メタプラネット株、TOPIX採用期待高まる｜mNAV回復なるか

株式会社メタプラネットが次期TOPIX（東証株価指数）の構成銘柄として採用されるのではないか、との観測が市場で浮上しています。正式に採用が決定した場合、特に長期保有する株主にとって大きな恩恵が期待されます。

現在、同社の株価は保有する純資産価値（主にビットコイン）に対し割安な水準で推移していると見られます。NAV倍率（mNav）は1.0を下回る展開が続いており、記事執筆時点では0.92となっています。

市場ではこのTOPIX採用が割安状態の解消につながるのではないかとの期待が高まっています。もし採用が実現すれば、TOPIXに連動するパッシブファンドなどからの新たな買い需要が発生することが見込まれます。これが、mNavを1.0の水準へ回復させる要因になると考えられています。

しかし、メタプラネットの株価はビットコイン（BTC）価格と強く連動する特性がある点には注意が必要です。そのため同社の株価動向を分析する上では、TOPIX採用の是非といった企業個別の要因だけでなくビットコイン市場全体の価格動向も含めた多面的な視点が必要となります。