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2020/08/22【Crypto 2020イベントレポート】過半数が善意を持つマルチパーティ計算の安全性
登壇者 Yifan Song 主にブロックチェーンのセキュリティに関する論文を執筆しており、主にMultiparty Computation(MPC)や暗号学に関する研究をしています。 Guaranteed Output Delivery Comes Free in Honest Majority MPC マルチパーティ計算(MPC)では複数のサーバーが決められた手順によってデータを処理し、次のサーバーへ渡すサイクルが有限回行われます。計算では加法と乗法のみが行われ、各サーバーの持っている情報のみでは元の情報が復元できない設計になっています。 今回の講演では、公開されたチャンネルとP2Pチャンネルにおける過半数が善意を持つ参加者である場合の安全性について考察します。 Yifan Song氏は、MPCの中でも公開鍵のような複雑な暗号プリミティブを使わずに簡単なローカルでの計算のみで行えるUnconditional MPCが有用であると主張しています。 MPCの攻撃者は2種類存在し、一方はプロトコルを意図的に無視するfully maliciousと定義され、もう一方はプロトコルには従うものの不正に情報を入手しようとするsemi-honestと定義されます。 Yifan Song氏のチームが開発したMPCプロトコルではFull Security(上記のどちらの攻撃者に対しても有効な安全性)を実現しています。さらに、Full Securityを実現したBSFO 12プロトコルが1つのゲートに対して20個のエレメント(MPCにおけるコスト)を必要とするのに対し、Yifan Song氏のプロトコルは最小で5.5のエレメントで運用できるなど、他のプロトコルよりも効率の良い計算を実現しています。 最後に Crypto 2020はInternational Association for Cryptologic Research (IACR)により運営される暗号資産とブロックチェーンに関するカンファレンスです。 今回の公演では、MPCの課題とされてきた安全性や効率性を改善したプロトコルについて理解することができました。

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2020/08/22テザーがEthereumからOMGネットワーク上へ移行、トランザクションの向上を目指す
テザー(USDT)がイーサリアムブロックチェーンからGMOネットワーク上へ移行されました。 https://twitter.com/Tether_to/status/1296075479427014656?s=20 テザー(USDT)はイーサリアムチェーンのガス代の高騰を受け、承認にかかる時間を短縮し手数料を抑えるためイーサリアムからOMGネットワークへ移行しました。 現在BitfinexにてUSDTの入出金が可能になっています。 OMGネットワークは2017年に設立させれた「速く安価で安全なオープンファイナンスを実現する」ことをミッションに活動するETHとECR20トークンのレイヤー2送金用ネットワークです。 5月末に暗号資産取引所Bitfinexがテザー(USDT)の入出金をOMGネットワークを使用して行うことにより、送金コストの削減と送金速度の向上を目指すことを発表しています。 記事ソース:Tether

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2020/08/22$IOST がDeFi促進ファンド第二弾DeFi Incentive Program 2.0を発表
IOST Foundationが、新しいインセンティブ・プランであるDeFi Incentive Program 2.0を立ち上げました。これはIOST上のDeFiの継続的なイノベーションをさらに促進するための600万米ドル(約6億円)のファンドです。 https://twitter.com/terrence_iost/status/1296450788005490688?s=20 IOSTはDeFiネットワークの促進を図るため以下の7分野で優れたプロダクトを募集します。 リクイディティとDEX レンディング ステーブルコイン 金融デリバティブ DeFiプール オラクル 分散型自律組織(DAO) IOSTから選ばれた優秀なプロダクトは金融、マーケットプロモーション、ユーザー獲得、技術面、ビジネスリソース、そして取引所への上場の面からサポートを受けることができます。 参加する場合は8月28日までにDeFi Incentive Program 2.0の申し込みフォームを提出を行う必要があります。その後3週間以内にIOSTから連絡があります。 申し込みフォームのリンクはこちら IOST DeFiプロジェクト専用のファンドの総額は、現在700万米ドルに増加しています。 IOSTは先日、IOSTブロックチェーンのエコシステム上で新たなDeFiプロジェクトを促進するための100万ドル(1億円相当)のファンド「Noah Oracle Fund」を正式に発表しています。 記事ソース:Medium

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2020/08/22LasTrustが証明書発⾏業務のデジタル化促進のためオリックス銀⾏と基本合意書を締結
LasTrust株式会社がオリックス銀⾏株式会社と⾦融機関におけるブロックチェーン技術を活⽤した証明書発⾏業務のデジタル化を推進するために基本合意書を締結しました。 「証明書の真正性(偽造や改ざんが⾏われていないこと)を簡単に検証したい」というニーズを満たすため、ブロックチェーン証明書を発行しているスタートアップLasTrustがDXを行います。 ブロックチェーン証明書は、改竄されづらく即時発行が可能であるなどの利点があります。 今回のオリックス銀行との取り組みでは、LasTrustが提供するデジタル証明書の発行SaaS、「CloudCerts(特許出願済)」をコア技術として、ブロックチェーン証明書を発行します。 CloudCertsは各事業者のシステムへの繋ぎ込み、ブロックチェーン証明書の自動発行・自動送付が可能です。 6月にはLasTrustが卒業見込み証明書をオンラインで発行できるサービスを提供開始しています。 記事ソース:PR Times

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2020/08/20BitFlyerなど12社がハワイのサンドボックスに参加、緩和された規制のもとで運営を行う
BitFlyerをはじめとした12社がハワイの暗号資産に関する規制サンドボックスでの運営を行います。 https://twitter.com/TheBlock__/status/1296175517914275840?s=20 Hawaii Department of Financial InstitutionsとHawaii Technology Development Corporation (HTDC)が中心となって行うDigital Currency Innovation Labと呼ばれるハワイ州のサンドボックスでは、プログラムに選ばれたブロックチェーン企業に対して送金業社としてのライセンスがなくても2年間の営業を許可します。 サンドボックスではErisX、bitFlyer USAそしてGeminiなど大手企業をはじめとした12社がハワイでの運営を行います。 国内大手暗号資産取引所bitFlyerの登録・口座開設の手順、日本円や仮想通貨の入出金、仮想通貨売買のやり方などについてはこちらの記事で詳しく解説しています。 記事ソース:The block

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2020/08/20オーケーコイン・ジャパンが暗号資産現物取引サービスを開始
オーケーコインジャパンが8月20日より暗号資産交換業者として暗号資産現物取引サービスの提供を開始しました。対象となる取引ペアは以下の4つです。 ビットコイン(BTC)/JPY イーサリアム(ETH)/JPY ビットコインキャッシュ(BCH)/JPY ライトコイン(LTC)/JPY イーサリアムクラシック(ETC)/JPYのペアを取り扱う方針でしたが、先日発生した再編成(リオーグ)発⽣を受けて取り扱い開始を延期しています。 オーケーコインジャパンへのアカウント登録はこちらのWEBページから行うことができます。 オーケーコインジャパンは今月初旬、営業を行うことを発表しています。 記事ソース:オーケーコイン

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2020/08/19Swipeが米国でのサービス提供の許可を取得、近日中にパートナーの銀行も発表
先日Binanceへ買収されたデジタルウォレットや暗号資産デビットカードを発行する企業Swipeがアメリカでのサービスを展開する予定です。 https://twitter.com/SwipeWallet/status/1295725675547107328?s=20 SwipeはTwitterにてアメリカでのサービスローンチの許可を取得したことを発表しました。詳しい情報は後日改めて発表するとしています。 これにより、Swipeのウォレットやカードが米国ユーザーに向けてオープンする予定です。 現在、大手暗号資産取引所Binanceが発行する$BNBのトークンホルダーに向けてSwipe ($SXP)トークンのエアドロップが行われ、合計で16億円相当のSXP(400万SXP)トークンを配布しています。 記事ソース:Swipe

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2020/08/19Polkadotのブロックが1,205,128に到達し、 $DOT トークンがTransferableに。Binanceにも上場が発表
PolkadotのDOTトークンが1,205,128番ブロックでアンロックされ、トランスファーが可能になりました。 https://twitter.com/TheBlock__/status/1295768961552986113?s=20 これに伴い、 Binance、 OKEx、 Huobiなどの大手取引所がDOTの取り扱いを発表しています。Binanceでは DOT/BTC DOT/BNB DOT/BUSD DOT/USDT のトレードが可能になりました。 さらに、Polkadotoは8月21日にDOTトークンの最小単位を現在の100倍である10^-10へ変更し、既存のDOTトークンの値を100倍にして単位を変更することを発表しています。 https://twitter.com/subscan_io/status/1295769727944364032?s=20 2020年5月27日、ブロックチェーン同士の接続を意味する相互運用性の課題を解決するプロジェクト「Polkadot」の初期バージョンがローンチされています。 記事ソース:Binance、The Block

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2020/08/18LayerXが保険金支払業務自動化の技術検証のため、MaaS領域の実証実験を実施
SOMPOホールディングス、損害保険ジャパン、ナビタイムジャパン、株式会社LayerXが協働し、保険事故発生の自動検出および保険金支払業務自動化の技術検証のため、MaaS領域におけるブロックチェーン技術を活用した実証実験を実施します。 https://twitter.com/LayerXcom/status/1295187010945028098?s=20 MaaS (Mobility as a Service)領域のDLT応用に関する実証実験は8月18日から9月30日にかけて行われる予定で、「電車の運行遅延」を保険金請求事由と見立て、ブロックチェーン上でさまざまなプログラムを自動的に実行できる仕組みのスマートコントラクトを活用します。 検証ではJR宇都宮線・高崎線・埼京線の遅延情報を自動検知し、位置情報をもとに当該遅延の影響を受けたと判定されるテストモニターに対して、保険金に見立てたデジタルクーポンを即時に自動発行、配付します。 MaaS領域におけるブロックチェーンの国内での実証実験は国内初であり、あらたな分野での技術の応用に期待が集まります。 記事ソース:PR Times

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2020/08/18【Crypto 2020イベントレポート】Our Models and Us – MIT Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory
8月に開催されたCrypto 2020にて、MITのコンピューターサイエンティストによる特別公演がありました。 登壇者 Silvio Micali MIT(マサチューセッツ工科大学) Computer Science and Artificial Intelligence Laboratoryに所属するイタリア人のコンピューターサイエンティストで、ゼロ知識証明や暗号学をはじめとしたブロックチェーン関連の技術にも精通しています。Algorandプロジェクトを立ち上げるなど、研究だけではなく実際にブロックチェーンを用いたユースケースも作っています。 Our Models and Us Micali氏は自身の立ち上げたAlgorandプロジェクトを例に取り、安全でスケーラブルなネットワークとプロトコルのモデルについて重要性を説明しました。 従来のビザンチン合意形成は非常時間がかかり、現実的に12人以上のプレイヤーが参加できないと言う課題がいがありました。そこで、Algorandは迅速に大多数のプレイヤーによるビザンチン合意を行うことができるモデルを追究しました。 Pure Proof of Stake (PPoS)を採用するAlgorandでは、ネットワークの全ての参加者から無作為に1000人を抽出し、ビザンチン合意形成を行った結果を電子署名として公開します。そこで既定の割合(2/3)以上の合意が取れればバリデーションが完了します。 バリデーションに関わる1000人の集団はCryptographic sortition(暗号化くじ引き)で決定されます。Cryptographic sortitionは分散化され、スケーラブルかつ安全なくじ引きを行うことができます。DPoSがトークンの保有量に対する投票券を配布し代表者を決定するのに対し、Cryptographic sortitionでは全てのノードが自身のコンピューターによりくじ引きを行い、当選した場合はそれを公表し合意形成に参加すると言う違いがあります。 くじ引きにはverifiable random functions (VRFs)を用いることで正しくランダムなくじ引きを行ったことが他のノードから検証することができ、不正の防止になっています。さらにPPoSではフォークが起きず、ファイナリティがすぐに確定すると言う利点があります。 最後に Crypto 2020はInternational Association for Cryptologic Research (IACR)により運営される暗号資産とブロックチェーンに関するカンファレンスです。 今回の講演では、ブロックチェーンの抱える課題を主に暗号学の観点から解決する興味深いモデルについて知ることができました。















