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2021/11/18マルチチェーン対応DEXアグリゲーター「1inch.Exchange」の基本的な使い方・リスクを徹底解説!
1inchは、複数存在するDEXの中から、最適なレートを探してくれるDEXアリゲーターです。 DeFiを普段から利用している・DEXで良くスワップ・取引機能を利用している方なら、チェックしておきたいサービスです。 この記事では、そんな1inchの概要から特徴、使い方〜注意点に至るまで、徹底解説しています。 1inchとは?便利過ぎるDEXを解説 まず、はじめに1inchの概要や実装されている機能についてご紹介していきます。 使いこなせるようになるとかなり便利なので、概要を押さえていきましょう。 1inchは最安価格を探してくれる 1inchとは、1inch.exchangeというDEXの略称、1inchのガバナンストークンを指します。(この記事では便宜上、1inch.exchane = 1inchとしています) 1inchを一言で表すと「最適なレートで取引できるDEXを自動的に探してくれる」機能を持ったDEXです。 つまり、たくさんのDEXが登場している中で、取引コスト最安ルートを探してくれるのです。 例えば、UniswapとSushiswapの取引コストを計算し、安い方を表示してくれるといった機能を持っています。 DeFi界隈の比較サイトのような存在となっており、利用者は簡単に最安価格にアクセス可能です。 また、1inch自体もDEXとしての機能を持っていて、独自の流動性プールを持っています。 1inchの代表的な機能を解説 どうしても、DeFi関連の話題は概念だけでは分かりにくいものです。 これから、1inchが実装している機能から、1inchの概要を掴んでいきましょう。 取引(Trade) 1inchのもっともベーシックな機能が取引(Trade)にあたる画面です。 一般的なDEXにおいて、Swapにあたる画面です。 取引画面には「シンプルモード(Simple mode)」と「クラシックモード(Classic mode)」の2種類存在しています。 シンプルモード クラシックモード シンプルモードはその名の通り、シンプルなUIで初心者でも簡単に取引を行うことできます。 しかし、その一方で「指値注文(Limit)」などの複雑な注文を行うことはできません。 クラシックモードは上級者向けのUIとなっているものの、より高度な注文・取引が可能です。 例えば、シンプルモードで利用不可だった指値注文もクラシックモードなら利用可能です。 シンプル・クラシックモードには色々な違いがありますが、基本的に「クラシックモードの方が上級者向け」と覚えておけば問題ありません。 流動性の提供(Pool) 1inchのPoolにあたる画面では、流動性の提供を行うことができます。 前述の通り、1inch自体もAMMを実装しており、流動性プールを持っています。 つまり、この画面は1inchの流動性プールに流動性を提供する画面ということです。 流動性を提供すると、報酬の「1inchトークン」がAPYに沿った割合で配布されます。 LPトークンを預ける(Farming) 1inchでは、LPトークン(流動性を提供すると入手可能)を預けると、更に1inchをゲットできます。 ただし、預け入れを募集しているLPトークンは時期により異なるので、注意が必要です。 すでに、募集が終了している・そもそも募集していない通貨ペアのLPトークンでは、LPトークンを預けることによる恩恵は受けられません。 つまり、LPトークンを預けて運用を行いたいときは、予めFarmingの画面を確認し、募集しているプールに流動性を提供する必要があります。 1inchを預ける(Governance) 1inchでは、さまざまな方法で獲得した1inchトークン自体を、1inchに預けることで更に増やすことできます。 具体的には1inchの「Governance」の画面で、預けることが可能です。 1inchの3つの特徴 次に、1inchの特徴を3つご紹介していきます。 1inchの強みを把握していきましょう。 フロントランニング防止機能が実装 1inchでは、フロントランニングを防止するための機能を実装しています。 DEXの問題点の1つにフロントランニングが挙げられます。 フロントランニングとは、オーダーを確認したフロントランナー(加害者)が先回りして自身のオーダーを処理することです。 これにより、オーダーした元々の被害者は、不利なレートで取引させられます。 これに対して1inchでは、フロントランニングが行われる際に見られる一定の条件が発生した場合に、仮想レートを用いてフロントランナーが利益を出しにくい仕組みを実装しています。 複数のチェーンに対応 1inchは、各DEXの中から最適なレートを探し出してくれます。 そして、その比較対象となるDEX・ブロックチェーンが豊富です。 対応しているブロックチェーンは、イーサリアム・BSC・Polygonとなっており、各ネットワークのウォレットを利用することができます。 最近ではLayer2のネットワークであるOptimism EthereumやArbitrumなどにも対応しています。 また、上記のブロックチェーンを利用している以下のようなプロトコルに対応しています。 イーサリアム BSC Polygon プロトコル・ブロックチェーンともに豊富で、主要なDEXは揃っていると言えるでしょう。 手数料が掛からない 1inchでは、1inch独自の手数料は掛かりません。 つまり、1inchの機能を利用するにあたり掛かるプラスの手数料は無いということになります。 もちろん、各DEXの手数料・ガス代は必要になってくるので、注意が必要です。 1inchの使い方を1から解説 1inchの概要や特徴がわかったところで、使い方を1から解説していきます。 1inchを使いこなせるようになっていきましょう。 1inchを使う前の下準備 まず、はじめに1inchを利用するために必要な下準備をチェックしていきます。 1inchを利用するには、以下の4つ・手順が必要となります。 イーサリアムを用意する ウォレットを作成する 用意したイーサリアムをウォレットへ送金する ウォレットと1inchを接続する 仮想通貨を用意 1inchはDEXの一部で、取引所としての機能を持っているものの、対応しているのは「仮想通貨 TO 仮想通貨」の取引です。 (1inchには、Buy EHTにてMoonPayへのリンクがありますが、日本では対応していないという表示がされます) そのため、1inchを利用するには何らかの形で、イーサリアムを購入・用意しましょう。 国内仮想通貨取引所であれば、日本円からイーサリアムを購入することができます。 まだ、国内仮想通貨取引所を開設していない!という方には、「Coincheck」がおすすめです。 安心の国内取引所 国内仮想通貨取引アプリダウンロード数1位 販売所の銘柄が16種類で国内最多 Coincheckはアプリダウンロード数1位ということもあって、非常にシンプルな取引画面で、仮想通貨を購入することができます。 このことから初心者の方でも使いやすいため「仮想通貨ってなんだか難しそう・・・」とハードルを感じている方は、「Coincheck」です。 Coincheckの口座開設についてはコチラ。 動画でも、Coincheckの口座開設方法を解説しています。 ウォレットを作成 1inchでは、ウォレットを利用者が各自用意する必要があります。 ウォレットについては「仮想通貨を入れておく場所」という認識で問題ありません。 このウォレットと1inchを接続することが1inchが利用可能になります。 さまざまなウォレットが存在していますが、特にこだわりが無いならもっともポピュラーで他のDeFiでも使いやすい「MetaMask」がおすすめです。 MetaMaskであれば、基本的にどのDeFiでも利用可能で、汎用性が高いです。 MetaMaskの作成手順はコチラ。 動画でもMetaMaskの作成方法を解説しています。 ウォレットへ送金 MetaMaskなどのウォレットが作成できたら、取引所で購入した仮想通貨を送金しましょう。 各取引所によって出金手順は異なるため、予めチェックが必要です。 推奨したCoincheckの出金方法はコチラ。 ウォレットと1inchの接続 1inchとウォレットは以下のような手順で接続可能です。 「Connect Wallet」を選択 イーサリアムを選択 (BNBであれば、BSCなど適切なものを選択) MetaMaskを選択 (送金したウォレットを選択) ウォレットの処理を済ませる 右上に文字列が表示されたのを確認 1inchとウォレットが接続できたら、1inchを利用することができます。 一連の手順は少し長いものの、他のDeFiでも応用可能なので、これからDeFiに触れていきたいという方は経験しておきたいところです。 1inchの使い方を機能別に解説 次に、1inchの使い方を機能別に解説していきます。 代表的な以下の4つを触れていきます。 1inchで取引 1inchで流動性の提供 1inchでLPトークンを預ける 1inchトークンを預ける 1inchで取引する(Trade) 1inchのシンプルモードで、取引を行う手順は以下の通りです。 1inchにてTradeへ シンプルモードを選択 取引元の通貨を選択 交換したい通貨を選択 取引元の数量を入力 内容を確認し「Swap Token」 特にこだわりが無ければ、1inchが自動的に最安のルートから仮想通貨を取引してくれます。(多くが1inch) 1inchで流動性の提供(DAO) 1inchで流動性を提供する手順は、以下の通りです。 1inchにてDAOを選択 Poolsを選択 提供したい通貨ペアを探す +マークを選択 数量を入力 ロック記号がある場合は、アンロックボタンををクリック ウォレットにて内容を確認 1inchでLPトークンを預ける(DAO) 1inchでLPトークンを預けるには、前述した流動性の提供を行い、LPトークンを獲得する必要があります。 ただし、預けられるLPトークンは募集されているものに限るため、もしもLPトークンを預けたいなら、まずはFarming画面にて通貨ペアを確認しておきましょう。 1inchにてDAOへ Farmingへ 流動性を提供した通貨ペアを探す Depositへ 数量を入力 再度Depositを選択 1inchトークンを預ける(DAO) 流動性の提供や、LPトークンの運用によって得た1inchは、以下の手順で増やすことができます。 1inchにてDAOへ Governanceへ 数量または割合を選択 ロック解除などを行いStake Tokenへ 他のチェーンについて 1inchは、イーサリアム以外のBSC・Polygonなども利用可能となっています。 しかし、ブロックチェーンを変更したとしても、利用方法は大きく変化しません。 また、MetaMaskなどであれば、ウォレット側でネットワーク設定を変更すると、自動的にモードが切り替わります。 そのため、基本的にどのブロックチェーンであっても、上記と同じような方法で問題なく利用できます。 1inchの注意点・リスクを解説 この記事では、1inchの概要や特徴・使い方まで詳しく解説しました。 しかし、1inchの利用に伴っては一定のリスクが存在しており、留意しておきたいポイントもあります。 これから、1inchの注意点・リスクを3つの観点から解説していきます。 サイト自体が何らかの理由でストップ 1inchは、開発者が積極的に開示されており、他のプロジェクトほど開発サイドの匿名性が高くありません。 しかし、それでも、1inchを運営している組織・個人が悪意をもって、1inchのサイトを落とす・アクセスできない状態にするといったリスクは存在しています。 どのDeFiでも共通しているリスクですが、運営の主体となっている組織・個人はしっかりとチェックしておきたいところです。 インパーマネントロス 1inchの流動性プールに対する流動性の提供に際しては、他のAMMと同様にインパーマネントロスのリスクがあります。 インパーマネントロスとは、流動性を提供する通貨ペア間で価格変動が発生した場合に、起こる損失のことを指しています。 基本的に流動性の提供を行うと、少額ながらもインパーマネントロスが発生すると考えておいたほうが良いでしょう。 一例ではありますが、一般的なAMMの場合、5倍の価格変動が通貨ペア間で発生すると、25.5%の損失が発生します。 インパーマネントロスの仕組み・原理については、以下の動画で分かりやすく解説しています。 1inchトークンの価格下落 1inch内におけるさまざまなアクションに対する報酬としてもらえる1inchトークンですが、そもそも1inchトークンが価格下落する可能性は十分にあります。 1inchトークン自体に大きな価値がある訳ではなく、あくまで1inchというDEXが利用されているからこそ、価値を持っているトークンです。 このことから、1inchが利用されなくなった・なんらかのトラブルが発生したといった際に、1inchトークンの価格が下落する可能性は否定できません。 まとめ この記事では、1inchについてさまざまなポイントを解説しました。 1inchは、マルチチェーン展開に積極的で、これからもどんどん利便性が高くなっていく可能性が十分にあります。 1inchを利用することによって節約できる金額は少額なものの、トータルで見ると大きな金額になることもあるので、積極的に利用したいところです。 「1inchってなんだか難しそう」「ウォレットだったり、送金だったり難しすぎる!」といった方には、Coincheckのレンディングサービスである「貸仮想通貨サービス」がおすすめです。 Coincheckに仮想通貨を預けるだけで年最大5%のリターン 口座開設さえすれば簡単な申込でOK Coincheckが扱っている通貨ならなんでもOK Coincheckの貸仮想通貨サービスは持っている仮想通貨を、Coincheckに預けるだけで年間で最大5%のリターンを得られるサービスです。 1inchや他のDeFiのようにウォレット・送金といった手順は必要なく、Coincheckに口座開設さえすれば、簡単な申込でスタートできます。 「仮想通貨を持て余している・・・」「購入する予定の仮想通貨を運用したい」といった方は、Coincheckの貸仮想通貨サービスで運用をはじめましょう。

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2021/11/18ConsenSysが約228億円の資金調達を完了。新たに400人規模の従業員も募集
ブラウザウォレットMetaMaskなどを手掛けるConsenSysが2億ドル(約228億円)を調達しました。 今回の資金調達にはHSBC、Coinbase Ventures、Marshall Wace、ParaFi、Third Point、Animoca Brands等の会社が出資に参加しています。 🔈We have two exciting announcements today! 🦊@metamask now has 21M+ monthly active users. 📈We've raised $200M.https://t.co/FLjkfCIJaG — ConsenSys (@ConsenSys) November 17, 2021 今回調達された資金はアジアでの事業拡大、400人規模の従業員の雇用、NFT分野の成長等で利用されるとしています。 Consensys Co-Headのレックス・ソコリン氏は資金調達に加わったMarshall Waceについて、 "「Marshall Waceのような企業がアジアでの事業拡大について語るとき、そのシグナルはおそらく、ConsenSysのリテールおよび機関投資家へのアクセスを提供するためにアジアの規制当局、機関投資家、機関投資家の資産運用会社や金融機関との関係を深めることだと思います。 -引用元:THE BLOCK」" と述べています。 Consensysは2018年12月に従業員の13%を解雇、さらに2020年4月には当時850名のスタッフのうち約90人を解雇しました。今回の資金調達を受け、ConsenSysは新たに求人ページを更新しており、エンジニアやデータアナリスト、ウェブデザイナー、マーケターなど152の職種を募集しています。 MetaMaskのネイティブトークン 昨今、MetaMaskのネイティブトークンの発行についてENSトークンのエアドロップをきっかけにSNSで話題を集めています。 THE BLOCKによると、ConsenSysのCEO兼共同設立者のジョセフ・ルービン氏は最近、MetaMaskのネイティブトークンの見通しを示しましたが、ソコリン氏はこれについて肯定も否定もしませんでした。 ソコリン氏は「コミュニティがConsenSysの製品群のトークンを熱狂的に支持していることは、非常にエキサイティングなことだ。」とコメントしています。 ConsenSysは今回の資金調達の報告と共にMetaMaskの月間アクティブユーザー数が2020年から38倍の約2,100万人になったと報告しています。 好調に見えるMetaMaskですが、MetaMaskが利用しているインフラストラクチャの「Infura」は独占状態であり、「Ethereumが分散化されているというのは冗談だ」と指摘する声も一部からは挙がっています。(下記記事参照) 『Saito Network』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説! 記事ソース:THE BLOCK、CONSENSYS

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2021/11/17暗号資産取引所「Crypto.com」がNBAチームのアリーナ命名権を獲得
NBAチーム『ロサンゼルス・レイカーズ』や『ロサンゼルス・クリッパーズ』等の本拠地アリーナ、ステイプルズ・センターの命名権を暗号資産取引所「Crypto.com」が獲得し、アリーナ名が「Crypto.com Arena(アリーナ)」に改名されます。 We're extremely proud to announce that Staples Center, Los Angeles' most iconic arena is getting a new name: https://t.co/vCNztATkNg Arena As part of this 20 year partnership, we're also excited to welcome the @Lakers & @LAKings as our newest partners! pic.twitter.com/KCfYKySDRt — Crypto.com (@cryptocom) November 17, 2021 命名権の獲得にCrypto.comが支払った具体的な額は現在のところ公開されていませんが、Bloombergは「20年間で7億ドル(約803億円)以上の契約ではないか」と推察しています。 名称の変更は今年の12月25日から有効になり、会場のロゴの変更は来年6月からの予定です。 Crypto.comはシンガポールに本拠地を構える暗号資産取引所で、CoinMarketCapの取引所ランキングでは世界第9位にランクインしています。 同社は今年7月に、総合格闘技団体「UFC」とパートナーシップを提携し、選手のユニフォームやグローブにCrypto.comのロゴを入れることが可能な権利を獲得しています。 「NBA × 暗号資産取引所」の事例は増えてきており、今年6月にはNBAチーム『マイアミ・ヒート』の本拠地アリーナの命名権を大手取引所のFTXが獲得し、アリーナ名を「FTX Arena」に名称変更しました。(関連記事を読む) また、今年10月には大手取引所のCoinbaseがNBAとの独占的なパートナーシップを締結し、NBAの試合中にCoinbaseの広告が行わなれることが決定しました。(関連記事を読む) 暗号通貨取引所 Crypto.comと総合格闘技団体UFCがパートナーシップを発表 記事ソース:Bloomberg

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2021/11/16グローバル教育ゲーム×メタバース「Winkyverse」とは?
Winkyverse ($WNK)は、最先端技術をはじめとした教育コンテンツにフォーカスしたグローバル教育向けのメタバースプロジェクトです。 フランス発の同プロジェクトは、メタバースに先行して子ども向けのロボット「Winky」をすでに販売しており、パートナーには多くのインベスターや国内トップの大学などがついています。 Winkyverseでは、メタバース内でのコンテンツクリエイターに向けた様々な開発ツールやマネタイズ手段が企画されています。 こちらの記事では、Winkyverseのコンセプトから具体的なプロダクト、ロードマップ、$WNKトークンの機能やセール情報などを解説していきます。 Winkyverseの概要 −Winkyverseの概要− プロジェクト名 / ティッカー Winkyverse / $WNK 特徴 子ども向け教育ゲーム×メタバース 対応チェーン イーサリアム, BSC 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Discord Winkyverseは子ども向けの教育ゲームをプレイしたり作成・マネタイズできるメタバース系プロジェクトです。 教育のテーマにはロボット工学、ゲーミング、人工知能、拡張現実(AR)、プログラミング、ブロックチェーンの6つが挙げられています。 Winkyを開発するMainbot社は2017年からフランスの理工系トップ校Ecole Polytechniqueのインキュベータープログラムに参加しており、すでに子ども向けのロボット「Winky」を開発・同国内の大手家電量販店で販売しています。 同プロジェクトはEcole Polytechniqueのほかにも人気メタバースプロジェクト「Sandbox」の創業者、エンターテインメントプラットフォーム「Ultra」のCEO、などロボット工学・ブロックチェーン両面のパートナーから約200万ユーロの資金を調達しています。 以下では、Winkyのメタバースの特徴や詳しい仕組み、ハードウェアとの連携やロードマップ、WNKトークンやセール内容について解説していきます。 Winkyverse Winkyverseのエコシステムは、教育ゲーム/アプリケーションを作成・マネタイズするクリエイターとそのゲームで遊ぶユーザー(子ども)で構成されます。 このメタバースの基本はUnityベースの3Dオープンワールドとなっていて、空間内のゲームやアバター、アイテムはNFTとして取り扱われます。 Winkyverse内のゲームは無料と有料の2種類があり、加えてゲーム内アバターやアイテム(NFT)、下記で詳しく解説する3Dアクセサリーも購入・販売できます。 これらはすべてクリエイター側のマネタイズ手段となっています。 またWinkyverseのゲームやアプリには、前述のWinkyロボットと同期してよりインタラクティブな遊び・学びの環境を創り出せるという特徴的な機能が存在します。 WinkyPlay Winkyには、大人から子どもまで誰でも簡単にゲームやアプリを作成できる「WinkyPlay」と呼ばれる開発ツールが用意されています。 WinkyPlayでは、以下の6ジャンルのゲーム/アプリが作れるようになっています。 オーディオブック: Winkyロボットが表情や動作を用いて読み聞かせをよりイマーシブにする。 最先端技術: プログラミング、ロボット工学、人工知能などをテーマとしたもの。 ゲーム: メタバースとWinkyロボット(リモートコントロール、センサー、疑似感情)を活かした拡張現実(AR)体験など。 教育: 数学、英語、地理、歴史などのいわゆる学校科目をWinkyロボットと組み合わせて楽しく学べるもの。 ヒーロー: Winkyロボットが子どもたちの間での人気ヒーローたちとインタラクトするもの。 ボードゲーム: モノポリー、ピクショナリー、カードゲームなど。Winkyロボットがホストやプレイヤー、審判などとして加わることでよりよい体験を生み出す。 いずれのジャンルも子どもの好奇心を掻き立てたり学習を手助けするものとなっており、ハードウェア(ロボット)と同期して楽しめるという特徴があります。 WinkyMaker Winkyが現在開発しているもうひとつのツールが「WinkyMaker」と呼ばれる3Dエディターです。 WinkyMakerではメタバース用のキャラクターとして使用するWinkyロボット(ハードウェアのものとは別)や関連アクセサリーを初心者でも簡単にデザインすることができます。 このツールで作成したデザインはNFT化することができ、マーケットプレイスで取引することができます。 また、コミュニティの投票を通して選び抜かれたデザインをハードウェア化される計画も立てられています。 WinkyPlayおよびWinkyMakerにはサブスク型のプレミアムユーザー制度が設けられるようで、開発中のゲームへの早期アクセスや、デザインの販売数上限を無制限にするなどといった特典があるようです。 ロードマップ Winkyロボットはすでにプロダクト化が済んでおり、2019年からフランスの大手量販店などで店頭販売もされています。 2021年末現在は後述するWNKトークンのセールが行われており、2022年Q1中にはCEXへのリスティングが予定されています。 Winkyverse, WinkyPlay, WinkyMakerのテスティングは2022年に行われ、正式ローンチは2023年Q2に計画されています。 また、2024年にはWinkyMaker等を通してデザインされた人気クリエイションを実際に登場キャラクターとして採用しWinkyverseをアニメ化するという企画も予定されています。 WNKトークンについて Winkyverseの独自トークン$WNKは、エコシステム内のトランザクションやガバナンスに利用するERC-20トークンです。総発行枚数は75億枚となっています。 ホワイトペーパーでは、以下のようなWNKの具体的な使用用途が挙げられています。 Winkyverseへのアクセス権(買い切り) アバター等のゲーム内アイテム購入 有料ゲームの購入 WinkyPlayのプレミアム・サブスクリプション Winkyロボット 50%オフ(法定通貨比) ゲームデベロッパーやWinkyMakerのクリエイターへの報酬 WinkyPlay上への広告 ガバナンス・投票 プロジェクトの調達資金のアロケーションは以下の通りとなっています。 サードパーティのゲームエディタ 25% ユーザー獲得 20% マーケティング・ブランディング 20% Winkyverseの開発 15% ハードウェアの研究開発 10% セキュリティ・リーガル 5% リザーブ 5% 続いて、$WNKトークンのディストリビューションは以下の通りとなっています。 クラウドセール(詳しくは後述) 32% PR・マーケティング 14% プライベートセール 10% 開発チーム 10% アドバイザー 4% ゲームエディタ・パートナーシップ 10% エアドロップ・バウンティ 4% リザーブ 9% 流動性 5% Winkyファウンデーション 2% 開発チームやアドバイザー、リザーブなどに割り当てられているトークンは最長で1年のロックアップ、そこから最長4年間のベスティング期間が設けられています。 $WNKトークンセールについて $WNKトークンは、総発行枚数75億枚のうち合計24億枚がクラウドセールで売り出されることになっています。セールラウンドは3回に分けられています。 ラウンド1 ラウンド2 ラウンド3 期間 10/25-11/7 11/8-11/21 11/22-12/5 価格 0.006EUR 0.008EUR 0.01EUR 販売枚数 600,000,000 800,000,000 1,000,000,000 ベスティング期間 9ヶ月 6ヶ月 なし 第1ラウンドはすでに終了しており、現在は第2ラウンドの最中となっています。 まとめ Winkyverseは最先端技術などを主とする教育に着目し、子ども向けのメタバース開発に取り組んでいるプロジェクトです。 同プロジェクトはまだクラウドセールを通して資金を調達している段階にあり、メインプロダクトの完成にはまだ数年かかりそうです。 遊びや学びの体験を完全にデジタル化するのではなく、ハードウェア(Winkyロボット)を活用したインタラクティブなメタバースというのは画期的な発想といえるでしょう。 クリエイターのマネタイズの方法も広告からゲーム・アプリの買い切り、ゲーム内アイテムのNFT取引まで様々なものが考えられていますが、これらがRobloxやMinecraftといったタイトルに見られる現行のクリエイタービジネスの進化系になるかは要注目です。

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2021/11/16FTXが日本からのアクセスや利用を制限。一方、Binanceは文書で規制当局へアピール
大手暗号資産取引所のFTXが日本からのアクセスを禁止しました。現在FTXのサイトへログインを試みると下記画像が表示されます。(記事執筆時:11月15日15時10分)。 メッセージでは、 "「FTXはあなたの国では利用できません。 お客様がアメリカ合衆国、キューバ、クリミアとセヴァストポリ、イラン、シリア、北朝鮮、スーダンに所在し、設立され、または居住している場合、(ii)その他の制裁を受けている司法管轄区、または(iii)FTX暗号通貨デリバティブ取引所が提供するサービスが制限されている司法管轄区では、当社のサービス(FTX暗号通貨デリバティブ取引所のプラットフォームを含む)にアクセスしたり、使用したりすることは禁止されています。」" と表記されており、現在のところ日本に対しての明確な言及はなされていません。 FTXは今年の9月から、日本人の新規ユーザー登録を禁止してきており、既にFTXのアカウントを保有していた人のみがFTXの利用が可能な状態でした。 FTXは投資部門であるAlameda Reserchと並び、主にNFTやスポーツ業界に対して昨今様々な取り組みを行ってきており、暗号通貨市場全体が盛り上がりを見せてきた中で今回の日本人の利用制限がなされました。 CT Analysis第23回レポート『FTXの取引所, 周辺ビジネスと直近の動向調査レポート』を無料公開 Binanceは権利章典を公開 また、FTXと並ぶ大手暗号資産取引所のBinanceは『10 Fundamental Rights for Crypto Users(暗号ユーザーのための10の基本的権利)』という文書を公開しました。 文章の中でBinanceは、 「業界の参加者は、規制当局や政策立案者と協力して暗号資産の新しい基準を形成する責任がある」 「責任ある暗号資産プラットフォームには、悪意のある人物からユーザーを保護し、金融犯罪を防ぐためにKnow Your Customer(KYC)プロセスを実装する義務がある」 「プライバシーは人権であり、個人を特定できる情報データは厳格なレベルの保護対象となる必要がある」 「ユーザーは不公正または欺瞞的な広告の犠牲になることを恐れることなく、暗号資産に関する正確な情報を入手する権利がある」 など、暗号資産取引所の在り方やユーザーの権利について言及しています。 Binanceは、元規制当局や法執行機関からメンバーを採用しており、その中にはIRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)や、欧州警察機構の捜査官が含まれています。 元米国財務省の犯罪捜査官であるグレッグ・モナハン氏は、公開されたBinanceの文書について「この権利章典は、業界内の他の企業を結集するための手段として、また、暗号資産企業が法律や権利の問題に真剣に取り組んでいることを規制当局に示すために提案されたものです。」とコメントしています。 DeFiやNFTなど、暗号通貨やブロックチェーンに対しての盛り上がりが非常に大きくなっている中、今回のFTXのログインができなくる事例、Binanceからの権利章典が公開された件は、一つの転換期であることを我々に考えさせられます。 記事ソース:decrypt

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2021/11/15【Coinbase】53個の米規制当局を統合しようと働きかけてきたと明かす
先週行われたCoinbaseの第三四半期決算発表の中で同社CEOのブライアン・アームストロング氏は、米国にある53個の規制当局を1つにまとめるよう働きかけてきたことを明かしました。 アームストロング氏は電話会議の中で「様々な規制当局と定期的に会ってきた」とし、現在の米国の規制当局について下記コメントを残しました。 "「米国には、CFTC(Commodity Futures Trading Commission:商品先物取引委員会)、SEC(Securities and Exchange Commission:証券取引委員会)、財務省など、さまざまな規制当局が存在しています。そしてもちろん、送金ライセンスや融資ライセンスに関する州の規制当局もあります。 -引用元:Bitcoin.com」" Coinbaseは10月に暗号規制案「Digital Asset Policy Proposal(DAPP)」を発表しており、米国内に1つの連邦規制機関を設けることを推奨しています。 これについてアームストロング氏は、 "「既存の規制当局の下に置くこともできます。完全に新しい組織である必要はありませんが、少しずつ統合して、この分野でより多くのイノベーションを可能にする方法として利用できたらいいと思います。 -引用元:Bitcoin.com」" と米国規制当局の形態と数に対して改善を希望しました。 Coinbaseは先日、アメリカ合衆国移民・関税執行局(ICE)にブロックチェーン分析ソフトウェアを提供する契約を約1億5000万円で結んでいることから、政府機関との関係は良好であると推察できます。 Coinbase、米移民・関税執行局と約1億5000万円で契約 ブロックチェーン分析ソフトを提供 記事ソース:Bitcoin.com

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2021/11/13「猿NFTがアーティストに」ティンバランドがBored Ape Yacht Club (BAYC)専用のエンタメ企業を立ち上げ
過去に宇多田ヒカルへの楽曲提供やグラミー賞受賞経験などを持つ音楽プロデューサー「ティンバランド氏」が、メタバース向けの音楽・アニメーションを開発するエンタメ企業兼プラットフォーム「Ape-InPoductions(以下:AIP)」の設立を発表しました。 https://t.co/LHarmldWpu — Timbaland (@Timbaland) November 12, 2021 AIPは人気NFTシリーズ「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のキャラクターをアーティストと見立てて様々なエンタメを提供することを目的としており、その最初の取り組みとしてバーチャルヒップホップグループ「TheZoo」を立ち上げました。 TheZooでは、BAYCの猿のキャラクターをメンバーとしており、ティンバランド氏が制作した曲『ApeSh!t』をAIPの初期レーベルNFTと併せて11月17日にリリースする予定です。 AIPが今後提供していくオリジナルの音楽やアニメーションのNFTを手に入れると、 グッズ、コミュニティ形成イベント バーチャル・スタジオ・セッション AIPのメンバーがBAYCの世界で行うアニメーション・コンサート などの限定イベントへのアクセスが可能となります。 今後AIPで行われるコンサートで利用されるアニメーションの制作は、人気ゲーム『Fortnite』を手掛けるEpic Games社のUnreal Engine技術が用いられます。 人気継続中の「Bored Ape Yacht Club (BAYC)」 昨今のNFT人気を牽引しているBored Ape Yacht Club (BAYC)シリーズですがその人気は衰えず、先日、同シリーズのNFTがシリーズ最高値の約3.3億円で売却されました。(関連記事を読む) また、BAYCは著名雑誌『ローリング・ストーン』とのコラボも実現させており、雑誌の表紙にBAYCシリーズのデザインが用いられたオリジナルNFTが発行されるなど、NFTコミュニティだけでなく、既存の企業・団体からも支持を集めています。(関連記事を読む) 雑誌『ローリング・ストーン』と『Bored Ape Yacht Club』のコラボNFTが誕生 NFTマーケットプレイス「SuperRare」で現在オークションにかけられています。https://t.co/Hhj1VyzXf6 — CRYPTO TIMES@ブロックチェーンメディア (@CryptoTimes_mag) November 11, 2021 CRYPTO TIMESでは、自社が提供するリサーチレポートCT AnalysisでBored Ape Yacht Club (BAYC)を特集しています。 CT Analysis NFT 『Bored Ape Yacht Club (BAYC)概要と動向レポート』を無料公開 記事ソース:variety.com

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2021/11/12【物件数15,000件以上】タイ不動産会社が暗号通貨支払いに対応
タイの不動産会社サイアム・リアル・エステートがタイの暗号通貨取引所Bitkubとの提携を発表しました。これにより、同社が抱える住宅、別荘、コンドミニアム、土地、賃貸物件の支払いを暗号通貨で行うことが可能となります。 サイアム・リアル・エステート社は、プーケット、バンコク、パタヤ、チェンマイ等で15,000以上の物件情報を提供しており、ユーザーはBitkubの取引所アカウントを介すことでこれらの物件の支払いを暗号通貨で行えます。 BitkubのCEOを務めるAtthakrit Chimplapibul氏は今回の件に関して下記のコメントを残しています。 "「Bitkubがサイアム・リアル・エステートとコラボレーションすることで、すべての顧客にとってデジタルの世界に入ることに一歩近づきました。暗号通貨での不動産取引は、取引に数分しかかからず、手数料もごくわずかなため、顧客と企業の両方にとってアクセス性が向上します。サイアム・リアル・エステートには多様な選択肢があり、すべてのお客様が最高の商品とサービスの恩恵を受けることができます。(一部省略) -引用元:siamrealestate.com」" 50種類の暗号通貨を取り扱っているBitkubは、外国人でもパスポートなどを用いた本人確認を行うことで利用可能な取引所です。 先日、マスターカード社はBitkubを含むアジア圏3社との提携を発表し、ユーザーが暗号通貨を各国の法定通貨に変換・使用が可能なカードを発行予定としています。 タイ国内では暗号通貨に関する取り組みが進んでおり、先日タイ大手銀行のカシコン銀行は、法定通貨でNFTの購入が可能なNFTマーケットプレイス「Coral」を年末までにリリース予定と発表しています。 「法定通貨でNFTを」タイ大手銀行がNFTマーケットプレイスを発表 記事ソース:siamrealestate.com、mastercard.com

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2021/11/11雑誌『ローリング・ストーン』と『Bored Ape Yacht Club』のコラボNFTが誕生
雑誌『ローリング・ストーン』と人気NFTシリーズ『Bored Ape Yacht Club (BAYC)』のコラボで誕生した特別な表紙がNFTとして発行され、NFTマーケットプレイス「SuperRare」で現在オークションにかけられています。 先週、ローリング・ストーン誌がBored Ape Yacht Clubのデザインをモチーフにした表紙の雑誌を限定2500冊で発刊し、完売しました。 上記画像と同デザインのNFTに加えて、Bored Ape Yacht Clubの姉妹シリーズである『Mutant Ape Yacht Club』のNFTや、オリジナルのNFTが新たに登場し、合計で5つのNFTが現在オークションにかけられています。 Rolling Stone's NFT collection, in partnership w/ @boredapeyc, features art from the Bored Ape community. The apes below are available now on @SuperRare. 🍌 @dario_desiena https://t.co/qTXshxSrsj 🍌 @cryptogeisha https://t.co/OVgbhd9Wxh 🍌 @jenevaNFT https://t.co/m4mv3q0M8G pic.twitter.com/vjGPG0cXrH — Rolling Stone (@RollingStone) November 10, 2021 代表的な2つのNFTは現在、 『Mutant Ape Yacht Club』モチーフのNFT = 4ETH(約216万円) 『Bored Ape Yacht Club』モチーフのNFT= 12.1ETH(約650万円) の値段がついています。(*記事執筆時) ローリング・ストーン誌の社長であるガス・ウェナー氏は、ブランド間のシンクロについて下記のように述べています。 "「これらのアーティストに関連する文化的な盛り上がりは、『ローリング・ストーン』が何十年にもわたって取り上げてきた動きと一致しています。Bored Apesの音楽とカウンターカルチャーへの共通の愛は、このユニークなプロジェクトを実現するための素晴らしい協力者となりました。- 引用元:decrypt」" 雑誌とNFTのコラボの事例は増加しており、先日Vogueシンガポールも雑誌の表紙デザインをNFTとして発行し、現在OpenSeaで販売中となっています。(*11月13日迄) 【Vogueシンガポール】NFTのリリースを発表。11月10日からOpenSeaで販売 記事ソース:decrypt、shop.rollingstone.com

プロジェクト
2021/11/10NFT周りに特化したDeFiプラットフォーム「Spores Network」について徹底解説!
Spores Network ($SPO)は、NFTマーケットプレイスや、NFT関連プロダクトのローンチパッド、ステーキングなどを備えたDeFiプラットフォームです。 「クリエイター中心・コミュニティ主義」を掲げるSporesは、マルチチェーンや法定通貨決済の対応などユーザーの利便性を追求した機能を開発しています。 こちらの記事では、Spores Networkの具体的な特徴や技術、開発状況、そしてガバナンストークンとなるSPOトークンについて詳しく解説します。 Spores Networkの特徴 −Spores Networkの概要− プロジェクト名 / ティッカー Spores Network / $SPO 特徴 NFTに特化したDeFiプラットフォーム 対応チェーン イーサリアム, BSC, Cardano, Solana, Polkadot, Polygon, WAX, Cosmos 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Medium Spores Networkのエコシステムは以下の図のような構造になっています。 エコシステムの中心となるのがNFTマーケットプレイスなどSporesのプロダクトが展開されるプラットフォームで、一般ユーザーや様々な分野でのNFTクリエイターがここで暗号資産の取引・運用を行います。 これを補助する形として、スケーリングのソリューションや、マルチチェーンへの対応、そしてそのチェーン間でのクロススワップなどが実装されます。 以下では、Sporesの具体的なプロダクトや、その裏側にある技術を解説します。 Spores Networkのメインプロダクト Spores Networkには大きく分けて3つのプロダクトが存在します。 Spores NetworkのNFTマーケットプレイスでは、メタマスクを介してプラットフォームに接続することで様々な種類のNFTを取引することができます。 「分散型ポップカルチャー」を推進するSporesのマーケットプレイスでは、一般的なデジタルアート(静止画・アニメーション)だけでなく、eスポーツ、映画/テレビ、音楽といったより幅広いカテゴリのNFTが取引できるようになっています。 また、同プラットフォームではNFTのライブオークションも行われています。決済に対応している通貨はWETH, USDT, USDCの3種類となっています。 ほかにもSporesはアメリカのポップアートアーティストTodd Gray氏とのパートナシップを発表したり、上海でギャラリーを開催するなど、クリエイター側の呼び込みにも力を入れているようです。 Sporesのローンチパッドは、NFTや関連するプロダクトのセールが随時行われています。 直近では、メタバース系プロジェクト「NetVRk」と有名映画デザイナーのJohn Park氏によるコラボNFTが販売され、完売となっています。 アジアのNFT経済圏に特に力を入れているSporesは、先日日本のSFイラストレーター・横山 宏氏とのパートナーシップを発表しています。 このパートナーシップに際し、Sporesから横山氏の「マシーネンクリーガー」のメカデザインがNFTとしてリリースされることになっています。 ほかにも、Sporesは日本のアニメ・漫画・ゲームカルチャーに焦点を当てたNFTマーケットプレイス「PolkaFantasy」ともコラボレーションし、11月11日からローンチパッドにてFantasy Land NFTを販売することを発表しています。 こちらではSporesからのセールでしか手に入らない激レアな土地NFTも販売されるようです。 Sporesのローンチパッドは一般的なものと違い、NFTにフォーカスしたセールを行っている点が特徴的です。 最後に、SporesのLPステーキングはFerrum Networkと共同で開発したシステムで、プールごとのニーズに応じた細かいカスタマイズができるようになっています。 プールの開始日から10~15日かけてステーキングが募集され、期限またはステーキング上限到達で締切となり、満期に達するとあらかじめ決められたリターンが得られる仕組みとなっています。 記事執筆時では独自トークンのSPO、さらにUNIやCAKEの短期ステーキングプール(満期60日または90日)が設けられています。 Spores Networkの技術 Spores Networkは、NFTのオークションや取引と、その決済やネットワーク全体のエコシステムに関連する通貨の取り扱い(スワップ、レンディング、ファーミングなど)をシームレスに行えるシステムになっています。 Sporesではクロスチェーン機能が開発されており、異なるブロックチェーン間でのNFTの発行や売買、スワップが容易にできるようになる予定です。 現行のイーサリアムとBSCのほかに、対応予定のチェーンとしてCardano、Solana、Polkadot、Polygon、WAX、Cosmosが挙げられており、ユーザーの多い大きなブロックチェーンはたいていカバーされるようです。 また、クロスチェーン決済に加えて法定通貨での決済手段も実装予定となっており、より幅広いユーザー層の参入が期待されます。 現在の開発状況・ロードマップ Spores Networkはローンチしたての段階にあり、上記の機能の多くは未だ開発中となっています。 今期(2021年Q3)にはプロジェクトのコアとなるNFTマーケットプレイスとステーキングが実装されました。 利便性の大幅な向上が期待される法定通貨取り扱いは2022年前期、クロスチェーン決済機能は2023年の前期実装予定となっています。 それぞれのブロックチェーンの統合自体はより段階的に計画されており、早いものでPolygon/Maticのレイヤー2ソリューションが2021年Q4導入予定となっています。 ほかのもゲームストアやNFT向けDeFiアプリケーション、クロスチェーンでのNFT取引など、数年のスパンで様々なプランがたてられているもようです。 独自トークン$SPOについて Spores Networkの独自トークン$SPOは、エコシステムの要となるERC-20ユーティリティトークンです。総発行数は50億枚となっています。 具体的には、ガバナンス・投票、マイニング・レンディングのインセンティブ、プラットフォーム利用手数料の割引、NFT発行へのインセンティブ、NFTクラブへのサブスクなどといった利用例が挙げられています。 アロケーションは以下の通りです。 アロケーション 割合 ロックアップ期間など セール 16.8% 7-18ヶ月 開発チーム 15% 24ヶ月からリリース(49ヶ月で50%) アドバイザー 3% 24ヶ月からリリース(49ヶ月で50%) 流動性 3% なし コミュニティ 12% ベスティング3ヶ月 エコシステム 15% ベスティング6ヶ月 マイニング 25% ベスティング36ヶ月 リザーブ 10.2% ロック9ヶ月、以降ベスティング30ヶ月 トークンセールの詳細は以下の通りとなっています。 セール枚数 トークン価格 割引率 ベスティング期間 希薄化後総額 シード 1億枚 0.0025 50% 18ヶ月 1250万ドル プライベート 6.6億枚 0.0035 30% 12ヶ月 1750万ドル パブリックIDO 8000万枚 0.0050 0% 7ヶ月 2500万ドル まとめ Spores Networkは、NFTマーケットプレイスやローンチパッド、さらに一般的なDeFiサービスも含めた包括的なプラットフォームです。 積極的なパートナーシップやイベントの展開からは、アジアを起点としてNFT業界をクリエイターとユーザー両サイドから盛り上げていこうという意気込みが感じられます。 開発スケジュールはまだまだ長くはあるものの、クロスチェーン/法定通貨決済といった利便性を大幅に向上する機能の追加にも大きな期待が集まります。













