ブロードコム株が一時5%近く高、Claude開発元に630億ドル枠
よきょい
米半導体大手ブロードコムの株価が、10月27日の米国市場で上昇しました。26日の取引終了後、シティ、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、ブラックストーンが、同社のAI機器を対象とする総額630億ドルの資金調達枠を発表しました。資金はAI開発企業アンソロピック向けの機器購入に充てられます。株価は一時5%近く上昇しました。
仕組みは特別目的会社(SPV、特定の取引のために設立される会社)がブロードコムのAI向けアクセラレーター(計算処理用チップ)やネットワーク機器を購入し、アンソロピックにリースするものです。納入は2027年からの予定で、計算能力1.7ギガワット分を支えるとしています。これはブロードコム、グーグル、アンソロピックによる3.5ギガワット規模の取り組みの一部です。
ブロードコムは優先融資額に相当する残存価値保証(リース終了後の機器価値を一定額まで支える約束)を提供します。機器の販売にとどまらず、同社が一定のリスクを負う点には注意が必要です。融資の内訳は開示されていません。同社は6月にも、アポロとブラックストーンが関わる350億ドル規模の資金調達を手がけていました。
同日はDAデビッドソンが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を350ドルから400ドルにしたことも支えとなりました。アンソロピックが26日に公開した上場申請書類では、ブロードコムが最大のインフラパートナーと位置付けられています。
一方、供給企業が顧客の購入資金を支える構図には、循環的な資金調達との懸念も出ています。リース料の支払いや機器の残存価値が、今後の評価を左右しそうです。
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