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2024/03/25仮想通貨スマートウォレット「Light」、プライベートβの募集を開始
クロスチェーン型スマートコントラクトウォレットのLight (@LightDotSo)がプロダクトのデモ体験ができるwaitlistの募集を開始しています。ユーザーは、メールアドレスやウォレットアドレス、各種SNSの情報を入力することでwaitlistに申し込みが可能です。 https://t.co/56qJDjgQX3 — Light (@LightDotSo) March 19, 2024 Lightは単一のネットワークを使用するようにL2/L3を含むEVMチェーン上の仮想通貨をシームレスに扱えるソリューションを提供するプロジェクトです。 ユーザーはLightの利用により異なるチェーン上のトークンとNFTを同時に転送できたり、ガス代として異なるチェーン上のトークンが使用可能となります。下記デモ動画では、ArbitrumとOptimism上のUSDCをPolygon上のUSDTを手数料として一括で送金している様子が示されています。 1. Network abstraction Light enables you to instantly interact across chains seamlessly, and pay gas in ANY asset you hold across chains. Here's a quick demo: Sending USDC on Arbitrum & Optimism, while paying gas w/ USDT on Polygon, all in one transaction. pic.twitter.com/bJHfGH5nsR — Shun Kakinoki (@shunkakinoki) March 18, 2024 Lightは、ERC-4337,ERC-7579に沿った完全統合型の技術スタックを構築しており、誰でもすぐに新しいチェーンでのサポートを開始できる体制が整えられています。(Github) 現在のWeb3の世界では、様々なレイヤー1、レイヤー2のブロックチェーンが乱立しているため、ユーザーがより多くのプロダクトに触れる場合、チェーン間のトークン移動を頻繁に行う必要があります。さらに、トークンの移動の際には送信元となるチェーンにて送金手数料として異なるトークンを用意しておく必要があるなど、現状のUXは優れているとは言えません。 クロスチェーン型スマートコントラクトウォレット「Light」が提案するチェーン間のトークンの移動をより自由にするソリューションはWeb3ユーザーのUXを大幅に向上させるポテンシャルを持っており、今後の動向に注目が集まります。(プライベートベータに申し込む)
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2024/03/25Checks VVのJack Butcher氏、BaseでNFT販売|14万点以上がミント
Checks VVで有名なJack Butcher氏が「1988」というタイトルのNFTをBaseを活用して販売しています。この販売は3月24日に開始され、24時間のOpenEditionで販売するとBaseのXアカウントからアナウンスされています。 1988, a 24-hour open edition by @jackbutcher on @base https://t.co/iNGZdT9qAd — Base 🛡️ (@base) March 24, 2024 NFTの価格は0.0024ETHで、現在の価格で約8.26ドルです。現時点で、148,464点のNFTがミントされ、37,559人のユニークなミンターがいます。販売収益は356.3136ETHに達し、これは約1,226,431.41ドルに相当します。Zoraに記載されているクリエイター収益は118.771ETHで、これがクリエイターに入る利益であると推測されます。 BaseのXのポストによると、24時間の販売ウィンドウの終了が示唆されております。Zora上にカウントダウンタイマーがないため、いつ終了するのか、不明となっています。プライマリーセールで購入したい方は、ご了承ください。 このBaseでの低価格24時間OpenEdition販売方式は、先日XCOPY氏という別のアーティストによっても採用され、そのプロジェクトでは100万点以上が販売され、大きな収益を上げました。 関連:XCOPY氏のNFTが100万ミントを超える|約250万ドルの売上 知名度と人気を兼ね備えたアーティストであれば、低価格設定にもかかわらず、大きな売上を達成することが可能であることが実証されています。1000人ほどの強烈なファンがいるアーティストもこの手法で、ある程度の売上を出す可能性も考えられます。 今後、NFTアート界隈でこのような売り方が主流になっていくのか、注目したいところです。 記事ソース:Base X、Zora
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2024/03/22ビットコインETF、4日連続で資金流出|過去最大ペースに
米国で上場しているビットコインETF(上場投資信託)での資金フローが4日連続でマイナスとなったことが明らかとなりました。 BitMex Researchの報告によると、3月21日の10社のビットコインETFからのトータルでの資金フローは-9390万ドルとなり、3月18日(月)以降連日マイナスとなっています。 [1/4] Bitcoin ETF Flow - 21 Mar 2024 All data in. Another net outflow day, with $94m net outflow. Large GBTC outflows continue Record low inflow for Fidelity, of $2.9m pic.twitter.com/QlQcGsWUWN — BitMEX Research (@BitMEXResearch) March 22, 2024 ビットコインETF最大手グレースケールのビットコインETF (GBTC) からは1日で3億5800万ドルの資金が流出。一方、フィデリティのFBTCへの流入額は290万ドルにとどまり、過去最低を記録しました。 今週金曜日分の資金流入額が数億ドル規模に及ばない限り、今週1週間のビットコインETFでのトータル資金流出額は過去最大となります。 ビットコインの価格について、JP モルガンのストラテジストは「まだ買われすぎているように見える」とコメント。今後も利益確定のための売りが継続して行われる可能性があると指摘しています。 1月のSECによるビットコインETF承認後、好調な値動きを続けているビットコインについて、今後の動向に注目が集まります。 記事ソース:Bloomberg
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2024/03/22仮想通貨取引所OKXがインド市場から撤退|インドでの規制強まる
世界的に主要な仮想通貨取引所のOKXが、インド市場から撤退することを3月21日にインドユーザー向けに発表しました。 同社はユーザーに対し、2023年4月30日までに全ポジションを解消し、残高を引き出すよう指示しています。この決定は、インド政府による仮想通貨に対する規制が強化されたために下されました。 昨年12月、インド財務省金融情報室 (FIU IND) はマネーロンダリング防止法 (PML法) に基づき、バイナンス (Binance) 、クーコイン (Kucoin) 、フォビ (Huobi) 、クラーケン (Kraken) 、ゲート (Gate.io) 、ビットトレックス (Bittrex) 、ビットスタンプ (Bitstamp) 、MEXCグローバル (MEXC Global) 、ビットフィネックス(Bitfinex) の計9つの取引所にコンプライアンス通知を発出し、今年1月にはインドでアプリストアからのダウンロードが不可能となっていました。OKXはこのリストには含まれていなかったものの、同タイミングでアプリのダウンロードは不可能になっており、今回インドでのサービス撤退を決定しました。 このような規制当局の動きは、仮想通貨取引の不正利用や投資家保護の懸念から生じています。一部の業界関係者は過剰な規制を危惧する一方で、健全な市場形成には一定の規制が不可欠との指摘もあります。 OKXの撤退は、インド政府の仮想通貨規制の最終的な方針が注目されている中で時期的に的を得たタイミングでの出来事と言えます。同国には多くの仮想通貨投資家が存在する中で市場にどのような影響が発生するか注目です。 業界全体としては、政府と建設的に協力し、投資家保護と革新的な技術発展の両立を目指す姿勢が重要となります。OKXの撤退をきっかけに、インドにおける暗号資産をめぐる規制論議が加速するものと見られています。 記事ソース:The Block
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2024/03/22Ronin、$YGGトークンを導入|ステーキングユーザーにエアドロップ
Roninネットワークは、エコシステム内で新たな動きを見せています。Ronin 上に存在する分散型取引所(DEX)であるKatanaに、$YGGトークンが導入されたことが発表されました。 Introducing the $YGG Token on Ronin! A new token has appeared on Katana ⚔️ • Yield Guild Games (YGG) is a Web3 Guild Protocol that enables global guilds • The $YGG token fuels their ecosystem • Swap or provide liquidity on Katana now! Swap on Katana 👇 🔗 :… pic.twitter.com/bgRw1rarQY — Ronin (@Ronin_Network) March 21, 2024 Yield Guild Games(YGG)はブロックチェーンゲームのギルドであり、Ronin ネットワークの長年のパートナーです。YGGは、100以上のプロジェクトとのパートナーシップを結んでいます。また、Roninのバリデーターとしても運営されています。 [caption id="attachment_78035" align="aligncenter" width="1439"] 画像引用元:YGG-RON Pair[/caption] 現地時間の3月21日にKatana導入されました。$YGG と RON のペア(YGG-RON Pair)によるTOTAL LIQUIDITYは、現在約996,072ドルに達しています。 Who is eligible for the $YGG AIRDROP?🚀 - Delegators staking at least 1 RON token with YGG prior to March 11, 2024, UTC - The amount of airdropped tokens is determined by the amount of RON staked - Tokens staked before January 1, 2024, will receive a 10% Loyalty Bonus -… pic.twitter.com/x5urnPwbDF — Yield Guild Games (@YieldGuild) March 21, 2024 さらに、Katana DEXに$YGGトークンが導入されたタイミングで、エアドロップイベントが行われています。YGGバリデーターにRONをステーキングしていたユーザーに対して、$YGGトークンが配布されるようです。 これは、長期にわたりRoninエコシステムとそのコミュニティに貢献してきたユーザーへの感謝の意を表すとともに、さらなるエコシステムの活性化を促す動きと伺えます。 ゲーム特化型ブロックチェーン Ronin 解説レポート 記事ソース:Ronin X、YGG X 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/03/21Robinhood、Android向け仮想通貨ウォレットを提供開始
Robinhoodは、自社の暗号ウォレットアプリ「Robinhood Wallet」のAndroid版をグローバルで正式リリースしました。 Robinhood Wallet is now available globally to @Android users! 🎉 Our mission to make Robinhood the most trusted and easiest way to use crypto expands by bringing our innovative self-custody web3 app to millions of #Android users around the world. 🗺️ pic.twitter.com/5P7ffah3Q6 — Johann Kerbrat (@JohannKerbrat) March 20, 2024 Robinhood Crypto General ManagerのJohann Kerbrat氏の投稿 同社はこれまでiOS版のみを提供していましたが、今回のAndroid版リリースによりさらに多くのユーザーが暗号資産にアクセスすることが可能となりました。Android版はこれまでベータ版として限定公開されており、一般ユーザーは事前のウェイトリスト登録が必要でした。 今回から本リリースを受け、GooglePlayストアよりAndroidアプリをダウンロードし利用開始できるようになりました。 また、Androidアプリでは以下の機能が備わっています。 暗号資産ウォレットの秘密鍵を保持と資産の管理 Ethereum、Bitcoin、Dogecoin、Arbitrum、Polygon、Optimism、Baseネットワーク上で暗号資産の送受信、保管、管理 0x APIとLI.FIを介して、Ethereum、Polygon、Arbitrumネットワーク上でトークンスワップ Robinhoodの残高から直接ウォレットへの送金、または他のウォレットや取引所からの送金 アプリ内で人気のトークン、大口の取引、最新の暗号ニュースの閲覧 AndroidユーザーはグローバルモバイルOSシェアの70%を占めており、今回のリリースによりRobinhood Walletが世界中の何百万人もの潜在的な暗号ユーザーに利用可能になると期待が寄せられています。 また同社の暗号資産をジェネラルマネージャーであるJohann Kerbrat氏は、 「世界中の何百万人ものユーザーに対して暗号をよりアクセス可能にし、日常生活に浸透させる上で大きな一歩となる。さらに、アフリカ、アジア、南米を問わず、Robinhood Walletが金融の未来である暗号・Web3の世界への入り口になる」 と述べています。 Robinhoodのクリプト事業は好調に推移しており、2023年第4四半期のクリプト収益は前年同期比10%増の4,300万ドルに達しています。また、同四半期のクリプト取引高は前期比89%増と大幅に躍進しています。 同社はAndroid版リリースをスタート地点と位置づけており、今後もユーザーフィードバックを参考にしながら新機能を継続的に追加する方針です。具体的には、クロスチェーン対応のスワップ機能やWeb3参入の障壁を下げるオンランプ導入を検討しているとのことです。 Robinhoodのサービス拡大による暗号資産へのさらなる好影響が期待されます。 記事ソース:Robinhood (1)、(2)
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2024/03/21Immutable、Polygon、King Riverが1億ドル規模のWeb3ゲーミングファンドを設立
ブロックチェーンベースのゲームプラットフォームを開発し、ユーザーフレンドリーな環境でブロックチェーン技術を提供するImmutableは3月20日にPolygon LabsとKing River Capitalの3社合同で1億ドル(約150億円)規模のWeb3ゲーミングファンドである「Inevitable Games Fund(以下IGF)」の設立を発表しました。 同ファンドはWeb3ゲーミング分野の有望な初期段階のスタートアップに投資することを目的としています。 King River Capital, assisted by Immutable and Polygon Labs, has combined forces to launch the $100M Inevitable Games Fund. Set to pioneer investment in web3 gaming with early-stage investments already made in category winners. The Inevitable Games Fund leverages deep insights… pic.twitter.com/18DV9PFp14 — Immutable (@Immutable) March 19, 2024 IGFはすでにファーストクロージングを果たし、3,000万ドルを調達しています。最終的には1億ドルの資金を集める計画です。Alpha Wave VenturesやMerit Circle、起業家のMike Arringtonなどが出資者として名を連ねる一方、Polygon設立者のSandeep Nailwal、Immutable共同設立者の兄弟James FergusonとRobbie Fergusonらも出資に参加しています。 この3社の連合は、それぞれの強みを活かせる絶好の機会となっています。Immutableは自社ゲーミング特化ブロックチェーンImmutable Xを提供し、Polygonがそのスケーラビリティとセキュリティをサポート、King River Capitalがベンチャーキャピタルとしての投資判断を担当するという役割分担です。 IGFは既に7件の初期投資を実施しており、Pixelmon、Metalcore、Guild of Guardiansなどの有望プロジェクトにコミットしています。Immutable共同設立者のJames Fergusonは「今年はWeb3ゲーミングの重要な年になる」と期待を寄せ、次なる成長段階に向けて業界を後押ししたい考えを示しています。 最近ではArbirtumもWeb3ゲームDAppに対し2年で4億ドル相当のARBトークン投資を計画するなど、ゲーミング分野への投資が活発化する動きがみられます。引き続き同分野に注目が集まります。 記事ソース:PR Newswire
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2024/03/21XCOPY氏のNFTが100万ミントを超える|約250万ドルの売上
デジタルアーティストXCOPY氏の最新NFT作品が、オープンエディション形式で24時間限定販売されました。プライマリーセールは、既に終了しており現在は二次流通での購入のみとなっています。 MUTATIO, a 24-hour open edition by @XCOPYART and @neonglitch86 on @basehttps://t.co/iCVKspZVlE pic.twitter.com/U06t3zGPYV — Base ️ (@base) March 20, 2024 販売されたNFTは、「BASE」を利用して発行されました。販売価格は一つあたり0.00069ETHと設定され、この手軽な価格設定が多くのミント数にも繋がっていると考えられます。結果として、24時間の販売期間中には、1,023,831点のNFTがミントされました。これにより、総売上は706.44339ETHに達し、現在の価格で約250万ドル相当となっています。 今回の発行では、Manifoldを使用しています。Manifoldとは、クリエイターが独自のスマートコントラクトを簡単に作成し、NFTを管理できるプラットフォームです。このプラットフォームを活用することで、アーティストはより直接的に作品の販売や配布を行うことができます。 関連:ノーコードでNFTが発行できる|Manifoldの使い方を解説 また、今回のNFT販売には、3DアーティストのNeonGlitch86氏が協力しているとのことです。 アート系のNFTでここまでの点数が購入されるのは、珍しいことです。XCOPY氏の知名度とアートの質がもたらしたこの成果は、100万点を超えるNFTの売上という驚異的な結果です。 記事ソース:Base X、Manifold
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2024/03/19ビットコインETF、Fidelityへの資金流入が過去最低に
資産運用大手Fidelityが提供する現物型ビットコインETFへの資金流入がデイリーベースで過去最低を記録しました。BitMEX Researchの最新データによると、3月18日のFidelityが提供する$FBTCへの資金流入額は590万ドルに。3月14日の1,370万ドルを大きく下回る結果となっています。 [1/4] Bitcoin ETF Flow - 18 March 2024 All data in. $154m net outflow. First outflow day since 1st March. Biggest disappointment was Fidelity inflow appears to be declining, just $5.9m on the day, a record low. pic.twitter.com/6uvxPfarz7 — BitMEX Research (@BitMEXResearch) March 19, 2024 さらに、3月18日のGrayscale社のGBTCからの資金流出額は、6.42億ドルと過去最高を記録。10社によって米国で提供される現物型ビットコインETFの総合で1.54億ドルのアウトフローが発生しており、マイナスとなったのは17日ぶりとなります。 上記状況の中、Blackrockの$IBITには順調な資金流入が継続的に発生しており、3月18日には4.51億ドルのインフローを記録しています。 VanEckは限定的な手数料無料キャンペーンなどを実施しているものの、運用額の規模には各社間で差が開いています。 関連記事:ビットコインETFへの資金流入、1日で745億円を記録 バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴなどでは、顧客(投資家)に対して特定の商品の勧誘を行われず、あくまで投資判断は顧客側が行なったとする”Unsolicited”方式がベースとされているため、顧客側から特定のビットコインETF商品のリクエストが行われる必要があります。 一部によると、上記背景より今後は大手のビットコインETF商品に資金が集中する可能性が指摘されています。
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2024/03/19年金管理/運用機関「GPIF」、ビットコインの情報を求める
GPIFがビットコインなどの情報提供を求める動き 政府機関の年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) が、ビットコインなどの新たな投資対象資産について情報提供を求めています。 GPIFは3月19日に発行した「低流動性資産等に関する情報提供依頼」の中で、現在運用している資産(国内外の債券・株式、不動産、インフラ、プライベートエクイティ)以外の低流動性資産についての基本情報を求めており、具体例としてビットコイン、金、森林、農地などを挙げています。 上記の低流動性資産に関して、GPIFではの投資事例・投資哲学・組織体制、ポートフォリオへ組み込み方などを調査しており、ビットコインや金などをポートフォリオに組み込む決定の発表ではありません。 とはいえ、これらは従来の運用対象から大きく踏み出す動きとなっており、ビットコインなど仮想通貨への投資の可能性についても検討を始める大きな一歩となりそうです。 ただし、ビットコインなどの仮想通貨は価格変動が大きく非常にリスクが高い資産でもあります。GPIFがどの程度仮想通貨への投資を認めるかは慎重に検討されるはずですが、一定の制約を設けた上で一部組み入れる可能性もあるかもしれません。 いずれにしろ、この大胆な一歩を踏み出したことで、日本の公的年金運用がこれまでの慎重な運用方針から大きく舵を切る可能性もゼロではないと言えます。 GPIFについて GPIF(Government Pension Investment Fund)は、日本の公的年金積立金を運用する独立行政法人です。運用資産残高は約190兆円と世界最大規模の年金基金であり、国民年金や厚生年金などの公的年金の積立金を、国内外の債券や株式などの金融資産に投資し、運用益を国民に還元することが目的です。 [no_toc] 参考:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)