憶測呼んだ2710万XRP送金、犯人はコインベース|売却懸念は杞憂に
Crypto Troll

6月3日、大規模なリップル(XRP)の送金が確認され市場で憶測を呼びましたが、これは大手暗号資産取引所コインベースによる内部的な資金移動であったことが判明しました。第三者の大口保有者による売却への懸念が広がりましたが、実際には市場への直接的な影響は限定的でした。
🚨 🚨 🚨 27,108,594 #XRP (60,168,095 USD) transferred from unknown wallet to #Coinbasehttps://t.co/DaXSvsnXZd
— Whale Alert (@whale_alert) June 3, 2025
この取引は、2710万XRPがコインベースのウォレットへ送金されたものです。当初、トランザクションを追跡するサービスであるWhale Alertが「不明なウォレット」からの送金として報告したため市場参加者の間で様々な憶測が飛び交いました。
当時、XRPの価格は約2.24ドルで推移し上昇の勢いを見せていたタイミングでした。取引所への大規模な資金流入は時に価格変動の兆候となるため、多くのトレーダーがこの動きを注視し大口保有者が売却準備を進めているのではないかとの見方が広がりました。
しかし、その後の調査で事態の真相が明らかになります。送金元は全くの不明なウォレットではなく、コインベースが管理するコールドウォレットの一つ「Coinbase Cold Wallet 188」でした。つまり、この取引は外部からの資金流入ではなくコインベースが自社のウォレット間で資金を移動させた内部取引でした。
このような取引所の内部送金は、流動性の調整やカストディ業務あるいは顧客の出金に対応するためのホットウォレットへの資金補充など、日常的なバックエンド業務の一環として行われます。したがって、今回の動きは第三者による市場への影響を意図したものではなくコインベースによる標準的な業務であったと結論付けられています。
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