来年までにビットコインは10万ドルに?|機関投資家の参入や利下げ効果に期待高まる
Crypto Times 編集部
「今年の終わりか2025年までにビットコインは10万ドルを超える可能性がある」Bitwiseのシニア投資ストラテジストであるJuan Leon氏は、CNBCのインタビューでこのように述べ、機関投資家の参入や利下げによる効果に期待を示しました。
Leon氏は、過去10年間でS&P 500が1日で2%以上下落したケースを分析。その後の1年間で金は平均8%のリターンだったのに対し、ビットコインは190%と圧倒的なパフォーマンスを記録したことを明らかにしました。このことから、Leon氏は長期的なポートフォリオヘッジとして、金よりもビットコインの方が優れていると結論付けています。
さらに、機関投資家によるビットコインETFへの投資も拡大しています。先日公開された機関投資家の保有状況を報告するフォーム13Fの提出によると、ビットコインETFを保有する機関投資家の数は前四半期から14%増加し、1100社に達しました。ETFの総運用資産額に占めるビットコインETFの割合も増加しており、機関投資家は合計で110億ドル以上のビットコインETFを保有しています。
Leon氏は、今後も機関投資家によるビットコインへの投資は拡大し、価格を押し上げると予想しています。
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利下げサイクルの開始なるか
また、同氏は先週のFRB議長による声明にも注目しています。ジェローム・パウエル議長は「金融政策を調整すべき時が来た」と数日前に述べており、Leon氏はこの発言を、長期にわたる金利上昇局面の終わりと2024年、2025年の利下げサイクルの始まりを告げるものだと解釈しているとコメントしました。
Leon氏は、利下げは歴史的にビットコインのようなリスク資産にプラスに働くと指摘。割引率が低下することで資産の長期的な価値が上昇し、仮想通貨市場に活気がもたらされるとの見方を示しました。
これらの要素を踏まえ、Leon氏は今後数ヶ月でビットコインが3月に記録した最高値73,000ドルを更新できると予想。中長期的に非常にポジティブな要因が揃っていると述べています。
一方でマウントゴックスの顧客への払い戻しや米国政府によるビットコイン売却、次期大統領選挙における仮想通貨政策についてなど、クリアすべき課題も残っています。
Leon氏はこれらの懸念が解消されれば、今年の終わりか2025年までにビットコインは100,000ドルを超え、過去最高値を更新すると予想しています。
記事ソース:CNBC