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2018/02/22【仮想通貨】BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHの特徴・仕組みを徹底解説!
BCHことビットコインキャッシュは名前こそ多くの方に知られているものの、実際にビットコインとの違いについて説明までできる方は少ないのではないでしょうか? 今回はBCHの特徴とビットコインとの違いや将来性について解説していきます。 BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHの概要 通貨名称 Bitcoin Cash ティッカー BCH 総発行枚数 2,100万枚 総供給枚数 約1,700万枚 アルゴリズム SHA-256 システム PoW 公式サイト https://www.bitcoincash.org BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHの特徴 ビットコインキャッシュは基本的にはビットコインを元にして作られています。 ブロックサイズが8MB BCHは1ブロックのサイズがBTCの8倍の8MBとなっているため単純計算でBTCの8倍の取引を処理することができます。BTCはスケーラビィティ問題に代表されるように取引の遅延などが度々報じられていますが、BCHではその点が改善されています。 強固なセキュリティ BCHはリプレイアタックというハッカーによるネットワークへの攻撃に対応しているため、BTCからセキュリティ面が大きく向上しました。 さらにBCHではハードウェアウォレットにもセキュリティを向上させる仕組みを搭載しているのでセキュリティは非常に高い水準だと言えるでしょう。 SegWitは未実装 SegWitとはSegregated Witnessの略で、データを圧縮することでブロックサイズを変えずにより多くの情報を一つのブロックに記録することができるようになるというアップデートです。 BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHの歴史 ビットコインは以前から取引量の増加に伴いスケーラビィティ問題というものが存在していました。その問題をきっかけにビットコインをよりよくして行こうと新たな通貨を創造する動きが始まりました。 スケーラビリティ問題とはビットコインの送金スピードの遅延のことをいいます。 このスケーラビリティ問題を解決するために、ビットコインにはSegwitが実装される予定でした。それが「Bitcoin Unlimited」です。 Segwitとは、データ量を小さくすることによって、スケーラビリティ問題を解決することができます。 関連記事Segwitとは何か?今さら聞けない仮想通貨 - CRYPTO TIMES 逆にハードフォークはブロックサイズを大きくするものです。Segwitはソフトフォークともいわれ、ハードフォークとの違いは分裂等をしない、という違いがあります。 ただ、Segwitの実装にはデメリットがあります。それはマイナー(マイニングをしている人たち)による反発が大きいことです。それまで使用していたASI(マイニング専用機)を使用することはできなくなってしまいます。 2017年7月21日まではビットコインはSegwitが実装されるという方向で動いていました。しかし、8月1日にビットコインはSegwitの実装をせずに、ハードフォークを強行することが決定しました。 そして生まれたのがBCH(ビットコインキャッシュ)です。BCHは2017年の8月1日にビットコインからハードフォークという形で分裂しました。当初はビットコイン所有者に対し、1:1の割合で付与され3万円ほどの値が付いていました。 8月中に価格が上昇し、10万円を突破したり一時的にビットコインの取引高を超えるようなこともありました。そして記事執筆時点では15万円前後で推移しています。 BCHとBTCの比較 BCH BTC 総発行枚数 2,100万枚 2,100万枚 1ブロック生成時間 10分 10分 ブロックの容量 8MB 1MB 一秒あたりの処理能力 20-90取引 3-5取引 リプレイアタック 対応 未対応 SegWit 未実装 未実装 ビットコインとビットコインキャッシュの比較は上記のとおりです。 ビットコインに比べると改良されていることがわかりますが、そこまで大きな改良点はないようにもみえます。 BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHのチャート TradingViewによるBCHBTC BitcoinCash(ビットコインキャッシュ) / BCHが買える取引所 国内では Zaif Bitbank Bitflyer Coincheck の4箇所で扱っているBCHですが、世界的な出来高はHitBTCが世界で最も多く、次いでOKExが二番目の取引高を誇ります。 BCHのウォレット BCHのウォレットには以上のような互換性のウォレットがあります。 まとめ BCHはビットコインより完璧なビットコインを作ろうという目的から生まれたプロジェクトだけあって他のハードフォークされたコインたちとは全く違う方向に成長しています。 仮想通貨界隈では「いつの日かBCHがビットコインを置き換える日が来る」なんて言われていたりしますが、そのうち現実になる日が来るかもしれませんね。 Kaz 最初にハードフォークでもらった分売らなきゃよかった…
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2018/02/21ブロックチェーンで企業のデータに価値を提供する。Speee社が『Datachain』発表
Speee社は2月20日、ブロックチェーンテクノロジーを基盤としたデータプラットフォーム『Datachain』の構想を発表しました。『Datachain』を通して、世界中のデータがブロックチェーンによって安全に共有され、あらゆる産業に役立てられる社会を実現を目指すとのことです。 この記事の3つのポイント! Speee社がブロックチェーン事業に参入 企業の機密データを暗号化してブロックチェーンに載せる 機密データが安全に取引可能&価値を可視化 本記事引用元:https://speee.jp/news/1195/ ブロックチェーン×DMPで、機密データの流通と活用を実現 ビッグデータ、AIという潮流がある中で世界にはデータが溢れているイメージを持ちますが、本当に重要なデータは共有されずに死蔵されているのでは、という問いがあります。Datachainでは、そういったクローズドデータがブロックチェーンによって安全に共有され、あらゆる産業に役立てられる社会の実現を目指します。 『Datachain』では、暗号化及び匿名加工情報化を行うことによってプラットフォーマーが直接データを読み取れない形式にし、クローズドデータの共有を可能にします。また、ブロックチェーン技術の特性の一つであるスマートコントラクトと透明性の高いログによって「誰に」「どのデータを」「どのように」活用してもらうか柔軟にコントロールでき、その全てがログとして残ります。 Speeeが想定するブロックチェーンを用いて得られる4つのメリットは以下の通りです。 POINTDecentralized Server:クライアントサーバからの脱却 Smart Control:柔軟かつ堅牢なデータ制御 Log Sync:第三者検証可能で秘匿性の高いログ On-Demand Query:ニーズに応じた多様な解析 これにより、自社の機密データを、第三者に閲覧されることなく、また意図しない形式で、意図しない相手に利用されることなく、安全に取引することが可能になります。また、データに前処理を施すのではなく、オンデマンドに解析することによって、多様なアプリケーションに連携できるようになります。 価値あるデータをトークン化して取引するトークンエコノミー Datachainにおいて、もうひとつ重要となる概念がトークンエコノミーです。 『Datachain』では、独自のトークンを発行し、データの流通を加速させる「データ取引の基軸通貨」をつくります。Datachain Tokenによって、これまで法定通貨で示せなかったデータの価値を、暗号通貨として可視化します。 トークンを利用することで得られるメリットをSpeeeはこう示します。 POINTCost Free:データでデータを買う仕組み法定通貨ゼロの世界 ZERO Margin:データ取引におけるマージン0 Fair Trade:取引履歴とフィードバックに基づく適正なデータ価格 Token Policy:企業を中心とした持続可能性のあるトークン発行政策 プラットフォーム発行者であるDatachain及びSpeeeは、通貨の発行益(シニョリッジ)でマネタイズできるようになるため、手数料0のビジネスモデルが成立するというわけですね。 データ格差是正によるフェアな開発機会を 『Datachainが解決したい課題は、保有オーディエンスデータの格差によって、Developerにとっての開発機会が失われていることです』と述べられています。 優れたアイデアや技術があるのに十分なデータがなくて精度が上がらず、プロダクトが使われないという事例が多い現状を解決するため、データ基盤をもとに、初期はデータが無償で供給され、グロースした後に決済手数料からデータプロバイダにレベニューシェアしていく、というモデルを構想しているそうです。 今のところICOの予定はなく、仮想通貨交換業については登録申請の準備中の模様です。夏頃の実証実験を予定しているとのことなので、このプロジェクトの予定に今後も注目です。 ぽんた 企業データの解放で新規参入が増えれば市場が活発になりますし、データ保有企業にとっても価値を可視化できるのは便利ですね。 ぜひ成功させて欲しいです!
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2018/02/21【仮想通貨】NEM(ネム) /XEM の特徴・仕組みを徹底解説!セキュアで手軽な取引を!
NEM(ネム)といえば先日コインチェック社がハッキング被害を受けて580億円相当が奪われたことで大きな話題になりました。 NEMは日本語では「ネム」と表記されることが多いですが、NEMはプラットフォームの名前であり、通貨としての単位にはXEM(ゼム)が採用されています。最大の特徴としてはセキュアなことと手軽であるということが挙げられます。 今回の記事ではNEMの実際のスペックや安全性などを紹介していきます。 NEMの歴史 NEMは2014年の1月にBitcoinTalkのフォーラムにてutopianfutureという人物によって企画が持ち上がり、プロジェクトがスタートしました。プロジェクトが公開されたのが2015年3月31日で、最初のトランザクションは3月29日に生成されています。 NEMは「New Economy Movement」の略でお金の平等な分散などを掲げた新しい経済圏の創出を目的としています。 2016年にはシンガポールで「NEM.io財団」が設立され、その後も世界中に支部を設置しています。 プロジェクト公開から長い期間数円という価格を維持してきたNEMですが、2017年5月ごろから上昇を始め40円を突破しました。 この値上がりには、Mijinが一般社団全国銀行協会に「ブロックチェーン連携プラットフォームプロジェクト」として提出されたことでプロジェクトの現実味が増したことが関係していると考えられます。 そしてテックビューロ代表の朝山氏のNEM財団の理事就任や2.0カタパルト実装などのニュースを受けて2017年末には100円を超え過去最高額を記録しました。 NEMの基本的な仕様 総発行枚数: 8,999,999,999XEM 半減期: なし ブロック生成間隔: 1分間 NEMはプロジェクトのローンチ時に全てのトークンを1600人の投資家で平等に分配しました。そのため、新規発行はありません。 NEMにはマイニングが存在しません。代わりに、トランザクション処理に貢献した場合にはハーベスト(収穫)というシステムで報酬が支払われます。 ハッキング被害は大丈夫? 2018年の1月26日にコインチェックがハッキングの被害を受け、580億円相当のXEMが流出しました。この金額はMt.GOX事件の被害額を超え、仮想通貨関連の事件としては過去最高の被害額となりました。また、NEMは安全性に欠けているという認識が広まってしましました。 記事執筆時点でコインチェック社は被害にあった利用客のXEMを自己資金から日本円で補填すると発表しています。 今回の事件はコインチェック社がホットウォレットというオンライン上のウォレットにXEMを保管していたことに起因すると言われています。しかし、NEMにはマルチシグがビルトインされていることもあり、通貨自体のセキュリティに欠陥があったとはわけではないようです。 また、事件の直後から17歳のJKホワイトハッカー、みずなしりんさんが盗まれたXEMを追跡したり、NEM財団からも迅速な対応があったため、通貨自体とそのコミュニティは健全かつ安全性があると言えるでしょう。 ハーベスト(収穫)とは? XEMはPoSでもPoWでもないPoI(Proof of Importance)というシステムを採用しています。これは一部の資金力のある採掘者に報酬が偏らないように開発されたシステムで、アカウントごとにインポータンスのPoIスコアをつけ、そのスコアに応じて報酬が分配されます。 このスコアを上げるためにはXEMを積極的に利用し、取引に参加しているということが重要になってくるため、いかにコミュニティに貢献しているかが大事になってきます。 ハーベスティングに参加するには1万XEM以上の残高が必要になってきますが、もしアカウントに300万以上のXEMがあれば「スーパーノード(SN)」というものを建てられるようになります。これは通常のノードとは異なり、スペックの高いコンピューターやネット環境が求められますが、より多くの報酬を得ることができます。 NEMが買える取引所は? 今現在NEMを取り扱っている国内取引所は Zaif Coincheck(入出金停止中) の2つがあります。実質Zaifのみとなっている状況ではありますが、ZaifはもっともNEMに力を入れている取引所でもあるので購入する場合はZaifが良いのではないでしょうか まとめ NEMはプロジェクトおよびプラットフォームの名称でXEMが通貨の単位 総発行枚数は約90億枚で新規発行はなし XEMはPoIを採用、ハーベストで報酬がもらえる ハッキング事件で大きくつまづいたNEMですが、2.0カタパルトやCOMSAなど期待を持てるアップデートが待っているのでこれからどう成長していくのかが楽しみですね。
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2018/02/19アメリカ規制当局がBitcoinの世代的影響を語る!
この記事の3つのポイント! 米国議会は消費者保護を優先 上院議員も仮想通貨に否定的ではない 米国の規制レベル見直しへ 本記事引用元:CCN.com 暗号通貨(仮想通貨)が進化していくにつれ、各国の政府との関係も発展しているようです。 今月、米国にて暗号通貨の上院銀行委員会で証券取引委員会と商品先物取引委員会の議長は議会に対し、ビットコインに対する連邦政府の監督を拡大することを検討するよう求めました。 ところが議会は、消費者保護を強調し暗号通貨発展を禁止することはなかったようです。 ビットコインの世代的影響 CFTC(米商品席者取引委員会)議長のジャンカルロ、上院議員のマイク・クラポらはビットコインがいくつかの政策決定者に与える世代的影響を聴聞会で示しました。 ジャンカルロ氏は「われわれはこの世代に仮想通貨に対する熱意を尊重するために、慎重かつバランスのとれた対応をする。却下的ではない。」と語りました。 マイク・クラポ氏はビットコインについて話している子どもたちをみて「今の状況は成長している新しい金融問題の領域に入り、信じられないほど面白い。」と語りました。 聴聞会では、ICO、取引プラットフォーム、為替トレードファンド(ETF)、金融犯罪、暗号通貨及びブロックチェーン技術に関連した広範囲の規制上の懸念事項に触れました。 規制上の変更が必要 ジャンカルロ氏らは暗号通貨トレードの規制が現在、連邦ではなく州レベルとされている事実に懸念していることを表明しました。 さらに連邦規則のもとのセキュリティとして分類されるべきではないICOを見ていないことも指摘しました。 また、ETFが主に主に個人投資家をターゲットとした片面市場であるため、SECの作成ルールは先物契約よりも厳しくしなければならないと説明しました。 これらのルールが後日満たされれば、SECはビットコインETFに対するスタンスを見直すことになることも述べました。 だっちー 通貨の集中管理を妨げるために発明された仮想通貨ですが、現状は既存の金融システムにいかに統合できるかが主流となっていますね だっちー 暗号通貨業界と規制当局がお互いに何を考えているのか学ぶ機会が増えると良さそうです
特集・コラム
2018/02/19Googleトレンド検索とビットコインの価格の連動性を検証してみた
今回は、『Googleトレンド検索』と、ビットコインの価格変動の連動性を検証していきたいと思います。 Googleトレンド検索とは、Googleである単語がどれくらい検索されたかを示すものです。 例えば、「Bitcoin」のこの一年のGoogleトレンド検索の推移は以下のようになっています。 ……これ、ビットコインの価格変動にそっくりでは無いですか? そこで、以下のような仮説を立ててみました。 仮説Googleトレンド検索を見れば、ビットコインの価格が予想できるのでは? つまり、以下のような考えな訳です。 「Bitcoin」の検索が増える要因としては色々ありますが、全く見当はずれと言うわけでも無い気がします。 今回は、実際に、Googleトレンド検索のグラフと、ビットコインのチャートを重ねて調べてみました。 あぽろ 世紀の大発見の匂いがします。 検証の前に… 検証の前に、Googleトレンド検索のグラフの見方について説明したいと思います。 Googleトレンド検索のグラフでは、下のように、「0~100の縦軸」で表されます。そして、その期間の中でもっとも検索の多かった時点を100として、例えばその半分しか検索されなかった時期を50、と言うように表しています。 ですから、上のグラフを見る限り、「12/17~12/23」の間に最も検索され、その後1月以降は、「12/17~12/23」の半分程度しか検索されていないことがわかります。 Googleトレンド検索の見方がわかったところで、早速検証していきましょう。 『Googleトレンド検索を見れば、ビットコインの価格が予想できる説』を検証 まずは、素直に、この一年のビットコインのチャートとGoogleトレンド検索のグラフを重ねてみました。 驚くくらい一致している…。 しかし、よく見ると、動きが連動していないところも多そうです。11月以降をみると、「ビットコインは値上がりしているのに、Googleトレンド検索は減っている」箇所やその逆が沢山あります。 そこで、2つのグラフを左右に少し動かして見ると、しっくりくるようになりました。それがこちらです。 分かりにくいかもしれませんが、先ほどより、明らかに連動している箇所が多いような気がします。 上のグラフは、Googleトレンド検索のグラフを2週間分左にずらしたものです。 つまり、以下のように結論づけることができます。 結論ビットコインのチャートを見れば、2週間後のGoogleトレンドが予想できる あぽろ ※2週間後のGoogleトレンドの予想は自己責任でお願いします。必ずしも連動性を保証するわけではございません。 しかし、せっかくCryptoTimesで記事を書かせていただいている以上、こんな結論で終わるわけにはいきません。 こんな記事、『自分のブログ』で書いてろ!と言われてしまいそうです。 そこで、こんな仮説を立ててみました。 仮説ビットコインではなく、もう少しマイナーな通貨なら調べてから買う人が多い分、Googleトレンドから価格が予想できるのでは? ビットコイン以外の通貨では説は成り立つ? そこで、僕も保有しているOmiseGOとSRNで検証してみました。 ……どうでしょうか。 なんとなくですが、Googleトレンド検索が増えた後に価格が値上がりして、Googleトレンド検索が減った後に値下がりしている気がします。 結論もしかしたら、アルトコインの価格予想にはGoogleトレンド検索が使えるかもしれない もちろん、これだけで判断して勝てるほど相場は甘くありませんが、参考程度にGoogleトレンド検索を見てみるのも面白いかもしれませんね。 P.S. おまけ
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2018/02/18法定通貨に連動!?仮想通貨におけるペグ通貨とは?
この記事の3つのポイント! ペグとは「固定すること」! ペグ通貨は仮想通貨と法定通貨のいいとこどり! 仮想通貨のペグ通貨は1種類じゃない! こんにちは、Koishi(@kitraum)です。 Tetherに関する疑惑があってから、注目を浴びているペグ通貨。 あまり聞きなれないワードかもしれませんが、仮想通貨だけで使われるワードではないのです! この記事では、ペグ通貨の基礎から、仮想通貨のペグ通貨にどんなものがあるのかまで紹介します。 ペグ通貨とは? ペグとは、英語で「釘を打つ、固定する」を意味し、洗濯物と紐を固定する洗濯ばさみのこともペグと言います。 つまり、何かと何かをつなぐものをペグといい、ペグ通貨とは「ある通貨に固定した通貨」を表しています。 ペグ通貨として有名なものには、香港ドルがあります。 香港ドルは米ドルに「固定する」ことで、米ドルと連動するようになっており、これにより自国の不安定な経済によるリスクを避け、通貨を安定させることができるのです。 さて、話を仮想通貨に戻します。 仮想通貨におけるペグ通貨と言った場合、法定通貨(ドル、ユーロなど)に固定した仮想通貨のことを指します。 有名なものには米ドルにペグされたUSDTがあります。 香港ドルの例のように、仮想通貨も法定通貨にペグすることで、通貨の安定性を得ることができます。 もう少し、メリットについて見ていきましょう! ペグ通貨のメリットとは 「仮想通貨なのに、法定通貨にペグする」。一見すると非常に無意味ですが、大きなメリットが2つあります。 1. 低手数料で高速処理 法定通貨にペグをしてると言えど仮想通貨なので、その取引はブロックチェーン上で処理されます。 これにより国際送金にかかる手数料を安く、しかも早く行うことが可能です。 2. 高安定性 仮想通貨は非常にボラティリティ(価格変動性)が高く、現在仮想通貨取引において、頻繁に基軸通貨とされているビットコインでさえ、価格が安定していません。 しかし、法定通貨にペグされた仮想通貨は、ボラティリティは法定通貨と一般的に同じになるため、基軸通貨として安定な取引を可能にします。 このように仮想通貨のメリットである、ブロックチェーン上での処理による、低手数料、高速送金と、 法定通貨のメリットである、安定性のいいとこどりをしたものがペグ通貨なのです! しかし、全ての物事は一長一短。 現在のペグ通貨にはデメリットもあります。 ペグ通貨のデメリットとは ペグ通貨は被ペグ側の信用を担保とすることで、通貨に安定性をもたらしています。 つまり、ペグ通貨の裏付けとなる資産がある上で成り立つ仕組みとも言えます。 例えば、TetherはTether Limitedに預け入れられた法定通貨を裏付けとしています。 Tether Limitedは法定通貨で保有する分のUSDTを発行すると約束しているので、裏付け資産があるはずで、いつでもUSDTと米ドルを交換することができるはずです。 しかし、もしTether Limitedが約束を破り、預け入れられた法定通貨以上にUSDTを発行したらどうでしょうか。 こうなると資産の裏付けが失われ、USDTの価値が揺らぐことになります。 このようなリスクのことをカウンターパーティリスクと呼びます。 Tether自身もそのことは認識しており、以下のようにホワイトペーパーで述べています。 We recognize that our implementation isn’t perfectly decentralized since Tether Limited must act as a centralized custodian of reserve assets. Tetherホワイトペーパーより (和訳:Tetherは預かり資産を中央集権的に管理しているので、分散型であるとは言えません。) このようにペグの方式によっては、カウンターパーティリスクを伴うということがデメリットとしてあげられます。 また、基本的にペグ通貨は価格が固定されており、Tetherの実績どうこうでUSDTの価格が上昇するわけではないので、投資対象にもあまりなりません。 ペグ通貨の種類 現在仮想通貨のペグ通貨はいくつか存在しています。 最近疑惑のあるTetherが一番有名ではありますが、他にも独自の方法でペグを行う通貨があります。 今回はその中でも3つ紹介したいと思います。 1. Tether Tether Limitedの発行する米ドルとのペグ通貨です。 Proof of Reserves(PoR)というアルゴリズムを採用しており、ユーザーがTether Limitedに法定通貨を預け入れると、その分のUSDTを発行するという仕組みです。 また、Tether Limitedから法定通貨が引き出された際には、その分に相当するUSDTをバーンすることで、発行量を調整しています。 2. BitUSD スマートコインと呼ばれる通貨です。 1BitUSDを1米ドル分のBTSと交換できることが保証されています。 そして、この保証を行っているのは、Tetherのように民間企業ではなく、スマートコントラクトになります。 また、預け入れられたBTSの金額分だけBitUSDを発行するという契約のため、 保証可能な範囲内でのみBitUSDの発行が自動的に行われます。 3. NuBits NuSharesという株式ような通貨を用いることで米ドルにペグしています。 NuSharesのホルダーは1NuBitsが1USDを上回ると大きな売りを出し、逆に下回ると大きな買いを出すというようにして価格を維持します。 また、Nuネットワーク自体の価値が上がることで、NuSharesの価値が上がるという仕組みです。 最後に ペグ通貨というものが何なのか、どういうメリットがあるのかわかっていただけたでしょうか? 一見矛盾しているようにも感じられる、法定通貨でペグをした仮想通貨ですが、いいとこどりの通貨なのです! また、それぞれいろいろな方法でペグを行っている通貨が存在し、今後も新しいペグ通貨は出てくるはずです。 どんなペグ方法が生き残るのか、そんなところにも注目してみてください! Koishi 仮想通貨の普及のためにはまず換金性の高いペグ通貨の普及が第一だと思います! Koishi ペグの方法を比較するのも面白い!
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2018/02/18【仮想通貨】DASH(ダッシュ) / DASH の特徴・仕組みを徹底解説
匿名通貨として有名なDASHですが、名前はともかく詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか? 本記事ではDASHの匿名性のシステムやスペックなどを解説しています。 日本の取引所coincheckでも取り扱われているのでコレを機に是非ともDASHを知っておきましょう。 DASH(ダッシュ) /DASH の概要 通貨名称 DASH ティッカー DASH 総発行枚数 約1,900万枚 総供給枚数 約790万枚 アルゴリズム X11 システム PoW 公式サイト https://www.dash.org/ DASH(ダッシュ) /DASHの特徴 2018年2月15日現在DASHの発行枚数は約790万枚となっています。公式ウェブサイトによると約1900万枚採掘されるまで毎年7.14%ずつ発行量が減っていくように設定されています。 DASHではPoWを採用しており、1000枚以上所有しているとマスターノードを建てることも可能となっています。マスターノードになると手数料の45%を山分けすることができます。 さらにDASHでは「インスタントセンド」というシステムを用いて、ビットコインでは10分ほどかかる取引が数秒以内に完結するというアドバンテージも持ち合わせています。 DASHの歴史 DASHは2014年1月に「Xcoin(XCO)」という名前で登場しました。翌月には「Darkcoin」へと名称が変更されました。 さらに、2015年3月にDASHへと変更され、今に至ります。DASHという名前は「Digital Cash」から来ているそうです。 ローンチ直後には難易度設定が誤っていたため、2日間で現在の供給枚数の4分の1に当たる約190万コインが採掘されました。そのため当時はかなりの低価格でコインが流通していました。 ローンチから長らく1000円以下の相場をさまよっていたDASHですが、2017年には大幅な価格上昇を見せ、時価総額ランキングで5位、Bitcointalkで最もアクティブなアルトコインとして認定されました。記事執筆時点では1DASH約7万円の値をつけています。 高い匿名性の理由とは? ビットコインを使用して他のアドレスに送金するとトランザクションはネットワーク上に公開されます。しかし、ビットコインアドレスは個人情報と結びつかないので匿名であると言えます。そのため、ビットコインは匿名性と透明性の両方を兼ね備えています。 一方でDASHでは送金を個別ではなく、まとめてシャッフルしてから送金を行うため、匿名性が高いと言われます。つまり、ネットワーク上に記録される情報は「Aさんが10DASHを送金」と「Bさんが10DASHを受取」という独立した二つの情報に分けられます。第三者がこの情報を見てもAさんがBさんに送ったということはわかりません。 ちなみにこのシステムは「Coin Join方式」と呼ばれています。 主な匿名通貨との特徴比較 XMR DASH ZEC 匿名技術 リング署名 ステルスアドレス プライベートセンド ゼロ知識証明 匿名範囲 送金履歴 送金履歴 送金履歴、アドレス、送金枚数 承認時間 2分 1.3秒 10分 発行枚数 1,840万枚 2,200万枚 2,100万枚 coincheckでも取り扱われている匿名通貨XMR(モネロ)とZCash(ジーキャッシュ)との特徴比較です。 DASH(ダッシュ) /DASH のチャート・価格推移 DASHBTC by TradingView DASHが買える取引所 DASHは国内外の取引所で購入することが可能です。 現在、日本国内の取引所でDASHを扱っているのはcoincheckのみとなっています。 海外の取引所ではHitBTCやBithumbなどが有名です。 国内 海外 coincheck Hitbtc、Huobi、Bithumb、Binance、Bittrex、Bitfinex、Poloniex、Kraken、Livecoinなど DASH(ダッシュ) /DASHのウォレット 公式アプリ https://www.dash.org/jp/wallets/ ハッキングなどによるGOXがいつおこるかもわからないので、取引所に預けておくのはリスキーです。 GOXしないように、ウォレットでの管理を行いましょう。 まとめ DASHは匿名性の高さという点でビットコインや他のコインとの差別化を図っています。匿名性を売りにしている通貨の中では時価総額も大きいため、安定していると言えるでしょう。 評判を気にしなければ一部の層に資金洗浄に使われる通貨として生き残りそうです。 匿名性の必要な取引と言われるとアンダーグラウンドな印象を持たれやすい点をどう乗り越えるかが今後の焦点となってきそうですね。
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2018/02/18核研究施設の科学者がマイニングを不正に行い逮捕!
この記事の3つのポイント! ロシアの核施設でコンピュータをマイニングに不正利用! 通常はオフラインのコンピュータをオンラインに… 刑事告発される可能性も! 本記事引用元:coindesk 核施設のコンピュータをマイニングに不正利用! ロシアの核兵器研究施設で働く科学者らが施設のコンピュータをビットコインのマイニングに不正利用し、逮捕されるという事件が発生しました。 この核兵器研究施設は1947年に設立された施設で、旧ソ連で初めて核爆弾を製造した場所としても有名です。 科学研究所の代表は、「いわゆるマイニングを含んだ私的な目的で施設のコンピュータを利用しようとする、不正な試みが見つかった」と語りました。 なぜバレたのか…? セキュリティ上の理由から、このようなコンピュータは一般的にオフラインになっていることが多いです。 今回マイニングに不正利用しようとしたコンピュータも例外でなく、平時はオフラインになっていました。 マイニングのためにオンラインにしたことで、研究所のセキュリティ部門にインターネットに接続したという警告が届き、この事件は発覚することとなったのです。 Interfaxによると、今回逮捕された科学者たちは刑事告訴される可能性が高いということです。 Koishi 研究施設のコンピュータをオンラインにするのはリスク高すぎ! Koishi 核兵器研究室のコンピュータのスペックすごそう…笑
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2018/02/17米ゴールドマンサックス、今後多くの仮想通貨の価値は0になると予測
この記事の3つのポイント! 1 ゴールドマンサックスが今後の仮想通貨市場について予測 2 現在は投機バブルであり、多くの仮想通貨の価値は将来的に0になると予想した 3 インターネットバブルのように、限られた通貨のみが生き残る 本記事引用元:Bloomberg 現存する仮想通貨は、GoogleやAmazonになれるか 果たして、仮想通貨市場は、現在の調整が終わった後、長期的に上昇していくことはできるのだろうか。ゴールドマンサックスの投資調査部門は、そうはならないと考えているようだ。 多くの仮想通貨は、将来的にその価値が0になる? ゴールドマンサックスの投資調査部門のスティーブ・ストロンギン所長は2月5日のレポートで、多くのコインが現在の形では将来的にその価値を0にするだろうという予測を示した。 それが起こる具体的な時期については示さなかったものの、多くのトークンが相関性を持って動く現在の暗号通貨市場は、「数少ない勝者が、ほとんどの利益を手にする」という市場の性質にそぐわないと指摘した。 そして、ほとんどの通貨が相関性を持って価格の変化が起こっている現在の状態は、本質的に価値のないものにも高い値段がついており、 「本質的には価値のないコインは、今後生き残れずに価値がゼロになる可能性が高い」と語った。 GoogleやAmazonのように生き残る通貨は価値を大きく上げる 現在の仮想通貨(編集者注:特にビットコインと思われる)は、トランザクションにかかる時間が長く、メンテナンスコストの高さや、セキュリティを保つのが難しいといった観点から長期的な競争力は低く、先行者利益は薄いとした。 ストロンギン氏は加えて、 「今あるコイン銘柄のうちのどれかがアマゾンやGoogleのようになるのか、それとも今ある通貨の全てが、もう存在しない、多くの使われなくなった検索エンジンのようになるのだろうか。一握りの今後も生き残る通貨の価値はこれまで以上に価値を増すだろう。しかし、現存するものの多くは、最近のピーク価格を超えることはないだろう。」 と語った。 ももゆ 個人的にはまだまだ仮想通貨市場は過渡期だと考えていますので、まだまだ増えていく可能性は高いと考えていますが、こういった視点で見ているところもある、という点は注意したいですね。FUDの可能性も考慮しながら、注視していくべきかと思っています。 ももゆ その上で、今後価値のないコインが淘汰されていくのは間違いないでしょう。長期投資する際には、これまで以上に慎重にそのコインの他のコインに対する優位性や、実利用との繋がりをよく調べる必要がありそうです。
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2018/02/16賞金はすべてモナコイン!オンラインゲームトーナメント「BR:MGT 2018 1ST」が 2/24(土)に開催決定!
MONAPPY GAMES(https://monappy.jp/)は、2月24日(土)に「Stunlock Studios」が開発・運営を行っているオンラインゲーム「BATTLERITE」において、仮想通貨『モナコイン(MONA)』を賞金としたオンライントーナメントを開催することをお知らせいたします。 ■大会概要 BATTLERITE Monacoin Gamers Tournament(通称、BR:MGT)とは、MONAPPY GAMESが主催する「BATTLERITE」の非公式大会です。 MONAPPY GAMESでは、大会賞金として仮想通貨「モナコイン(MONA)」を採用。 送金時に個人情報を一切必要とせず、わずかな手数料と時間で完結。法定通貨への交換やそのままオンラインショップやリアル店舗での決済も可能である仮想通貨のメリットを最大限に活用。 【仮想通貨 × e-sports】という組み合わせを掲げ、様々なゲームタイトルの大会を開催。BATTLERITEによる本大会は今回で3回目となり、賞金額も以前よりアップ。また、大会中は視聴者がプレイヤーへのDonate(寄付)を行う事も可能です。 白熱した戦いとモナコインが飛び交う様子も是非ご覧ください。 ■開催情報 開催日時:日本時間 2018年 2月24日(土) 18:00開始予定 ※GMTグリニッジ標準時 2018年 2月24日(土) 9:00開始予定 方式: シングルイリミネーショントーナメント 募集チーム数(最大): 64チーム 実況: KusaruN(@Kusaru_FPS) 主催:MONAPPY GAMES(https://monappy.jp/) 大会配信チャンネル: https://www.twitch.tv/monappygames 大会専用Discordチャンネル: https://discord.gg/3y9BRrJ ▼大会への応募方法はこちらよりご確認ください! https://battlerite.localinfo.jp/pages/1123455/page_201707121029 ※視聴は全て無料でご覧いただけます。 ※上記スケジュールは予告なく変更する場合があります。 ■大会賞金 (総額約7万円) 優勝チーム: 時価4万円相当のモナコイン 準優勝チーム: 時価2万円相当のモナコイン 3位入賞チーム: 時価1万円相当のモナコイン 参加賞: 0.2 モナコイン ※賞金のモナコインは全て有志による寄付で成り立っています。 ■Monacoinとは インターネット掲示板「2ちゃんねる」(現:5ちゃんねる)で有名なアスキーアート、「モナー」をモチーフにした日本初の仮想通貨であり、現在日本国内でも複数の仮想通貨取引所で取引が可能です。 日本人ユーザーのコミュニティが非常に活発で、サービスの開発、ゲーム配信へのDonate(寄付)手段、イラストなど仕事の報酬などに使用されているだけでなく、そのままモナコイン払いによるお米、お酒、コーヒー、パソコンなどを購入できる実店舗も数多く存在しています。 そして2018年1月には仮想通貨の中でも数少ない「アトミックスワップ」に成功し、実用性と技術力に長けた今後も期待できる仮想通貨のひとつです。 大会に関しての詳細は以下の特設サイトをご覧ください。 https://battlerite.localinfo.jp/ ________________________________________ ▼Monappy公式サイト https://monappy.jp/ ▼Monappy公式ツイッター https://twitter.com/MonappyGames