RWAトークン化で勝つ企業の条件とは「トークンは接点にすぎない」
よきょい

ether.fi Venturesは現実資産(RWA)のトークン化に関する分析を公表。同社は建物や株式、美術品など、あらゆる資産をトークンにする発想から始めるのは「おそらく誤り」だと指摘しています。
— ether.fi Ventures (@etherfi_VC) May 26, 2026
RWA市場は金融の周縁ではなく、ドルや米国債、マネー・マーケット・ファンド(MMF)、金(ゴールド)といった中心部から拡大しているとし、RWAを単一の資産クラスではなく「新たな金融インフラの積層構造(スタック)」と捉えるべきだと論じています。
普及の順序は明確で、現金、次に利回り、次に金、そして信用(クレジット)、最後により複雑な私的資産へと進むとされています。一方、不動産は長年注目されながらも分散型ベースで依然小規模にとどまっています。同社「RWAは面白いものから退屈なものへ移っているのではなく、単純なものから難しいものへ移っている」と表現しています。
同社が最も未整備な領域として挙げるのはRWAの「ミドルオフィス」です。これは純資産価値(NAV)の公表や準備金の証明、債務不履行データの管理など資産を実際に運用するための裏方の仕組みを指します。
ブロックチェーンはトークンが動いたことは示せても、裏付けとなる資産が実在するかや借り手が返済したかを自動で証明することはできません。資産が複雑になるほど、このミドルオフィスの重要性が増すとしています。
結論として同社は「トークンはインターフェース(接点)にすぎず、スタック全体こそが製品だ」と強調。勝者となる企業は規制対応の発行や名義管理、保管(カストディ)、コンプライアンス、決済、データ、流動性といった誰もが必要とする層を担う企業になると見ています。
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