コインベース、1130億円の黒字転換も取引収益は44%減|7〜9月期

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コインベース、1130億円の黒字転換も取引収益は44%減|7〜9月期

米仮想通貨取引所大手のコインベースは7〜9月期決算を発表しました。純利益は7億1900万ドル、日本円で約1130億円となり、4〜6月期の約564億円の赤字から黒字に転じました。売上高は約1910億円で前期とほぼ同じ水準でしたが、前年同期比では35%減っています。仮想通貨の現物取引高は8%減の約21兆1000億円相当で、取引収益は前年同期比44%減の約926億円にとどまりました。

黒字化の大きな要因は投資目的で保有する仮想通貨の評価益です。同社は約1123億円相当の評価益を計上しており、これなどを除いた調整後純利益は約122億円でした。保有するビットコインは6月末の1万7311BTCから9月末には1万7954BTCへ643BTC増え、イーサリアムも2370ETH増えて15万2649ETHとなりました。投資用の仮想通貨の公正価値は、約2308億円相当から約3485億円相当へと51.5%増加しています。

新たな収益の柱として伸びているのが予測市場です。予測市場の年換算の純収益は約314億円相当を超え、1日あたりの利用者数は前期から60%以上増えました。一方、USDCの平均残高は過去最高の約3兆4500億円相当に達したものの、ステーブルコイン収益は5.4%減の約482億円でした。USDC保有者への報酬費用は15.8%増の約203億円に膨らみ、報酬を差し引いた残りは前年同期比16.6%減の約279億円と試算されます。

同社は商品先物取引委員会(CFTC)から自社の清算機関の承認を得たとしており、予測市場の収益性を高める考えを示しています。ただ、業績が仮想通貨価格の変動に大きく左右される構造は変わっていません。同社は仮想通貨価格が50%上下すると、投資資産の公正価値が約1730億円相当変動すると試算しています。取引手数料以外の収益源をどこまで育てられるかが、今後の焦点となりそうです。

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