【Beyond Blocks二日目レポート】RedPulse Jonathan Ha氏 シェアリングエコノミーの新しい世界
   公開日 : 2018/04/08

【Beyond Blocks二日目レポート】RedPulse Jonathan Ha氏 シェアリングエコノミーの新しい世界

Crypto Times 編集部

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今回はBeyond Blocks二日目に行われた、Red PulseのJonathan Ha氏による基調講演「シェアリングエコノミーの新しい世界」についてレポートしていきます。
下記のYoutubeでも当日の様子を見ることが可能です。

シェアリングエコノミーとは?

冒頭、Red Pulseが実現を目指すシェアリングエコノミーについて、その概説から始まりました。Jonathan Ha氏によると、シェアリングエコノミーの条件は、

・オンデマンドであること

・交換できるということ

・拡張可能であること

・使用することができること

・P2Pであること

・コミュニティであること

だということです。

そしてシェアリングエコノミーという考え方は実は昔からある考え方で、小さな村では井戸を共有したり、知識を伝え合ったりしていました。

しかし、文明の発達とともに大都市が出現し、その中で知らない人と何かを共有するのに、人々は見返りを要求するようになりました。

かつて小さな村では無料で行われていたことは、今はお金が発生するようになったのです。

既存のシェアリングエコノミーサービス

次の画像は、既存のシェアリングエコノミーサービスを先述した6項目で評価したものです。

このように、既存のサービスはシェアリングエコノミーを達成できていないということです。

シェアリングエコノミーは、使われていない資産の有効活用を行うものですが、ほとんどのサービスの中では、わざわざオフィススぺースを設置して貸し出す人などが多く、人が普段使用している資産のシェアは実質行われにくいという現実があります。

続けて、シェアリングエコノミーサービスが現在抱える問題と解決策を上げています。

1.インターネットの世界では勝者がすべてをとってしまう。規模の拡大とともに独占するメンバーが現れる。VCの資金を使うと、利益を上げる要求をされてしまう。

→資金調達にICOを選択することでVCによる利益追求から解放される。

2.資産の有効活用ができていない。

→資産の割合を軽くする。これは拡張性のニーズを減らすことで可能になる。

3.コミュニティではなく、プラットフォーム自体に価値がついてしまう。

トークンをユーザー個人が保有することで価値をユーザーそれぞれが保有することができる。

4.プラットフォームが巨大になると、弱小競合企業が追いつけない間に、彼らは規制逃れに躍起になる。

→自由に行動することができるトークンセールをすることでこの問題は解決できる。規制面的には世界的な枠組みがあるとより改善される。

情報の価値

続いてHa氏はシェアリングエコノミーで実際に共有される「情報」の価値についての考察を行いました。

実線が「一般的な情報」、破線が「専門性の高い情報」、縦軸左側が「その情報に興味のある消費者の数」、縦軸右側が「その情報に対して払える対価」になります。

一般的な情報はいたるところで手に入れることができるので、対価を払おうとする人は少ないです。

しかし、専門性が高い情報になればなるほど、興味のある人は減る一方で、大金を払ってでも手に入れたいと思う消費者がいるのです。

トークンを用いたシェアリングエコノミー

そして、シェアリングエコノミーにトークンを活用するとどう働くのかを解説しました。

まず、トークン発行者が存在するためインフラ率をコントロールすることができるとともに、コミュニティに貢献した人に報酬を与えることができます。これをインセンティブとして情報のシェアを促進することが可能になります。

また、税金を集めるのが難しい構造だったとしても、トークンを利用することでエコシステム内で税金を集めることができます。

Red Pulseの実現するシェアリングエコノミー

前章で話したトークンを用いたシェアリングエコノミーを達成するのがRed Pulseのプロジェクトです。

上記のように、Red Pulseは情報の専門家によるネットワークになります。

ネットワークを通じて専門家を探すことができ、調査を依頼することもできます。そのような仕事に対しトークンで報酬が支払われる仕組みです。

これからの課題と動向

最後にHa氏は、シェアリングエコノミーを達成するための、これからの課題と動向について語りました。

  • 公平で透明化されたトークンエコノミーの枠組みを作るのが難しい。
  • アルゴリズムに依存しているため、それを強力にしなければならない。
  • 仮想通貨に関する各国の規制が変わりつつある
  • トークンエコノミーに移行することは悪いことではなく、ビジネスモデル転換のいいきっかけである。

というように、積極的なトークンエコノミーへの移行をリスナーに投げかける形で講演は終了しました。

まとめ

現在、UberやAirbnbなどのシェアリングエコノミーが流行の兆しを見せていますが、本当のシェアリングエコノミーを実現しているサービスは少ないようです。

Red Pulseはトークンを用いることでその課題解決に乗り出しています。これからの開発にも注目していきましょう。

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