USDT発行のテザー、ロボット企業に最大2240億円出資|狙いは決済
よきょい

世界最大のステーブルコインUSDTを手がけるテザー(Tether)が水曜日、ドイツのヒューマノイドロボット企業NEURA Roboticsへの最大14億ドル(約2240億円)の資金調達ラウンドを主導したと発表しました。これはフィジカルAI(物理空間で動くAI)およびヒューマノイドロボット分野で記録された中でも最大級の民間投資ラウンドの一つとされています。
Tether is leading a landmark Series C financing round of up to $1.4 billion for NEURA Robotics, @NEURARobotics , representing one of the largest private investment rounds in humanoid robotics history.
As robotics moves into true autonomy, payment and compute systems must evolve.… pic.twitter.com/NF3hO5hnke
— Tether (@tether) June 10, 2026
NEURAは2019年創業で、ドイツのメッツィンゲンに本社を置き、ヒューマノイドや精密ロボットアーム、自律移動ロボットなど幅広い製品を開発しています。今回のラウンドには、テザーのほかエヌビディア、アマゾン、クアルコム・テクノロジーズ、ボッシュ、欧州投資銀行などが名を連ねています。
資金面の関与にとどまらず、テザーは自社の中核技術をNEURAのエコシステムに展開します。その一つがオープンソースのウォレット開発キット(WDK)で、これによりロボットプラットフォームに自己管理型ウォレット機能を直接組み込み、機械が完了した作業に対して報酬を受け取り、あらかじめ定められた運用範囲内で取引を実行できるようになります。金融決済が作業フローそのものの一部となる構想です。
テザーはさらに、エッジAIランタイム「QVAC」をNEURAのソフトウェア基盤「Neuraverse」に統合します。QVACはAIモデルをリモートのクラウド基盤に頼らずデバイス上でローカル実行できる仕組みで、遅延を減らし、運用の耐障害性を高め、大規模な集中型の計算資源への依存を抑えるとされています。
テザーCEOのパオロ・アルドイノ氏は今回の出資を自律型ロボティクスの可能性への自信の表れだとしており、ステーブルコイン企業が物理空間のAIへ事業領域を広げる動きとして注目されそうです。
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