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2018/12/22SBI Virtual Currenciesが利用者向けハードウォレット送付サービスを告知とともに、仮想通貨のデポジットを開始!
12月21日より、SBI バーチャルカレンシーズ(以後SBI VC)で仮想通貨の受取(入庫)のサービス提供が開始、利用者向けのハードウェアウォレットサービスの告知が行われました。 SBI VCでは、これまで取引通貨ペアとして、BTC(ビットコイン)・ETH(イーサリアム)・XRP(リップル)・BCH(ビットコインキャッシュ)の4種の日本円ペアを扱っていましたが、上記通貨のウォレットなどからの受け取り・送付を行うことができませんでした。 今回、SBI バーチャル・カレンシーズ株式会社によって発表されたプレスリリースによれば、SBI VCでの受け取りに対応する通貨は以下の3種となります。 BTC(ビットコイン) ETH(イーサリアム) XRP(リップル) BCH(ビットコインキャッシュ)の受け取りサービスに関しては、最近のハードフォークの影響もあり正常なネットワークの稼働が確認され次第、提供を開始する予定となっています。一方で、上記4通貨の送付サービスですが、AMLの観点などから現在は準備中で、2019年1月下旬以降、準備が完了し次第提供を開始していくとされています。 今回SBIから4種の仮想通貨を送付できる先は取引所側で指定するハードウェアウォレットに限定されていく方向で、利用ユーザーにはSBIより「出金用ハードウォレット」が送付される予定となっています。 また、SBIにて公開されている仮想通貨売買に関するご説明をまとめると以下のようになっています。 SBIより配られたウォレットのアドレスにのみ出金可 指定ウォレットに出金した後は、取引所は関与せず自由に入出金可 秘密鍵を生成するための手数料が必要 秘密鍵を無くしたらシードを有料で再発行が可能 今回、発表されたSBIのハードウェアウォレットに関する報道は、KYC / AMLの観点から考えると合理的なものと考えられますが、Twitterの一部では秘密鍵をSBI側が管理することに対する疑問の声も見受けられます。 SBIホールディングスがコールドウォレット事業を展開するCoolBitX社へ出資 記事ソース:仮想通貨の受取・送付サービスに関するお知らせ , 仮想通貨の売買等に関するご説明
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2018/12/13KyberNetwork 『ERC1257』がメインネット実装! 概要を解説!
Kyber Networkは、オンチェーンでの分散型取引(ETH/ERC20)を様々なDApps上で実現させるための、分散型のプロトコルです。 先日、アプリケーション上でスマートコントラクトを利用してい行われた決済を追跡することが難しいことから、Kyber Networkはこの問題を解決するための規格『ERC1257』を開発しメインネット上にローンチしました。 本記事では、アプリ上でのスマコン決済を追跡し記録することを可能とする規格『ERC1257』についての解説を行っていきます。 ERC1257の概要を解説! ERC1257は、スマートコントラクトを介して(或いは人間によって)執行されたトランザクションを記録することのできる機能を持つトークン規格です。 ソースとなるKyberNetowrkの公式Mediumでは『Proof of Payment Standard』と記載されており、この規格が『支払いの証明』としてのものであることが示唆されています。 先日、Kyber Networkの公式TwitterにてERC1257のローンチ発表が行われました。 https://twitter.com/KyberNetwork/status/1070307717380694016 現状の支払いのシステムにおける問題とERC1257開発動機 現状、例えば仮想通貨の決済に対応しているE-コマース事業主などのケースでは、ユーザーのアドレスや指定したデポジットのアドレスを利用して支払いの追跡を行うことが通常です。 しかし、マルチシグアドレスなどで行われるスマートコントラクトなどによって執行された支払いを管理するとなると、内部のトランザクションを追跡する方法が存在しないため、支払いの証明を行うことが難しくなります。 日々複雑化していく、スマートコントラクトを利用して行われる支払いの仕組みに、共通して適用することのできるソリューションが存在しないことで、支払いの管理なども同時に難易度を増すことになります。 そこで、注文IDなどの情報を含める際に必要とされた面倒な複数のアドレスの準備を省略し、スマートコントラクトを利用する際に複雑化する支払いの追跡などを可能とする標準規格として『ERC1257』の構想が誕生しました。 ERC1257規格の技術仕様を理解する ERC1257では、上述の問題解決に必要とされる情報をEVM logへと記録していくため、以下の5つの項目を標準化しています。 パラメータとその内容は項目は以下の通りです。 event ProofOfPayment(address indexed _payer, address indexed _payee, address _token, uint _amount, bytes _data) _payer:支払いを行う人物 _payee:支払いを受け取る人物 _token:支払いの対象となったトークン _amount:支払いが行われたトークンの数量 _data:アプリケーション固有の補助データ 以上の情報が標準化されているこのERC1257規格を利用することで、これまで難しいとされてきたスマートコントラクトを利用した支払いなどの追跡などが可能となります。 潜在的なユースケースを考えてみる ERC1257規格を採用した場合、ログとして以上のようなデータがアウトプットされ、その結果支払いの追跡が容易になるという説明をこれまで行ってきました。 この具体的なユースケースですが、Kyber NetworkのMediumでも言及されている通り、支払いにまつわる標準化されたデータを利用する必要がある事業体によって利用されることが主となるのではないかと考えています。 ERC1257のGitHubにはBitcoinでピザが購入されたという事例をもとに、ピザ屋が分散的に支払いを完了させ、ログを排出するためのサンプルコードが記載されています。 まとめ Kyber Networkが分散型決済の更なる促進を目指してメインネット上にローンチした『ERC1257』についてをまとめていきました。 マルチシグアドレスなどにおけるスマートコントラクトを利用した支払いの記録が難しいということは知りませんでしたが、標準化された規格の登場により、さらに幅広く分散型決済が応用されていくための地盤が固まったのかなと思います。 今回執筆の参考にした記事のソースは以下からご覧いただくことができます。 Introducing ERC1257: Proof of Payment by Smart Contracts ERC 1257: Proof of Payment by smart contracts #1257
技術
2018/12/12スマコンを利用したサブスクリプション(定期購読)型モデルが実現? EIP1337について解説!
こんにちは。Shota(@shot4crypto)です。 今回は、スマートコントラクトを利用してサブスクリプション型のビジネスモデルを実現するというEthereumの新たな規格『EIP1337』に関して、この概要や特徴を紹介していきたいと思います。 本記事の執筆にあたって、1337AllianceのKevin氏による以下のMediumの記事の内容・構成を参考にさせていただきました。ありがとうございます。 記事ソース:EIP 1337 (Subscriptions) Launches EIP1337とは? 画像では、『ERC1337』となっていますが、現在はまだProposal段階で『EIP1337』とした方が正しいでしょう。 このEIP1337ですが、タイトルにもある通り、これはスマートコントラクトを利用したサブスクリプション(定期購読)型モデルを実現するための規格です。 サブスクリプション型モデル自体は以前にもEIP948という規格を用いて構想が練られていたそうなのですが、今回紹介するEIP1337は、これに対するフィードバックを受け改善を施したものであるとされています。 なぜサブスクリプション型モデルなのか? Webにおけるマネタイズ手段は、広告やスポンサーシップから様々ですが、1337AllianceのKevin氏は、『定期購読モデルはWebビジネスにおいて最も健全なものである』としています。 また、多くの場合トークンベースの経済システムと比較しても、サブスクリプション型のモデルの方が優れているケースが多いと考えられます。 以下はユーザー側・運営側・エコシステム全体がこのモデルを採用した場合に享受することのできる恩恵になります。 ■ユーザー側の利点 DAppsのユーティリティを利用するために複雑なホワイトペーパーを読む必要がない Dappsを利用するという点以上に複雑なVestingやCrypto-economic的な概念を理解する必要がない いつでもキャンセルを行うことができる ■運営の利点 購読者やコンバージョン等のデータを活用して、継続的なキャッシュフローを獲得・把握することができる 二面的なユーザーの構造(投機家・ユーザー)を考える必要がないので、サービスの質を改善することにフォーカスすることができる 長年かけて証明されてきた既存のビジネスモデルを活用することができる 規制面での不確実性が少ない ■エコシステム全体としての利益 サブスクリプション型モデルのような既存のシステムを構築していくことは、Ethereumのエコシステム拡大を考える際に、仕組みが非常にシンプルなものとなります。 オンチェーンのサブスクリプション型モデルにより、開発者は複雑なトークン設計などを意識せずとも、UIやUXの改善にコミットすることができるようになるため、Mass-Adoption(大多数への普及)という課題の解決に、より集中して取り組むことが可能になります。 結果として、利用者が増えることでEthereumのエコシステム全体へ対する利益へ繋がります。 EIP1337の現在の状況は? 情報ソース:Subscription Services on the Blockchain…Are Here ConsensysによってMediumにポストされた投稿によれば、このモデルを利用したサービスのプロトタイプがコミュニティから開発されており、サービスの機能面における監査も既に完了しているようです。 Token Subscription - DAIやWETH等10種類のトークンを利用した定期購読が可能 上のイメージのように、Metamaskを利用することで、ガス価格や数量、支払い頻度などを指定し定期購読を行うことができます。 ETH Grants - サブスクリプション型のコントラクトを作成可能 ETH Grantsでは期間やゴールを指定し、サブスクリプションの概要を記載していくことで、自身のサブスクリプションモデルを作成することが可能です。 EIP1337の今後の可能性は?EIP1337まとめ 個人的な意見となってしまいますが、個人的にはサブスクリプション型のモデルは必要であり、これが広く採用されればDAppsは間違いなく流行ると考えています(これに関しては、以前執筆させていただいたContentBOXの記事でも少し触れています)。 今回のリサーチでは、僕自身がエンジニアではないためDApps内の詳細の仕組みまではつかめなかったのですが、サブスクライブ(定期購読)の仕組みを利用することで、DApps内で行われるマイクロトランザクションを開発元が代替してくれるような仕組みまで実現できれば、これまでボトルネックとされてきたUX部分の大幅な改善が見込めるのではと思います。 一方で、記事内イメージのフレーズ「Monetize with subscription, not ICOs (ICOではなく定期購読でマネタイズしよう)」という形で、ICOの代替手段として広がるのみでは、まだまだ課題も残るのかなと感じます。 ありがとうございました。
ニュース
2018/12/10TronのCEOであるJunstin SunがETCの開発チームをTronファミリーに招待
先日、ETC(Ethereum Classic)のデベロッパーが解散するという報道がありましたが、TronのCEOであるJustin Sun氏がETCの開発チームにTron参加を呼び掛けているようです。 ETCの開発チーム(ETCDEV)は、市場の全体的な下落や資金繰りの困難のために解散を余儀なくされたとしていますが、Justin Sun氏のTwitterではこれに対する以下のような発言を確認することができます; You can join #TRON family! Actually one developer in @etcdev has contacted us. #TRX $TRX https://t.co/IywyxLp55R— Justin Sun (@justinsuntron) 2018年12月8日 彼によれば、既にETCDEVから一人のデベロッパーがTRONにコンタクトを取っているそうで、ファミリーはさらに拡大していく様相を見せています。 TRONの今回の件に対して、Twitter上でも『こういった相場の中でデベロッパーに対してのサポートができるプロジェクトは素晴らしい』などと、Justin氏の姿勢を称賛する声も散見されました。 他方で、Justin氏はETHやEOSのデベロッパーを支援するためのファンドを設立すると発言しており、この資金の支援はTronへDAppsを移行することが条件とされています。 記事ソース:Tron [TRX]’s Justin Sun invites ETCDEV developers to join the “family” shota こういった市況でTronに有能な開発者が集まる状況は正直想定できませんでしたが、このように小さなプロジェクトや資金繰りが難しいプロジェクトから移住というケースはTronに限らず今後も見られるかもしれません。
ニュース
2018/12/08中国のマイナーが市場の下落に対しBTCをヘッジで空売りしていると報道される
数か月にわたる仮想通貨市場全体の下落は、仮想通貨のマイニングを行う個人や機関に対して非常に深刻な影響を及ぼしています。 直近では、中国でマイニングを行なう人々(マイナー)は現在、暗号通貨の価格下落へのヘッジとしてBTCの空売りをしていることが報告されました。 これまでであれば、マイナーは暗号通貨を保有しておけばよかったと考えていたようですが、中国のマイナーの一人であるJin Xin氏によれば、この状況は中国国内でも変化を見せているようです。 現在のトレンドを考えるとさらに10%と価格が落ちていく中で、30枚のコインを採掘するならば、1ヶ月を待たずにいまこの価格で取引所の売り注文を出すだろう。(Jin氏) 彼はさらに、地元のマイナーの多くは”自己防衛”の手段の一つとしてBTCの空売りを行なっていると説明しました。 彼自身は他の"自己防衛"手段として、中古のASICなどを購入し利益を出せなくなる時点までそれを使用、部品を取り除いてそれを販売するなどしていると話しました。 記事ソース:Chinese Miners Short BTC Markets to Hedge Against Falling Prices shota 自己防衛策は大事ですね。マイナーの空売りが反映されて価格が更に大きく下落している可能性も否定できません。
イベント
2018/11/30Contentos Tokyo Meetupレポート。Contentosエコシステムを通じてクリエイターやユーザーの幸せの実現を
2018年11月25日に、東京・渋谷でContentosのミートアップが行われました。 プロジェクトの本拠地である中国からは、共同創設者であるMick氏を含む6名が、会場にもたくさんの人がお越しくださり、充実したミートアップとなりました。 本記事では、そんなContentosのミートアップの様子をまとめていきたいと思います。 16:30 ~ Contentos PJ紹介 本ミートアップのメインイベントともいえるプロジェクト紹介のセッションですが、共同創設者であるMick氏の自己紹介から始まりました。 自己紹介 / PJ簡易紹介 共同創業者であるMick氏は、2004年に大学院を卒業し、コンピュータサイエンスの分野で修士号を取得しました。 その後、ウイルスバスターなどのウイルス対策ソフトを扱うTrend Microで10年間、ソフトウェア開発に4年間、その後Contentosとの統合も行われているLive.meでコンテンツ制作の業界での経験を得て、現在はContentosの共同創業者を務めているそうです。 『Contentos』の名前の由来ですが、こちらは『Content(コンテンツ)』の『OS(オペレーティングシステム)』を目指して名付けられました。 また、スペイン語で『contentos』には幸せ・幸福などの意味もあり、Contentosのエコシステムを通じてクリエイターやユーザーの幸せを実現したいといった意味も含まれているそうです。 最近では、BinanceのCEOであるCZ氏にも注目を受け、Binance Labのポートフォリオの一つに選ばれています。 Contentos創業の経緯 Mick氏によれば、創業の経緯は6ヶ月前に起きたある事件がきっかけであるそうです。 イランのYouTuber/インフルエンサーであるNasim Aghdamさんは、長い間オンラインで動画配信などの活動を続けてきました。 しかし、彼女はYouTubeに継続的に動画を投稿する一方で、そこから得られた収益はほぼ0だったそうです。 さらには、YouTubeが彼女の動画に対して検閲を行っていました。 彼女はYouTubeのHQの位置するサンフランシスコに自らの足を運び、1名の男性と2名の女性を殺害し自殺したと報道されました。 (この事件に関する詳細はこちらの記事をご覧ください) これを受けて、集権的なプラットフォームにおいて生まれる不当な収益構造に疑問を呈し、ユーザーによって生み出された価値はユーザー自身に還元されるべきだとし、『Contentos』の創業に至りました。 Contentosに関して コンテンツエコシステムのプラットフォームであるContentosですが、この軸となる部分にはユーザーの『注目』とクリエイターの『影響力』の交換にあります。 従来までのプラットフォームでは、集権的なプラットフォームがこの交換を仲介する役割を果たしていたため、この図式が成り立ちませんでした。 Contentosでは、ブロックチェーンを利用してピアツーピア形式でこの交換を実現することで、ユーザーとクリエイター間の透明な価値の交換を実現します。 このシステムを利用することで、クリエイターの可能性とオーディエンスの関心が開放され、今まで見えなかった価値が生まれます。 Contentosの強み Contentosブロックチェーンの強みは以下の3つの点にあります。 スマートコントラクト 高速TPSデザイン ユーザー信用システム スマートコントラクトはユーザーや広告主に使いやすく設計されており、デジタルコンテンツビジネスにおける活動が保護されます。例えば、直接的なサブスクリプションなども実現できます。 またBFT-DPoSデザインに基づく合意形成を採用しているために、高速なTPSを実現しています。 ユーザー信用システムでは、ユーザーのスコアリングなどが行われ、エコシステムは健全なものに保たれます。ここでは、ポルノコンテンツなどの検閲が行われます。 競合比較 デジタルコンテンツのエコシステムと聞くと、これまでにも多くのプロジェクトが登場してきましたが、競合と比較した場合のContentosの強みも紹介されました。 一点目として、Contentosでは既に100万以上のクリエイターとのつながりを持ちます。 彼らは、Cheez!(後述)などのアプリで仮想通貨やブロックチェーンに関してのショートムービーの配信などを行っているため、潜在的なユーザーの教育という部分においても大きな効果をもたらすと考えられます。 第二に、『Live.me』や『Cheez!』、『Photogrid』といった有名アプリとContentosのトークンであるCOSの統合がすでに完了しています。 さらに、例えばLive.meでは6000万人以上のユーザー、その他でも多くのユーザーベースがあるため、100万人を超えるクリエイターだけでなく、それを視聴するユーザー、つまり価値の交換を行うエコシステムでキーとなる両者をすでに持つことになります。 Contentosブロックチェーンとアプリの関係など 画像の『Live.me』・『Cheez!』・『Photogrid』はすでに説明した通り、Contentosとの統合が完了しているアプリになりますが、今後は動画や写真だけでなくゲームなどとも統合を進めていくようです。 現在は、ピアノタイルなどのアプリを提供し、月間6億人のアクティブユーザーを持つ『cheetahmobile』などがその例になります。 Mick氏は、既にクリエイター・ユーザーもおり、十分にアプリもあるので、Contentosのブロックチェーンを利用して、既存のアプリからブロックチェーンが統合されたアプリへの統合をいい形で行っていきたいと話していました。 Cheez!のアプリでは、既にクリエイターがこの『教育』の部分に関して、クリエイター自身でブロックチェーンや仮想通貨に関する教育をショートムービーなどを介して行っています。 彼らは、これを行うことでContentosブロックチェーンの流通トークンであるCOSを獲得することができます。 一方で、ユーザーはアプリ内でクリエイターの動画を視聴するなどのタスクを完了させることで、COSを獲得することができるようです。 最後に Contentosのビジョンは、『一般社会へとブロックチェーンの橋を架ける』ことにあります。 既存アプリへの統合という形で、より多くのユーザーに仮想通貨やブロックチェーンのコンテンツに触れる機会を提供することを目指しています。 17:20~ クイズゲーム 最後まで残った人を対象にエアドロップが景品となるクイズゲームが行われました。 参加者はAとBに分かれて、正解だと思う方に移動する形でゲームは進行し、イベントは盛り上がっていました! 18:00~ Cheerz!利用方法に関して イベントの最後のセッションでは、Contentosが統合されているアプリの一つであるCheez!の利用方法が紹介されました。 まとめ 11月25日に東京電力・渋谷で行われたContentosミートアップの内容をまとめました。 会場でもエアドロップが行われましたが、Contentosはユーザーに対して仮想通貨に直接触れる機会を提供することを最重要視していました。 既に巨大なユーザーベースを持つContentosの今後にもぜひ注目していきたいですね! イベントに参加していただいた方は、お忙しい中ご参加いただきありがとうございました。
特集・コラム
2018/11/21オリジナルのコレクタブルをデザインしてEthereum上に発行できるサービス『Mokens』の紹介!
こんにちは!Shota(@shot4crypto)です。 現在、『CryptoKitties』や『Gods Unchained』など、EthereumのERC721規格を利用したDAppsは様々ですが、コレクタブルを自分でデザインして作れるサービスをご存知ですか? 本記事では、『Mokens』と呼ばれるERC721規格のNFTを自身でデザインしてEthereum上に発行できるサービスの概要を紹介していきたいと思います。 Mokensとは? 自身のコレクタブルをデザインし発行できる! Mokensは、Nick Mudge氏、Haley Summers氏、Brian Flynn氏の3名によって開発が進められているサービスです。 Mokensのウェブサイトで提供されているサービスを利用することで、ユーザーは数クリックで自身のオリジナルのコレクタブルをデザインすることができます。 このウェブサイトでデザインしたコレクタブルはMoken(?)と呼ばれ、Ethereumのブロックチェーン上に発行されます。 ここで発行したMokenですが、同じ名前のMokenを後から発行(偽造)することはできず、仮に酷似したものが発行された場合でも、コピーMokenに対しオリジナルのMokenへのリンクが表示されるなどと偽造対策なるものも施されているそうです。 こうして、個人が発行することのできるMokenですが、現在DAppsのゲームでしばしば採用されているトークン規格であるERC721が、Mokenでも採用されています。 公式サイトによれば、現在は、自身で発行したMokenの様々なDAppsゲーム内での利用に向けた改良や開発を行っているそうです。 shota 自分が発行したトークンが何かしらのアルゴリズムでカードゲームなどで使えるようになると非常に面白いですね!! 3分でできる!Moken発行までの流れを説明! 『オリジナルのコレクタブルを発行する』と聞くとかなり複雑で難しいイメージですが、mokensを利用することで簡単に自身のコレクタブルを発行することができます。 本項では、その流れも簡単に解説していきます。 また、Moken発行には主に以下が必要となりますので事前に準備をしておくとスムーズに発行が完了します。 Metamask(使い方はこちらをご覧ください) 少額のEther(トランザクション手数料として少額のGASが求められます) まず、mokensのトップページにアクセスすると、いきなり画面左にMint a Moken(Moken鋳造)の文字列が現れますので、各項目の入力を進めていきます。 Choose a name Mokenの名称を決定します。基本的に文字数に制限はないようですが、初回以降の発行には0.02ETHのコストが発生してくるため、適当すぎない名前がいいかもしれません。 Provide a description of your token (optional) Mokenの概要を記入します。空欄でも大丈夫らしいですが、せっかくなので何か記入しておきましょう! Select an image for your moken (optional) こちらもオプショナルですが、Mokenのイメージを決定します。 『Choose Image』を選択して、好みの画像をアップロードしましょう。 Provide a comma separated list of tags Mokenに紐づけたいタグを設定します。例えば愛犬の画像でしたら"dogg"などのタグが適しているかもしれません。 入力が完了したら『Submit(提出)』する前に『Preview(プレビュー)』で、完成したトークンのイメージを確認してみましょう。 例えば、こんな感じになります! 確認が完了したら、『Submit(提出)』をクリックしてMetamaskでトランザクションを発行しましょう。 まとめ 簡単に自身のデザインしたコレクタブルをEthereum上に発行することのできる『mokens』と呼ばれるサービスを紹介しました。 本記事執筆時はEthereumの価格も下がっており、非常に安価で発行を行うことができますので、自身のmokenを発行してみてはいかがでしょうか? ありがとうございました。
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2018/11/20Lightning Networkのノード数が4000を超える Stellarは年内にもLN実装の予定
1MLが公開している統計によると、高速で安価なBitcoinのトランザクションを実現するためのソリューションであるLightning Networkで、過去最大となる成長が確認されました。 本記事執筆段階で、ノード数は4,039、IPを公開しているノードは2,914に到達しています。 また、ネットワークのキャパシティ(取引許容量)は133.43BTC(約8500万円)となっており、この数字はメインネットのキャパシティとしては過去最大であるようです。 https://twitter.com/alexbosworth/status/1062125944003977217 また、LNのコアデベロッパであるAlex氏は上記ツイートで、LNバージョン1.1の実装に関して言及しており、このアップデートでは30の機能改善が行われるとのことです。 現状、BitcoinとLitecoinに実装されているLNですが、他方ではStellar($XLM)が年内にLNを実装していくとの発表を行っています。 Mediumに投稿されたStellarの公式ブログでは、『Lightningは長期的にStellarのスケーラビリティやセキュリティ面でプラスとなるだろう』と語られています。 記事ソース:LIGHTNING NETWORK PASSES 4000 NODES, REACHES ALL-TIME CAPACITY HIGH
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2018/11/20Bitcoinの価格が$5000USDのサポートラインを割り暴落継続中
20日の午前6時頃、ビットコイン(BTC)の価格が大きく下がり、これは現在の弱気相場に対するバイアスをさらに下に引き下げるものとなりました。 Trading Viewによれば、午前7時30分時点でBTC/USDの価格は$4,901USDとなっており、一時$4,855USDに到達しています。 [caption id="attachment_24798" align="aligncenter" width="696"] Trading View[/caption] また、4900USDという価格は歴史的に下落トレンドを転換させてきたとされる重要なサポートラインを割る結果となっているようです。 ここ数日の間、ビットコイン(BTC)を筆頭として暗号通貨市場全体の相場が低迷していますが、これはビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークによって起きた闘争を皮切りに始まったのではないかと言われています。 一方で、影響力を持つメディアの影響(FUD)も無視できず、Bloombergからは価格は$1,500USDに到達するだろうという予想も発表されています。 記事ソース:Monday Massacre: Bitcoin Price Dives Below $5,000 as Support Levels Falter
特集・コラム
2018/11/16EOSのアカウント作成方法とウォレット『Scatter』の使い方を徹底解説!
こんにちは!Shota(@shot4crypto)です! オンチェーンのスケーリングが優れているEOSのDAppsが最近海外のランキングなどで話題に上がってきていますが、MetamaskのようにGoolge Chromeを利用してEOSのDAppsを遊ぶこともできます! 本記事では、EOSのアカウント作成方法から『Scatter』と呼ばれるEOS版Metamask的な立ち位置に存在する拡張機能の概要、そのインストール方法、使い方などを紹介していきます。 EOSのDAppsがアツい! EOSと言えばEthereumと比較すると性能がよく優れていることなどは有名ですが、EOSのDAppsに関してはおそらくあまり耳にすることはないのではと思います。 ここで以下のDAppsのユーザー数ランキングをご覧ください。 赤枠で囲っているものはすべてEOSのDAppsとなるのですが、「ゲーム」・「ギャンブル」カテゴリ共にEOSのDAppsがユーザー数で1位となっています! EOS Knightsに関しては、2位のEtheremonの5倍以上のユーザー数(本記事執筆時点)を誇ります。 EOSのアカウントのセットアップを行いScatterをインストールすることで、今非常にアツいEOSのDAppsをGoogle Chrome上でプレイできるようになりますので、本記事を読んでぜひEOSのDAppsもプレイしてみてはいかがでしょうか? EOSとEthereumではアカウントの仕様が全く別物! TPSや性能面におけるEOSとEthereumの違いは、日本語の文献やソーシャルメディアでもよく耳にすると思いますが、アカウントの仕様という点においてもEOSとEthereumでは大きく異なります。 Ethereumの場合、秘密鍵から公開鍵(アドレス)を生成することで、その時点から利用することが可能ですが、EOSの場合、公開鍵を生成するだけではまだ利用ができない仕組みになっています。 これは、Ethereumが各TXsごとに手数料が発生する仕組みであるのに対して、EOSは簡単に言うと最初にお金を払ってその後のTXs手数料が発生しないという仕組みになっているからです。 お金を払ってと言いましたが、これはアカウントのアクティベートに必要とされるEOSの4KB分のRAMやCPU、ネットワークバンドワイズ(帯域幅)などの購入にあたります。 そのため、EOSのアカウントを作成するとなると、EthereumのモバイルウォレットやMetamaskのように秘密鍵・公開鍵のペアを自動生成するだけではアクティベートされず、実際にお金を払ってRAMやCPUなどを購入する必要性が生まれてきます。 以降、EOS版Metamaskと呼ばれるScatterのセットアップ方法から、アカウントのアクティベート手順まで一つ一つ解説していきます。 Scatterとは? EthereumにはGoogle Chromeのブラウザ上でDAppsをプレイするためのウォレットとして、『Metamask』が存在しますが、ScatterはEOS版のウェブウォレットであるということができます。 秘密鍵・公開鍵のキーペアの生成やアクティベート済みのアカウントの管理を行うことが可能で、セットアップ後はGoogle Chrome上でEOSのブロックチェーン上にデプロイされたDAppsを利用することができるようになります。 Scatterの具体的なセットアップ手順を紹介! 本項では、Google Chromeを使用してScatterを導入する手順を紹介します。 GitHubに行くとWindows版・Mac版もあるのですが、Windows版も利用してみた結果、圧倒的にGoogle Chromeの拡張機能が使いやすいです。 まずはお使いのGoogle Chromeからこちらにアクセスし、インストールを完了させてください。 インストールが完了したら、ブラウザ右上の水色のアイコンをクリックします。 イメージのようなウィンドウが表示されますので、設定したいパスワードを2回入力して『Create New Scatter』の順に進みます。 次に、12個のMnemonic(ニモニックフレーズ)が表示されるので、こちらを必ずメモしておきましょう。 万が一パスワードを忘れてしまった場合などで、アカウントの復元に必要となります。 メモを取ったら『I wrote it down』ボタンから次に進みます。 次の画面で、Basic Setup(基本設定)を行うかどうかの確認画面が出てきますが、こちらでは下の『Skip Basic Setup』を選択して次に進みましょう。 続いて、『Key Pairs』を選択して、キーペア(秘密鍵・公開鍵)の生成を行います! 右上の青い『New』を選択します。 『Generate Key Pair』をクリックすると、秘密鍵と秘密鍵から生成される公開鍵が生成されます。 ウォレットの名前を『Name』ボックスに入力したら、先ほど生成されたキーペアを右下の『Copy』をクリックしてクリップボードにコピーしておきましょう。 その後、このプロセスをもう一度繰り返して、2つのキーペアをメモ帳に保管しておきます。 ここまで、Scatterの導入手順から、2セットのキーペアを生成しメモ帳にペーストして保管しておく段階までを解説しました。 次項では、Scatterのアクティベートを実際に行う手順を解説していきます。 EOSのアカウント作成 + Scatterのアクティベート手順を紹介! Scatterで、2セットのキーペアを生成しましたが、この段階ではまだEOSのDAppsを遊ぶことができません。 本項では、EOSのアカウントを取得して、先ほど生成したアドレスとの紐付けを行う方法を解説します。 このステップが完了すれば、Google Chrome上でEOS KnightsなどのDAppsを遊ぶことができるようになります! EOSのアカウント作成方法 本記事で紹介する、EOSのアカウント作成を行うために利用するサービスは『EOS Account Creator』と呼ばれるサービスになります。 また、ここから先はアカウント作成に伴う少額の費用が発生しますのでご注意ください(一度作成を行ってしまえば、そこから先で費用が発生することはありません)。 EOS Account Creator (https://eos-account-creator.com) にアクセスして、イメージ赤枠の『GET STARTED』を選択して次に進みます。 次の画面では、自身のアカウント名を設定していきます。 ここで設定するアカウント名は、EOSのブロックエクスプローラなどでも表示されるドメインのような扱いになります。 [caption id="attachment_24246" align="aligncenter" width="800"] https://eostracker.io/[/caption] アカウント名を『I'm Feeling Lucky(自動生成)』或いは、自身の好きな英数字で決定して緑のチェックマークが表示されたら、青い『COINTINUE』ボタンで次に進みます。 先ほどメモを取っておいた、2組のキーペアはここで使用します。 補足ですが、EOSのアカウント作成には、2種類(厳密には1種類でも可)のキーペアが利用されます。 この2種類の公開鍵に関して、MyEOSKitと呼ばれるウェブサイトでは以下のように説明されています。 Active KeysとOwner Keysの違いは? Active Keys - 普段使い向けのキーペア。ステーキングや投票、RAMの購入などに加えActive Keysの変更ができる Owner Keys - Active Keysでできることすべて + Active / Owner Keysの変更が可能 システム上、Active KeysとOwner Keysを同一のものに設定することは可能ですが、Active Keysの秘密鍵が漏洩した場合、第三者にActive / Owner Keysの両方を変更されてしまい、アカウントの救出が不可能となることが想定されます。 したがって、先ほどメモしておいた2つのキーペア(公開鍵+秘密鍵)のうち1つを普段使用するもの、もう1つをローカルで保存するマスターキーのようなものとして設定しておくのがベターと言えるでしょう。 本題に戻って、イメージ赤枠の部分に2つのキーペアのPublic Key(公開鍵)をそれぞれ入力していきます。 次の画面で確認が出ますが、左に入力されているOwner Public KeyとActive Public Keyが正しいものであるかを念のためもう一度確認しておきます。 次にイメージ右上の赤枠で決済手段を選択します。 本記事執筆段階で eos-account-creator.com/で対応している決済手段は以下の通りです。 クレジットカード 仮想通貨(Bitcoin・BitcoinCash・Ethereum・Litecoin) EOS(取引所にEOSを保有している場合) この中から、希望する決済手段を選択しチェックボックスにチェックを入れてさらに次に進みます。 (現在では、仮想通貨を利用した決済がUSD換算で一番お得になっています。) 決済が完了したら、EOS Explorer (https://explorer.eosvibes.io/)に行き、イメージ赤枠の部分に先ほど設定した12文字の英数字のアカウント名を入力して検索します。 無事にアカウントのアクティベーションが行われていれば、検索結果に自身のアカウント情報が表示されます。 これでEOSのアカウント作成は完了です!最後に、記事の前半で紹介したScatterとの紐付け方法を紹介していきます。 Scatterとの紐付け方法 Google Chromeの右上にある水色のアイコンからScatterを開き、『Identities』をクリックします。 ここまでの解説通りにセットアップを行ってきた場合、上のイメージのような画面が表示されると思うので、ここで『Create Identity』を選択し、紐付け作業に進みます。 Identityタブ内では、以上のような画面になります。 Accountの部分で、『EOS Mainnet』が選択されていることを確認し、次にScatterとの紐付けを行うアカウントを選択します。 その後『Import』をクリックすると設定が完了します! スクロールして下にある自身の情報を入力する部分は、DAppsによって要求されることもありますが、必要であれば入力するといった形で基本的には問題ないと思います。 EOSのDAppsについて アカウントのセットアップ自体は完了したけど、EOSのDAppsに関する情報があまり日本で提供されていないのも現状です。 そういった場合、こちらの『STATEoftheDAPPS (www.stateofthedapps.com/)』などを利用することで、効率的にEOSのDAppsを探すことができます。 日本で紹介されていないゲームなども数多く存在する上、かなり速いスピードでEOSのDAppsが増えていることなどもあり、この辺のDAppsに手を付けてみるのも面白いかもしれません! 一方で、ギャンブリングなどをプレイするといった場合、日本語の情報がEthereumのDAppsなどと比較すると圧倒的に少ないため、注意が必要になります。 まとめ EOSのアカウント作成方法やからGoogle ChromeにインストールしてMetamaskのように利用できるScatterの導入方法、アカウントの紐付け方法を解説しました。 今後もEOSのDAppsは増えていくことが予想されるので、この機会にアカウントの作成をしてみてはいかがでしょうか? ありがとうございました。