ブロックチェーン活用のイベント予測プラットフォーム「Augur」に暗殺市場が出現
   公開日 : 2018/07/27

ブロックチェーン活用のイベント予測プラットフォーム「Augur」に暗殺市場が出現

Crypto Times 編集部

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この記事の3つのポイント!1. 分散型予測市場プロジェクト、Augurに暗殺市場が出現

2. 内容はトランプ氏の暗殺についての賭け

3. 暗殺される確率が高まるのでは?と批判の声もあがっている

記事ソース: MashableAsia

 

Augurとは

Augurとはイーサリアムのスマートコントラクト上での分散型予測市場プロジェクトであり、イーサリアム等の暗号通貨をベットすることで未来の出来事を予想し、その予想が当たれば報酬がもらえ、反対に外れれば賭け金が没収されるというものです。

一見、ただのギャンブルのプロジェクトに見えますが、母数の大きな集団の予測は専門家の予測よりも高い精度になるという研究結果もあるため実際の市場予測にも活用が期待されている上、イーサリアムのスマートコントラクトを使うことで胴元がいない公正なギャンブルの場を作ることに成功しています。

Augurに暗殺市場が出現

7月23日、Augurの予測市場プラットフォームにおいて、”Will Donald Trump(President of the USA) be killed at any point during 2018?”というタイトルで、トランプ大統領が今年中に暗殺されるか否か、についての賭けが行われていることが判明しました。

この賭けに対して、これによって本当に暗殺されてしまう確率が上がるのではないかといった懸念の声も出ています。

また、この他にも、ウォーレン・バフェット氏がいつ亡くなるかに関しての賭けも行われています。

こういった暗殺市場は違法であると主張する団体もありますが、Augurは分散型のプラットフォームであるため賭けの中身をコントロールできず、誰が行ったかも分からないため、取り締まりが困難であるようです。

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