Galaxy Digital幹部「イーサリアムETFの承認は7月中」、ソラナETFにも言及
Crypto Times 編集部
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Galaxy Digitalの資産運用責任者であるSteve Kurz氏は、Bloombergのインタビューで、現物型イーサリアムETFの承認が7月以内に実現するとの見通しを示しました。
“I think the future ETFs beyond Ethereum really have to do with legislation passed in the US,” says Galaxy Digital’s Steve Kurz https://t.co/HAtreKD764 pic.twitter.com/qbWQLTESlQ
— Bloomberg Crypto (@crypto) July 2, 2024
Kurz氏は、米国証券取引委員会(SEC)がすでに承認プロセスを進めているとし、Galaxy Digitalが手掛けるビットコインETF (BTCO = Invesco Galaxy Bitcoin ETF) と実質的には同様の形態のプロダクトであると述べました。
さらにKurz氏は、イーサリアム以外の仮想通貨ETFについても言及。
大統領選を控える米国において「現政権が変わらなければ、多くの仮想通貨ETFの進展が無くなる」との意見に対して「イーサリアム以外のETFは米国での法案が通過するかどうかに関わっている」とコメントしており、期待が高まるソラナのETFについては先物のETF市場が出来上がることが重要であるとの考えを示しました。
今年5月、米SECはBlackRock、Fidelity、Grayscale、Bitwise、VanEck、Ark、Invesco Galaxy、Franklin Templetonの8社が手がけるイーサリアム現物型ETFに関して、取引所側の書類である19b-4フォームを承認しました。
その後、SECはプルーフ・オブ・ワークからプルーフ・オブ・ステークに移行したイーサリアム2.0の調査を完了したと報告しています。
SECによるイーサリアムへの姿勢が示されたかに思えたなか、同機関はMetaMask開発企業であるConsensysを証券法違反で提訴しており、ここではMetaMask上で提供されるスワップとステーキング機能を問題視しています。
さらに、SECはLidoやRocket Poolといったステーキング機能に関連する特定のDeFiプロトコルに関しても追求しています。
イーサリアムの重要な仕組みであるステーキングに関してSECはネガティブな見解をこれまでも示してきており、現在申請中の現物型イーサリアムETFではステーキング機能は削除されています。
引き続きSECとイーサリアム、その他周辺環境の動向に注目が集まります。
記事ソース:Bloomberg