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2019/09/15Hodl Hodl、自社のビットコインP2P取引サービスをオープンソース化することを計画
P2Pのビットコイン取引サービスを提供するHodl Hodlは、サービスをオープンソース化し、世界中の誰もが自身のシステムを展開できるようにするといった計画を発表しました。 Hodl HodlではKYCやBTCのカストディ(預かり)などは一切行わない体制をとっており、取引はすべてマルチシグネチャを利用して行われます。 同社CEOのMax Keidun氏によれば、今回の計画には ”ドメインがブロックされてしまった場合でも、世界のアクティビスト達がこれをクローンして何か新しいものをローンチできるようにする” といった意図があり、アフリカやアジア、ラテンアメリカでは既にこのようなサービスに対する関心も高まっているとしています。 記事ソース:Hodl Hodl Wants You to Clone Its P2P Bitcoin Exchange
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2019/09/06Binance(バイナンス)がPaxosと提携 USD担保型のステーブルコイン『BUSD』を発行
Binanceは昨日、デジタル資産(ステーブルコイン「$PAX」)の発行を行う金融機関である「Paxos Trust Company」と提携を結んだことを発表しました。 今回の提携により、ニューヨーク州金融サービス局 (NYDFS)の承認を受ける形で、USD担保型のステーブルコインである「Binance USD (BUSD)」が発行されることになります。 Paxosは法規制を順守する形で、いくつかのステーブルコインをリリースしており、今回の$BUSD発行においても発行者及び$USDのカストディアンとしての責任を請け負うことになっています。 $BUSDは今月中にもリリースが予定されており、Paxosのプラットフォームでは$USDと1:1で交換が、Binanceのプラットフォームでは$BTC, $BNB, $XRPの3つの取引ペアでの購入が可能であるとされています。 記事ソース:Binance Partners with Paxos to Launch USD-Backed Stablecoin ‘BUSD’
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2019/07/02Polkadot(ポルカドット)とSubstrate(サブストレート)の概要と仕組み、取り巻くエコシステムに関して
Polkadotは、異なるブロックチェーン間のインターオペラビリティを実現するプロトコルで、トリレンマの問題も解決しWeb3.0のエコシステムの構築を目指すプロジェクトです。 またPolkadotの開発に利用されたフレームワークであるSubstrateも、簡単にインターオペラブルなブロックチェーンを開発できるとしてPolkadotと並んで注目を集めています。 本記事では、そんなPolkadotとSubstrateについて、概要から詳細まで解説していきます。 Polkadot(ポルカドット)とは? Polkadotとは、異なるブロックチェーン間のインターオペラビリティを実現するためのプロトコルです。 BitcoinやEthereumなどのブロックチェーンは革新的である一方で、それぞれが独立しており、これまでのウェブのような一つの大きなエコシステムであるとは言い難い状況にあります。 Polkadotでは分散型のウェブ、つまり個人情報やデータをすべて各自が管理するような世界を創り上げることをミッションとしており、これは単一のブロックチェーンではなく無数のブロックチェーンが繋がっていくことにより実現されていくと考えられます。 Polkadotは異なるブロックチェーン同士の情報のやり取りを可能にし、それぞれを繋ぐだけでなく、後述のSubstrateと呼ばれるフレームワークを利用することで、簡単にインターオペラブルなチェーンを実装することも可能になります。 また、EthereumのVitalik氏が提唱したトリレンマ問題(セキュリティ・分散性・スケーラビリティ)も解決しうるポテンシャルを持ち、プロトコル層の開発というステージからアプリケーション層の開発へと移行するための土台としても期待されています。 Polkadot(ポルカドット)の特徴 異なるブロックチェーン間のインターオペラビリティを実現 Polkadotの一番の特徴は、Polkadotのチェーン(Parachain)だけでなく、BitcoinやEthereumなどの異なる様々なチェーンを相互に接続できる点です。 Polkadotは、相互運用性(インターオペラビリティ)を持つプラットフォームとなることで、仲介者を必要としない資産の取引、コミュニケーションを可能とします。 なぜこれが重要かという話ですが、単純な利便性だけでなく分散的なウェブの実現において、分散的な資産が存在する一方で、分散的な交換方法は存在しませんでした。 そのため、Bitcoinを別の資産に交換したいとき、これは分散型のウェブのrealmで行われず、取引所などの集権性が必要とされてきました。 インターオペラビリティによるP2Pでの資産の取引が可能になることで、Web3.0と呼ばれる真に分散型のシステムを実現することができます。 DOTトークンによる単一のグローバルステートと強力なセキュリティ Polkadotでは『Pooled Security』と呼ばれるセキュリティのモデルを採用しています。 BitcoinやEthereumは強力なセキュリティを持つとされていますが、これはコミュニティの大規模なプロトコル参加が前提となっており、この前提無しでは十分なセキュリティを確保できず攻撃の対象とされてしまうこともあります。 [caption id="" align="aligncenter" width="1239"] 引用:https://www.parity.io/a-brief-summary-of-everything-substrate-polkadot/[/caption] 複数のチェーンが相互に接続されている状況を考えるとき、経済的に弱いチェーンが狙われる可能性があり、そこを軸とした穴が生まれてしまう可能性を無視することはできません。 Polkadotでは、Relay Chain(後述)とネイティブで互換性を持つブロックチェーンのセキュリティを一か所に集約させることで、チェーン毎に強弱があるセキュリティではなく、一つの強力なセキュリティによりPolkadot全体の攻撃を防ぐことが可能となります。 アプリケーション別のステート遷移 Ethereumの場合、アプリケーションはすべてEthereumのSpecificationに依存するため、トランザクションやブロック生成、合意形成など、各シャードがこの制約を受けます。 例えば、あるDAppでユーザー数が急激に増加し、トランザクションの詰まりが発生した場合その影響はネットワーク全体に及ぼされます。 Polkadotではアプリケーションが全てParachainsと呼ばれるサイドチェーンに乗っかる形になるので、同様のケースにおいてPolkadotのネットワーク全体に影響が及ぶことはありません。 トランザクションの処理が各チェーン毎に別々に行われるということは、スケーリングの問題を緩和することにも繋がっていきます。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] 引用:https://medium.com/polkadot-network/a-tale-of-two-technologies-presentation-transcript-e7397c1c7a49[/caption] またスケーリングだけでなく、多様なシャードをRelay Chainに接続できるということはそれだけ多様で複雑なアプリケーションがこの上に乗っかってくることも期待することができます。 Polkadot(ポルカドット)の全体像と仕組み 以下の図は、Polkadotの全体像のイメージです。 後ほど解説しますが、Polkadotのチェーンは何種類か存在していて、Relaychainを軸として動いているというポイントだけ抑えていれば問題ありません。。 インターオペラビリティとWeb3のエコシステムを実現するための3つの要素 Polkadotがインターオペラビリティを実現していくためには以下の3つの要素が鍵となります。 Relay Chain(リレーチェーン) Parachains(パラチェーン) Bridges(ブリッジ) これらの3種類の要素が組み合わさることで、プライベート・コンソーシアム・パブリックなど様式を問わないブロックチェーン同士が相互に接続されます。 Relay Chain(リレーチェーン) Relay chainはPolkadotの軸となるチェーンで、ネイティブで互換性を持つチェーン、またブリッジを通じて互換性を待たないチェーンをここに接続することができます。 合意形成やトランザクションの伝播はここで行われ、単一の正当なチェーンとしてPolkadotのエコシステムを守ります。 Parachains(パラチェーン) ParachainsとはRelay Chainに接続される異なる独立したブロックチェーンの呼称で、名前はParallel-chains(平行に走るチェーン)に由来しています。 先ほど、セキュリティは単一のグローバルステートに集約されるという話をしましたが、Parachainsにおけるトランザクションの収集や処理は各チェーン毎に独立しており、チェーン毎に独自性を持たせることが可能です。 Bridges(ブリッジ) BridgesはPolkadotのエコシステムにおけるチェーン同士、また互換性を持たないチェーンをRelay Chainと繋ぐ役割を果たします。 その中にもいくつか種類があり、ブリッジとしてデプロイされるスマートコントラクトである『Bridge Contract』やCross-Parachain Communicationなど各ブリッジがそれぞれ異なる役割を果たすことが特徴です。 Polkadot(ポルカドット)の4種類のプロトコル参加者 Validators(バリデーター) ValidatorはPolkadotエコシステムのメインのチェーンであるRealychainに直接的に関わり、参加者の中では非常に重要です。 彼らは、Nominatorにより選出され、Collatorから送られた各Parachainsのブロックを検証し、有効なブロックヘッダーをRelaychainに追加する役割を果たしていきます。 バリデーションに対してもちろん報酬は付与されますが、RelaychainのフルノードによるDOTのステーキングが必要とされ、悪意を働きかけようとした場合にはペナルティが課せられるため、正直なふるまいをとるインセンティブ設計になっていることが特徴的です。 Nominator(ノミネーター) NominatorはValidatorを選出する役割を果たします。 彼らは、DOTのステーキングを直接行わず、代表するValidatorに対してステーキングを行うことで、Validatorの報酬の一部を得ることができます。 万が一、NominatorとValidatorが結託して、といったケースもあるので(?)悪意のあるノードに対してステーキングを行った場合、Validatorに課せられるペナルティも受けることになります。 Collators(コレーター) Collatorは各Parachainsのフルノードで、それぞれのチェーン発生したトランザクションの照合を行いバンドル化し、これをRelay chainへと提出します。 彼らは、バリデーション自体は行わず、Validatorによりブロックが検証・追加された時点で報酬の一部を獲得する仕組みになっています。 Collatorも同様に、ステーキングが必要とされ、ペナルティが課せられる場合もあります。 Fisherman(フィッシャーマン) FIshermanは主にValidatorの監視を行い、Validatorが悪意のある行動を取らないように見張る感じの役割を持ちます。 他の参加者とは違い、違反を見つけた時点で彼らのステークを没収することができるという権利が付与されるインセンティブ設計になっています。 Fishermanになるためにもステーキングが必要です。 Polkadot(ポルカドット)のその他のポイント Polkadot(ポルカドット)の合意形成・ファイナリティ PolkadotのRelay chainにはGRANDPA(GHOST-based Recursive Ancestor Deriving Prefix Arrangement)と呼ばれるファイナリティガジェットが実装されています。 Bitcoinなどでは6 confirmationで確率的にブロックが覆らないといった、probabilistic finality(確率的ファイナリティ)が採用されていますが、GRANDPAでは数学的に検証可能であるProvable Finality(証明可能ファイナリティ)を実現します。 このアルゴリズムの特徴は、分散ネットワークだけでなくブロックチェーンの特徴を生かして、単体のブロックに対する投票ではなく、ブロック高に対して投票を行うことができるという点です。 これは、子ブロックが有効であれば親ブロックも有効であるという前提に基づいています。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] 引用:https://medium.com/polkadot-network/grandpa-block-finality-in-polkadot-an-introduction-part-1-d08a24a021b5[/caption] イメージCのブロックまでは2/3の投票が獲得できているので、説明可能な状態でファイナライズされており、例えばE1・E2に対する総数が2/3を超えれば、その前にあるD2もファイナライズされていくという感じになっています。 Polkadot(ポルカドット)のガバナンス Polkadotのガバナンス、プロトコルにおける政治(?)はPolkadotのトークンであるDOTのステークホルダーを中心として設計されています。 第一に、上述の参加者(Validator/Collator/Nominator/Fisherman)がプロトコルにおいて悪意のある挙動を取らないように、といったゲーム理論的インセンティブがあります。 これは報酬とペナルティをベースとして設計されており、プロトコルへの攻撃を防ぐ役割を果たしています。 そして、プロトコル内の意思決定においてもDOTトークンが重要です。 0xなどが既に行っているように、Polkadotもチェーンの分岐という形を取らずに、ステークホルダーによる投票でプロトコルのアップグレードを行うことができます。 DOTトークンの保有をベースとした投票により、プロトコル参加者の意思をより如実に反映させることが可能となっています。 Substrate(サブストレート)とは? Substrateとは、Ethereumの元CTO兼共同創設者であるGavin Wood氏が率いるParityによって開発された、ブロックチェーンの開発を行うためのフレームワーク(Tech Stack)です。 これを利用することで、ウェブにおいてアプリケーション毎に独自のHTTPを実装する必要がないように、ネットワーキングや合意形成に関する部分をコードを実装せずにブロックチェーンを新しく作ることができます。 また、Polkadotと同じ文脈で語られることの多いSubstrateですが、これはPolkadotがSubstrateのフレームワークを利用して実装された最初のチェーンである点、Substrateを利用して実装するチェーンとPolkadotのRelay chainの互換性を持たせることができる点などが主な理由です。 Substrate自体は、Polkadotからは独立しているため、必ずしもPolkadotと接続する必要性はなく、今年下旬に予定されているメインネットを待たずとも独自のブロックチェーンを開発することは可能であるとされています。 去年のWeb3 SummitではGavin Wood氏によるSubstrateの実装のデモも行われました。 https://youtu.be/0IoUZdDi5Is?t=3261 Substrate(サブストレート)の特徴 Parachainsとして実装することができる Substrateのフレームワークを利用することで、実装することのできるチェーンには3つの種類があります。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] 引用:https://medium.com/polkadot-network/a-tale-of-two-technologies-presentation-transcript-e7397c1c7a49[/caption] この中には、Polkadotと独立した合意形成を持つより自由度の高いSolo Chainと呼ばれるチェーンあります。 その他、Solo ChainとBridgeが一緒になったものは、上述のBridgeの仕組みでPolkadotのRelay Chainと繋げることもできます。 この二つの場合、Polkadotの持つ強力なセキュリティプールを利用することができず、独自の合意形成を設計する必要があるため、どちらかというとエンタープライズなどに向いているのかなという印象です。 SubstrateがPolkadotとセットで名前が挙げられる通り、Parachainsの一つとして実装することももちろん可能で、これはBridgeを介さずにRelay Chainと繋がることができ、合意形成やセキュリティ(プール)、インセンティブ設計などを考慮する必要性が生じません。 Substrate(サブストレート)の高い開発自由度 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] 引用:https://medium.com/polkadot-network/a-tale-of-two-technologies-presentation-transcript-e7397c1c7a49[/caption] Substrateは、Substrate Core・Substrate SRML (Substrate Runtime Module Library)・Substrate Nodeの3つのレイヤーにより構成されます。 イメージのPolkadot Coreでは、PolkadotのRelay Chainに接続するチェーンを実装することができます。 ここでは、ノード、ネットワーキングなどの諸々を自身でコーディングし実装する必要がありますが、その分自由度の高いブロックチェーンを作ることができます。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] 引用:https://medium.com/polkadot-network/a-tale-of-two-technologies-presentation-transcript-e7397c1c7a49[/caption] そこでSubstrate Coreを利用すれば、最低限ランタイム(State Transition Function)のコードを実装するだけで、上記の諸々をコーディングする必要性は一切なくなります。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] 引用:https://medium.com/polkadot-network/a-tale-of-two-technologies-presentation-transcript-e7397c1c7a49[/caption] これはカスタマイズ不可能というわけではなく、用意されているものをカスタマイズしていくことも十分に可能です。 Substrate SRMLでは、ライブラリから必要なモジュールを選択し、あとはパラメータなどを設定するのみで実装ができる機能を提供しています。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] 引用:https://medium.com/polkadot-network/a-tale-of-two-technologies-presentation-transcript-e7397c1c7a49[/caption] 一番下のSubstrate Nodeでは、jsonのコンフィグファイルのみで完全なスマートコントラクトブロックチェーンを作ることができるとされています。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] 引用:https://medium.com/polkadot-network/a-tale-of-two-technologies-presentation-transcript-e7397c1c7a49[/caption] このように、開発者の求める自由度に応じたカスタマイズ性が広いこともSubstrateの特徴の一つです。 フォーク無しのアップグレード Substrateではネイティブのランタイム(実行環境)のほかに、WASM(WebAssembly)のランタイムが用意されています。 [caption id="" align="aligncenter" width="1350"] 引用:https://www.parity.io/a-brief-summary-of-everything-substrate-polkadot/[/caption] ネットワークのアップグレードが行われた場合、一部のクライアントでアップデートが行われていない場合があります。 このとき従来のシステムでは、互換性を持たない別々ネットワークが起こり、フォークという形を取らざるを得なくなります。 Substrateの場合、Substrateに統合されたWASMの仮想マシンで既存のバージョンのランタイムをinterpretし実行できるので、ネットワーク上のすべてのノードがフォークをせずに正しくチェーンと同期することができます。 Substrateを利用してParachainsの開発実装を進めるプロジェクト ChainX [caption id="" align="aligncenter" width="1024"] 引用:https://github.com/chainx-org/chainx-logo/blob/master/assets/ChainXlogo001.png[/caption] ChainXはSubstrateで実装された最初のブロックチェーンネットワークで、PolkadotのエコシステムにおいてはDEXのような立ち位置にあります。 上述のBridges(Parachains)の部分の開発を行い、Polkadotと直接互換性を持たないBitcoinやEthereumなどはChainXを通じて資産の交換を行うことができるようになります。 https://twitter.com/chainx_org/status/1131215820569243655 ChainXは2019年5月25日にメインネットをリリースし、将来的には、ChainX独自のRelay Chainの実装もロードマップに記載されています。 ChainXでは将来、Polkadotにおけるインターチェーンコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしていくことが期待されます。 Zerochain [caption id="" align="aligncenter" width="1748"] 引用:https://medium.com/layerx-jp/%E7%A7%98%E5%8C%BF%E5%8C%96%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3-zerochain-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E5%A7%8B%E5%8B%95-11696bce0b13[/caption] Zerochainは、日本国内の企業であるLayerXによって開発され、Substrateのフレームワークを利用して実装されるプロジェクトです。 主に、ブロックチェーンにおけるデータの透明性・秘匿性についてのプライバシーに関する問題の解決を目指しており、暗号学的なアプローチでブロックチェーン上のデータの秘匿化を可能にします。 公式ブログによれば、ZerochainはBitocoinなどのUTXO型ではなくEthereumのようなアカウントベースの秘匿ブロックチェーンであり、これは世界で初の事例であるため世界中のコミュニティからも注目を集めています。 Edgeware EdgewareはRustで記述されWASM(WebAssembly)で高速に実行される、Polkadotで最初のスマートコントラクトプラットフォームです。 Polkadotのメインネットがローンチされると、PolkadotのParachainsの一つとして実装され、簡単にコードをデプロイすることができるようになります。 Edgewareの開発を行うCommonwealth Labsではガバナンスにも力を入れており、ETH保有者に対して90%以上のトークンを付与するロックドロップや投票などのオンチェーンガバナンスはEdgewareの大きな特徴の一つです。 Plasm PlasmはSubstrate CoreとSRMLを利用した開発が行われ、Polkadotに繋げることのできるPlasmaチェーンであり、独自のSRMLでもあります。 このライブラリを利用することで、親のPlasmチェーンと接続できる独自のPlasmaチェーンを作ることができるようになります。 YouTubeでも既にデモ動画が公開されており、今後はUTXOモデルの対応などに力を入れていくようです。 https://www.youtube.com/watch?v=T70iEgyuXbw#action=share まとめ ブロックチェーンを一段階上のレベル上げるPolkadotと、それに関連してブロックチェーン開発を容易にするフレームワークであるSubstrateについて、できる限りで分かりやすく紹介しました。 Polkadotのメインネットは年内に控えていますが、これがローンチされると、取り巻くプロジェクトやエコシステムが増えていくことで、これまでとは違った進歩が見れると思います。 今後も、より一層注目が集まっていくプロジェクトになると思いますが、基本的な内容の理解に際して、本記事を参考にしていただければと思います。
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2019/07/02CZ氏がBinanceで先物取引を開始することを発表
本日2019年7月2日から3日にかけて台北で行われているAsia Blockchain Summit(ABS)で、BinanceのCZ氏がBinanceにおいて先物取引のサービスを開始することを発表しました。 https://twitter.com/binance/status/1145920008096141312 数か月以内のローンチが予定されており、当初はBTC/USDTペア(将来的により多くの通貨ペアに対応)、20倍までのレバレッジに対応していくと発表がありました。 カンファレンスでは、既にデモプロダクトの紹介が行われており、Coindeskの取材によれば、数週間以内にテスト版がローンチされていくとされています。 【最新版】取引所Binance(バイナンス)の登録方法・使い方まとめ! - CRYPTO TIMES 記事ソース:Binance Exchange Is Launching Crypto Futures Trading Platform Binance announces futures trading platform with up to 20x leverage
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2019/07/02Huobi(フォビ)が分散型金融にフォーカスした独自のパブリックチェーンを発表
シンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所Huobi(フォビ)は、DeFi(分散型金融)領域のサービスに特化したパブリックチェーンのローンチに向けて準備を進めていることを発表しました。 ”Huobi Finance Chain”と呼ばれるこのチェーンの開発にあたり、Huobiではブロックチェーンスタートアップである『Nervos』との提携を結んだことも発表されています。 これを利用することで、金融機関や取引所などは、独自ブロックチェーンのデプロイ、トークン発行、任意のDeFiサービスの提供などを行うことができるとされています。 そのほかにも、レンディングやステーブルコイン、STO(セキュリティトークンオファリング)、DEX(分散型取引所)など、さまざまな分野が包括的にカバーされています。 プロジェクトのロードマップについて、詳細(ソースコード)は2019年Q3、テストネットは2020年Q1、メインネットは2020年Q2を目途に公開される予定です。 記事ソース:Huobi and Nervos Partner On A New Public Blockchain For Decentralized Financial Services
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2019/06/20My Ether Wallet(マイイーサウォレット)のDAppsページにMaker DAOのCDPポータルが追加される
Ethereumのウォレットとして知られるMy Ether Wallet(MEW)のDappsセクションにMaker DAOのCDPポータルが統合されました。 パソコンの場合、MEWのウェブサイトから、MEWconnectのQRコード、あるいはMetamaskなどを利用して自身のウォレットにログインし、DAppsセクションからMaker DAOを選ぶことでポータルにアクセスすることができます。 イメージの通り、Collateral(担保)として預けるETHの枚数を入力することで、その枚数に応じたDAIを手に入れることができます。 My Ether Walletのチームは今回のMaker DAOの統合に関して、『DeFiは既存の金融インフラへのアクセスを持たない人々に対して大きな利益をもたらすことができ、より広い普及のための重要な一歩となる。今後も様々なDeFiツールを統合していきたい』とコメントしています。 記事ソース:Introducing: MakerDAO MyEtherWallet(マイイーサウォレット)がイーサリアムのブロックチェーンエクスプローラをローンチ
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2019/06/18Binance(バイナンス)CEO CZ氏による6月18日AMAの要点まとめ
先ほど、BinanceのCEOであるCZ氏によってBinanceの今後の展開に関してAMA(Ask Me Anything)セッションが行われました。 https://twitter.com/binance/status/1140816576062484480 Binanceは先日、米国ユーザーの利用禁止などを発表しましたが、今回のAMAの内容もこれに関する方針やBinance 2.0へのアップデートについて、Binance DEXなどの内容についてのユーザーからの質問にCZ氏が答える形となりました。 本記事では、AMAの内容をカテゴリ別に以下にまとめていきます。 米国ユーザーのbinance.com利用禁止とbinance.us CZ氏によれば、米国ユーザーのbinance.com利用禁止の背景には、Binanceが常日頃から口にしているコンプライアンスの完全な順守が要因として挙げられるとしています。 Binanceは常に、各国の法律に順守する形をとっていく姿勢であるために、今回の米国ユーザー締め出しの判断に至りました。 禁止に関しての現状は以下の通りです; 既に米国ユーザーのKYCは不可 約3か月の期間の後、米国ユーザーはbinance.comへの入金・取引ができなくなる 出金はいつでも可能 また、米国居住者向けのサービスであるbinance.usのローンチに関して、CZ氏は『通常、取引所のローンチには3か月程度の期間を要する、binance.usも3か月以内のローンチに向けて尽力している』と話しました。 binance.usに上場するコインにまつわる様々な噂が出回っていまるようですが、これはまだ確定しておらず、噂やFUDに騙されず、公式の発表を待つようにとのことでした。 締め出しが行われた後、米国居住者がどのようにBNBを手に入れることができるのか、という点について、Binance DEXをサポートするウォレットを利用することで、binance.comを介さずにBNBを購入することも可能であると答えています。 Binance DEX(分散型取引所) 米国居住者はBinanceの提供する一切のサービスを利用することができないというわけではなく、Binance DEXは様々なウォレットを通じてもアクセスをすることができます。 分散型取引所は異なる様々なノードによって運営されているので、設計上アクセスのブロックをすることはできません。 ペッグコイン関連のアナウンス 先日、BGBPと呼ばれるGBP(英国・ポンド)とペッグされたコインが発表されました。 今週の金曜日を目途に、Binance Jersey (binance.je)に取引ペアの追加が行われる予定となっており、GBPと1:1で交換することができるようになります。 また、ビットコインとペッグされたBTCBに関して、binance.comへのBTC/BTCBの取引ペアも追加されていきます。 そのほか、BinanceのCZ氏とも交流の深いTRONのJustin Sun氏もBinance Chain上にTRXのペッグコインを発行するという発表もあったようです。 その他 binance.comでは、Binance Chain上に発行されるトークンの取引ペアの追加も積極的に行っていき、いづれこれもBinance DEXの特徴の一つとしていきたいと話しました。 Binance DEXから上場を行っていくというCommunity Listing Programも先週発表がありましたが、このプログラムでは最低月1回のペースで上場されていきます。 上場の条件等の詳細は上記リンクをご覧ください。 そのほか、フロントランニングなどを防ぐため、6月~7月を目途にDEXのオーダーマッチングのアルゴリズムの変更などが行われていく予定になっています。 IDO(Initial DEX Offering) / IEO 先日、Raven ProtocolのIDOが行われましたが、CZ氏は『Binanceとは直接関係しているわけではなく、公平性などのコントロールはできない。IEOと違いチームが選んでいるわけでもないので、背景にあるテクノロジーやプロジェクトを理解してから参加するように』とコメントしました。 次期ローンチパッドの銘柄について、『現段階でプロジェクトの名前は公表できないが、今週の木曜日に発表を行う』とのことでした。 またIEOの方式について、以下、変更点になります; 7日間→9日間の間BNBを保有する必要がある スナップショットの時間は完全にランダムになる 注意点として、IEOはbinanceによるcentralizedなものなので、ウォレットにBNBを保有していても参加することはできません。 IEOへの参加を考えている場合はbinance.comにBNBをデポジットしておく必要があるようです。 Margin Trading(信用取引) 以前より、話題に上がっている信用取引ですが、すでに実装はされていて現在1000人ほどのBNBホルダーがテストを行っています。 レバレッジは1~3倍となっており、取引を重ねることで最大の3倍で取引を行うことが可能となるとの説明がありました。 信用取引に関連してレンディングなどの質問が多数寄せられていますが、CZ氏はこれに関して『技術的には可能であるがアクティブな開発は行われていない』とコメントしました。 BNBのBurn(焼却) 次回のBurnは7月15日前後に行われる予定となっています。 大きな変更点としては、ホワイトペーパーに記載されていた『利益に応じてBurnの枚数を決定する』という旨の文言は今年の1月/2月に削除された点です。 利益額に応じたBurnでは、BNBが証券として認識される可能性が高くなるため、今後はランダムに枚数が決定されていくようです。 また、ユーザーからの質問でチームが保有するBNBに関しての質問がありましたが、CZ氏は『これがマーケットに放出されている事実はなく、現状、放出される見込みもない』と語りました。 まとめ 今回のAMAに関して、重要なポイントをまとめました。 米国居住者向けのサービス展開に関する変更点や、先日行われたIDO、次期IEOについて、7月15日に予定されている次回のBurnスケジュールなど、注目すべき内容でした。 先日、Binanceが米国の利用を規制することを発表した後、BNBの価格は下落しましたが、今回のAMAにより、再び価格は上昇傾向にあります。
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2019/06/14Raven ProtocolがBinance DEXで初のLaunchpadを行うことを発表
分散型ディープラーニングのプロトコルであるRaven ProtocolがBinance DEX上で初となるLaunchpad (IEO)を実施することを発表しました。 これはBinanceによる公式のIEOではなく、Raven Protocol自らが試験的に行う「Binance DEXへの上場のタイミングに合わせたトークンセール」であるといいます。 DEX Launchpadはこれまでになかった形の資金調達方法で、Raven Protocol側も今回の資金調達がどのような結果をもたらすかは不明確であるとし、Binance Chainにおける新たな可能性を追求する姿勢を示しています。 ■IEOの詳細 開催時間:6月17日午前9時 UTC (日本時間 18時) ~ 6月18日午前9時 UTC (日本時間 18時) / ハードキャップの到達で終了 ハードキャップ:$500,000 USD (15,000 BNB) / 総供給枚数の3% 販売レート:1 RAVEN = 0.00005 BNB フォーマット:先着順 (事前の抽選はなし) 購入限度額:100BNB (2,000,000RAVEN) / (コミュニティの自主的な協力により) 記事ソース:Introducing the Raven Protocol (RAVEN) DEX Launchpad
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2019/06/12LiquidがTelegramの『Gramトークン』のパブリックセール実施を発表
大手仮想通貨取引所のLiquidが、メッセンジャーアプリを提供するTelegram(テレグラム)の暗号通貨「Gram」のトークンセールを独占的に実施することを発表しました。 Gramはこれまでプライベートセールでのみ販売されており、一般投資家向けのパブリックセールは今回が初となります。 Gramトークンは、Telegramの独自スマートコントラクトブロックチェーン・TON(Telegram Open Network)のネイティブ通貨で、メッセンジャーアプリ上だけでなく、ネットワークの様々なインセンティブとしての利用も想定されています。 TONのメインネットは今年10月にローンチ予定となっており、先日より情報が公開され始めたFacebookの独自通貨「グローバルコイン」と並んで要注目のプロジェクトとなっています。 セールの詳細は以下の通りとなっています。 開始日時:2019年7月10日 午前8時 (GMT) 終了日時:未定 対応通貨:USDC / USD 備考・その他:日本国内からの参加不可 記事ソース:Introducing the Gram Token Sale on Liquid
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2019/06/05Appleが暗号学ツールキット「CryptoKit」を発表
Appleが開発者向けカンファレンスWWDC2019で、安全・効率的に暗号学的なオペレーションを実行するためのフレームワーク『CryptoKit』を発表しました。 CryptoKitは、プログラミング言語「Swift」上でハッシングやキーの生成、暗号化などの一般的な暗号学的コマンドを実行できるツールキットです。 このツールキットを利用してアプリを開発することにより、自動的にそのアプリが安全化される仕組みになっています。 CryptoKitには他にも以下の機能性が備えているとされています。 暗号学的にセキュアなダイジェストの比較・計算を行う 公開鍵暗号方式を利用したデジタル署名の作成及び評価、鍵の交換。メモリーに格納された鍵を操作するだけでなく、Secure Enclaveに格納・管理されている秘密鍵の使用も可 共通鍵を生成しメッセージの認証や暗号化を行う CryptoKitは次期バージョンのiOS 13のアップデートから利用可能となっています。 記事ソース:Apple set to introduce CryptoKit in iOS 13