした。これは4月安値からの37%上昇局面で、保有者が含み益圏内に戻った直後に発生した「2025年12月以来初の本格的な利益実現イベント」と位置付けられています。

短期保有者(Short-Term Holder)が4月中旬以降、利益確定売りを加速させていた状況が、5月初頭の上昇局面で顕在化した格好です。CryptoQuantは「弱気相場では、主要レジスタンス水準での実現利益スパイクが、しばしばローカルな価格天井や持続的な調整局面に先行する」と歴史的パターンを指摘しています。

関連記事:BTCは2026年安値から36%上昇、利確リスクも警告



「弱気相場ラリー」と「強気相場転換」の境界線

CryptoQuantが特に強調するのは、現在の利益確定規模が「弱気相場ラリー」と「強気相場への構造転換」を識別する重要な指標である点です。

現在の30日純実現利益は純額20,000 BTC相当のプラスですが、過去の強気相場移行時のしきい値である130,000〜200,000 BTC規模には到底届いていません。つまり、現在の上昇局面は4月安値からのリバウンドではあるものの、強気相場への本格転換にはまだ程遠いというのがCryptoQuantの判断です。「保有者の含み益が2025年6月以来の高水準に達しており、調整リスクが上昇している」と警告しています。



「上昇継続シナリオ」と「調整リスク」の同居

8万ドル割れにもかかわらず、CryptoQuantは即時の急落シナリオには慎重です。同社は「調整は時間をかけて進む可能性」を示唆し、その理由としてパーペチュアル先物への需要、取引所への流入抑制、現物需要の減少が緩やかである点を挙げています。

これらの条件は「弱気相場ラリーの近期持続」を支える歴史的パターンと一致します。8万ドル割れは天井形成の確定ではなく、上昇トレンドの中の調整局面と解釈する余地が残されています。

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イーサリアム・XRPも下落、市場全体の反落局面

BTCの下落と同時に、イーサリアム(ETH)は1日で2%超下落して約2,300ドル、XRPも1日で2%超下落して約1.40ドル付近となるなど、主要仮想通貨が連れて下落しています。

ARK InvestのCEOキャシー・ウッド氏が4月28日のポッドキャストで指摘した「2025年10月の史上最高値12万5,761ドルから38%下落した7万8,000ドルでは、ETF保有BTC数量は7%減少にとどまった」という構造的堅さが、今回の調整局面でも維持されるかが焦点です。

5月以降の動向では、8万ドルが新たな抵抗線・支持線のいずれとして機能するか、長期保有者の分配ペース、米国戦略的BTC準備金(SBR)の正式発表タイミング、米CLARITY法の上院通過進捗が、次の方向感を決める要素となります。

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記事ソース:Decrypt

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