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2024/02/24MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加もかんたん利用
大切な仮想通貨の資産はウォレットに入れて管理することが大切です。 取引所に預けたままにしておくと、コインチェック事件のようなハッキングに巻き込まれたりすることも… こちらでは、イーサリアムウォレットが一括管理できるMetamask(メタマスク)のインストール方法、基本的な使い方についてまとめています。 一度使い方を覚えてしまえば、Metamaskなしでは困る!というくらい便利なものなので、この機会にぜひインストールしてみてください。 MetaMask(メタマスク)のインストール方法を解説 まずMetaMaskの公式ページにアクセスします。(MetaMaskは現在Chrome、Brave、Firefox、Edgeの4つのブラウザに対応しており、今回はChromeを例にして解説します。) またスマホアプリからでも利用可能になります。ぜひこちらの記事をご覧ください。 MetaMask(メタマスク)モバイル・スマホの使い方を解説! まず、公式HPの「Download for (Chrome)」をクリックしてブラウザに直接インストールしましょう。 chromeウェブストア上でMetaMaskが表示されるので「Chromeに追加」をクリックします。Chromeから確認のポップアップが表示されたら「拡張機能を追加」をクリックしましょう。 ダウンロードが完了すると、サイト画面が切り替わりMetaMaskが起動します。利用規約の同意にチェックを入れ、「新規ウォレットを作成」をクリックします。(既存ウォレットのインポート方法は後述します) その後、使用データ収集のお願いが表示されるので、問題なければ「同意します」をクリックします。 続いて、パスワードを作成します。新しいパスワードと確認用パスワードを入力し、チェックボックスにチェックを入れたら、「新規ウォレットを作成」をクリックします。 *ここで作成したパスワードは今後同じデバイスでMetaMaskのロックを解除する際に必要となるので、忘れないよう紙に書いて保存するなど、しっかりと保管しておきましょう。 パスワード作成が完了すると、ウォレット保護のための重要な案内が表示されます。表示される動画を視聴し、画面下部の説明文を読み、シークレットリカバリーフレーズの保管とウォレットの保護について理解しましょう。完了したら「ウォレットの安全を確保(推奨)」をクリックします。 次に、シークレットリカバリーフレーズの表示と書き留めを行います。表示されている注意書きをよく読み、「シークレットリカバリーフレーズを確認」をクリックします。12個の英単語から成るシークレットリカバリーが表示されるので、正確に書き留めましょう。 *シークレットリカバリーフレーズは金庫における「鍵」のような存在で、作成したウォレットにアクセス出来てしまう非常に重要なものです。必ずオフラインでしっかりと保管しておきましょう。 書き留めが完了したら、次の画面ではシークレットリカバリーフレーズの確認を行います。画面の指示に従って確認を行いましょう。 問題なく確認できたら、ウォレットの作成が完了となります。ここでも表示される注意書きをあらためて確認しておきましょう。 ウォレット作成完了の画面で「了解」をクリックすると、以下のようなホーム画面が表示されるはずです。これでMetaMaskを利用できるようになりました。おつかれさまでした! MetaMask(メタマスク)のバックアップ・復元方法を覚えておこう MetaMaskが無事にインストールできたら、次は万が一の時のバックアップ方法を覚えておきましょう。 これを知らなければ万が一PCが壊れた時、買い換えた時に対応できなくなってしまいます。 MetaMask(メタマスク)のバックアップ・復元方法!SEEDを必ず控えよう MetaMask自体のバックアップは、インストールしたときの12単語(SEED)がすべてです。MetaMaskはGoogleChromeの拡張機能なので、誤って削除してしまうと残高などが全て消えてしまいます。 では、実際に12単語を使用して復元してみます。 まず前述の方法でMetaMaskをインストールします。 MetaMaskが起動したら「既存のウォレットをインポート」をクリックします。 その後、使用データ収集のお願いが表示されるので、問題なければ「同意します」をクリックします。 続いて、シークレットリカバリーフレーズを確認します。12個の英単語を入力し、「シークレットリカバリーフレーズの確認」をクリックします。 *12個の単語はウォレットにアクセスできる鍵の役割を果たすので、自分がアクセスしているサイトがMetaMaskの公式サイトかどうかを今一度確認することを推奨します。 問題なく進んだら、新規ウォレット作成時と同じくパスワードを作成します。新しいパスワードと確認用パスワードを入力し、チェックボックスにチェックを入れたら、「ウォレットをインポート」をクリックします。 これでウォレットの復元(インポート)が完了です。「了解」をクリックすると、MetaMaskのホーム画面へ移ります。 MetaMask(メタマスク)で管理している各ウォレットのバックアップ・復元方法も知っておくと安心 MetaMaskで管理している、各ウォレットの復元方法を紹介します。 秘密鍵をエクスポートする 最初にウォレットアカウントの秘密鍵をエクスポートします。 アカウント名右横の「︙」アイコンをクリックして、表示されるメニューの中から「アカウントの詳細」をクリックし、次の画面で「秘密鍵を表示」を押しましょう。 続いてパスワードを入力し「確認」をクリックすると、秘密鍵に関する注意書きが表示されます。内容を確認したら、「長押しして秘密鍵を表示します」をクリックします。秘密鍵が表示されるため、安全に保管しましょう。*紛失した場合、復元不可能となるなので注意が必要です ウォレットをインポートする 各ウォレットの復元方法です。 上部のアカウント名(デフォルトでは「Account 1」)をクリックしてから、「Add account or hardware wallet(アカウントもしくはハードウェアウォレットを追加)」をクリックします。 続いて、「アカウントをインポート」をクリックしたら、「秘密鍵」を選択し、下の入力ボックスに秘密鍵を入力して、「インポート」をクリックします。これでインポートが完了です。 MetaMask(メタマスク)の基本的な使い方を解説!シンプルで使いやすい MetaMaskのインストール、バックアップのための基本操作ができたら、実際に使ってみましょう。 一番基本になる入金・出金の方法についてまとめています。 MetaMask(メタマスク)にETH・トークンを入金(アドレスを確認)する方法を確認しよう アカウントの下の英数字部分をクリックすると自動でアドレスがコピーされます。 また、「︙」アイコンの設定ボタンから「アカウントの詳細」をクリックすると表示されるQRコードを読み取ることで、送金画面で自動的にアドレスが入力されます。 Point ERCトークンも上記のアドレスに入金して問題ありません。 MetaMask(メタマスク)から送金(出金)する方法を確認しよう 「送金」をクリックします。 表示される入力ボックスに送金先アドレスを入力します。右側のスキャンアイコンをクリックすると、PCのカメラを使用してQRコード読み込みによる送金先アドレス入力が可能です。 送金先アドレスが入力されると、自動的に送金内容設定の画面に移行します。アセット(送金する通貨)と金額を入力し、ガス代(手数料)や合計金額をよく確認し、問題なければ「次へ」をクリックします。その後トランザクションが作成されれば送金は完了となります。 MetaMask(メタマスク)にERCトークンを追加してみよう MetaMaskはイーサリアムのウォレットを管理できるため、当然ERCトークンの保管も可能です。 しかし、MetaMaskに入金すれば自動的に残高が反映されるわけではなく、自分でトークンを追加する必要があります。 ここからはMetaMaskでイーサリアム系トークンの残高を確認する方法について紹介していきます。 EtherScanで必要な情報を取得する こちらでは例としてCrust Network(CRU)のトークンを追加してみます。 まずはEtherScanというサイトからトークンを追加するために必要な情報を取得します。サイトトップの検索ボックスからトークンの名前を検索しましょう。 トークンを検索すると、以下の画像のような画面になります。MetaMaskにトークンを追加するために必要なのが赤枠で囲んでいる「TOKEN CONTRACT」に続くアドレスですので、こちらをコピーしましょう。アドレスの右横にあるアイコンをクリックすれば自動でコピーされます。 EtherScanの情報を入力してトークンを追加する コントラクトアドレスのコピーができたら、MetaMaskを開き、トークン残高一覧を下にスクロールして「トークンをインポート」をクリックします。 「カスタムトークン」を選択し、「トークンコントラクトアドレス」と表示されている入力ボックスに先ほどコピーしたコントラクトアドレスをペーストします。入力できたら「次へ」をクリックします。 最後にトークン追加の確認をされるので、間違いなければ「インポート」をクリックしましょう。 トークンがきちんと反映されていると、残高とシンボルが表示されるようになります。もしうまくいかない場合は、入力にミスがないかを確認してみてください。 また、「カスタムトークン」を選択した手順で、そちらを選ばずに「検索」からそのままトークンが追加できるケースもあります。ある程度メジャーなトークンの場合は「検索」から追加するとEtherScanへアクセスする手間が省けますよ。 【補足】トークンを追加するタイミングについて MetaMaskへのトークンの反映(追加)自体は、あとから(入金後に)行っても大丈夫です。 先に入金してしまったけどどうしよう…と焦る必要はありません。 MetaMask(メタマスク)でトークンのスワップをしてみよう MetaMaskでは、アプリ内でトークンのスワップ(交換)が行えます。 まずはMetaMaskのアプリトップ画面で「スワップ」をクリックします。 スワップしたい通貨と量を選択して、ガス代に問題がなければ「スワップ」をクリックします。 しばらく待つと、以下の画像のように待ち時間が表示され、一定時間経過後に完了した旨が表示されます。これでスワップは完了となります。 近年ではMatic(Polygon)へ対応するプロジェクトが増えています。以下の記事ではPolygonネットワークに接続する方法を解説していますので、MetaMask(メタマスク)の使い方をマスターした方はぜひご覧ください。 METAMASKでのMatic(Polygon)ネットワークへの接続方法を解説 【まとめ】MetaMask(メタマスク)で資産を安全に管理しよう MetaMaskのインストール方法から基本的な使い方についてまとめました。初めは戸惑うかもしれませんが、一度覚えてしまえばMetaMaskの便利さに気が付くはずです。 資産を安全管理できるのはもちろんですが、DEXを使うとき、ICOに参加するとき、エアドロップに参加するときなど、MetaMaskが便利な場面はたくさんあります。ぜひこの機会にMetaMaskの使い方を覚えておきましょう。 また、メタマスク (MetaMask) の新機能「Portfolio (ポートフォリオ) Dapp」を利用すれば、すべての資産をひと目で管理できることが可能です。Portfolio Dappの概要や機能、使い方が気になる方はこちらの記事ををご覧ください。 メタマスク(MetaMask)の「Portfolio(ポートフォリオ) Dapp」とは?機能や使い方を解説
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2024/02/23メタマスクでのポリゴン(Polygon/Matic)ネットワークへの接続方法を解説
ETHガス代の高騰や環境問題もあり、Polygon(Matic)へ対応するプロジェクトが増えています。Polygon(Matic)を利用するには、メタマスクをPolygon(Matic)ネットワークに接続する必要があります。 この記事では、メタマスクを使用してPolygon(Matic)ネットワークへ接続する方法を解説していきます。 Polygon PoS (Matic)に接続 画像:Polygon PoS Polygon PoS(Matic)ネットワークへの接続は、メタマスクの基本的な操作が可能であることが前提となります。まだ利用したことがない方は、こちらの記事を参考にしてください。 ・MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 ・MetaMask(メタマスク)モバイル・スマホの使い方を解説! まずはメタマスクの左上にあるネットワーク切り替えのボタンをクリックし、「ネットワークを追加」をクリックします。 するとブラウザで新しいタブが開き、代表的なネットワークのリストが表示されますが、ここでリスト最下部にある「ネットワークを手動で追加」をクリックします。 追加するネットワークの情報を入力する画面となるので、以下の内容を入力します。 ・ネットワーク名:Polygon PoS (Matic) Mainnnet ・新しいRPC URL:https://polygon-rpc.com ・チェーンID:137 ・通貨記号:MATIC ・ブロックエクスプローラーのURL:https://polygonscan.com 入力が終わったら「保存」をクリックします。これでPolygon(Matic)ネットワークに接続が完了しました。 ネットワークの切り替えは、メタマスクの左上にあるネットワーク切り替えボタンから可能です。ボタンをクリックすると追加済みのネットワークがリスト表示されるので、先ほど追加したMatic(Polygon)ネットワークを選択しましょう。 ネットワークを切り替えると、Matic(Polygon)ネットワークにあるトークンしか利用できませんので、混乱しないように気をつけてください。Ethereumメインネットを使いたい方は「Ethereum Mainnet」を選択して元に戻してください。 メタマスクの新機能「Portfolio Dapp」では、仮想通貨やNFTを含む保有資産をワンストップで一覧表示することが可能になります。Polygonも対応ネットワークの一つです。ぜひこちらの記事もご覧ください。 MetaMaskメタマスク(MetaMask)の「Portfolio(ポートフォリオ) Dapp」とは?機能や使い方を解説 Polygon zkEVMへの接続 画像:Polygon zkEVM 2023年3月にイーサリアムのスケーリングソリューションとなる「Polygon zkEVM」がメインネットで稼働を開始しました。イーサリアムのスケーラビリティ問題の解決策となることが期待されるzkEVMは、他のL2ソリューションに比べてより低いコストと高いスループットを実現します。 Polygon zkEVMへの接続は、前項で解説したPolygon PoS(Matic)への接続手順と操作は同じです。入力するネットワーク情報だけは異なり、以下の通りとなります。 ・ネットワーク名:Polygon zkEVM ・新しいRPC URL:https://zkevm-rpc.com ・チェーンID:1101 ・通貨記号:ETH ・ブロックエクスプローラーのURL:https://zkevm.polygonscan.com Polygon(Matic)ネットワークに通貨を転送(ブリッジ) EthereumネットワークからPolygon(Matic)ネットワークに暗号通貨を送金する必要がある場合、送金したい暗号通貨をPolygon(Matic)ネットワークへ転送(ブリッジ)する必要があります。ここからはそのブリッジの手順を解説します。 まずはPolygon Portalにアクセスし、画面左側のタブから「Bridge」をクリックします。 転送元(Transfer from)のネットワーク、通貨、金額を入力し、転送先(Transfer to)のネットワークを選択したら、「Connect wallet and bridge」をクリックし、ウォレット接続を進めます。 その後ウォレット側で接続承認が求められるので、承認作業を済ませます。 ウォレットが接続できたら、再度ブリッジの設定内容を確認し、間違いなければ「Bridge ●●● to ●●●」をクリックします。 その後ウォレット側でネットワーク切り替えとトランザクション承認を済ませれば、ブリッジが開始します。ネットワークの混雑具合によって手数料や待ち時間が変動しますのでご注意ください。 トランザクションのステータスは、Polygon Portalの画面左側に並ぶ「Transaction」タブから確認することができます。 Polygon Portal Bridgeはこちら また、Polygon Portal以外にも以下のようなブリッジサイトが使用可能です。 ・Owlto Finance ・Orbiter Finance どちらのサイトも基本的な操作はPolygon Portalと同じで、ウォレットを接続し、転送元のネットワークと通貨と金額、転送先のネットワークを設定して、ブリッジを実行する流れとなります。 Polygon(Matic)ネットワークでの通貨の交換(スワップ) Polygon(Matic)ネットワークにある通貨を、同じネットワークの別の通貨に交換(スワップ)したい場合も、ブリッジと同じくPolgon Portalを使用できます。 まずはPolgon Portalにアクセスし、画面左側のタブから「Swap」をクリックします。 「Connect your wallet」をクリックしてウォレットを接続します。 ウォレット接続の承認を済ませたら、画面上部のタブからスワップを行いたいチェーンを選択し、「Switch chain to ●●●」をクリックしてチェーンを切り替えます。 続いて、交換元と交換先の通貨、金額を入力したら、「Swap」をクリックします。 次の画面でガス代などの詳細を確認のうえ、問題なければ「Confirm swap」をクリックし、ウォレット側での承認を終えればスワップが開始されます。 流動性提供されているトークンをPolygon(Matic)ネットワーク上で交換することができます。ガス代もMatic払いなので1円未満で済みます。Polygon(Matic)ネットワークを使う時に重宝するサービスなので覚えておきましょう。 Polygon Polygon Swapはこちら まとめ Polygon(Matic)のネットワーク接続方法と、Polygon Portal等を使用したブリッジやスワップの方法について解説してきました。 Polygon Portalの使い方をマスターしてから他のサービスを使っていくと、スムーズにPolygon(Matic)ネットワークを使いこなせると思います。 あらためてですが、Ethereumメインネットとは別物になりますので、誤ってトークンを紛失しないよう管理には注意をしてください。
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2024/02/20ビットコインはいくらから買える?利益に繋がる購入方法もチェック
ビットコインに興味があるものの、どの程度の資金が必要になるのかわからず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 そこで「ビットコインがいくらから買えるのか知りたい」といった方のため、仮想通貨取引所ごとの最低購入額について紹介します。 この記事を読むことによっていくら資金を用意すれば始められるのか、どのような流れで購入するのかなどがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。ビットコインで使用される単位についても紹介します。 ビットコインで使用される単位 通貨名「ビットコイン」の通貨単位は「BTC」です。 2024年2月6日現在、ビットコインの価格は「6,354,830.25円」となります。つまり「1BTC=6,354,830.25円」、約630万円です。ビットコインの値段は常に変動していることから、その時々によって変わります。 ビットコインの最も代表的な通貨単位は「BTC」ですが、この他に「mBTC(ミリビットコイン)」「μBTC(マイクロビットコイン)」「Satoshi(サトシ)」があります。 それぞれの単位をBTCに変換すると、以下のとおりです。 ビットコインの通貨単位 ・mBTC(ミリビットコイン)…0.001BTC ・μBTC(マイクロビットコイン)…0.000001BTC ・Satoshi(サトシ)…0.00000001BTC また「bit(ビット)」もあるのですが、こちらは「0.000001BTC」なので、μBTCと同じ数量となります。 いずれの通貨単位も1BTCよりも小さいことになるため、1BTCよりも小さい取引を行う際に使用されるものです。なお「Satoshi(サトシ)」は、ビットコインの開発者であり、インターネット上でビットコインに関する論文を発表した「サトシ・ナカモト」から取られました。 ビットコインには「BTC」以外にも上記のような単位があるのですが、これらが実際の取引で使用されることはまずありません。そのため、知識として覚えておくと良いでしょう。 代表的な通貨単位が「BTC」であり、最も小さい単位は「Satoshi(サトシ)」であることはおさえておくことをおすすめします。 ビットコインを取り扱う際には、価格が変動しやすいことを理解したうえで取引を行っていくことが重要になります。 ビットコインはいくらから買える?取引所ごとの最低購入額 ビットコインがいくらから買えるかについては、利用する仮想通貨取引所によって異なります。主な仮想通貨取引所と、2024年2月5日時点での最低購入額は以下のとおりです。 各取引所におけるビットコイン最低取引額(2024年2月執筆時点) bitFlyer(ビットフライヤー)… 1円〜 Coincheck(コインチェック)… 500円~ GMOコイン… 0.00001BTC~(約63.6円) bitbank(ビットバンク)… 0.0001BTC〜(約636.4円) DMM Bitcoin… 0.0001BTC〜(約636.4円) 1BTCの値段は約630万円ではありますが、上記のように最低1円からでも購入が可能です。約630万円を用意するのが難しいと感じていた方にとっても、身近なものになったのではないでしょうか。 なお、仮想通貨取引を行う場合、購入のための資金のほか、取引手数料や入金手数料がかかることになります。ですが、これらを合わせたとしても、最小単位でビットコインを購入する場合は、1,000円以下で抑えることが可能です。 なお、仮想通貨取引所によって金額が異なるのは、ビットコインの金額が変わるわけではなく、最小売買単位が異なることが関係しています。最小売買単位が小さいところで購入したほうが得をするわけではないので、注意しておきましょう。 仮想通貨/ビットコインの購入にオススメな取引所を徹底比較【2023年4月最新ランキング】 利益を出すためにビットコインをいくらから買うべき? 利益を出すことを考えると、初めから大きな金額の取引に挑戦したくなります。ですが、特に初心者の方がよくわからないままに大きな取引を行うと、大損してしまう可能性もゼロではありません。 仮想通貨の取引に慣れる前に資金がなくなり、取引を継続できなくなってしまうリスクもあります。 そこで、まずは数千円~数万円程度の少額から開始し、取引に慣れてきた段階で購入額を上げていくことについて検討してみると良いでしょう。ビットコインはご紹介したように、非常に少額から始められるのが大きな魅力です。 重要なのは、万が一、その資金を失ってしまったとしても生活に支障がないような金額で始めることです。無理な投資は行わないようにしてください。 ビットコインを購入する以上利益を出したいと考えるのは当然のことではありますが、リスクについても考えておかなければなりません。 ビットコインとは?取引の前に知っておくべき基礎知識 ビットコインを買う手順 実際にビットコインを買いたいと考えている場合、どのような手順で進めていくことになるのかおさえておきましょう。 ビットコインの買い方について詳しく解説していきます。 取引所でアカウントを開設する はじめに行わなければならないのが、仮想通貨取引所(暗号資産交換業者)のアカウントの開設です。 仮想通貨取引所にはいくつかの種類があるので、各取引所の特徴などを確認し、興味のあるところを探してみてください。なお、ビットコインの購入におすすめの仮想通貨取引所の詳細については後述します。 信頼度が高い所やセキュリティがしっかりしているところ、何かあった時に日本語でのサポートが受けられることなどを重視してみてください。また、手数料などを比較して検討することも重要です。 特に初心者の方は、大手の企業が運営している仮想通貨取引所を選択すると良いでしょう。なお、すでに仮想通貨取引所のアカウントを持っている方は、同一のアカウントで仮想通貨口座開設に進めます。 ビットコインの口座を開設する 続いてビットコインの口座を開設しましょう。必要な情報は登録する仮想通貨取引所によって異なりますが、一般的には先にメールアドレスを登録し、アドレスの認証を行ってから個人情報の入力に進んでいくことになります。 ビットコインなどの仮想通貨も金融商品の扱いになるため、一般的な口座を開設するのと同様にさまざまな情報を入力していかなければなりません。 例えば、住所や名前などの基本情報のほか、支払いに使用するクレジットカード情報、銀行口座情報などです。 身分証明書も必要なので、免許証や保険証、マイナンバーカードなどを用意しておきましょう。 本人確認書類は、画像をアップロードして提出できる仮想通貨取引所が多いです。その際、本人であることを明確に示すため、本人確認書類が写るように顔の下などで持った状態で、自身の顔や上半身と一緒に撮影して提出を求めている仮想通貨取引所もあります。 詳細については、各仮想通貨取引所で紹介されているので、そちらをご確認ください。 提出する写真に光が写り込んでいたり、手ブレになどによって文字の確認ができなかったりすると再提出となるので、時間がかかります。 また、急いで口座開設をする必要がない場合は、郵送での本人確認に対応しているところも多いです。 利用できる本人確認書類としては、運転免許証やマイナンバーカードのほか、顔写真付きのパスポート、同じく顔写真付きの住民基本台帳カード、またはマイナンバー通知カードや住民票の写し、各種保険証などです。 この時、選択する本人確認書類によっては選択できる本人確認書類送付方法が変わることもあります。 口座開設完了の方法は仮想通貨取引所によって異なり、本人確認完了後にハガキやメールで口座開設のお知らせが届くケースが多いです。 なお、二段階認証についてはセキュリティのためにも登録しておくことをおすすめします。 日本円を入金する 口座開設が完了したら、取引に必要な日本円を入金することになります。 代表的な入金方法は、銀行振り込み、コンビニ入金、クイック入金の3種類です。どの入金方法でいくらの入金手数料がかかるのかについては、利用する仮想通貨取引所によって異なるので、よく確認しておきましょう。 多くの仮想通貨取引所では、銀行振り込みを利用した場合に手数料が安くなります。ただ、入金をしてすぐに反映されるケースは稀で、数十分から1時間程度の時間がかかるので、今すぐビットコインを購入したい場合には向いていません。また、あくまで数十分から1時間程度で入金が反映されるのは、銀行が営業時間内である場合の話です。営業時間外の入金は、翌営業時間まで待たなければならないケースもあります。 コンビニ入金は、コンビニ設置してあるATMを使い、口座に入金する方法です。 クイック入金も同様にインターネットバンキングを利用し、口座に入金します。こちら2つの方法は、銀行振り込みとは異なり、すぐに入金が反映されるのが特徴です。手数料は銀行振り込みと比較して高くついてしまいますが、スピードを重視したい場合はコンビニ入金かクイック入金を選択すると良いでしょう。 最も簡単なのはクイック入金です。事前にインターネットバンキングを開設してお金を入れておく必要はありますが、コンビニに出かける必要もありません。 実際にビットコインを購入する 入金が済んで反映されたら、いよいよビットコインの購入です。 ビットコインを購入する際は、大きく分けて2つの方法があります。 まず、BTC単位で購入する方法です。例えば「まずは0.0001BTC購入してみたい」と考えているのであれば、BTC単位で購入してみましょう。具体的に日本円にしていくらになるのかについては、よく確認が必要です。 初心者にとってわかりやすいのが、円単位で購入する方法です。例えば「10,000円入金したからまずは5,000円分買ってみたい」といった方はこちらの方法を選択することになります。 購入方法は、取引所取引、販売所取引、レバレッジ取引、仮想通貨FXなどの種類があります。 このうち「レバレッジ取引」は、てこの原理を利用した取引です。少ない自己資金でも大きな取引ができるのが魅力ではありますが、万が一、損失が出てしまった場合、大きな損に繋がってしまう恐れがあるので、特に初心者にはおすすめできません。まずは「販売所・取引所」か「現物取引」から検討してみてください。 販売所では、日本円かBTCを選択して金額や数量を入力し、確認のうえ買い注文を確定させます。 取引所では、購入額か売却額を自身で指定して注文する「指値注文」、またはその際に出ている最も近い価格で注文する「成行注文」が選択可能です。慣れている方であれば1分もかからない注文作業ではありますが、初心者の方は慎重に行いましょう。 入力時はもちろんのこと、最終確認でも価格や数量、金額などは再度よく見てみてください。 ビットコイン購入におすすめの取引所 ビットコインを購入するためには、仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。 たくさんの種類があるので、どの口座を開設しようか悩んでいる方のため、代表的な仮想通貨取引所とおすすめのポイントについて解説していきます。 bitFlyer(ビットフライヤー) 画像引用元:bitFlyer bitFlyerは、1円相当の少額からビットコインの取引に対応している仮想通貨取引所です。そのため、ビットコインの取引に挑戦したいけどまとまった資金が用意できない方や、まずは少額で始めてみたいと考えている初心者の方にも向いているでしょう。 三井住友銀行が出資している取引所ということもあり、信頼感があるのもbitFlyerの大きな魅力だといえます。 年間のビットコイン取引量についても非常に多いです。取引量が多いということは、流動性の高さを表しています。 注文が約定しやすい仮想通貨取引所であるかを重視したいと考えている方も、チェックしてみてはいかがでしょうか。 また、独自の取引ツールである「bitFlyer Lightning」を提供しており、使いやすさを感じさせます。ビットコインの現物取引のほかにも、ビットコインFXやビットコイン先物取引などに対応している便利なツールです。 セキュリティ面でもしっかりとした対策が取られています。 また、ビットコイン以外の仮想通貨も多数取り扱っているため、慣れてきたらビットコイン以外の銘柄の取引を行ってみたいと考えている方にも向いているでしょう。 ビットフライヤーで口座開設をする Coincheck(コインチェック) 画像引用元:Coincheck Coincheckは、使いやすいアプリを提供しており、ダウンロード数も非常に多いです。初めて仮想通貨取引に挑戦したいと考えている方でもわかりやすいアプリなので、使いやすさ重視で検討したい方にも向いているでしょう。 特に初心者の方が躓きやすいのが、これまでに仮想通貨を購入した経験がないためにチャートの見方がよくわからないといったトラブルです。ですが、アプリのわかりやすいチャートは初心者でも理解しやすいのが魅力といえます。 Coincheckのアプリで提供しているチャート機能は初心者の方だけではなく、上級者の方からも利用されており、他で取引を行う際でもCoincheckのチャートを参考にしているといった方が少なくありません。 それほどわかりやすく、信頼されているアプリです。 取り扱い銘柄数も多いので、ビットコイン以外の仮想通貨に興味をある方もチェックしてみてはいかがでしょうか。 ただ、手数料については比較的高めなので、このあたりについては注意が必要です。 また、レバレッジ取引には対応していません。レバレッジ取引はハイリターンが期待できる分ハイリスクでもあるので、特にレバレッジ取引をする予定がない方にとっては問題ないでしょう。 GMOコイン 画像引用元:GMOコイン GMOコインは、取り扱い銘柄が多いことで人気の取引所です。初心者向けの機能もそろっています。 また、東証一部上場企業である「GMOインターネットグループ」の傘下であることから、信頼度も高いです。GMOクリック証券などのネット証券会社を運営している関係もあり、安全性にこだわりたいと考えている方から選ばれています。 取引で使えるアプリも提供されており、使いやすいと評判も良いです。 ビットコインだけではなく、アルトコインを含めた暗号資産の現物売買とレバレッジ取引に対応しているのもGMOコインの特徴です。 また、販売所だけではなく、取引所での取引もできます。スプレッドが狭めに設定されているほうで取引を楽しみたいと考えているのであれば、取引所での取引について検討してみるのも良いでしょう。 また、できるだけ早く取引を開始したいと考えている方の要望にこたえるため「かんたん本人確認」が用意されています。 かんたん本人確認は、口座開設にあたり、郵便物の受け取りが不要で、最短で口座開設を申し込んだ当日中に取引が開始できる確認方法です。 投資機会を逃したくないと考えている方にも向いています。 GMOコインで口座開設をする bitbank(ビットバンク) 画像引用元:bitbank bitbankは取引量が多い仮想通貨取引所であることから、流動性が高く、注文が通りやすいのが魅力です。売り注文が通らないために、なかなか利益が確定できないといったトラブルも抑えられます。 アルトコインの取引量が非常に多いことから、慣れてきたらビットコイン以外の仮想通貨の取引を検討したい方に向いているでしょう。 レバレッジ取引には対応していないので、レバレッジを効かせた取引をする予定がない方から選ばれています。 手数料は比較的安く、スプレッドも狭いです。このことから、取引にかかるコストを抑えられる仮想通貨取引所です。 スマホアプリが提供されており、シンプルで使い勝手が良いと評判です。パソコンブラウザ上で使えるツールも用意されています。 それから、bitbankはセキュリティにも非常にこだわりを持った仮想通貨取引所です。 まず、仮想通貨の保存場所をオフラインにすることにより、ハッキング被害を抑えられるコールドウォレットを採用しました。 さらに、仮想通貨の送付にあたり複数の署名が要求されることから、不正を防ぐ効果が期待できるマルチシグも取り入れています。 bitbankで口座開設をする DMM Bitcoin 画像引用元:DMM Bitcoin DMM Bitcoinの大きな特徴といえるのが、レバレッジ取引に強みを持っている点です。レバレッジを効かせた取引を行うとリターンもリスクも大きくなることになってしまいますが、ビットコインの取引に慣れてきたあたりで検討してみてみるのも良いでしょう。 レバレッジに対応しているアルトコインも多いため、ビットコイン以外の銘柄でレバレッジを効かせた取引を行いたいと考えた場合にも向いています。 また、入出金手数料が無料なのも魅力だといえるでしょう。 特にビットコイン取引初心者の方が不安に感じるのが、サポートに関することではないでしょうか。ですが、DMM Bitcoinでは困ったことがあれば、LINEを使って気軽に質問ができます。回答も丁寧だと評判です。 取引所形式には対応していないのですが、「BitMatch注文」という独自の取引方法によってこのデメリットを解消しました。オークションのような取引形式が特徴です。 ビットコインはまとまった資金がなくても購入可能 いかがだったでしょうか。ビットコインはいくらから買えるのか、どのような流れで購入すれば良いのかなどについて紹介しました。 ビットコインは少額から始められる投資です。取引をするにあたり専用口座の開設が必要になるので、気になる取引所を探してまずは口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。
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2024/02/19GasHero(ガスヒーロー)の始め方|NFTの購入方法や初期費用も解説
- 著者:Kiyu (@lskraise) GasHero(ガスヒーロー)は、STEPNの開発元としても有名なFind Satoshi Lab(FSL)の運営するWeb3ゲームです。 2024年1月にリリースされ、高い戦略性やこれまでのFSLの実績も相まって大きな注目を集めました。 GasHeroはパソコンやスマートフォンで簡単に遊べますが、ゲームを始めるためにはPolygonチェーン上での暗号資産が必要となります。 この記事では実際にGasHeroを始める際の手順について、NFTの購入方法や初期費用も併せて詳しく解説します。 この記事でわかること ▶ GasHeroの特徴 ▶ GasHeroのプレイに必要なNFTと初期費用 ▶ GasHeroの始め方 GasHeroとは?3つの特徴を紹介 Gas Heroの概要 名称 GasHero (ガスヒーロー) 運営元 Find Satoshi Lab (FSL) ゲームの種類 Play to Earn可能なWeb3ゲーム 獲得できる仮想通貨 GMT ブロックチェーン Polygonチェーン 公式リンク https://gashero.com/ 公式X(Twitter) https://twitter.com/GasHeroOfficial GasHeroは、戦略的かつソーシャル指向のWeb3ゲーム(ブロックチェーンゲーム)です。 まずはGasHeroの特徴について、以下に3つ紹介します。 特徴①:ヒーローを集め、権力・富・栄光を賭けて戦う戦略的ゲーム [caption id="attachment_107075" align="aligncenter" width="640"] 画像:Gas Hero[/caption] GasHeroの舞台に設定されているのは、2084年におけるAIとの核戦争後の未来です。 そこで生み出された人間のクローン的存在であるガスヒーローを駆使し、プレイヤーたちは権力・富・栄光を賭けて戦います。 プレイヤー同士やギルド同士で強さを競うPvPシステムにも重点が置かれており、賞金総額も数百万ドルに及ぶなど、勝者は多額の富や栄光が得られます。 他にも戦力や選挙によって選ばれるワールドエルダーになることができれば、ゲームにおける様々な決定事項に関与する権限が持てます。 特徴②:NFT売買やPvPシステムでGMTを稼ぐPlay to Earnが可能 [caption id="attachment_107076" align="aligncenter" width="683"] 画像:MOOAR[/caption] GasHeroは基軸通貨としてGMTトークンを採用しており、集めたヒーローやアイテムなどのNFTを売買することで、GMTを稼ぐことができるPlay to Earn可能なゲームです。 GMTを稼ぐ手段は、NFTの売買以外にもPvP報酬やギルドマスター報酬など様々なものがあります。 実際に、GasHeroにおける第1回目の個人PvPチャンピオンは約100万GMTの賞金を獲得しましたが、これは日本円にして約4000万円もの金額になります。 Gas Heroは上記のような多額なお金が動く壮大なWeb3ゲームとしても大いに注目を集めています。 特徴③:手数料の安いPolygonブロックチェーンを採用 [caption id="attachment_107077" align="aligncenter" width="601"] 画像:X[/caption] GasHeroはPolygonと呼ばれるブロックチェーンを採用しています。 Polygonはガス代と呼ばれるネットワーク手数料が比較的に安価であり、これによってスムーズなゲームプレイが可能になっています。 また、Polygonは様々なプロジェクトでも使用されている主要なブロックチェーンであり、Polygonの基軸通貨であるMATICは日本の取引所でも売買が可能です。 GasHero内で使用されるGMTトークンも、STEPNとは違って新たにPolygonチェーンのものが使用されています。 GasHeroのプレイに必要なNFTと初期費用 GasHeroは2024年2月現在において無料で遊ぶことはできず、いくらかの初期費用が必要です。 基本的な手順としては、Polygonチェーンにおける暗号資産を用意し、ゲームプレイに必要なNFTを購入するという流れになります。 最低限必要なNFTは「BCV」と「ヒーロー」の2種類 GasHeroのゲームプレイには、まず「Base Construction Vehicle (BCV)」と呼ばれるNFTが必要になります。 正確にはチュートリアル終了時までは無料で遊べるのですが、BCVが無ければGasHeroの舞台である土地に拠点を構えられず、Play to Earn機能も利用できません。 また、ヒーローのNFTも最低1つ用意しなければメイン機能となるクエストやPvPを行うことができないため、ヒーローNFTも必需品と言えるでしょう。 初期費用はいくら必要か GasHeroのプレイに必要な初期費用としては、少なくとも以下の3つを賄える金額が必要になります。 BCV(Base Construction Vehicle)NFTの購入費用 ヒーローNFTの購入費用 Polygonチェーンにおけるガス代 2024年2月現在の相場であれば、ヒーロー1体運用とすれば約600GMT+ガス代が必要になります。日本円にして25000円ほどあれば足りる計算です。 ただしマーケット相場は日々変化しますし、上に挙げた金額はゲームプレイに必要な最低限のアセットを揃えるための金額ですので、参考程度に考えていただければと思います。 他にも武器やペットなどのNFTがあればゲームを優位に進めることができますが、ゲームへの理解が進んでから徐々に揃えていくのも一つの手です。 GasHeroの始め方 実際にGasHeroを始める際の手順を紹介していきます。 まずは必要なNFTを購入するための事前準備からしていきましょう。 GasHeroを始めるために用意するもの 1. ウォレット(MetaMaskなど) 2. 仮想通貨MATIC(Polygonチェーンにおけるガス代およびGMTトークン購入費用) ウォレットをまだ持っていない方は、以下の記事を参考にして、この機会にぜひメタマスクウォレットを作成してみてください。 MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 仮想通貨MATICについては、国内の仮想通貨取引所であるbitbankにおいてPolygonチェーンでの出金に対応しています。 MATICを持っていない方はbitbankへ日本円を入金し、GasHeroの初期費用として必要なだけのMATICを用意すれば準備完了です。 ※後述するGMT購入の際に海外取引所のBitgetを使用する場合は、MATICは最低限のガス代分だけ用意すれば大丈夫です。 メタマスクへMATICを送金する 取引所で購入したMATICを、メタマスクウォレットへ送金します。 ここで注意点ですが、ネットワークは必ずPolygonチェーンを選んで出金するようにしましょう。 メタマスクへMATICの送金が完了し、メタマスクのチェーンをPolygonに変更すると、MATICの残高が表示されます。 次に、このMATICを使ってPolygonチェーンのGMTを入手しましょう。GasHeroの基軸通貨はGMTなので、NFTを購入するためにはGMTで支払う必要があるからです。 PolygonチェーンのGMTを入手する PolygonチェーンのGMTを入手するに当たっては、GasHero開発元のFSLが用意している「DOOAR」というマルチチェーンDEXでスワップ(通貨の交換)が可能です。 [caption id="attachment_107083" align="aligncenter" width="645"] DOOARのアプリケーション画面[/caption] DOOARにおいては、PolygonチェーンにおけるMATICやUSDTから、GMTにスワップすることができます。 ただしここでも一つ注意点があります。 DOOARの流動性プールを見てみると、「WMATIC / USDT」と「GMT / USDT」の2種類の流動性があることが分かります。 そのためMATIC→GMTへスワップする場合は直接的なルートがなく、一度MATICからUSDTへの変換を挟み、「(W)MATIC→USDT→GMT」のルートを通ることになります。 この「(W)MATIC→USDT」のスワップの際に、流動性プールの深さの関係からか、他のDEXよりも不利なレートになってしまう場合があります。 例えばPolygonチェーンの著名なDEXであるQuickSwapなどでMATICからUSDTにスワップしておき、そのUSDTをDOOARでGMTにスワップするという方法を取ることで、お得にスワップできる可能性があります。 [caption id="attachment_107086" align="aligncenter" width="582"] QuickSwapで「MATIC→USDT」へスワップしてる画面[/caption] [caption id="attachment_107087" align="aligncenter" width="571"] DOOARで「USDT→GMT」へスワップしてる画面[/caption] このようにQuickSwapとDOOARの二段階でスワップすることで、有利なレートになる場合があります。 ただしDEXのレートは時期によって変化しますし、使用の際はセキュリティや誤操作のリスクも伴うものですので、利便性を取るのか料金の安さを取るのか比べたうえで、自己責任にてスワップの実行を行いましょう。 また、海外取引所のBitgetではPolygonチェーンのGMTの出金に対応しているため、Bitgetを使用することでGMTを入手することも可能です。海外取引所をよく利用する方は、こちらの方法も考慮しましょう。 Bitgetの登録方法まとめ!口座開設とKYC認証まで徹底解説 GasHeroのチュートリアルをクリアする PolygonチェーンのGMTの準備が出来たら、いよいよGasHeroをプレイしていきましょう。 GasHeroはブラウザでプレイするゲームであり、パソコンとスマートフォンのどちらからでも起動することができます。 まずGasHero公式サイトに行き、「PLAY NOW」を押しましょう。 別ブラウザにてゲーム開始画面が開きます。 ログイン方法はいくつか選べますが、今回はより一般的なメールアドレスでのアカウント作成方法を紹介します。 メールアドレスを打ち込み、「Send Code」を押すと認証コードがメールで届くので、コードを入力して「Continue」を押します。 ゲームが開始されると、チュートリアルが始まります。 チュートリアルは全部で7つのダンジョンがありますが、GasHeroは初めに4体の初期ヒーローを持った状態でスタートしますので、その4体で十分にクリア可能です。初期ヒーローの編成は、上図のように並べるのがおすすめです。 短剣や剣を持ったヒーローを前衛にし、ハンマーや斧を持ったヒーローを中衛に配置します。 1つ目のステージに入ると、オートバトルで戦闘が進みます。 戦闘に勝つと、ヒーローポーションというアイテムを報酬として得ることができます。このヒーローポーションを使用することで、ヒーローのレベルを上げることができます。 ダンジョンが進むごとに敵も強くなっていきますので、勝てなくなった場合はレベルを上げて挑んでみましょう。 ただし初期ヒーローはレベルを最大で3までしか上げることができず、2日経つと寿命で使えなくなってしまう点には注意です。 ゲーム内ウォレットを設定する チュートリアルのダンジョンをクリア出来たら、次にゲーム内ウォレットの設定をしましょう。 画面右上の部分を押すと、ゲーム内ウォレット設定画面になります。 「Continue」を押してウォレットの二段階認証に移ります。こちらの画面(右側の画像参照)で2段階認証が求められますので、2段階認証アプリの「Google Authenticator(iOS/Android)」などを使用して、セットアップしましょう。 QRコードを読み取るかセットアップキーを2段階認証アプリに入力することで、アプリの方に6桁のコードが表示されます。その表示されたコードをGasHeroの「Verification code」欄へ入力して、「Continue」を押しましょう。 2段階認証に成功すると、次にパスワードの設定に移ります。6桁から12桁までの任意のパスワードを設定しましょう。 最後にプライベートキーのバックアップが求められます。 Google CloudかApple Cloudか、どちらでも好きな方で大丈夫です。 もしどちらも無い場合は、Google Cloudのバックアップに必要なGoogleアカウントは無料ですぐに作成できますので、この機会に作っておくのもおすすめです。 ウォレットの作成が完了すると、上図のような画面になります。 ここで生成されたアドレスにPolygonチェーンのMATICやGMTを送ることで、ゲーム内ウォレットの残高に反映されます。 ゲームプレイに必要なBCVを購入する GasHeroのゲームプレイに必要な「Base Construction Vehicle (BCV)」のNFTですが、こちらは2種類の方法で購入することが可能です。 BCVを購入する2つの方法 方法①:ゲーム内マーケットで購入する 方法②:NFTマーケットプレイス「MOOAR」で購入する どちらが安いかはその時次第によって変わりますので、二つのマーケットを比べてみて安い方で購入するのがおすすめです。 それでは、まずゲーム内マーケットでの購入方法から解説します。 方法①:ゲーム内マーケットで購入する ゲーム画面右下の「Market」を押すとこのような画面になり、ヒーローをはじめとして様々なアイテムをGMTで売買できます。 このうち「ITEM PACK」のタブを選択し、フィルターで「Base Construction Vehicle (BCV)」を選択します。 フィルターをかけると、マーケットにBCVだけが表示されるようになります。こちらで購入する場合は、ゲーム内ウォレットにGMTとガス代用のMATICを送れば購入が可能です。 次にNFTマーケットプレイス「MOOAR」でBCVを購入する方法も見ていきましょう。 方法②:NFTマーケットプレイス「MOOAR」で購入する FSLの運営するNFTマーケットプレイス「MOOAR」では、GasHeroに関連する様々なNFTを取引できます。 MOOARにメタマスクウォレットを接続して「BCV Coupon」を購入し、ゲーム内ウォレットに転送することで、ゲーム内でBCVを入手できます。 「BCV Coupon」購入後の転送方法ですが、まず右上の「My Inventory」をクリックします。 そこでゲーム内ウォレットへと「Transfer」(転送)が行えます。 以上がゲーム内マーケット、またはMOOARにてBCVを購入する方法です。 どちらが安く購入できるか比べてみて、好きな方法でBCVを入手しましょう。 BCVを使用して地上に出る BCVの購入が終われば、いよいよGasHeroの舞台である地上に出られます。 地上へ出る際は、「都市(City)」・「地区(District)」・「ギルド(Guild)」・「クラン(Clan)」を指定することで、任意の場所へと拠点を設置が可能です。 例えば上の画面だと、サンパウロ-2-6-2 (サンパウロ/地区2/ギルド6/クラン2)の地点に拠点を置くことができます。 ソロでプレイする場合は適当にランダムな場所に降りるのも一つの手ですが、どこかのギルドに所属しようと思う場合は、そのギルドで場所の指示を受けることが多いです。 ギルドに所属することでゲームを有利に進められることも多いですので、まずは良いギルドがないか探してみるのもおすすめです。 当メディアCryptoTimesの公式コミュニティであるboarding bridgeにおいてもGasHeroギルド”qq”を結成しており、初心者の方でも歓迎していますので、ぜひDiscordのギルドチャットを覗きに来てみてください。 ヒーローNFTを購入する 無事に地上へ出れた後は、ヒーローNFTの購入も検討しましょう。 なぜなら最初に貰った初期ヒーロー4体は、48時間経てば寿命で使えなくなってしまうため、ゲームプレイを続けるためにはヒーローNFTが必須だからです。 ヒーローNFTを入手する方法は、以下の4種類あります。 ヒーローを入手する4つの方法 方法①:”ヒーロー”を購入する 方法②:”DNAフラグメント”を購入する 方法③:”ヒーローカプセル”を購入する 方法④:MOOARで”ヒーロークーポン”を購入する 少しでも安くヒーローを入手したい場合は、①の”ヒーロー”を購入する方法をまず検討しましょう。 ゲーム内マーケットで、欲しいヒーローを選んで購入することが可能です。 他の方法としては、②の”DNAフラグメント”や、③の”ヒーローカプセル”でヒーローを入手する方法もあります。 これらは一定確率でレアリティの高いヒーローを入手することもできますが、その分値段は高めに設定されていますので注意しましょう。 また、④のMOOARで”ヒーロークーポン”を購入する方法もあります。 このヒーロークーポンをゲーム内に転送すると、前述した”DNAフラグメント”を入手することができます。 その方法を選ぶかで必要資金が変わってきますので、好きな方法でヒーローを入手しましょう。 まとめ Polygonチェーン上に構築されたWeb3ゲームであるGasHero(ガスヒーロー)の始め方について解説しました。 ブロックチェーンや暗号資産に慣れていない方は難しく感じるかもしれませんが、一度ゲームを開始してしまえば、パソコンでもスマートフォンでも好きな時にログインしてプレイすることができます。 Web3初心者の方もこの記事を参考に、ぜひ一度壮大なGasHeroの世界を体験してみてください。 また、GasHeroの詳しいゲームシステムやデータについては、以下のCT Analysisのレポートでも詳しく解説していますので是非確認してみましょう。 Gas HERO 徹底解説レポート
初心者向け
2024/02/19DEX(分散型取引所)とは?メリットやデメリット、代表プロジェクトを紹介
この記事では、DEX (分散型取引所) について解説しています。 DEXはブロックチェーンをベースにスマートコントラクトを活用した仮想通貨の取引所です。 通常の取引所と比較してさまざまなメリットがあり、主要DEXのひとつであるUniswapでは1日あたり3.8億ドルを超える取引が行われています。 この記事では、そんなDEXの特徴や種類、メリットやデメリットなどについて解説しています。 この記事のまとめ ・DEXはスマートコントラクトを活用した取引所 ・いくつかの種類ある ・CEXにはない仮想通貨が取引可能 ・リスクがある面も否めない ・ウォレットと仮想通貨さえあればスタート可能 DEX (分散型取引所) とは?CEXとの違いも解説 DEXの概要や種類について以下の順で解説していきます。 ・DEXの概要 ・DEXの種類 ・CEXとの違い DEXの大まかなポイントについてチェックしていきましょう。 DEXの概要 DEX (分散型取引所) は、ブロックチェーンを基盤とし、スマートコントラクトを使用してユーザー間の仮想通貨取引を可能にする取引所です。 取引に関するプロセスがブロックチェーンに記録され、スマートコントラクトを通して取引が実行されます。 多くのDEXにおいてKYC (本人確認) が不要で、ユーザーは個人のウォレットを通じて資産を直接管理します。 これにより、従来の中央集権型の取引所において懸念されてきたリスクが軽減され、匿名性の維持やプライバシーの保護が可能になりました。 DEXの種類 DEXにはいくつかの主要な種類が存在します。 注文の処理方法という点で分類すると、AMMとオーダーブックに分けられます。 AMM (Automated Market Maker:自動マーケットメーカー) のDEXは、スマートコントラクトで制御される流動性プールを通して仮想通貨取引を行うものです。流動性はユーザーから提供され、流動性を提供したユーザーには報酬が与えられます。 流動性プールには、2つのペアとなる通貨、もしくはそれ以上の通貨が存在しており、各通貨の枚数の変化や需要と供給に応じ自動的にレートが変化する仕組みです。 オーダーブックのDEXは、一般的な取引所と同様に売買注文をマッチングさせます。オーダーブックについては、取引の一部のプロセスがブロックチェーンの外で行われているケースもあります。 また、DEXの中にはデリバティブを扱っておりショートやレバレッジ取引が可能なものも見られ、各DEXによって仕組みや機能が異なることもあります。 CEXとの違い CEX (中央集権型取引所) とDEXの最大の違いは、資産の管理方法にあります。 CEXには、取引や資産を管理する主体が存在し、ユーザーの資産をシステム内で管理し、取引を行います。 一方で、DEXではユーザーが自分のウォレットで資産を保管し、スマートコントラクトを通じてユーザー間で直接取引を行います。 自身が秘密鍵を管理しているウォレットに資産があるのがDEXと捉える一方、CEXを利用する場合は一度仮想通貨をCEXに送付する必要があり、送付してからウォレットに引き出すまでの管理の主体はCEXにある状態です。 特に海外の仮想通貨取引所には各国の規制や監視が行き届いていないものも見られます。そういった主体に資金を預けるのは、一定のリスクがあると言えるでしょう。 DEXのメリット DEXのメリットについて以下の順で解説していきます。 ・中央集権に関連するリスクやデメリットが無い ・上場の自由度が高い ・構成可能性の高さ DEXが持つ強みをチェックしていきましょう。 中央集権に関連するリスクやデメリットが無い 繰り返しの内容にはなりますが、DEXには中央集権的な管理者が存在せず、スマートコントラクトを通してユーザー間で直接取引が行われるため中央集権に関連するリスクやデメリットがありません。 これにより、前述したカストディアルリスク (資産管理のリスク) や、管理者による不正操作の懸念が軽減されます。 また、取引データの透明性が保たれるため、不正取引や価格操作のリスクが低減されます。 さらに、多くのCEXで要求されるKYCも不要なので、匿名性が確保されることも特徴です。 ウォレットと仮想通貨さえあれば簡単に利用できるといったメリットも挙げられるでしょう。 上場の自由度が高い この特徴は特にAMMに顕著にみられますが、DEXでは新しいトークンやプロジェクトが簡単に上場できます。 そのため、トークンの種類や選択肢が豊富なことに加え、新興の仮想通貨や革新的なプロジェクトに早期からアクセスできる利点があります。 CEXに上場する前の段階ですでにUniswapなどで取引できるケースは非常に多いです。積極的に新興銘柄を取引したい人は是非覚えておきましょう。 構成可能性の高さ DEXは他のDeFiと同様に構成可能性が高いです。DEXではスマートコントラクトやトークンを活用しているため、異なるプロトコル間で様々な要素を組み合わせて利用可能です。 シンプルな例としてLPトークンの活用が挙げられます。UniswapなどのAMMのDEXでは、流動性プールに対して資金を提供するとそれを証明するトークン (LPトークン) が発行されます。 このトークンを他のDeFiプロトコルで使用・運用するといったことも可能です。 DEXのデメリット DEXのデメリットについて以下の順で解説していきます。 ・利便性が低い ・トラブルが多く一定のリテラシーを求める ・ウォレットの管理が難しい DEXの弱いポイント、注意したい点をチェックしていきましょう。 利便性が低い DEXはCEXと比較して利用者にとって利便性が低いことがあります。例えば、ユーザーサポートはCEXほど手厚くはない点が挙げられます。 また、UIの問題として、CEXで提供されることが多い高度なトレーディングツールや分析機能がDEXでは限られてしまいます。 さらに、日本語でのサポートがないことも多く、翻訳が必要なケースがあります。 トラブルが多く一定のリテラシーが求められる DEXを利用するにはブロックチェーンやDeFiの運用における基本的な知識が必要です。 シンプルにスワップ (通貨の交換) をするだけであれば、ウォレットの使い方とUIの使い方が分かれば利用自体は可能です。 しかし、ガス代が予想以上にかかったり、トランザクションが通らないといった現象に遭遇することが考えられます。 また、前述の通りトークンの上場が容易であるため、悪意を持っているトークンやプロジェクトが含まれている危険性もあります。例えば、既存のトークンやプロジェクトを模倣した偽物が上場しているケースなどがあります。 流動性の提供が行えるのもDEXの特徴のひとつですが、大抵の流動性プールやプロトコルごとに独自のリスクや損失の可能性が存在しています。 さらに、スマートコントラクトでバグが見つかった場合、預けている (ロックしている) 資金が失われる可能性もあり、評判の良い大手のDEXであっても欠陥が見つかることが多いものです。 DEXに限らずどのようなDeFiでも、事前のリサーチを十分にした上でリスクをしっかりと認識して利用しましょう。 ウォレットの管理が難しい DEXでは各ユーザーが自身のウォレットを管理する必要があります。 これには、秘密鍵の安全な保管、トランザクションの正確な実行、アドレスの正しい使用、承認したコントラクトやトークンの管理などのアクションが含まれます。 ウォレットの管理を誤ると、資産の損失や盗難のリスクが高まります。そのため、ウォレットのセキュリティと秘密鍵の管理には特に注意が必要です。 DEXの特性上、ウォレットは必ず利用しなければいけないため、上記のようなアクションは避けられません。 代表的なDEX 5選 代表的なDEXとして、以下の5つを解説していきます。 ・Uniswap ・Curve ・PancakeSwap ・Balancer ・GMX 主要なDEXの概要についておさえていきましょう。 Uniswap [caption id="attachment_101253" align="aligncenter" width="683"] 引用元:Uniswap[/caption] Uniswapは世界最大規模のDEXのひとつとして代表的な存在です。AMMの取引所としてはトップの取引量を持ち、TVLについてもDEX内でトップに位置しています。 イーサリアムやL2 (レイヤー2) 、BNBチェーン、Avalancheなど複数のチェーンに展開されており、様々な通貨がUniswapを通して取引されています。 2022年1月にはNFTアグリゲーターをローンチし、今後もUniswap V4のリリースに向け開発が進められることが示されており、さらに利便性が向上されることが期待されます。 AMMのDEXの利用を考えている方がまずはじめに触れることになるDEXと言えるでしょう。 分散型取引所「Uniswap(ユニスワップ)」とは?始め方、使い方を解説 Curve [caption id="attachment_101255" align="aligncenter" width="783"] 引用元:Curve[/caption] Curveは特定の資産と価格が連動しているステーブルコインの取引に特化したDEXです。UniswapのようなAMM系のDEXと同じように、Curveでは流動性プールを使用して取引を行います。 価格が安定しているステーブルコインを扱っているため、さまざまな通貨を扱っているAMM系DEXと比べてインパーマネントロスや手数料を軽減できることが期待されます。一方、AMM系DEXほど自由にプールを作成することはできないため注意が必要です。 他の主要なDEXと比較すると知名度では劣るかもしれませんが、ステーブルコイン取引においては利便性が高く、大きなシェアを持っています。 PancakeSwap [caption id="attachment_101256" align="aligncenter" width="804"] 引用元:PancakeSwap[/caption] PancakeSwapはBNBチェーンからスタートしたAMMのDEXです。当初はBNBチェーンに展開するDEXでしたが、現在は主要なDEXと同じくイーサリアムやL2、その他多数のチェーンに展開されています。 BNBチェーンは他のイーサリアム系チェーンと比較してガス代が安く、手数料を抑えることができます。 スワップやパーペチュアル (無期限先物取引) といった売買機能に加え、ファーミング、ステーキング、ロッタリー (宝くじ) 、さらにはNFTマーケットプレイスなど、多様なサービスが利用できる点も特徴です。 分散型取引所パンケーキスワップ(PancakeSwap)の特徴と使い方を解説 Balancer [caption id="attachment_101257" align="aligncenter" width="796"] 引用元:Balancer[/caption] Balancerは流動性に焦点を当てたプロトコルです。前述したDEXと同様に流動性プールを活用した取引を可能にしていますが、違いも見られます。 Balancerではプールの作成における自由度や柔軟性が高く、独自の仕組みや資産を持つ豊富なプールがあります。プールが持つ特性によって損失を抑えたり、効率性や利便性を向上させた取引が可能です。 スワップといったDEXとしての用途のみならず、Balancerの流動性を活用したさまざまなプロトコルに応用されています。 GMX [caption id="attachment_101258" align="aligncenter" width="747"] 引用元:GMX[/caption] GMXは、GLPというトークンとそれに付随する流動性を活用して取引を行う分散型デリバティブDEXです。 GMXには様々な特徴がありますが、利用者目線から見たときの主なポイントとして、レバレッジ取引が可能であることや、狭いスプレッド、ゼロスリッページ、手数料の低さなどが挙げられます。 提供している機能やUIが従来のCEXと近いため、CEXの代替として使いやすさに優れる選択肢のひとつと言えるでしょう。 分散型取引所GMXとは?概要や$GLPの特徴、使い方を徹底解説 DEXの始め方 DEXを始めるにあたって、最低限必要なものは仮想通貨とウォレットです。 仮想通貨の購入には国内仮想通貨取引所への登録が必要なので、まだの方はまずそこからはじめましょう。 はじめての国内仮想通貨取引所にオススメなのは「OKCoin japan (オーケーコインジャパン)」です。以下の記事でくわしい登録方法を解説しています。 OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)の登録方法から使い方まで解説! 次にウォレットの作成が必要です。ウォレットは使用するDEXのブロックチェーンに合わせて作成する必要がありますが、主要なDEXに幅広く対応するメタマスク (MetaMask) がオススメです。こちらも以下の記事で始め方を解説しています。 MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 取引所への登録とウォレットの準備が完了したら、取引所で購入した仮想通貨をウォレットへ送金しましょう。 各DEXの使い方は異なっていますが、概ねウォレットとDEXを接続するだけで使用可能です。 まとめ 本記事では、DEXの特徴や種類、始め方について解説してきました。 DEXは仮想通貨の可能性や利便性を向上させ、主要なDEXでは日々アクティブに多額の取引が行われています。 今後も様々なDEXで積極的な開発やアップデートが行われる予定なので、是非DEX分野の動向を追っていきましょう。
初心者向け
2024/02/19【初心者向け】仮想通貨ビットコイン取引の始め方とおすすめの取引所
「ビットコインや仮想通貨に興味はあるけど始め方がわからない…」という方は少ないのではないでしょうか。 ビットコイン(仮想通貨)取引の始め方は実はそれほど難しくありません。ただし、リスクがあることも事実です。注意点などを理解しないまま始めることで思わぬ結果を招く恐れもあります。 この記事では、ビットコイン(仮想通貨)取引を始めるための具体的な手順や、取引を始める際に注意したいポイント、仮想通貨取引所の選び方などを詳しく解説しています。この記事を読めば、より安心・安全かつスムーズにビットコイン(仮想通貨)を始められるでしょう。 ビットコイン(仮想通貨)の始め方 ビットコイン(仮想通貨)の始め方は事業者により異なります。取引を始めるときは、口座を開設する事業者で詳細を確認しましょう。ここでは、一般的な始め方を解説します。 ビットコイン(仮想通貨)取引所の口座開設 ビットコイン(仮想通貨)は、基本的に仮想通貨交換業者(取引所)で購入します。そのため、まずは取引で使用する口座を開設しなければなりません。 仮想通貨の取扱通貨は事業者で異なりますが、ビットコインは仮想通貨の基軸通貨と位置付けられるためほぼすべての事業者が扱っていると考えてよいでしょう。取引条件などを確認して、目的に合致する事業者が見つかったら口座開設の申し込みを行います。一般的な流れは次の通りです。 ビットコイン(仮想通貨)取引所の口座開設の流れ 1. メールアドレスを登録 2. 確認メールの受信 3. パスワードを設定 4. ログイン後、SMS認証を行う 5. 利用規約などを確認して同意 6. 口座開設フォームで基本情報を入力 7. 本人確認 8. 口座開設審査の実施 9. 口座開設完了 SMS認証は本人確認の一環です。具体的には、登録した携帯電話番号へ認証コードを記載したSMSを送信し、これを認証フォームへ入力させることにより本人確認を行います。 口座開設審査の主な内容は「国内に居住する満20歳以上満75歳未満であるか」「反社会勢力と関係がないか」「成年被後見人などではないか」などです。申し込み情報と本人確認書類に誤りがなければ、基本的には問題ないでしょう。 口座開設で躓きやすいのが本人確認です。事前に必要書類を用意しておくと、手続きをスムーズに進めやすくなります。本人確認に提出可能な書類は次の通りです。 本人確認に提出可能な書類 マイナンバーカード 運転免許証 パスポート 在留カード 本人確認の方法はオンラインと郵送にわかれます。オンラインの場合、上記書類のいずれか1点と顔写真をスマホで撮影して仮想通貨交換業者へ送信することが一般的です。郵送の場合は、本人確認書類2点をアップロードしたのち、認証コード(郵便物)の受け取りなどが必要です。 本人確認書類は、以上の書類に加えて健康保険証・住民票の写し・戸籍の附票などを使用できることが多いでしょう。手軽さとスピードは、郵送物の到着を待たなくてよいオンラインが優れています。 二段階認証を設定する 仮想通貨交換業者の中には、二段階認証を導入しているところがあります。二段階認証は、IDとパスワードによる認証に、新たな認証方法を加えてセキュリティを高める仕組みです。具体的には、IDとパスワードを入力してからアプリでもう一度認証する、ID・パスワードとは別のセキュリティーコードでもう一度認証するなどの方法が用いられています。 事業者によっては、同一のブラウザから接続した場合、2回目以降の2段階認証を省略できる場合もあります。面倒だと感じるかもしれませんが、大切な資産を守るため重要な取り組みです。自分で設定できる場合は、積極的に利用しましょう。 取引口座に日本円を入金する 口座を開設できたら、取引に使用する日本円を入金します。一般的な入金方法は以下の通りです。 入金方法の種類 銀行振込 即時入金 コンビニ入金 銀行振り込みは、指定の入金口座へATMなどから振り込む方法です。反映時間はケースで異なりますが、16時以降は翌営業日の9時以降になることが多いでしょう。 即時決済は、インターネットバンキングで振り込む方法です。クイック入金などと呼ばれることもあります。特徴は、一部の時間帯を除きいつでも入金できて、入金後すぐに余力へ反映されることです。できるだけ早く取引を始めたいときに適しています。即時決済に利用できるのは、事業者と提携しているインターネットバンキングです。仮想通貨交換業者の口座開設前に提携サービスを調べておくと手続きを滞りなく進められます。 コンビニ決済は、コンビニのレジなどで入金する方法です。仮想通貨交換業者が発行したURLに記載されているバーコードをレジで読み取って入金するなどの方法がとられています。URLはSMSなどで届けられます。 ビットコインを購入する 入金額が余力に反映されてから、ビットコインを購入します。主な購入方法は次の2種類です。 ビットコイン(仮想通貨)の購入方法 販売所 取引所 両者の違いは取引相手です。販売所は仮想通貨交換業者、取引所はユーザーが取引相手になります。販売所は仮想通貨交換業者からビットコインを購入する方法、取引所はビットコインを売りたい人と買いたい人の条件が一致すれば購入できる方法と考えればよいでしょう。それぞれの強みと弱みは以下の通りです。 購入方法 強み 弱み 販売所 仕組みがわかりやすい 注文すると取引が成立する 手数料が割高 取引所 手数料が割安 取引が成立しないことがある それぞれに強みと弱みがあるため、一概にどちらが優れているということはできません。一般的には、販売所のほうが初心者に向いているといわれています。ビットコインの数量を指定するだけで購入できるからです。 ビットコインはいくらから買える?利益に繋がる購入方法もチェック ビットコインを売却する 価格の推移などを見守り、タイミングを計って購入したビットコインを売却します。売却方法も、販売所と取引所にわかれます。 販売所の売却価格は仮想通貨交換業者が提示する金額です。したがって、日本円の金額または売却する数量を決定するだけで売却できます。取引所で売却する場合は、レート・注文量を指定します。金額にこだわりがなければ、価格を指定しない成り行き注文を出すこともできます。この場合の売却価格は、相場の状況により異なります。 以上からわかる通り、基本的な流れは購入するときと大きく変わりません。購入するときと同じく、初心者には仕組みがわかりやすい販売所が向いていると考えられています。 ビットコイン(仮想通貨)の取引所を選ぶ際のポイント ビットコインの取引で利用する仮想通貨交換業者は慎重に選ばなければなりません。適当に選ぶと、快適に取引できないことやトラブルに巻き込まれることがあります。ここでは、仮想通貨交換業者の選び方を解説します。 1. 金融庁へ認可登録されているか 最も基本的なポイントは、金融庁・財務局へ登録を済ませた事業者を選ぶことです。 2017年4月に施行された資金決済法・犯罪収益移転防止法等の改正で、仮想通貨交換業者に対する登録制が導入されています。ここでいう交換業者は、仮想通貨と法定通貨の交換、仮想通貨同士の交換などをサービスとして提供する事業者、仮想通貨の管理を行う事業者です。 資金・体制・コンプライアンスに関するハードルが設けられているため、登録済の事業者であれば一定の水準を満たしていると考えられます。過去には、無登録の業者を利用してトラブルに巻き込まれているケースもあります。これから取引を始める方は注意したいポイントといえるでしょう。登録を済ませている事業者は、以下の金融庁公式サイト内の「暗号資産交換業者登録一覧」から確認できます。 関連:暗号資産交換業者に係る情報|金融庁 2. セキュリティレベルの高さ ビットコインそのもののセキュリティは非常に高いと考えられています。しかし、これを扱う事業者のセキュリティレベルはさまざまです。セキュリティが脆弱だと、ハッカーなどの攻撃により仮想通貨が流出する恐れがあります。 基本的に、金融庁・財務局の登録を受けている事業者のセキュリティレベルは高いと考えられますが、それでも安全が保証されているわけではありません。口座を開設する前に、セキュリティについて確認しておくほうがよいでしょう。一般的には、大手事業者のほうがセキュリティレベルは高いと考えられています。高度なセキュリティを実現するため、潤沢な資金力が必要になるからです。 また、自分でできる対策を講じておくことも欠かせません。代表的な対策として2段階認証があげられます。万が一に備えて、利用できる場合は設定しておきましょう。 3. ツール・アプリの使いやすいさ ツールやアプリの使いやすさも必ずチェックしておきたいポイントです。ビットコインの取引を始めると、机の前に座っているとき以外も値動きが気になります。スマートフォンで、チャートを確認したり注文をだしたりしたくなるでしょう。アプリなどの使い勝手が悪いと快適に取引を行えません。それどころか、事業者によっては希望する操作をアプリから行えないこともあります。利益や損失を確定する機会を逃してしまうかもしれません。したがって、ツールやアプリの使いやすさを確認してから仮想通貨交換業者を選ぶことが重要なのです。 ただし、口座開設前に実際の使い心地を確かめられないこともあります。このようなときは、サンプル画像などをもとに使いやすそうな事業者を選ぶとよいでしょう。あるいは、複数の事業者で口座を開設して、実際に使いながら比較してみることもおすすめです。 4. 手数料の安さ 当然ながら手数料も確認しておきたいポイントです。手数料が高いと、利益を手元に残しにくくなります。主な手数料は、取引手数料と送金・入金手数料です。具体的な設定は事業者で異なります。取引スタイルや入金・出金の頻度などをもとに評価すると、自分に合っている事業者を選びやすくなります。ここからはこれらの手数料について詳しく解説します。 取引手数料 取引手数料は、販売所でかかるものと取引所でかかるものにわかれます。 販売所の手数料は無料になっていることが多いですが、実際は実質的な手数料にあたるスプレッドを支払っています。スプレッドは、仮想通貨の売値と買値の差額です。販売所は、売値よりも買値を高く設定しています。つまり、事業者は仮想通貨を安く買って高く売っているのです(事業者の収入)。例えば、ビットコインの売値が2,000,000円、買値が1,890,000円であれば、スプレッドは110,000円になります(買値に対するスプレッドの割合は5.82%)。ユーザーは、110,000円以上値上がりしないと利益を出せません。このケースでは、実質的に110,000円の手数料を支払っていると考えられます。取引に与える影響が大きいためしっかりと比較しておきたいポイントです。 取引所は、売りたい人と買いたい人の条件が一致すると取引が成立する仕組みです。ただし、ユーザー同士が直接取引をするわけではありません。仮想通貨交換業者が場所を提供して取引を仲介します。このときに発生する仲介手数料が、取引所の取引にかかる手数料です(事業者の収入)。また、少額ですが取引所の取引でもスプレッドは発生します。ただし、販売所のスプレッドに比べると非常に小さなものです。仲介手数料と合計しても、販売所のスプレッドより基本的には割安になります。取引所を利用する場合、仲介手数料を中心に確認しておくとよいでしょう。 送金・入出金金手数料 送金手数料は、他の事業者やウォレットに仮想通貨を送るときにかかる手数料です。具体的な金額は、価格などにより変動します。おおよその目安は0.0004~0.001BTC程度といえるでしょう。例えば、1 BTC=2,000,000円であれば1回の送金に800~2,000円かかります。 入出金手数料は、入出金時にかかる手数料です。入金に関しては手数料無料としている事業者が少なくありません。即時入金やコンビニ入金に対して一定の手数料を設定している事業者もあります。ちなみに、銀行振り込みの手数料はユーザー負担が基本です。出金手数料の目安は400~800円程度になります。仮想通貨交換業者の中には、これらの手数料を無料にしているところもあります。他の条件に注意は必要ですが、予算が限られている場合は利用を検討するとよいでしょう。 5. 取扱通貨の多さ 仮想通貨の取扱通貨も事業者を選ぶ際にチェックしておきたいポイントです。世界には10,000種類程度の仮想通貨が存在するといわれています。その内、国内事業者(登録済み)が扱っている仮想通貨は40種類程度です。ただし、全ての事業者が40種類の仮想通貨を扱っているわけではありません。5種類のところ、10種類のところ、15種類のところなどがあるのです。 仮想通貨の基軸通貨として位置づけられているビットコインは、ほぼすべての事業者が扱っていると考えてよいでしょう。違いがでるのはアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の種類です。興味をもっているアルトコインがある方は、取り扱いのある事業者を選ばなければなりません。また、投資の選択肢を増やしたい方も、取扱通貨が多い事業者を選ぶとよいでしょう。 6. 取引方法の豊富さ 仮想通貨の取引方法にはいくつかの種類があります。代表的な取引方法としてあげられるのが現物取引とレバレッジ取引です。詳しくは後述しますが、リスクを限定したい場合は現物取引、リスク(リターンを含む)を大きくしたい場合はレバレッジ取引が向いているといえるでしょう。 目的により、適している取引方法は異なります。したがって、仮想通貨交換業者を選ぶときは、選択できる取引方法を確認しておくことも欠かせません。基本的には、取引方法が豊富な事業者のほうが、取引を長く続けやすいといえます。目標や環境の変化にあわせて、取引方法を選択できるからです。 ビットコイン(仮想通貨)を始める初心者におすすめの取引所 仮想通貨交換業者には、さまざまな選択肢があります。ここからは初心者におすすめの取引所を紹介します。 おすすめのビットコイン(仮想通貨)取引所 bitFlyer(ビットフライヤー) Coincheck(コインチェック) GMOコイン bitbank(ビットバンク) DMM Bitcoin 楽天ウォレット bitFlyer(ビットフライヤー) 画像引用元:bitFlyer 「ビットコイン取引量6年連続NO.1(Bitcoin日本語情報サイト調べ, 2016~2021年の年間出来高(差金決済・先物取引を含む))」を謳っている事業者です。少額から取引を始めたい初心者に向いている安定感抜群の仮想通貨交換業者です。 取り扱い仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアム・リップルなど26種類(2024年2月時点)です。販売所におけるビットコインの最小発注数量は0.00000001BTC、取引所におけるビットコインの最小発注数量は0.001BTCとなっており、1円からビットコインを購入することが可能です。 手数料は、住信SBIネット銀行からのクイック入金と販売所の売買手数料(要スプレッド)が無料です。住信SBIネット銀行以外からのクイック入金は1件あたり330円、日本円の出金手数料は220~770円、取引所の売買手数料(ビットコイン)は「約定数量×0.01~0.15%(BTC)」となっています。 また、7年以上にわたりハッキング0を実現しているセキュリティの強固さも見逃せません。 出典:bitFlyer公式サイト Coincheck(コインチェック) 画像引用元:Coincheck マネックスグループが運営している仮想通貨交換業者です。国内暗号資産取引アプリダウンロード数NO.1(対象期間:2020年, データ協力AppTweak)を記録し、アプリの使い勝手を重視したい方や取引所の手数料が気になる方に向いています。 取り扱い仮想通貨は29種類(2024年2月時点)です。ビットコインに加えて、イーサリアム、リスクなどを扱っています。取引所におけるビットコインの最小発注数量は0.005BTC以上かつ500円以上、販売所におけるビットコインの最小発注数量はビットコイン建てで0.001BTC、円建てで500円相当額です。つまり、500円からビットコインを購入可能です。 手数料は、取引手数料(ビットコインの場合)、日本円入金手数料、仮想通貨入金手数料がすべて無料となっています。販売所は0.1~5.0%の手数料相当額、クイック入金は入金額に応じて770円~入金額×0.11%+495円の手数料がかかります。 出典:コインチェック公式サイト GMOコイン 画像引用元:GMOコイン 3年連続オリコン顧客満足度総合第1位(2023年オリコン顧客満足度調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位)に輝いた事業者です。受付完了から最短10分で取引を始められる手軽さと直感的に操作できるアプリが特徴です。GMOインターネットグループが運営していることもあり初心者でも安心して始めやすい取引所です。 取扱通貨は28種類(2024年2月時点)です。もちろん、ビットコインも扱っており、最小発注数量は0.00001BTCとなっています。 出入金手数料は日本円と仮想通貨どちらも基本無料(大口出金は400円)、取引手数料は販売所が無料、取引所はMaker:-0.01%、Taker:0.05%となっています。※Makerとは板に並ぶ注文、Takerとは板の注文を約定する注文 オフラインで資産を管理するコールドウォレット管理を導入するなどセキュリティ面の充実を図っている点も見逃せません。 出典:GMOコイン公式サイト GMOコインで口座開設をする bitbank(ビットバンク) 画像引用元:bitbank 国内仮想通貨取引所において取引量No.1(2021年2月14日 CoinMarketCap調べ)の事業者です。値動きにあわせて取引を繰り返したい方やアルトコインに興味がある方に向いています。 取扱通貨は国内最多級の38種類(2024年2月時点)です。ビットコインに加え、リップル、ライトコイン、イーサリアムなど多彩なアルトコインを扱っています。販売所におけるビットコインの最小発注数量は0.00000001 BTC、取引所における最小発注数量は0.0001BTCです。 取引手数料は、Maker-0.02%、Taker0.12%となっています。日本円・ビットコインの入金手数料は無料、日本円の出金手数料は550~770円、ビットコインの出金手数料は0.0006BTCです。 コールドウォレットやマルチシグ(仮想通貨を売買などするときに電子署名(鍵)を複数利用する方式)を採用するなど、セキュリティの充実に努めています。 出典:bitbank公式サイト bitbankで口座開設をする DMM Bitcoin 画像引用元:DMM Bitcoin DMM.comでお馴染みのDMMグループに属する事業者です。土日祝日を含めた365日対応のサポート体制を構築するなどユーザーの満足度向上に努めており、取引環境やサポートを重視する方におすすめです。 取扱通貨は、bitbankと同じく国内最多級の38種類(2024年2月時点)です。レバレッジ取引における取扱通貨数は国内最多(2023年12月, 国内暗号資産交換業者及び第一種金融商品取引業者のWEBサイト調べ)となっています。ビットコイン・イーサリアム・ポリゴンなど幅広い通貨がレバレッジ取引に対応しています。現物取引におけるビットコインの最小発注数量は0.0001BTCです。 クイック入金手数料・出金手数料・仮想通貨入出金手数料(マイナーへの手数料はユーザー負担)などは無料となっています。 資産保全のリスクを4つあげて、これらの対策を講じている点も特徴です。具体的には、コールドウォレット、信託保全などによりセキュリティを高めています。 出典:DMM Bitcoin公式サイト 楽天ウォレット 画像引用元:楽天ウォレット 楽天市場を運営する楽天グループに属する事業者です。楽天ポイントを仮想通貨に交換できる(最低100ポイントから)ことが大きな特徴といえるでしょう。また、仮想通貨を楽天キャシュにチャージすることで楽天市場でのお買い物に使用可能です。もちろん、現物取引(販売所)・証拠金取引(販売所・取引所)も可能です。ビットコイン取引を手軽に始めたい楽天ユーザーにおすすめです。 ビットコイン・イーサリアム・ビットキャッシュなど9種類の仮想通貨を扱っています(現物取引に対応していない通貨有)。証拠金取引におけるビットコインの最小注文数量は0.01BTCです。 証拠金取引(取引所・ビットコイン)の手数料は、Maker:-0.01%・Taker:0%(建玉管理料0.04%/日)となっています。現物取引・証拠金取引とも、入金手数料は無料、出金手数料は300円です。 出典:楽天ウォレット公式サイト ビットコイン(仮想通貨)の取引方法 ビットコインや仮想通貨はいくつかの方法で取引できます。主な取引方法の概要は次の通りです。 ビットコインとは?取引の前に知っておくべき基礎知識 ビットコイン(仮想通貨)の主な取引方法 現物取引 積立投資 レバレッジ取引 レンディング 現物取引 販売所または取引所で、暗号通貨を実際に売買する方法です。食品や洋服を売買する代わりに、仮想通貨を売買すると考えればよいでしょう。購入した仮想通貨は、保有していることになります。当然ながら売却するには、仮想通貨を保有していなければなりません。したがって、現物取引は購入から始めることになります。仮想通貨の対価は、基本的に円をはじめとする法定通貨です。 現物取引で、手元資金を超える暗号通貨を購入することはできません。見方を変えると、現物取引で発生しうる損失は手元資金が上限です。リスクをコントロールしやすい取引方法といえるでしょう。 積立投資 決まったタイミングで決まった金額分の仮想通貨を自動的に購入する方法です。例えば、毎月5,000円分のビットコインを購入し続けるなどが該当します。積立投資のメリットは、投資のリスクを抑えやすいことです。決まった金額分だけ定期的に購入するため、仮想通貨の価格が上昇したときは取引量が少なく、仮想通貨の価格が下落したときは取引量が多くなります。 以上の特徴があるため、同じ数量ずつ定期的に購入する場合よりも平均購入単価を抑えられます。まとまった資金を必要としない点、購入に手間がかかりにくい点も魅力です。リスクを管理したいときに検討したい取引方法といえるでしょう。 レバレッジ取引 決済したときに売買で生じた差額のみやり取りする方法です。売買のたびに仮想通貨を受け渡すことはしません。したがって、手元資金よりも大きな取引を行えます。ただし、損失に備えて、担保の役割を担う資金を預けなければなりません。これを証拠金といいます。レバレッジ取引は、預けた証拠金よりも大きな取引を行える方法といえるでしょう。 仮想通貨の個人向け取引で設定できる証拠金倍率(レバレッジ倍率)は2倍です。つまり、預けた証拠金が100,000円であれば200,000円分まで取引を行えます。手元資金を効率よく活用できますが、同時にリスクも大きくなります。よく考えて採用したい取引方法です。 レンディング 自身が保有する仮想通貨を、一定期間、仮想通貨交換業者などへ貸して、利用料を受け取る方法です。利用料は、通貨・貸出期間・貸出数量・年率などで異なります。これらの設定も、全事業者で共通しているわけではありません。利用料は、貸した仮想通貨で支払われることが一般的です。保有中の仮想通貨を有効活用できる点が魅力といえるでしょう。 ただし、途中解約不可の場合、貸出中に価格が大きく変動しても対応できません。例えば、急騰したタイミング、暴落したタイミングで売却できないなどが考えられます。基本的には、長期取引を前提としている場合に検討したい手法といえます。 ビットコイン(仮想通貨)の価格推移と買い時 一般的に、ビットコインは値動きの幅が大きいと考えられています。例えば、2020年6月から12月にかけて、1BTC=1,000,000円程度から1BTC=3,000,000円程度に急騰しています。その後、上下を繰り返しながら2021年11月には1BTC=7,000,000円を突破しました。ちなみに、2024年2月時点の価格は1BTC=7,000,000円程度です。 基本的な買い時は、値下がりしたタイミングです。とはいえ、底値の見極めは簡単ではありません。購入後も価格が下がった場合は、損切りをするか値上がりを待つとよいでしょう。値動きの幅が大きいため、トレンドが変わると買値よりも高くなるかもしれません。あるいは、定期的に一定金額分のビットコインを買うこともおすすめです。リスクを分散できるため、初心者に向いていると考えられています。 ビットコイン(仮想通貨)を買う際に知っておきたい成功ポイント ここからは、ビットコインを購入するときに意識したいポイントを解説します。 基本的な稼ぎ方・取引方法を知る ビットコインの最も基本的な稼ぎ方は、買ったときよりも高く売ることです。例えば、購入時の価格が1,000,000円で売却時の価格が2,000,000円であれば1,000,000円の利益になります。夢のような話に思えますが、値動きの幅が大きい仮想通貨ではこのようなことが短期間で起こりえます。ただし、さまざまな要因から影響を受けるため、将来の価格を簡単に予想することはできません。 同様に取引方法の特徴を理解しておくことも重要です。目的や手元資金などにより、適している取引方法は異なります。まずは、この記事で紹介した現物取引・積立投資・レバレッジ取引・レンディングなどについて理解を深めておくとよいでしょう。 初心者は少額から時間を分散させて投資する 一般的に、仮想通貨はハイリスクハイリターンな金融商品と考えられています。したがって、余剰資金を活用することが重要です。 また、取引に慣れていない初心者は少額投資が基本になります。まずは、お小遣い程度からはじめてみてはいかがでしょうか。購入時期を分散させることもおすすめです。定期的に一定金額分だけ購入し続けると、平均購入額を抑えられる可能性があります。 初心者は短期売買より長期投資を行う 初心者には、短期取引よりも長期取引が向いています。短期間で利益を出そうとすると、一時的な相場の動きに影響されやすくなるからです。判断を誤って、大きな損失を出してしまう可能性が高くなります。 長期取引でも大きな含み損を出すことはありますが、値上がりを待つ余裕があるため、一時的な相場の動きには影響されにくくなります。例えば、これまでの価格推移をもとにトレンドの転換点を予想して値上がりを待つなども可能です。余裕をもって取引を行いましょう。 複数の取引所を開設しておく 仮想通貨交換業者の取扱通貨・取引方法・手数料設定などは事業者で異なります。ビットコインの取引を始める前に、複数の事業者で口座を開設して詳細を確かめておくと、自分に合っているところを選びやすくなります。 ただし、最初から複数の口座を使って取引をすることはおすすめできません。単一の口座で取引するよりも、資産管理が難しくなるからです。複数の口座を使った取引は、ある程度、慣れてから始めましょう。ちなみに、複数口座を活用する主なメリットは、投資の選択肢が増えることです。さまざまな状況に対応しやすくなります。 余剰資金で取引を行う 前述の通り、仮想通貨はリスク・リターンとも大きな金融商品です。生活に必要な資金を取引に活用することはおすすめできません。余裕をもって取引を行えないうえ、損失を出すと生活に支障が生じるからです。例えば、反転が予想されている状況で、わずかな値下がりに反応して売り注文を出してしまうなどが考えられます。 冷静な判断を下すため、ビットコインの取引には余剰資金を活用しましょう。ここでいう余剰資金は、しばらく使う予定のないお金です。ただし、万が一に備えて貯えているお金は除きます。 初心者はレバレッジ取引を避ける レバレッジをかければ、自己資金の2倍の取引を行えます。例えば、自己資金10万円であれば20万円分まで取引を行えます。効率よく資金を活用できますが、初心者にはおすすめできません。想定される利益とともに想定される損失も2倍になってしまうからです。慎重に取引しないと、自己資金をすぐに失う恐れがあります。 また、取引の仕組みも現物取引より複雑です。理解が不足していると、想定外の結果になることも考えられます。取引に慣れていない方には、仕組みが単純で損失を自己資金に限定できる現物取引がおすすめです。 自分で取引ルールを作って守る 安定した結果を得るため重要になるのが自分で決めた投資のルールです。ルールを設定していないと、感情に影響されて適切な判断を下しにくくなります。例えば、欲を出しすぎて利益を逃してしまう、パニックになって損失を拡大させてしまうなどが考えられます。 設定するべきルールは取引の目的などで異なりますが、価格が上昇したとき、価格が下落したときの対応は決めておかなければなりません。具体的には「〇%上昇したら売却する」「〇%下落したら売却する」などが考えられます。 同様に、自分で作ったルールを守って取引することも重要です。実際に取引を始めると「今回だけは特別」と考えてしまうことが少なくありません。例外を認める場合は、第三者が納得できる根拠を提示しましょう。 ビットコイン(仮想通貨)を始める前に知るべき注意点 ビットコインを購入する前に知っておきたい注意点を解説します。 価格変動の大きさに注意する ビットコインを含む仮想通貨は、価格変動の幅が非常に大きいといえます。数カ月で倍の価格になること、半分の価格になることも珍しくありません。価格が大きく動く主な理由は、歴史が浅いため取引量が少ないから、ストップ高・ストップ安がないからと考えられます。 こうした市場では、何かしらの材料が出ると一方向へ動く傾向があります。流れをうまく捉えられれば大きな利益を狙えますが、流れをうまく捉えられないと大きな損失を出してしまいます。ハイリスク・ハイリターンな金融商品であることを理解したうえで、取引を始めることが重要です。 サーバーダウンやシステムトラブルのリスクに注意する 口座を開設した仮想通貨交換業者が、サーバーダウンなどのトラブルを起こすと取引を継続できません。利益を確定できないことや損失が膨らんでしまうことがあるため注意が必要です。 トラブルは値動きが大きくなると起こりやすくなります。多くのユーザーが取引を行うためです。複数の事業者で口座を開設しておくと、トラブルが起きたときも取引を行えます。リスクに備えた対策を講じておきましょう。 資産の盗難やハッキングリスクに備える 仮想通貨はハッキングを受けて盗難されることがあります。過去にはオンラインウォレットに対するハッキングで、ユーザーの資産が流出する事件などが起きています。 基本の対策は、高度なセキュリティ対策を講じている事業者を選ぶことです。同様に、2段階認証を設定する、IDやパスワードを使いまわさない、フィッシング詐欺に注意するなど、個人でできる対策も重要です。 海外の仮想通貨取引所の利用は避けよう 海外の事業者には、ハイレバレッジをかけられるなどの特徴があります。魅力的に思えますが利用はおすすめできません。ハイレバレッジをきかせると、大きな損失を被ることがあるからです。また、海外の事業者は国内とは異なる規制に従い運営しています。したがって、一定の基準を満たして運営している国内事業者よりも、セキュリティ面で劣る恐れがあります。 無登録で営業している事業者に対し、金融庁が警告を発している点にも注意が必要です。日本語のサイトや日本人の登録・利用が停止されることもあり得ます。海外の事業者は、国内の事業者よりも多くのリスクを抱えているといえます。基本的には、国内の事業者を利用しましょう。 詐欺被害が増えているので注意する 仮想通貨に関するさまざまな詐欺が起きています。代表例としてあげられるのが、新規発行された仮想通貨が大手事業者に上場されるなどと語ってお金をだまし取る詐欺です。あるいは、高利回りを条件に仮想通貨を購入させておきながら連絡が取れなくなるなどの詐欺も起きています。 うまい話には裏があると考えて、投資話などを持ちかけられたときは冷静に判断することが重要です。 仮想通貨FXは取引に慣れてから始める 一般的に仮想通貨FXと呼ばれている取引方法は仮想通貨証拠金取引を指します。仮想通貨証拠金取引は、証拠金を預けて売買で生じた差額のみやり取りする方法です。すなわち、この記事で説明したレバレッジ取引を指します。 預けた証拠金の2倍まで取引できる点は魅力ですが、レバレッジをかけると想定される損失も大きくなります。証拠金以上の損失を被ることもあるため、取引に慣れるまではおすすめできません。繰り返しになりますが、まずは現物取引で経験を積みましょう。 ビットコイン(仮想通貨)を始めてみよう この記事では、ビットコインの取引を始めるにあたり押さえておきたいポイントを解説しました。取引を開始する手続きはそれほど難しくありません。金融庁に登録している事業者で、口座を開設すれば始められます。 ただし、取引を始めても利益を得られる保証はありません。取引方法などを理解していないと、想定と異なる結果になることも考えられます。したがって、この記事を参考に取引方法などについて理解を深めておくことが欠かせません。リ スクがある一方で、大きな利益が狙えることも事実です。短期間で手元の資金を大きく増やせるケースもあります。興味がある方は、初心者におすすめの事業者で口座を開設して、勉強を重ねながら経験を積んでいくとよいでしょう。
初心者向け
2024/02/17【安全対策】メタマスク Revoke(リボーク)の概要と方法
仮想通貨のウォレットを利用する上で、意識したいのが「リボーク」の活用です。 リボークを活用するとトランザクション を発生させ、承認した内容を取り消すことが可能になります。 詐欺やウォレットへの攻撃から仮想通貨を守るために必須のアクションとなっているため、MetaMask(メタマスク)などを利用している方は必ずチェックしておきたいトピックです。 この記事では、ウォレットのリボークについて、以下のポイントから解説しています。 この記事のポイント リボークは承認した内容を取り消すこと 悪意のある攻撃からウォレットの安全性を高めるために必要 EtherScanなどから可能 利用にはガス代がかかる リボークは定期的にしておきたい 仮想通貨を守るウォレットとリボーク(revoke)の概要 DeFiやウォレットの利用に伴って、意識したいのが「リボーク(revoke)」の活用です。 リボークとは、「取り消し・撤回」といった意味を持つ言葉になっています。 ウォレットにおけるリボークについても、同様にスマートコントラクトやトークン承認の取り消しや撤回を意味します。 DeFiなどを利用する場合、各プロダクトとウォレットを接続するのみでは利用することはできません。 多くのケースで、コントラクトなどに対する「承認(Approval/ Approve)」がセットで必要になることが多いです。 ※実際に承認を行う際のMetaMaskの画面 そして、この承認を取り消すのがリボークにあたります。 DeFiなどの利用に伴って、各DeFiのプロダクトが資金にアクセスできる承認を行うのが一般的で、悪意のあるプロダクトなどに対して承認を行うと、ウォレット内の仮想通貨は紛失などの大きなリスクにさらされます。 MetaMaskの公式Twitterでもリボークの解説が発信されており、リスクの高い・身に覚えのないコントラクトに対する承認(Approve)をリボークすることを推奨しています。 Hey all, we have a VERY important PSA to help keep your assets safe ⚠️ Disconnecting MetaMask from a dapp does NOT ensure your tokens are always safe! ⚠️ When ppl say , they mean at smart contract level. Disconnecting from dapps doesn't include contracts. 1/ pic.twitter.com/9upseGjfvl — MetaMask (@MetaMask) March 4, 2022 上記のようにさまざまなリスクを回避するために、承認を取り消すリボークの存在が重要です。 ウォレット内にある仮想通貨を守るためには、必須の存在となっているため、DeFiなどに興味がある方なら必ず押さえておきたいアクションになっていると言えるでしょう。 ・MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 ・MetaMask(メタマスク)モバイル・スマホの使い方を解説! ウォレットのリボーク(Revoke)のやり方 リボークのやり方・手順は、ツールごとにいくつか種類があります。 これから、リボークの手順について以下の3つの観点から解説していきます。 ・EtherScanなどでリボークする手順 ・REVOKEでリボークする手順 ・その他のツールの紹介 リボークのやり方を押さえて、ウォレット内の資産を守れるようにしていきましょう。 ※リボークはオンチェーンで行うため、ガス代がかかります。 EtherScanなどでリボークする手順 リボークを行う代表的な手順の1つが「EtherScan・BscScan・Polygonscan」といった各チェーンごとに存在するエクスプローラーを利用するものです。 今回は一例として「EtherScan」を用いて、リボークする手順を解説していきます。 EtherScanにアクセス 画面上部のタブメニュー内にある「More」から、「Token Approvals」を選択 「Connect to Web3」を選択 利用しているウォレットを選択し接続を完了させる リボークしたいトランザクションの「Revoke」を選択し、さらに表示される詳細を確認して再度「Revoke」を選択 ウォレット側で承認を求められたら、内容を確認してから「承認」を選択(※ガス代が高すぎないか確認をしてからトランザクションを承認しましょう) 「View your transaction」を選択 トランザクションの詳細で「Success(成功)」と表示されていれば完了 似たような手順で、他のチェーンのエクスプローラーでもリボークすることができます。 ちなみに、EtherScanでアドレスを入力すると、ウォレットの情報を元に「$ ○○○ at risk」と表示されます。 これは、現在承認しているトークンの総額を表しているため、自身のウォレットを見返す意味でも「どの程度の金額を一定のリスクにさらさしているのか?(承認しているのか)」という点の参考にしてもよいでしょう。 REVOKEでリボークする手順 次に、「REVOKE」というリボークするためのサイトで実行する方法をご紹介していきます。 REVOKEへアクセス 「ウォレットを接続する」を選択 利用しているウォレットを選択 接続後、出てきた内容からリボークしたい項目の「Revoke」を選択 ウォレット側で承認を求められたら、内容を確認してから「承認」を選択(※ガス代が高すぎないか確認をしてからトランザクションを承認しましょう) 上記の手順を完了して、リボークしたい項目が消えたらリボーク完了です。 その他のツール 前述したEtherScanやREVOKE以外にも、リボークを行うツールはいくつも存在しています。 例えば、MetaMaskのサポートでは、以下のようなツールが紹介されています。 ・Unrekt ・approved.zone ・Cointool ・beefy.finance ・EverRevoke ツールごとに微妙にUIや使用感が異なってくるので、自身にあったリボーク方法を見つけていきましょう。 なぜ重要?承認のリスクとリボークの関係 リボークの概要や実際のやり方について解説しました。 次に、なぜリボークが必要なのか?どのような場面でリボークは活用できるのか?といった点が気になる方も少なくないはずです。 そのため、これからウォレットにおける承認やリボークの詳細をもう少し解説していきます。 ・DeFiを利用する際に承認が必要になる背景 ・無制限の承認内容 ・サイトとの切断とリボークの違い リボークを通して、ウォレットを安全に使うために押さえておきたいDeFiを利用するときのウォレットの動きなどについて押さえていきましょう。 DeFiなどの利用に承認が必要な背景 DeFiなどを利用する際には、各プロダクトとウォレットを接続し、ウォレット内の仮想通貨(トークン)を用いて取引やステーキングを行うことになります。 そして、上記のようなアクションは、基本的にスマートコントラクトのコントラクト(契約)を通して実行されます。 こういったプロセスの前段階でウォレットの利用者は、コントラクトがトークンにアクセスするのを承認・拒否したり、承認内容の一部を制御することができます。 DeFiなどで多用される承認が、一定量の特定のトークンに対する「トークン承認(Token Approval)」です。 上記の承認を行うことで、DeFiの各プロダクトがウォレット内のトークンにアクセスして、取引したり転送したりする許可を与えられます。 DeFiについては以下の記事で解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。 DeFiとは?ジャンル別に徹底解説 | 代表プロジェクトも紹介 多くのケースで多額の承認を要求される 前述したとおり、DeFiなどがウォレットのトークンにアクセスするには、トークン承認が必要です。 しかし、この承認はオンチェーンで行われ、ブロックチェーン上に承認したという記録が残ります。 これは同時に、ガス代がかかってくるということでもあります。 DeFiで取引を実行するたびに承認を行っていては、利便性に欠けますし、ガス代のコストも膨らみます。 そのため、承認を行う際には、実質的に無制限のトークン承認を行うのが一般的です。 例えば、Compound(レンディングのDeFi)に対して、承認を行う際には以下のような内容が要求されます。 「承認された金額」という箇所をチェックしていると、膨大な額の承認を要求されていることがわかります。 DeFiの利用に伴って、利便性やコストの観点から上記のような承認を行うのは一般的です。 しかし、これは悪意のあるプロダクトが、承認したトークンへ無制限にアクセスできることにも繋がります。 例えば、承認したDeFiのプロダクトに脆弱性が発見されると、ウォレットへのリスクは高まると言えるでしょう。 そのため、ウォレット利用して各承認を行う際には慎重に行っていく必要があります。 承認を限定的にすることも可能 前述の通り、多くのケースで無制限の承認が求められます。 しかし、信頼性が芳しくないプロダクトに対して、無制限の承認を行うことに躊躇するケースも多いです。 このようなときに、以下の手順でアクセスを許可するトークンの数量をコントロールすることも可能です。 承認の要求画面で「アクセス許可の編集」へ 「カスタム使用限度額」で指定したい数量を入力 ただし、上記は「一定量のみの承認を行う」という操作をしているという点は押さえておきましょう。 つまり、10ETHのみを承認した場合、10ETHを利用しきると再度承認を要求されます。 そのため、著しく低い数量を入力すると高頻度で承認が必要になり、その度にガス代が必要になるため注意が必要です。 サイトとの切断とは異なるため注意 リボークと似通ったものに「各サイトとの切断(Disconnect)」が挙げられます。 上記の操作は、ウォレットと各サイト・プロダクトとの接続を切断するものです。 具体的には、各サイトと接続した際の許可が削除されます。 一例として、Uniswapと接続した際に求められる許可をチェックしていきましょう。 上記の画像を参考にすると、Uniswapとの接続に際してアドレス・残高などへのアクセスが可能になります。 各サイトとの切断は、上記のような許可を削除する操作にあたります。 一方で、リボークはウォレットが承認しているコントラクトを取り消すものであり、両者には大きな違いがあることを押さえていきましょう。 サイトとウォレットを切断したとしても、コントラクトの承認は継続しています。 つまり、サイトとウォレットの切断を行ったとしても、リボークしたことにはならないため注意が必要です。 どういった基準でリボークしていくべき? 前述したような背景から、リボークを活用することで、ウォレットの安全性を大きく高めていくことが可能です。 定期的に、承認している内容をチェックし、疑わしいものが無いか否かをチェックしておきましょう。 特に、以下のようなものに該当するプロダクトへ何らかの承認をしている場合には、注意したほうが良いでしょう。 ・接続したプロダクトのURLがおかしい ・知名度の低いプロダクト ・運営開始から間もないプロダクト ・コミュニティが存在しない、活発ではないプロダクト 上記の項目は、そもそも承認する前段階で、チェックしておくのがおすすめです。 利用するプロダクト・サイトの安全性をチェックしておくことで、詐欺のようなリスクを避けられのはもちろん、承認+リボークのコスト・手間を省くこともできます。 また、今後上記以外の注意項目がでてくる可能性もありますので、ウォレットの危機管理に関しては常に勉強が必要です。 DeFiのリスクなどについては以下の記事でも解説しているので、利用している方はぜひチェックしてみてください。 分散型金融「DeFi」を利用する上でのリスクを徹底解説 ウォレットのリボークについてまとめ この記事では、ウォレットのリボークについて解説しました。 リボークに限らず、仮想通貨周りのトピックは利用者が全面的に制御・監視できる代わりに、自らリスクを管理していく必要があります。 リボークなどを活用しながら、自身のウォレットの安全性を高めていきましょう。 ■参考資料 METAMASK Support:How to revoke smart contract allowances/token approvals、Disconnect wallet from a dapp Consensys:The Seal of Approval: Know What You’re Consenting To With Permissions and Approvals in MetaMask
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2024/02/16NFTの始め方|購入方法や稼ぎ方、注意点などを解説
NFTに興味があるけれど、どうやって始めればいいのかわからない… そんな方に向けて、この記事ではNFTの始め方や購入方法、利益を得る方法などについて解説します。 この記事でわかること NFTとはなにか? NFTを始める方法 NFTで利益を得る方法 NFTを始めるときに注意するべきこと NFTとは? NFTの概要:ブロックチェーン上に記録された識別可能な固有の性質(データ)をもつことで、代替不可能な価値を有するトークンのこと。「Non-Fungible Token」の略で、日本語では「非代替性トークン」と呼ばれる。 ここで、NFTの代替不可能な価値についてもうすこし詳しく解説したいと思います。 「代替不可能な価値」とはどういうことか? 例えば、お財布に入っている一般的な千円札の価値は、交換したり所有者が変わったとしても同じ千円のまま、つまり代替可能(替えが効く)ということになります。 一方、例えば直筆サイン入りのグッズは、そうでない普通のグッズに比べて希少性をもつと考えられます。 さらに、同じ直筆サイン入りのグッズのなかでも同じ筆跡のものはないため、個々のアイテムに唯一性があるとも考えられます。 このような希少性や唯一性は代替不可能(替えが効かない)な価値と言えるでしょう。 つまり、NFTとは、ブロックチェーン上に固有のデータが記録されることで、デジタルデータに希少性や唯一性を与えるためのハードルを下げることができ、代替不可能な価値を有する可能性が従来のデジタルデータより高まったものであると言えるでしょう。 改ざんが困難であるという特徴をもつブロックチェーン技術のおかげで、デジタルデータにも「直筆サイン入り」のような代替不可能な価値を与えることができるようになったのです。*ブロックチェーン上のデータとの紐付けにより、唯一性を証明できたところで、価値を感じられない人がほとんどのNFTも数多く存在します こうした特徴を持つNFTは認証・識別の手段として活用される他、ゲームのキャラクターやアイテム、アートコレクション、音楽データの著作権、不動産の所有証明など、様々な分野で広がりを見せています。 NFTを始める3つの方法 ここからはNFTを始める具体的な方法を3つ解説します。 NFTを購入する NFTを始める最も簡単な方法は、NFTを購入し、実際に所有してみることでしょう。 NFTの売買はマーケットプレイスと呼ばれるウェブサイトで行うことができます。 NFTマーケットプレイスとは? NFTの売買や取引を行うオンラインプラットフォームのこと。国内外に様々な特徴をもった多数のマーケットプレイスがある。 OpenSeaやtofuNFTなど多くの主要マーケットプレイスではウェブウォレット(メタマスクなど)の接続が必要ですが、Coincheck NFTなど取引所が運営するマーケットプレイスであればウェブウォレットの接続は必要なく、アカウントさえあればマーケットプレイスを利用できます。 実際の購入手順やおすすめのマーケットプレイスについては下記の記事で解説しています。 NFTの購入方法|買い方や売り方、おすすめのマーケットプレイスを解説 NFTを作成・出品する NFTは購入するだけでなく、誰でも作成・出品することができます。 自分で描いたイラストをNFTアートとして発行し、マーケットプレイスに出品するといったことも可能です。 さらに、自分が作成したNFTやそのコレクションが人気になれば、NFTクリエイターとして収益を得るチャンスもあります(詳しくは後述)。 購入よりはすこしハードルが高く感じるかもしれませんが、誰でも簡単にできますので、ご興味のある方は下記の記事を参考に挑戦してみてはいかがでしょうか。 NFTアートの作り方、初心者向け簡単ガイド ゲームのプレイ報酬でNFTを獲得する NFTゲームを楽しみながら、プレイ報酬でNFTを獲得することも可能です。 とくにゲーム内で上位にランクインした際に配布されるNFTなどはその価値も高い傾向があります。 そのNFTを使ってさらにゲームを楽しむもよし、マーケットプレイスで販売し売却益を得るもよし、さまざまな楽しみ方が考えられます。 NFT(Web3)ゲームとは?|始め方や稼ぎ方、最新おすすめタイトルを解説 NFTの決済通貨を購入するなら「Bitget」 画像:Bitget 主要なマーケットプレイスにてNFTを購入する際には、決済通貨として暗号資産が必要になります。そのため、まずは元手となる決済用の暗号資産を準備しておきましょう。 暗号資産の購入におすすめの取引所は「Bitget」です。 Bitgetをおすすめする理由 クレジットカード決済で日本円で暗号資産を購入できる ウェブサイトとスマホアプリともに日本語対応で安心 手数料の割引があったり、お得なキャンペーンを利用できる 多くの海外取引所では日本円での暗号資産の購入はできませんが、Bitgetであればクレジットカード決済で日本円で暗号資産の購入が可能です。 また、公式ウェブサイトとスマホアプリの両方が日本語に対応しており、はじめての方でも安心です。 さらに、Bitgetが発行するトークンであるBGBを使用すれば取引手数料が20%オフになったり、新規登録によるクーポン配布や入金に応じたキャッシュバックなど、様々なキャンペーンを利用することができます。 Bitgetの登録はこちら NFTで利益を出す方法 ここからはNFTで利益を出す方法について、大きく3つに分けて解説します。 購入・獲得したNFTの売却益を得る NFTは価格が変動するため、購入時よりも価格が上昇したタイミングで売却することで、売買差益を得ることができます。 また、ゲームのプレイ報酬などで獲得したNFTであっても、その価値が高ければマーケットプレイスに出品することで買い手が見つかることもあるでしょう。 NFTの売買はマーケットプレイスにて行いますが、すでに説明した通り主要なNFTマーケットプレイスでの決済には暗号資産が必要となります。 NFTの売買を検討している場合は、まずはBitgetで元手となる暗号資産を用意しましょう。 Bitgetの登録はこちら NFTクリエイターとしてロイヤリティを得る NFTは誰でも作成・出品することができることは説明しましたが、自分で作成・出品したNFTが二次流通することで手数料を得ることができます。 二次流通とは、NFTの購入者がさらに他者へ転売することを指します。NFT作成者は、そのNFTの二次流通が起きた場合、その価格の一部を手数料(ロイヤリティ)として得られるよう設定することができるのです。 二次流通が広く起きるような人気NFTコレクションとなれば、それだけたくさんの手数料(ロイヤリティ)を継続的に得ることも可能であり、NFTクリエイターとして収益を得るチャンスがあります。 NFTゲームで収益を得る NFTゲーム内のレアリティの高いキャラクターや需要の高いアイテムなどは高値で取引されるため、こうしたNFTを集めて売却することで収入源とすることも可能です。 また、所有するNFTを他のプレイヤーに貸し出すことで、借り受けたプレイヤーがゲームで得た収益の一部を受け取ることができるスカラーシップ制度というものもあります。 さらに、ゲーム内の実績に応じてトークンが分配されたり、大規模な賞金プールが用意されていたりと、まさにゲームをプレイして稼ぐ(P2E:Play to Earn)ことができるNFTゲームも多く流行しています。 過去には平均収入が比較的低い傾向にあるフィリピンなどの東南アジア地域で、「Axie Infinity」をはじめとするP2Eゲームの収益で生活費を稼ぐプレイヤーがいることなどが話題にもなりました。 Gas Heroで新PvPモード「Hero Mountain」が公開|合計1.27億円の報酬も NFTを始める場合に注意すべき点 ここからはNFTを始める場合に知っておくべき注意点について解説します。 投機性が高く、価格が不安定 現在のNFTは投機的な取引の対象としての性格が強い傾向にあり、その価格は大きく変動することがあります。 そのため、場合によってはNFTの価格変動によって大きな損失が発生してしまうリスクもあります。 偽プロジェクトや詐欺等のリスク 偽のNFTプロジェクトを装って資産を詐取しようとする詐欺等のリスクもあることに注意しましょう。 とくにOpenSeaなどのマーケットプレイスでプロジェクト名を検索すると、偽プロジェクトがたくさんヒットすることがあります。 このような詐欺等の被害に遭わないためにも、お気に入りのプロジェクトにはHPや公式SNSのリンクからアクセスしたり、正しいURLをブックマークしておくなど、普段の対策を心がけるようにしましょう。 著作権はクリエイターに帰属する NFTを購入してもその著作権は原則としてクリエイターに帰属します。 また、有名キャラクターや他クリエイターの作品などの著作物を使用したと思われる二次的著作物がNFTマーケットプレイスで販売されていたりと、現在の法的枠組みでは十分に取り締まることができていないのが現状です。 こうした問題が気になる方は、法整備や法解釈が不十分である現状ではマーケットプレイスごとの利用規約等をしっかりと確認しておく必要があるでしょう。 NFTの始め方 まとめ NFTの始め方や利益の出し方、注意点などについて解説してきました。 ゲームやアートなどの他に音楽や不動産といった業界でも活用実績があるなど、NFTはまさに今注目の市場となりつつあります。 記事でも解説した通り、難しいイメージとは裏腹にNFTを始めるのはとても簡単です。 この機会にぜひNFTを始めてみてはいかがでしょうか。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/02/14ビットコインETFとは?現物/先物の違いや注目理由を解説
この記事では、ビットコインETFについて解説しています。 ビットコインETFは、ビットコインを扱ったETFを指します。 2023年に入って以降、ビットコインETF(特に現物)に関するポジティブなニュースが多く、市場・価格への影響も注目されています。*2024年1月10日、ビットコイン現物ETFは米証券取引委員会(SEC)によって承認されました。 この記事では、そんなビットコインETFについて以下の点から解説しています。 この記事のまとめ ・ビットコインを扱ったETF ・先物と現物で特性が異なる ・先物はすでに承認 ・さまざまな影響が考えられる ビットコインETFとは? これから、ビットコインETFの大まかな特徴・仕組みについて、以下の点から解説していきます。 ・ETFの概要 ・ビットコインETFの概要 ETFの概要やビットコインETFの概要ついてチェックしていきましょう。 ETFの概要 ETFとは、上場している投資信託を指します。 通常の投資信託と異なって上場しているため、市場で活発に取引されており流動性も高いです。 ETFであっても投資信託の一種のため、各銘柄によって運用方法や扱っている資産は異なっています。 一般的にETFで扱われがちな資産は、以下のようなものです。 ・株式 ・債権 ・REIT(不動産を扱ったもの) ・商品(原油, 金, 農産物など) 上記のような資産が、ETFに組み込まれることで、投資家の利便性が向上します。 例えば、日本株全体に投資したい場合、個別の銘柄を大量に購入していくよりも、日本株式全体の指数を扱っているETFを購入した方が利便性が高いです。 また、商品であればETFを購入することで、金や原油を直接保有しなくとも気軽に取引可能になります。 ビットコインETFの概要 ビットコインETFは、その名の通り、ビットコインを扱ったETFのことです。 必ずしも連動するとは限りませんが、ビットコインを原資産として扱うため、概ねビットコインの価格変動などと連動することを目指します。 すでにビットコインは市場で取引可能ですが、ビットコインETFが登場することで、他のETF同様に既存の金融市場で取引できることを意味します。 伝統的な金融市場や機関投資家などとの親和性が高く、高いニーズがあると見られています。 ビットコインETFの種類 ETFは扱っている資産だけではなく、ETFが目的とする運用方法・持ち方などよっても、その特性が異なってきます。 これは、ビットコインETFについても同様です。 主にトピックとして挙げられやすいのが、以下の2つのビットコインETFです。 ・現物 ・先物 上記の2つに分かれるビットコインETFの特性についてチェックしていきましょう。 現物のビットコインETF 現物を扱っているビットコインETFでは、実際にビットコインを保有しているETFのタイプです。 現物を扱っているため、ETFを保有している投資家は、間接的にビットコインを保有している状態に近いです。 ビットコインの管理自体を行っているのは、ETFを扱っている規制下にある金融機関です。 ただ、実際に保有しているので、ビットコインETFの価格についても、実際の市場価格がダイレクトに反映されやすいです。 また、実際にビットコインを保有する場合と比較して手数料が発生し、コストがかかります。ちなみに現在米国で上場している現物型ビットコインETFでは、運用会社によって手数料が異なり、これは投資家にとって1つの選択材料となっています。 先物のビットコインETF 現物ETFに対してもう1つあるETFの種類が先物型のビットコインETFです。 先物のビットコインETFについては、米国やそのほかの国でもすでに上場している事例があります。 先物のビットコインETFは、先物契約を扱ったETFです。先物とは何らかの資産を予め決めた期日に、決まった価格で決済する契約を取引するものです。 現物の価格と異なる将来価格がついている通貨の取引を行うイメージを持つと良いでしょう。 ビットコインETFにおいても現物と異なり、間接的なビットコインの保有を意味せず、価格変動自体を取引します。 また、価格変動の要因が複雑になりがちで、直接的にビットコインの価格が反映されるとも限りません。 現物のビットコインETFが期待される理由 先物のビットコインETFがすでに承認されている一方で、現物のビットコインETFの承認が話題になりがちなのは、いくつか理由があります。 あくまで一般的な傾向ですが、先物の代表的なコストとして、満期(予め決まった期日)が近い契約は、満期が長い契約と比較して安い価格になりやすい点が挙げられます。 というのも、満期を迎えると買い替える必要があるので、満期が長いものの方が価格が高くなりがちです。 満期で買い替えが必要な先物は持っているだけでも、現物を保有している場合と比較してコストが高くなる傾向があります。 もちろん、あくまで傾向であり、市場の状況・資産やETF自体の特性によって変化してきます。 すでに上場しているBITOについては、こういった買い替えに伴うコストは懸念されるよりも低いという見解もあります。 一方で、現物のビットコインETFであれば手数料はあれど、買い替えをする必要はないので、そもそもそのようなコストは発生しません。 コストの面から見ると、現物のビットコインETFにはより需要がある可能性があり、シンプルな現物のビットコインへの需要や価格にも反映される可能性があります。 ビットコインETFが注目されている背景 これから、ビットコインETFが注目されている背景について、挙げられがちな以下から解説してきます。 ・ビットコインETFをめぐる一連の動向 ・投資家の広がり ・価格や流動性の向上 ビットコインETFが熱いトピックになっている理由をチェックしていきましょう。 ビットコインETFをめぐる一連の動向 主に米国を中心にビットコインETFの承認をめぐるさまざまなニュースが行き交っていることが、注目される背景の1つです。 米国では、SECという政府機関によって証券が規制されており、ETFを取引できるようにするには、SECによって承認される必要があります。 ただ、現物のビットコインETFについては却下されており、米国においては実現していません。*2024年1月10日、ビットコイン現物ETFは米証券取引委員会(SEC)によって承認されました。 著名な金融機関や著名な人物(ウィンクルボス兄弟など)が申請するごとに話題になり、ビットコインの価格にも少なからず影響を与えてきました。 特に、2023年に入って以降、ビットコインETF(現物)に対する有利なニュースが度々登場するようになりました。 6月に世界最大級の資産運用会社であるブラックロックが現物のビットコインETFを申請したり、現物のビットコインETF関連の訴訟で有利な判決が下るといった事例が出てくるようになります。 投資家の広がり ビットコインETFによってもたらされるもっとも挙げられがちなメリットは、投資家のバリエーションが広がる点です。 ビットコインETFであれば、直接的にビットコインを持つ必要はありません。 秘密鍵やウォレットといった概念や実際の管理は、多くの投資家にとって大きなハードルであると考えられています。 また、仮想通貨取引所に預けるという選択肢もありこちらの方が一般的ですが、伝統的な金融機関と比較すると信頼性は高くありません。 規制された信頼性が高い金融機関が扱っており、ビットコインの保有に伴うさまざまなハードルも存在しないビットコインETFは、ビットコインを扱いたい投資家にとってメリットの大きい商品です。 価格や流動性の向上 ビットコインETFの承認で、これまで以上に機関投資家の関心を招き、多額の資金がビットコインに流れ込む可能性があります。 こういった動きは、供給が絞られているビットコインにとっては、価格にポジティブな影響をもたらすかもしれません。 また、伝統的な金融市場には高い流動性があるので、ビットコインに流れてくるかもしれません。 価格や流動性は確かではない部分が多いですが、ポジティブな影響をもたらすという見方が多いです。 ビットコインETFは承認されるのか? 注目されているビットコインETFですが、現物のビットコインETFが承認されるか否か、承認されるとしてもその時期は不透明です。*2024年1月10日、ビットコイン現物ETFは米証券取引委員会(SEC)によって承認されました。 ポジティブなニュースが出てきているのは確かですが、SECは8月末に現在申請されている全ての現物のビットコインETFに関する判断を延期しています。 SECによるこういった動きが、いつ終わるのかは未知数です。 また、実際にビットコインETFが承認されたとしても、価格や市場に対してどのような影響を与えるかは未知数です。 期待されているほど、大きなインパクトを与えないかもしれません。 追記:ビットコインETF承認とその後の影響 2024年1月10日、ビットコイン現物ETFが米証券取引委員会(SEC)によって承認されました。 関連:現物型ビットコインETFが承認|市場への影響は数ヶ月後か ETF承認の期待からか、ビットコインの価格は2023年秋頃よりじわじわと上昇し、承認の一ヶ月ほど前には600万円を上回っていました。ETF承認の直後は一時680万円程度まで高騰するも、その後すぐに売りの圧力の高まったか、一時は580万円程度まで下げることとなりました。 期待された価格上昇は起きないという主張も見られましたが、その後ビットコインETFへの資金流入の兆しが報道されはじめるに伴いビットコイン価格はみるみる上昇し、2024年2月10日にはついに700万円を突破することとなりました。 今回SECによって承認された現物型ビットコインETFは、仕組み上需要が増加するほど運用会社は市場からビットコインを集める(購入)する必要があります。ファミリーオフィスや機関投資家などの扱う資産は、一般的なユーザーと比較し莫大な規模となるケースが多いため、今後さらにビットコインの需要が増す可能性は否めません。 ビットコインETFについてまとめ この記事では、ビットコインETFについて解説しました。 さまざまな可能性から期待されているビットコインETFですが、まだまだ不透明な点が多いです。 運用会社のビットコインを扱うアドレスもリサーチ会社によって特定されていたりするので、是非自分でも色々とチェックしてみましょう。 ビットコインレイヤー Part 2:ビットコイン経済の胎動および進化する論拠 [日本語版]
初心者向け
2024/02/14DeFiを利用する上でのリスクや注意点を徹底解説
「APY100%」といった高利回りの案件が散見されるDeFi。 高い利回りに注目が集まることが多い一方で、インパーマネントロス・税金・詐欺トークンなど、さまざまな「リスク」が存在しています。 しっかりと注意点を押さえておかないと、最悪の場合、大事な仮想通貨を失う可能性も否定できません。 この記事では、DeFiを利用するなら知っておきたい、DeFi関連のリスク・注意点について解説しています。 *下記動画でも同様のトピックを紹介しているので是非参考にしてください 利用者増の一方でDeFiはリスクだらけ?! 日々、さまざまなサービスが登場しており、進化が著しいDeFi。場合によっては年間数百%〜数千%といったリターンが狙える運用方法もあり、魅力的な面がクローズアップされがちです。 しかし、DeFiには無視できないリスクが多数存在しています。成長を続けるDeFiの現状とリスクの概要を押さえていきましょう。 期待がかかるDeFiの成長 2022年のFTXの破綻はDeFi領域へのさらなる流入と発展を予感させるものでしたが、CEXを大きく代替するほどの伸びを見せることはありませんでした。 続く2023年もDeFi領域のTVLは概ね横ばいとなりましたが、同年後半にはビットコインETF周辺の動きにより暗号資産相場全体の高騰が促され、10月以降のDeFi領域のTVLもじりじりと上昇を見せてきました。 米SECによるビットコインETFの承認で、従来の伝統的な金融領域のプレイヤーの仮想通貨への認識に変化が生じ、DeFi領域への参入がこれまで以上に進む可能性もあります。 2024年の仮想通貨市場の展望|50名の業界人が語る リスクや課題は多い DeFiへの期待が大きくなる中で、そのリスクや課題を指摘する声もあります。 身近なもので言えば、流動性プールに資金を預ける際のインパーマネントロスや、レンディングサービスを利用した際の担保の清算リスクなどが挙げられます。 この他にも、RugPullや税金問題など、DeFiに関する注意点・リスクは軽視できるものではありません。 利用者が増加し、どんな人にも身近になり得るDeFiですが、その一方で注意点・リスクは利用前に押さえておきたいと言えます。 DeFiにおける代表的な5つのリスク これから、DeFiにおける代表的なリスクを、5つの観点からご紹介していきます。 あくまで一例であって、以下の項目を確認すれば、リスクを全て押さえたとは言えません。 各サービスによって独自のリスクを持っていることも多いので、サービスを利用する前に予めリサーチしておくことを推奨します。 【持ち逃げ】RugPull DeFiにおける代表的なリスクのひとつが「RugPull」と呼ばれるものです。 DeFiにおけるRugPullとは、プロジェクトの運営・開発サイドの人間が、DEXの流動性プールなどから流動性 (プール内の資金) を奪うことを指しています。 つまり、運営・開発サイドによってプールを持ち逃げされるといったもので、DeFiの特性上、最も想像しやすいリスクのひとつではないでしょうか。 実際に過去にRugPullが発生した事例はいくつもあり、DeFiを利用する際に注意したい代表的なリスクと言えます。 【預けるだけで損失】インパーマネントロス DEXなどでリターンを目的として流動性の提供などを行う際に注意したいのがインパーマネントロスです。 多くのサービスに共通しているリスクなので、DeFiを利用する際は必ず押さえておいた方が良いでしょう。 インパーマネントロスの概要 インパーマネントロスとは、日本語で「変動損失」のことです。 通常、DEXなどに流動性を提供する際は、仮想通貨を2つのセット (ペア) で提供します。この際に、流動性プールに提供される仮想通貨のペアの価値は1:1である必要があります。 例えば「ETH = 10ドル」「BTC = 50ドル」というレートであった場合は「ETH 5枚・BTC 1枚」という枚数で、流動性を提供する必要があるということです。 しかし、仮想通貨は日々価格変動が発生しています。殆どのケースで、流動性の提供後に通貨ペア間において価格が変動し、価値のバランスが変わってしまいます。 そのような価格変動により発生する損失がインパーマネントロスです。 流動性の提供を行う際には、損失の大小はあるものの基本的にインパーマネントロスは発生します。 以下の動画では、インパーマネントロスが発生する原理について簡単に解説しています。 インパーマネントロスによる損失の例 気になるのはどの程度インパーマネントロスが発生するのか?という点でしょう。 DeFiは利回りが高いことが少なくないため、ある程度のインパーマネントロスは許容できるケースが多いです。 BINANCE ACADEMYのデータを参考にすると、一般的なインパーマネントロスの損失率は以下の通りです。 価格変動率に比例して損失率も増加していることが分かります。(価格の上下を問いません) また、インパーマネントロスというのは「通貨ペア間における価格変動」が問題であるため、仮に5倍の価格変動が発生したとしても、流動性を提供した通貨ペアのどちらも同じように5倍の価格変動が起こっているならインパーマネントロスは発生しません。 「片方の通貨だけに価格変動が発生した場合」にのみ、インパーマネントロスは発生します。 【多額の納税】税金関連のツールが整ってない 仮想通貨関連の税は複雑になりがちですが、DeFiを利用した運用となると殆どのケースでより複雑なものになります。 また、DeFiが流行して間もないため税金を計算するツールなども充実しておらず、非常に不便な状況が続いています。 現時点では、DeFiの利用に伴う以下のようなアクションにおいて納税の対象となる可能性が考えられます。 ・スワップ(換金) ・・・取得価格とスワップ時の差額によって損益が発生 ・ステーキングやレンディングによる利益 ・流動性提供における解除時の損益など DeFiを利用する際は、上記のようなアクションを何度も踏むことが少なくないため、法整備やツールが揃っていない現状ではかなり複雑です。 中には納税に対する認識が足らず、脱税のようなかたちになってしまうリスクも否定できません。 【価値が無くなる】トークンの価格が下落する SUSHIトークン、CAKEトークンなど、DeFiのエコシステムへの貢献に対するインセンティブとして独自のトークンが利用されることは少なくありません。 このようなトークンに共通しているのは「価格が下落するリスクがある」という点です。 例えば、著名なDEXであるSushiswapのSUSHIトークンは、創設者のSUSHIトークン売却によって価格が10分の1程度に下落したことがありました。(以下の記事で詳しく解説しています) DeFi市場におけるAMM DEX「Sushiswap」の基本的な使い方・リスクを徹底解説! - CRYPTO TIMES Sushiswapの一件とは異なり、はっきりとした理由が分からない場合であっても、DeFiが発行しているトークンが下落するリスクは十分にあります。 それに加えて、仮想通貨全体のボラティリティが非常に大きいことも考慮しなくてはいけません。 インパーマネントロスなどの損失を被った上で、独自トークンの価格も下落するといった事態になると、かなりの損失が出ることも予測されます。 【元々価値が無い】詐欺的なトークンを購入してしまう 海外仮想通貨取引所の取扱通貨と比較すると、国内仮想通貨取引所の取扱通貨のバリエーションが著しく乏しいことが分かります。 国内取引所が新しく仮想通貨を上場させる際には厳しい手続きを踏む必要があり、不自由な反面、利用者にとっては安全が担保された仮想通貨を購入できるという側面があります。*価格の安定を約束するという意味ではありません 国内取引所から見ると、取扱数の多いバイナンス (Binance) などの海外取引所であっても、中央集権的な取引所であれば上場には一定のハードルが存在していることが多いです。 しかし、Uniswapなどに代表されるDEXに関しては、取扱・上場に際しての審査が設けられていない設計となっているケースが多いです。 このことから、詐欺的なプロジェクトのトークンから、勘違いによる購入を狙って明らかに既存の通貨を模倣したトークンが取引可能なケースもあります。 DEXは自由度が高く取扱通貨も多い反面、玉石混交な点が否めません。 DeFiにおけるリスクの対処法 「DeFiを利用するのが怖くなってきた・・・」といった方も居るかも知れません。 しかし、代表的なリスクに関しては、工夫やコツによってある程度軽減可能なものが多いです。 ひとつひとつチェックしていきましょう。 RugPullはリサーチを徹底的に行う RugPullを防ぐには、予めリサーチを徹底的に行なっておくのがおすすめです。 利用したいサービスの基本的な情報をチェックするのはもちろん、ネット上に公開されているさまざまな情報にアクセスしておきましょう。 日本語での情報源は少ない傾向にあるため、リサーチを行う際は英語ベースでのリサーチがおすすめです。 また、テレグラムやDiscordなどのコミュニティの盛り上がり具合や、各SNSのフォロワーなどをチェックしておきましょう。 詐欺的なプロジェクトの場合は中身が伴っていないことも少なくないため、様々な情報から総合的に判断する姿勢が必要です。 コードのスクリーニングを行うことで様々なDeFiを評価しているRugDocなどをチェックしてみても良いかもしれません。 ただし、各種情報を精査出来る自信がない方は、まずは既に知名度や実績を持っている代表的なサービスを利用することを推奨します。 インパーマネントロスは工夫次第でリスクを軽減 インパーマネントロスは構造上どうしても避けにくい損失ですが、工夫次第でかなりリスクを抑えた運用を行うことが可能です。 インパーマネントロスは通貨ペア間における価格変動によって発生するため、「通貨ペア間において価格変動が起こりにくい通貨」を利用することで損失を抑えられます。代表的なものでは「米ドルと価格が連動しているステーブルコイン (USDT・USDCなど) の流動性プールを利用する」といったものが挙げられます。 「インパーマネントロス = 通貨ペア間の価格変動による損失」という点を意識することで、リスクの低い運用方法が見つけやすいはずです。 ただし「ステーブルコイン同士のペア」といった流動性プールは、他のリスクが高い通貨ペアに比べるとAPYがあまり高くないことが多いです。そのため、大きなリターンを狙っている方の場合は、物足りない運用となってしまう可能性があるのは頭に入れておきましょう。 税金の知見を持っておく 税金に関するトピックについては、常に最新情報をキャッチして、知見を持っておくというのが最大の対策となるでしょう。 DeFiに対応しているという点をアピールしている確定申告関連のサービスもいくつか登場しています。(Gtaxなど) ただし、大きな規模 (数千万円~数億円) の運用を行っている方は、既にトップレベルの知見を持っている税理士などに相談するのがおすすめです。費用は掛かってしまいますが、税金関連の事故を出来る限り防ぐメリットを考慮すると安いものではないでしょうか。 独自のトークンは一定の頻度で換金しておく トークンの価格下落に伴うリスクに対応するには「トークンの換金を行っておく」のがおすすめです。「独自トークンの価格変動によるリスクを負いたくない」といった方は、できるだけ早く独自トークンを換金するのが一番でしょう。 高利回りを実現しやすい独自トークンのステーキングなども存在しており、一概に「換金を行う正しいタイミング」は存在していません。ただし、少なくとも「独自トークンを保有すればするほど、そのプロジェクトに関連するリスクを取っている」という認識は持っておいた方が良いです。 また、あまりにも高頻度でインセンティブを獲得・換金していると、多額のガス代が掛かるケースもあるため、さまざまなリスクやコストを考慮した上で利確タイミングを設定しておきましょう。 詐欺を避けるにはコントラクトアドレスなどを用いる DEXにおいて詐欺的なトークンを掴まされないためにおすすめの方法が「コントラクトアドレス」を用いることです。 コントラクトアドレスを予めチェックしてから取引を行うことで、詐欺的なトークンを掴まされる可能性はぐんと下がります。 コントラクトアドレスを用いた取引方法については、Uniswapを例に以下の動画で解説しています。 DeFiでの運用は余剰資金で この記事ではDeFiのリスクや注意点についてさまざまな観点から解説しました。 進化が著しく、どんどん利便性が高まるDeFi界隈ですが、リスクについては忘れがちです。DeFiにおいてはどんなことが起こるか分からないという点をおさえた上で運用を行っていきましょう。 「DeFiを利用するのが怖くなった・・・」「もっと簡単に、できるだけ安全に仮想通貨を運用したい!」という方には、コインチェック (Coincheck) の「貸暗号資産サービス」がおすすめです。 コインチェック「貸暗号資産サービス」のおすすめポイント 預けるだけで最大年5%のリターン コインチェックの口座開設&簡単な申し込みでスタート 安心の国内仮想通貨取引所が提供するレンディングサービス 販売所の銘柄ならどれでもOK 貸暗号資産サービスなら、DeFiが抱えているようなリスクや複雑さを抑えた上で、保有している仮想通貨を運用することが可能です。 「ガチホしている運用先を探しているものの、DeFiはハードルが高い…」と感じている方はコインチェックで運用をスタートさせましょう。