仮想通貨入りETFの節税策に逆風?米財務省、遡及適用も

2026/09/30・

よきょい

仮想通貨入りETFの節税策に逆風?米財務省、遡及適用も

米財務省と内国歳入庁(IRS)は、ETFの税制上の扱いを利用した取引への監視を強める中で、仮想通貨を検討対象の一つに挙げました。ベッセント財務長官は、税逃れを目的とした取引を取り締まる姿勢を示しています。

焦点は米国ETFの多くが該当する「規制投資会社(RIC)」の要件です。RICは税制優遇を維持するため、年間総所得の90%以上を株式や証券などの適格な収入源から得る必要があります。

一部のファンドは、値上がりした仮想通貨を指定参加者への現物償還に充て、その含み益をこの計算から外せると主張しているとされています。

米国では2025年に現物仮想通貨ETPの現物設定・償還が承認され、ブラックロックのIBITとETHAは2026年上半期に計約72億2000万ドル相当を現物で償還しました。ただし両商品はグランター・トラストとして扱われ、今回のRICの論点とは異なります。

財務省は通知2026-62で情報提供を求めており、今後の指針は遡及適用される可能性もあります。仮想通貨を組み込むETFの設計に、新たな制約が加わることになりそうです。

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