1/1-1/7 資金調達を実施したプロジェクト 2選
あどまん
あけましておめでとうございます。今年も資金調達関連をまとめて参りますのでよろしくお願い致します。
新年一発目の資金調達は、「冬の時代」を象徴づけるように2件しかありませんでした。
とはいえ、100万ドル単位での資金調達も行われているため、引き続き注視していきたいと思います。
目次
Ondefy
OndefyはSmart RampとDeFi Marketplaceの2つのプロダクトで構成されています。
Smart Rampは、Ondefyのメインプラットフォームで動作するサイドアプリケーションで、オンランプサービスと、0x、1inch、Paraswap DEXアグリゲーターに対応しています。
通常Uniswapでトークンを購入する場合、メタマスクを接続して、CEXでETHやUSDCを購入してメタマスクに送金しなければならず、工数が非常に多いことが新規ユーザーがトークンを購入する一つの障壁として挙げられます。
その障壁を簡素化するために開発されているのがこのSmart Rampで、メールアドレスとクレジットカードで簡単に購入することができるので、DeFiの初心者向けのサービスとなっています。
Coingeckoにリスティングされているトークンであれば対応しているため、上位銘柄から低時価総額銘柄まで多岐に渡るトークンをクレジットカード決済で購入することができます。
DeFi Marketplace
DeFi Marketplaceは、Smart Rampを使用して最初のトークンを購入した後に使用するためのサービスです。
ユーザーがSmart Rampで購入したトークンの確認やそのトークンを用いたステーキング、Meta DEX アグリゲーターによる最適なレートでのスワップ等を行うことができます。
Ondefyを使えば、CEXを経由しなくてもクレジットカードでトークンを購入し、そのトークンを他のトークンへSwapしたり、ステーキングして利回りで利益を得ることもできるため、活用の幅が広いです。
2023年Q1にはモバイルアプリもローンチ予定です。
Genesis Cardsが発行されており、Openseaで売買可能
OndefyにはGenesis Cardsも発行されています。
このGenesis Cardsを保有していると、今後アプリの追加機能や手数料の引き下げなど、多くの特典に享受することができます。また、他にも詳細は開示されていませんが、複数の特典が用意されているようです。
HP:https://app.ondefy.com/wallet/
Twitter:https://twitter.com/ondefy
OpenSea:https://opensea.io/collection/ondefy-genesis
MSafe
MSafeはAptos/ Moveエコシステム上で初のマルチシグネチャーウォレットソリューションを開発
MSafeはwallet-as-a-serviceプロバイダーとして、セキュリティ、相互運用性、分散化を中心としたマルチシグネチャウォレットを提供しています。
MSafeウォレットでは、デジタルアセットの保有や送受信機能はもちろんのこと、ステーキングやレンディング、イールドファーミングや他dappsとの連動も予定しています。
また、開発者向け機能として、Moveモジュールの導入やMSafe Storeとの連携やMSafe Walletを使用することで、プロトコルキーパラメーター変更や緊急停止、報酬の変更のようなプロトコルの管理制御機能を設定することができます。
すでにMove系プロジェクト十数社が、MSafeと統合しており、財務管理、スマートコントラクト展開、ブロックチェーンプロトコル管理制御を実現しています。
今回資金調達で得た資金は、チームの成長、製品ポートフォリオの開発、製品採用の拡大に充てる予定です。
Twitter:https://twitter.com/MomentumSafe
discord:https://discord.com/invite/f7gEEQkZav
今週は2件と非常に少ないですが、以上となります。