米ビットコインETFの取引高、現物取引の約40%に匹敵か

米ビットコインETFの取引高、現物取引の約40%に匹敵か

米国で提供中の現物型ビットコインETFの取引高が、CEX(中央集権型取引所)のビットコインの現物取引高の40%に相当していることが分かりました。

オンチェーンデータプラットフォームCyrptoQuantのデータによると、市場が閉じられる土日を除き10社が提供中のビットコインETFの取引高は継続的に一定量が記録されており、特定の日付においてはCEXの取引高に匹敵するボリュームが記録されています。

現在、米国で提供されているビットコインETFで最大規模となっているのがグレースケール社が提供中のGBTCで現地時間2月16m日時点の運用資産残高 (AUM) は234億8750万ドル(約3.5兆円)を記録。同社のETFはブラックロックやフィデリティなどの競合と大きく差をつけており米国市場における現物型ビットコインETFのAUMで全体の約65%を占めています。

GBTCからは日々資金流出が発生しているものの、市場全体では毎日平均*4.85億ドル(約730億円)の資金が流入しています。*2月16日時点での直近4日間の平均

現物型ビットコインETFを提供している米資産運用会社Bitwiseの最高投資責任者(CIO)マット・ホーガン氏は「現在の資金流入の多くは個人投資家によるものである」と指摘。今後、長い期間をかけて金融機関や大手企業の市場参入が行われるとしています。

現在、米国で提供されている現物型ビットコインETFでは、ブラックロック、ARK Invest、VanEck、グレースケールの4社を除き手数料が設定されていません。

上記は、期間限定の施策の一環であり今後数ヶ月から1年ほどにかけて*0.19%~0.25%の範囲の手数料が各ETFに適用される予定です。*$GBTC除く

ビットコイン半減期などのイベントも控えるなか、今後のビットコイン市場の動向に注目が集まります。

記事ソース:Crypto Quant

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