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2018/10/18ステーブルコインの仕組みとは?種類や特徴を徹底解説
デジタルアセットは価値の変動が激しいものですが、中には比較的安定した価格の実現を目指す「ステーブルコイン」というものが存在します。 おそらく最も有名なステーブルコインといえば、テザー社のUSD Tether($USDT)やTrue USD($TUSD)でしょう。 2018年に入り、各国の法定通貨に紐付けされたものや、コモデティにペグされたものなど、数多くの新しいステーブルコインが登場してきています。 こちらのページでは、ステーブルコインとは何かを解説し、今界隈で注目を集めている新参ステーブルコインを紹介していきます。 ステーブルコインとは? ステーブルコインとは、ブロックチェーンや分散型台帳技術を応用した価格変動の比較的小さい仮想通貨のことを指します。 ここでいう「比較的」とは、ビットコインやイーサリアム、リップルなどのデジタルアセットと比べて価値のボラティリティが低い、ということを意味します。 ステーブルコインの仕組みは一般的な「ペグ通貨」に似ていて、メジャーな法定通貨やコモデティなどもともと価値の変動幅の小さいアセットに通貨を紐付けしています。 例えば、香港ドルは「米ドルペグ通貨」と呼ばれ、通貨の価値が米ドルに比例する仕組みになっています。言い換えれば、香港ドルー米ドルの為替レートは常に一定ということになります。 香港では、香港ドルの需要・供給をコントロールする金融政策を行うことで価値を米ドルに紐付けしています。 一方、ステーブルコインは、分散型ネットワークのインセンティブメカニズムを利用することで価値を紐付け先に連動させることが一般的です。 つまり、ステーブルコインは、香港の例のように価値の安定化を集権的機関が行う代わりに、分散型ネットワークに参加する不特定多数が価値を自律的にコントロールする仕組みになっているわけです。 ステーブルコインの代表例といえば、Tether社のTether USD($USDT)です。USDTとは、USドル:USDT = 1:1になるような仕組みを導入した通貨です。 上の画像を見ると、USDTの価格チャートはほぼ水平で、変動がとても小さい事がわかります。 数時間で何十パーセントもの上下を見せる通常のデジタルアセットに比べ、USDTの価格変動幅は0.1%以内には収まっています。 ステーブルコインのメリット・デメリットとは? ステーブルコインは、ポートフォリオを構築していく上で低リスク・低リターンなアセットとして役立つことが考えられます。 また、コモデティなどのアセットに紐付けられたものであれば、他の特定の資産に対するヘッジとして利用することもできます。 更に、法定通貨に紐付いたステーブルコインは、仮想通貨市場上でフィアットの代わりとして持てる(法定通貨のデジタル資産化)というメリットもあります。 一方、ステーブルコインでは通常の通貨ほどボラティリティを気にしなくて済む反面、「本当に価値を裏付ける資産が存在するのか」という心配が常に付きまといます。 ステーブルコインの大御所・Tetherも、今年6月に発表した担保に関する報告書で不透明な面が多数あったため、果たしてUSドルと1:1の関係が保たれているのか疑問視されています。 ステーブルコインはなぜ今流行っているの? ステーブルコインは今、仮想通貨市場外からも大きな注目を集めており、クリプト系メディアのみに留まらず、Bloomberg、CNBC、Forbesなどのビジネス紙でも大きく取り上げられています。 これは、メガバンクや大企業がブロックチェーン技術を視野に入れた事業展開を始め、暗号通貨に対する世間の理解が少しずつ得られてきた証拠なのではないかと考えられます。 ビットコインなどはそのボラティリティの高さから未だ大幅な普及には程遠い段階にある中、ステーブルコインは法定通貨に似た利便性があるため、少しずつアダプションが始まってきているものだと思われます。 こういった状況に、ブロックチェーン技術が国際送金やサプライチェーンなどの分野で活躍していることも加担し、いま世界各国で「自国法定通貨の開発・普及競争」が行われているものと考えられます。 2018年注目のステーブルコインは? 冒頭でも触れた通り、2018年に入りたくさんのステーブルコインが登場してきています。 Gemini Trust Companyのような有名企業が発行しているものから、新興企業が提供するユニークな通貨まで様々な通貨が存在します。 こちらでは、そんな注目の新ステーブルコインをタイプ別(法定通貨、コモディティなど)で紹介していきます。 法定通貨連動型(カレンシーペグ) まずはじめに、法定通貨と連動した「カレンシーペグ型」の法定通貨から紹介していきます。 Gemini Dollar ($GUSD, ERC-20, USドル) 米証券取引委員会にビットコインETFの認可申請を初めて行ったことなどで知られるGemini Trust Comapnyは、今年9月にUSドルと1:1で紐付けられたGemini Dollarの発行を発表しました。 同通貨の最大の長所は規制準拠に起因する透明性の高さです。 Gemini Dollarのウェブサイトでは、紐付けに用いられるUSドルのリザーブがどこに保管されているかや、外部機関によるスマートコントラクトのセキュリティチェックレポートなどを確認することができます。 また、Gemini Dollarは月に一度、外部会計機関から両通貨の1:1の連動が保たれているかを確かめるともされています。 Circle USD Coin ($USDC, ERC-20, USドル) デジタル資産取引所やペイメントソリューションを提供する米企業Circle(サークル)は、今年5月に120億円の開発資金を調達し、USドルと1:1連動型のCircle USD Coinの発行を開始しました。 Circle社は、米大手証券会社のゴールドマンサックスから初期投資を受けていることや、米大手取引所Poloniexを買収したことなどで注目を集めている企業です。 近頃では新規投資家をターゲットにしているとみられるサービスに力を入れており、ワンタップでマーケット投資ができるアプリなどを提供しています。 Circle USD Coinは、同社が買収したPoloniexや、その他大手取引所であるKuCoinやOKCoinで利用することができます。 Paxos Standard ($PAX, ERC-20, USドル) 今年9月に発行が開始されたPaxos Standardは、Gemini Dollarと同様に規制準拠に関する情報公開を徹底しているUSドル連動型コインです。 同通貨に関する月間監査情報は全てウェブサイト上に公開されており、誰でも閲覧できるようになっています。 Paxos Standardは、USドルからPAXへの変換にコストがかからないことや、最低変換額が低い(100USドル)ことなどを特徴としています。 MUFGコイン・Jコイン・Sコイン・GMO Japanese Yen (日本円, 未実装) 日本円と連動したステーブルコインですでに実装が済んでいるものといえばZEN(ゼン)ですが、今年に入り国内の大手銀行が独自のステーブルコインの開発に着手しています。 三菱USJ銀行、みずほ銀行、SBIグループ、GMOグループの四社がそれぞれMUFGコイン、Jコイン、Sコイン、GMO Japanese Yenと呼ばれる日本円と1:1で連動した仮想通貨を開発しています。 価格安定アルゴリズムや、具体的なリリース時期などに関する正確な情報は未だわかっていませんが、大手銀行が実在するリザーブを元に発行するステーブルコインとして大きな注目を集めています。 いわゆる「日本円版テザー」の目指した競争は米国と比べてもひときわ激しいものになっていくと考えられます。 LBXPeg (ティッカー不明, ERC-621, 英ポンド) 法定通貨連動型ステーブルコインは、国際通貨であるUSドルや私たちに関わりのある日本円だけでなく、世界各国で作られています。 London Blockchain Exchange(LBX)というイギリスの取引所は、今年9月に英ポンドと1:1で連動した通貨「LBXPeg」の発行を開始することを発表しました。 同通貨の面白い点は、通貨の規格にイーサリアムのERC-621を採用している点です。 LBXは、ERC-20を拡張したERC-621を利用することで、LBXPegの供給量と英ポンドのリザーブの連動が容易になるとしています。 コモディティ連動型 次に、通貨の価値を貴金属や石油などと連動させる「コモディティ連動型」の新ステーブルコインを紹介していきます。 法定通貨連動型の通貨と違い、コモディティ連動型通貨は分散型投資におけるヘッジや、コモディティ市場の安定した成長を見越した商品として認識されているのではないかと考えられます。 したがって、コモディティ連動型ステーブルコインにおける「ステーブル」とは「有限・発行不可な資産に基づいた」という意味になります。 コモディティ連動型通貨は法定通貨連動型に比べれば注目度は低く、規制もあまり整備されていないのが事実です。 アセット・バックト通貨とは?特徴・仕組みを徹底解説! Tiberius Coin ($TCX, ERC-20 / Zilliqa*, 貴金属) Tiberius Coinは、銅・スズ・アルミニウム・ニッケル・コバルト・金・プラチナといった、精密機械類の生産に欠かせない貴金属と連動した通貨です。 今年11月から取引可能となる同通貨は、テクノロジーブームにおける貴金属の希少化を見越した投資商品です。 開発・販売を行なっているTiberius Technology Venturesはスイス発の企業で、Tiberius Coinを裏付ける貴金属の買付けは、英国のロンドン金属取引所(LME)で行うとしています。 同通貨は紐付けられた金属の保管コストなども全て加味しているとされており、手軽にコモディティに資産を分散できるツールとして実用性があると考えられます。 Tiberius Coinは現在ERC-20トークンとして発行されていますが、将来的にはZilliqaを採用するとしています。 Tiberiusは今年10月9日に、クレジットカード会社の手数料が高すぎることから資金調達方法を見直すとして、トークンセールを中止し、今年12月ごろ再開することを発表しています。 Petro ($PTR, ERC-20, 石油 / 金*) 最後に紹介したいのが、言わずと知れたベネズエラの「法定仮想通貨」ペトロ(Petro)です。 同通貨は、ニコラス・マデュロ大統領が主導するベネズエラの新しい法定通貨で、価値を同国で生産される石油で裏付けているとされています。 通貨の存在自体は2017年から知られていますが、ペトロは今年10月から正式にベネズエラの法定通貨および会計単位として使われています。 ベネズエラの仮想通貨ペトロが10月1日から国際的に使われる模様 しかしベネズエラは現在、不安定な政治状況や前法定通貨のハイパーインフレーション、米国との外交問題などで警視されており、ペトロを裏付ける石油が果たして実在しないのではないかといった懐疑的な意見が広く支持されています。 また、マデュロ大統領は今年2月に金で裏付けられた新通貨「ペトロゴールド」の開発も発表しています。 クリプトタイムズでは、ベネズエラにおける仮想通貨事情を詳しく報じています。 まとめ ブロックチェーン技術と仮想通貨が各国政府や大手銀行などから受け入れられ始めるにつれ、ボラティリティを抑えることで実用性を高めたステーブルコインの開発競争が起こっています。 特に日本では上記で紹介した大手銀行3行から日本円連動型のステーブルコインが発表されているため、果たしてどの通貨が普及していくのかといった点に注目が集まります。 米国では証券取引所(SEC)からの認可を受けた米ドル連動型ステーブルコインが登場し始めており、いよいよ通貨のデジタル化が加速してく時期に突入しているのではと考えられます。 一方コモディティ市場では、従来のシステムをブロックチェーン上で行うべくTiberius Coinのような通貨が登場してきています。
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2018/10/18Ripple(リップル)社のプロダクト『xCurrent』と『xRapid』を徹底解説!
米サンフランシスコ発のスタートアップ・Ripple(リップル)は、大手金融企業との提携や大型カンファレンス(Swell 2019)の開催などを通して近頃注目を集めている企業です。 同社に関するニュースを見ていると、「リップル」や「XRP」、「xCurrent」「xRapid」などといった似たような名前がたくさん出てきて、複雑だと感じる方も多いのではないでしょうか。 リップルがなぜ今注目を集めているのかを理解する上において、これらの用語を知っておくことはとても大切です。 そこで、こちらのページでは、リップル社の概要に触れ、現在話題になっている同社のプロダクト「xCurrent」と「xRapid」について詳しく解説していきたいと思います。 はじめに -リップルとXRPって何が違うの? xCurrentとxRapidについて見ていく前に、Ripple(リップル)とXRPの違いについて知っておきましょう。 リップルとは、冒頭で解説した通り、2012年に設立された米サンフランシスコ発のスタートアップで、円滑で低コストな国際送金の実現を可能にするサービスを開発している企業です。 ご存知の通り、同社ではブロックチェーン技術を活用したソリューションも開発・提供しており、そこで生み出された仮想通貨がXRPです。 つまり、リップルが提供するプロダクトやサービス全てがブロックチェーン技術やXRPに関わるものではない、ということになります。リップルは、Interledger(インターレジャー)と呼ばれる、ブロックチェーン技術を応用した送金プロトコルを発明した企業でもあります。 InterledgerはxCurrentなどの同社プロダクトでも利用されていますが、プロトコル自体はオープンソースであり、必ずしもXRPに関係するものではありません。 銀行間のコミュニケーションツール・xCurrent リップル社のxCurrentとは、一言で表すならば「(国境をまたいだ)銀行間のコミュニケーションツール」でしょう。 銀行間で国際取引を行うには、送金者・受取先の口座情報や、取引の内容(いくら送金するのかなど)を把握し、かつ取引完了時に両者の口座を同期させなければいけません。 xCurrentは、いうならばこのプロセスを円滑化するものです。同プロダクトは、メッセンジャーとInterledger Protocolの2本柱で成り立っています。 仮に、日本からフランスに送金を行うとしましょう。 まずはじめに、両国の銀行同士で、上述の口座情報や取引内容をメッセンジャーを通して確認し合います。 情報の確認が終わると、Interledgerを通じて「両者共に取引をする準備ができていること」がバリデーター(承認システム)によって承認されます。 そして最後に、資産の移動が一度に行われ、取引の成功・失敗がバリデーターによって再度確認されると、Interledger Protocolを利用した台帳上に取引内容が書き込まれます。 上記のプロセスは数秒以内に完了でき、更にInterledgerの存在によって送金元・先両者は取引の透明性も確認することができます。 xCurrentは誰が使っているの? xCurrentは現在、世界40ヶ国、100以上の金融機関で試用・実用化が進められています。 2018年に入ってからは世界の大手銀行が次々と参入しており、Crypto Timesでは都度これらを報じてきました。 特に日本では、SBIホールディングスが主導する「内外為替一元化コンソーシアム」に加盟する国内の61行がリップルのネットワークに加盟しており、先月上旬にはxCurrentを利用した送金アプリ「マネータップ」の公式ウェブサイトを公開しています。 SBIリップル・アジア、送金アプリMoneyTap(マネータップ)のウェブサイトを公開 - CRYPTO TIMES マネータップでは、xCurrentを活用した内外為替一元化型決済プラットフォーム「RCクラウド2.0」が基盤技術として使われています。 同アプリでは、銀行口座指定以外にも携帯電話番号やQRコードなどで手軽に送金できる機能を追加するとしています。 流動性コストの削減を実現するxRapid xRapidはxCurrentの実装を前提に置いたプロダクトで、従来の国際送金に必要な中継プロセスを省くことができるものです。 通常、銀行間で国際送金が行う際には、ノストロ口座と呼ばれるものを必要となります。ノストロ口座とは、銀行が送金先の国の通貨建てで保有する口座のことを指します。 上述の例えに沿うならば、日本の銀行は、フランスでユーロ建ての口座を保有しており、従来であればその口座を通じて決済を行う必要があるということです。 このシステムでは、仮に10ヶ国間の取引を考えただけでも45のノストロ口座が必要になる計算になります。 対してxRapidでは、各銀行がXRPのウォレットを保有することで、送金元の資金をXRPに変換し受取側に送金、受取側が自国通貨に再変換する、というシンプルなプロセスで国際送金が行えます。 XRPが世界中の銀行との取引における中継通貨の役割を果たすため、銀行は自社の資産をノストロ口座上で管理するリスク(流動性コスト)を大幅に削減することができるのです。 xRapidは誰が使っているの? xRapidはしばらくの間開発段階にありましたが、今年10月に商用リリースが発表され、米国の金融サービス系企業三社が実装を決定しました。 Ripple(リップル) / XRP がxRapidを商用リリース、利用者第一号となる三社を公開 - CRYPTO TIMES 実装を決定したMercuryFX, Cuallix, Catalyst Corporate Federal Credit Unionの三社は、メキシコなどの新興市場との国際取引にxRapidを活用していくと発表しています。 まとめ xCurrentとxRapidの違いについて、おわかりいただけたでしょうか? xCurrentは、国際取引における銀行間のコミュニケーションを補助するツールで、Interledgerを利用することで迅速かつ透明性の高いトランザクションを行えるというメリットがあるということでした。 一方xRapidには、xCurrentに加え更なるコスト削減をもたらすプロダクトで、XRPを国際送金における中継通貨として使うことで、各銀行がノストロ口座を利用しなくて済む、という利点があります。 xCurrentはすでに商用化されており、日本の大手銀行を含む世界中の銀行で実装を進めています。対してxRapidは今月正式リリースされたばかりで、現在のところ米国の企業三社が実装を開始した段階となっています。 【初心者向け】XRP(リップル)の買い方とおすすめ取引所を紹介! XRP(リップル)は今後どうなる?Ripple社が予想する将来を紹介!
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2018/10/18【10月18日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 本日も、データベースから市場の状況や海外のトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の時価総額を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/11 $2049億USD -$141億 10/12 $1987億USD -$62億 10/13 $2017億USD +$30億 10/14 $2019億USD +$2億 10/15 $2001億USD -18億 10/16 $2112億USD +$111億 10/17 $2119億USD +$7億 10月17日時点での時価総額に注目すると数字に大きな変動はなく、16日時点から±10億前後の変動しか見られませんでした。 上位10コインのドミナンスと価格 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 53.85%(-0.24%) $6546.82(-$53.34) 2位 Ethereum 10.18%(+0.03%) $207.79(-$2.42) 3位 XRP 8.79%(+0.28%) $0.467(+$0.012) 4位 Bitcoin Cash 3.75%(-0.03%) $448.90(-$9.11) 5位 EOS - $5.39(-$0.04) 6位 Stellar - $0.240(+$0.016) 7位 Litecoin 1.50%(-0.02%) $54.90(-$1.21) 8位 Tether - $0.970(-$0.012) 9位 Caldano - $0.077(+$0.002) その他 Others 18.90%(+0.02%) - Bitcoinのドミナンスがその他のアルトコインと比較すると比較的大きく減少しているのが目立ちます。 また、昨日のXRPのドミナンス0.30%増加に引き続き、更に0.28%増加しています。 価格に注目すると、ドミナンス同様XRPが上げていますが、Stellarも前日比で大きく価格を伸ばしています。 CoinMarketCap新規追加コイン 本日は以下の6種類の銘柄がCoinMarketCapに新規追加されました。 Iridium(IRD) PlusOneCoin(PLUS1) DEEX(DEEX) Decentralized Asset Trading Platform(DATP) CJs(CJS) Ether-1(ETHO) BLOC.MONEY(BLOC) 注目の新規上場銘柄 10月18日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 Moneroのプロトコルアップグレード 日時 概要 10/18 Moneroのプロトコルアップグレード 10月18日に予定されているMoneronoプロトコルアップグレードでは、現バージョンのrange proofであるBorromeanからBulletproofsへのアップグレードが行われます。 このアップグレードによって、TXsのサイズは約80%程度小さくなると言われており、その結果手数料も安くなるようです。 その他には、ASICに対するマイニング耐性の強化なども予定されており、これに伴いマイナー(ソフトウェア)のアップデートなども必要とされるようです。 これに関しての詳細はこちらのリンクをご覧ください。 その他 Holochain(HOLO)がメキシコでミートアップ開催 Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 AppleのパイオニアであるSteve Wozniak氏が共同創設者としてブロックチェーンファンドに参加 ソース:Apple Pioneer Steve Wozniak Joins Blockchain Fund as Co-Founder Appleの共同創設者であり、テック起業家として広く知られるSteve Wozniak氏ですが、ブロックチェーン技術を利用したVCである『EQUI Global』に共同創設者として参加したことが発表されました。 このニュースに関しても、redditでは賛否両論分かれていましたが、多くのユーザーが彼のVCへの参加を祝福しているようでした。 Wozniak氏は、今回のEQUIの参加に対して、『EQUIのようなVCは既存のVCのパラダイムを破壊し、やがてこれがスタンダードとなっていくだろう』とコメントしていますが、一部のユーザーからは、結局は個人の投資家がこのICOでトークンを購入し、取引所を介してそれを売却することでしか現金化できないという、個人投資家が搾取されていく仕組みは変わっていないのでは?と懐疑的な意見が述べられています。 また、彼が共同創設者として参加しているがEQUIで行うのは顧問としてであり、彼の名前が使われているだけでEQUIの価値には大きな影響がない可能性も大きいとの意見も見られました。 一方で、大きな根拠は語られていませんでしたが、彼の参加は昨日のFidelityのニュースやBakktのニュースよりも強気的なものであるとの声もあり、EQUIへの参加に対する印象は人によるといった感じでした。 仮想通貨の取引高がここ一ヶ月で最高の数字に到達 ソース:Bullish?!?! Crypto trade volume just doubled overnight to 1 month high. https://twitter.com/Bancor/status/1052460175754493952 TwitterでBancorのツイートで紹介されていたデータですが、redditではスレッドでこの原因に関する考察で盛り上がりを見せていました。 原因の候補としては様々な意見が挙げられていましたが、『Xは仮想通貨に対してプラスだ』と盲目的に合理化しようとするような考えに対する批判も見られました。 これに似たようなもので、昨年の暴騰相場を見た後で特にこれまでトレードの成績があまり芳しいとは言えない人々のFOMO(Fear of Missing Out)のためにこういったスレッドが盛り上がっているのでは?といったコメントもありました。 しかし、今回のニュース自体は決して悪いものではなく、結果だけを見れば出来高の増加はプラスでありこれは仮想通貨の市場にとってもプラスの要因であるとして、原因が何であれその原因を追究すること自体は間違っていないのではないかといったような意見もありました。 個人的に面白いなあと思った意見は、『市場の総意として今上がってほしいと思ったときに相場が上がる』という意見で、このような出来高の増加も価格と全く関係ないとは言えないというものです。 実際にTwitternの投票を見ても、本記事執筆段階でBullish(強気相場)という意見が65%を占めており、このような総意が最終的に市場を引っ張るのではないかと思っていますし、そうであればいいなあと思っています笑 まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!
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2018/10/17【10月17日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 本日も、データベースから市場の状況や海外のトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の時価総額を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/10 $2190億USD -$15億 10/11 $2049億USD -$141億 10/12 $1987億USD -$62億 10/13 $2017億USD +$30億 10/14 $2019億USD +$2億 10/15 $2001億USD -18億 10/16 $2112億USD +$111億 一昨日の時価総額の最高値、220億から多少落ち着いて$2112億USDとなっています。 この数字は10月10日~11日にかけての水準とほぼ同等で、昨日のTetherの件による法定通貨からの大きな資金の流入はなかったのではないかと判断することができます。 上位10コインのドミナンスと価格 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 54.09%(-0.38%) $6600.16(-$64.20) 2位 Ethereum 10.15%(+0.12%) $210.21(+$0.30) 3位 XRP 8.51%(+0.30%) $0.455(+$0.036) 4位 Bitcoin Cash 3.78%(-0.05%) $458.01(+$13.05) 5位 EOS - $5.43(-$0.04) 6位 Stellar - $0.224(+$0.002) 7位 Litecoin 1.52%(-0.01%) $54.90(-$0.12) 8位 Tether - $0.982(+$0.020) 9位 Caldano - $0.075(±$0) その他 Others 18.88%(-0.09%) - 昨日と比較すると、Bitcoinのドミナンスは微減といった感じで、時価総額2位と3位に位置するEthereumとRippleに少しプラスの変動が見られます。 価格に注目すると、Bitcoinは約1%のマイナス、一方でXRPに関しては大きく価格を伸ばしています。 こちらも昨日紹介したトランプ行政との面会をおこなった話が関連しているのかもしれませんね。 CoinMarketCap新規追加コイン 本日は以下の6種類の銘柄がCoinMarketCapに新規追加されました。 ShopZcoin(SZC) MMOCoin(MMO) Commerce Data Correction(CDC) Atheios(ATH) Zenswap Network Token(ZNT) KUN(KUN) 注目の新規上場銘柄 10月17日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 Lendingblock(LND)がYouTube上でAMAを実施 日時 概要 10/16 Lendingblock(LND) AMA実施 仮想通貨のレンディング(貸し借り)を行うことのできるプロジェクトの一つであるLendingblockがYouTube上でAMA(Ask Me Anything)セッションを実施します。 AMAにはLendingblockの共同創設者であるLinda氏とSteve氏が質問に対して回答を行っていくようです。 開催時間は、BST18時(日本時間26時)に設定されています。AMAに関しての詳細はこちらをご覧ください。 その他 Medicalchain(MTN)がアメリカ・NYで行われるDigital Health Summitに参加 POA Network(POA)がCrypto Games Conferenceに参加 Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 ShapeShiftのCEOであるErik Voorhees氏がFidelityの顧客は1BTCすら保有できない可能性があると発言 ソース:It would be impossible for every Fidelity brokerage customer to own even one Bitcoin. This is why Bitcoins are worth thousands of dollars, while a dollar is only worth one dollar (and only until next year when when it's worth 97 cents). - Erik Voorhees 先日発表があったFidelityが機関投資家向けに仮想通貨の取引や資産の預かりサービスを開始したという旨のニュースに関してのスレッドです。ビットコインの将来的な価格予想に関しては多くの有名人が自らの予測を立てていますが、このスレッドではこの意見に対して肯定的な意見から否定的なものまでが集まっていました。 否定的な意見の多くは、希少性だけを見てそれに価値が今後付くようになると考えるのは考えが甘すぎるといった旨のものです、事実としてBitcoinの価格に影響していると考えられるBitcoinCashやソフトウェアのアップデート、その他の様々な仮想通貨がBitcoinの価格に影響する可能性が見えていないといった感じでした。 一方で、肯定的なものの中でも目立っていた意見は、彼のポイントは希少性だけではないというものです。例えば、USDであれば私たちは昨年のUSDの価格が現在と比べて多少低かったとしてもそれを気にせずUSDを使う上に、銀行機関がそれを増刷しても人々がUSDに見出す価値はそれほど変わりません。 しかし、BTCの場合、希少性ももちろん考慮に入れたうえで、例えば1年後に人々がその真価を認めるというプロセスが起こる可能性が高いということです。前者の否定派の意見はその他の仮想通貨を考慮した意見で、後者の肯定派の意見は法定通貨と対になる仮想通貨市場全体の中のBitcoinに注目した意見となっていました。 マイニングは昔と比較するともはや利益を出すのが難しい状況にあるが、マイナーは将来どうなるのか? ソース:In the past, mining was extremely profitable and people spent fortunes to seize the opportunity. Today, It becomes simply not worth it when mining a single BTC cost around $6K. What is next for Crypto miners? 現在、Bitcoinのマイニングには約$6000USDのコストを要するため、莫大な利益を求めてマイニングを行うマイナーの今後はどうなるのかといった内容のスレッドです。 これに関して、infernal_toast氏は過去の金のマイニングと似たような構造で、金の採掘による利益を求めてドリルや設備などの資本を投入する形は現在のBitcoinと酷似している、歴史は繰り返すとの意見を述べていました。 現在の金の採掘に携わっている人物(企業)は産業の中のトッププレイヤーのみとなっているようで、Bitcoinのマイニングプールの8割が中国に偏っている状況などから、『これもすべて計画の一部』とのコメントも見られました。 Steven81氏はこの意見に対して、仮想通貨のマイニングの金との本質的な違いはパラメータを調整できる部分であるとし、今後Proof of Workのアルゴリズムを利用したマイニングを継続するためには、ASICを利用したマイニングを防ぐ耐性を持つアルゴリズムなどを採用していく必要があると語ります。 ASICは、TSakaji氏の言葉を借りれば、期限付きのハードウェアで型遅れのものは計算能力が最新のものに劣るため、十分な利益を出せなかった場合にそれを売却することが非常に困難となります。 他にも多くのユーザーが、以上のようなASICに対する懸念から、代わりにグラフィックカードなどを利用したマイニングやPoW以外のアルゴリズムへとシフトしていく流れになるのではないかと話していました。 まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!
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2018/10/16【10月16日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 本日も、データベースから市場の状況や海外のトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の時価総額を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/9 $2205億USD +$20億 10/10 $2190億USD -$15億 10/11 $2049億USD -$141億 10/12 $1987億USD -$62億 10/13 $2017億USD +$30億 10/14 $2019億USD +$2億 10/15 $2001億USD -18億 15日の12時の時点では時価総額に大きな変化は見られませんでしたが、昨日のレポートでも触れたTetherに対する懸念の影響か、14時過ぎくらいから200億ドル近くの変動が見られました。 16時時点では直近では最も大きな数字となる2220億(+$200億)ドルに到達しています。 上位10コインのドミナンスと価格 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 54.47%(+0.45%) $6664.36(+$347.07) 2位 Ethereum 10.03%(-0.10%) $209.91(+$8.98) 3位 XRP 8.211%(-0.17%) $0.419(+$0.029) 4位 Bitcoin Cash 3.82%(-0.03%) $444.96(+$14.96) 5位 EOS - $5.47(+$0.25) 6位 Stellar - $0.226(+$0.010) 7位 Litecoin 1.53%(-0.02%) $55.02(+$1.62) 8位 Tether - $0.962(-$0.028) 9位 Caldano - $0.075(+$0.003) その他 Others 18.97%(-0.10%) - Tetherの影響か、Bitcoinのドミナンスは15日午前8時くらいから徐々に上昇を始め、12時時点では約54.5%(前日比+0.5%)に到達しました。 Bitcoinの価格は最高値$6965USD(前日比約+$650USD)に一時到達しましたが、本記事執筆時点では約+$350USD程度に落ち着いています。 アルトコインのドミナンスに大きな変動は見られませんでした。 CoinMarketCap新規追加コイン 本日の新規追加コインはありません。 注目の新規上場銘柄 10月16日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 EOS/WISH保有者を対象としたエアドロップ 日時 概要 10/16 EOSISH エアドロップ コーディング不要でコントラクトを作成することができるEOSISHと呼ばれるプロジェクトのエアドロップが、EOS或いはWISH保有者向けに行われます。 エアドロップはWISH保有者に対しては1:1の割合で、EOS保有者に対して2:100の割合で行われます。 スナップショットやプロジェクトの詳細はこちらのリンクをご覧ください。 その他 Fortuna(FOTA)のプラットフォームローンチ Stellar(XLM)がCoinsuperに上場 4種のステーブルコインがOKEXに上場(10月15日・日本時間17時) Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 Ripple社がアメリカでトランプ行政と議論を行っていたことを明らかに ソース:Ripple Reveals XRP Discussions With the Trump Administration, Says White House Is Focused on Crypto RippleのチーフマーケティングストラテジストであるJohnson氏がホワイトハウスでXRPに関しての議論を行ったことを明らかにしました。 これに関して、アメリカ政府はBitcoinマイニングの80%、またEthereumのマイニングの大部分が中国で行われていることの意味を考えているようで、XRPにマイニングという概念がないこととその強さを理解しているようであったとのことです。 Redditでは、Ripple社に対して『彼らはメインストリームでの立ち回りを知っている』などとのコメントがあがっており、『開発も重要であるが国や企業、銀行に対してしっかりと正当性を伝える努力をすることも同様に非常に重要である』といった意見が挙がっています。 XpringやxRapidなどXRP以外のプロダクトを持ち、仮想通貨を利用しながらも通貨だけに固執しない点、マーケティング面での立ち回りの上手さはユーザーからも高い評価を受けていました。 マイニングプールのドミナンスはあまり気にしていませんでしたが、これは個人的にも国側からすると一理ある意見なのかなあと思いました。。 一体何が起こっているのか? ソース:What the hell is going on? 日本時間で15日の16時付近のスレッドで、昨日のTetherのペッグ崩壊やBitcoinの急騰に関するスレッドです。 Tetherに関して、様々なユーザーが色々な意見を述べている興味深いもので、昨日のTetherがなくなれば市場が健全になるという楽観的な意見ではなく、事実として何が起こったのかを分析しようとしているユーザーが多く散見されました。 中でも有力だった意見は、一連の値動きは投資におけるリスクを回避するためのものというもので、Tetherの裏で何が起こっているかがはっきりしていない状況で、いち早くFIAT(法定通貨)に動かすことのできる上、下落のリスクがその当時(Bitcoin<Tether)のようになっていたためではないかというセオリーでした。 一部のユーザーは、Tether以外のUSDと紐づけられているステーブルコインの価格が$1.00USDを上回っている点にも注目しており、Tetherが崩壊し市場に打撃を与えるのではなく違った遷移を見せることを期待する声もありました。 その他には、『Tetherの価格の回復を期待してTetherを買い増すのはどうか?』といった意見もありましたが、これに関して$1.00USD以上になる可能性(+$0.05USD)を現在より価格が大きく下がるリスクと比較すると、これは非合理的であるといった反論が投稿されていました。 今年初旬の値動きなどもディスカッションでは触れられていましたが、堅実に行くのであれば常に伴うリスクが少ない商品(銘柄)を選択するなどして、リスク管理を行うことが重要なのかなと感じました。 まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!
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2018/10/16仮想通貨のミライ【第1回】「コンドラチェフ循環とブロックチェーン」
最近は少し下火の仮想通貨ですがみなさんはどのような仮想通貨の未来を思い描いているでしょうか。 「ブロックチェーンはすごい」「ブロックチェーンは世界を変える」と世間では言われてきましたが実際どうなるのでしょうか。 今回は経済学という一歩引いた視点からブロックチェーン、仮想通貨について考えてみたいと思います。 それではいきましょう!! 景気循環という考え方 好景気、不景気はある一定のパターンで循環するという「景気循環」という考え方があります。 この景気循環にはキチン循環、ジュグラー循環、クズネッツ循環、コンドラチェフ循環と呼ばれる代表的な4つのものがあります。 それぞれ簡単に説明します。 キチン循環は企業の在庫の変動が景気循環を形成するという考え方で、1〜2年程度が景気循環の周期であるとされています。 ジュグラー循環は設備投資が景気循環を形成しているという考え方で、10年を景気循環の周期としています。 クズネッツ循環は、建設投資が景気循環を形成しているという考え方で、約20年を1周期として定義されています。 そして、最後が今回の記事で重要なキーワードであるコンドラチェフ循環です。 コンドラチェフ循環は新技術が景気循環の流れを形成しているとする考え方で、そのサイクルは約50年と言われています。 ざっと代表的な4つの景気循環について説明したところで、今回のメインテーマであるコンドラチェフ循環について詳しく見ていきたいと思います。 コンドラチェフ循環 コンドラチェフ循環とはソ連の経済学者であるニコライ・コンドラチェフが唱えた説です。 コンドラチェフ循環は技術革新が景気循環を形成しているという考え方です。 景気が落ち込んだ時に画期的な新しい技術が生まれ、その技術が世界経済を引っ張っていくと考えます。 新技術に牽引された経済は50年ほどで衰退し、衰退したところでまた新しい技術が生まれて好景気の波が生まれるというふうに循環していきます。 新技術が生まれる→景気が良くなる→景気が落ち込む→新技術が生まれる→景気がよくなる....... というように経済が循環しているということです。 この技術革新によって経済が循環していうコンドラチェフ循環を図で示すと以下のようになります。 上の図は景気が落ち込んだ時に革新的なイノベーションが生まれ、それらが景気を牽引してきたということを示しています。(周期は約50年) 現在は、エレクトロニクス(ITと捉えてOK)などを始めとする技術が世界経済を牽引してきた第4波の時代が終わろうとしており、新しい上昇気流が起き始めているあたりと考えられています。(これには諸説あり) ここで1つ重要なポイントがあります。 それは、1つの技術が経済を引っ張るのではなく複数の技術が絡み合って好景気の波を起こすという点です。このポイントは今回のコラム「仮想通貨のミライ」で重要なポイントになっているので頭の片隅に留めておいてください。 ここで一旦今まで説明したコンドラチェフ循環の特徴をまとめておきます。 コンドラチェフ循環の特徴 ・約50年周期で経済は循環する ・景気が落ち込んだ時に技術革新が生まれ、それらが好景気へと牽引する ・1つの技術ではなく、2つ以上の技術が絡み合って経済を牽引する 来る(もうすでに来つつある)第5波は何の技術によって牽引されるのでしょうか。次に説明していきたいと思います。 どの技術が次の時代を牽引するのか これまで、コンドラチェフ循環の特徴を説明してきましたがどの新しい技術がこれからの時代を牽引していくことになるのでしょうか。 時代を牽引する技術の有力候補と言われているのがブロックチェーン技術です。 ブロックチェーンは分散型台帳と呼ばれ、中央集権的にデータを管理するのではなく、分散して個人個人が監視し合ってデータを管理するシステムです。 トランザクションと呼ばれる取引データをいくつかまとめてブロックにし繋いでいるのでブロックチェーンと呼ばれています。 よく分からないという方は「取引を時系列順にまとめた電子帳簿のようなもの」と捉えてもらえれば良いかと思います。 ・例え話を紹介!ブロックチェーンの仕組みを上手く説明・解説する方法 ・【仮想通貨】Bitcoin(ビットコイン) の仕組みに関して 「分散型に管理ができる」「データの改ざんが不可能」なブロックチェーンがあることによって世界の何がどう変わって、それが経済にどう影響するのでしょうか。 そもそも好景気ってどういう状態? さきほどのコンドラチェフ循環の説明の中で好景気という言葉をさらっと使いましたがそもそも好景気とはどういう状態なのでしょうか。 「好景気」とは経済活動の勢いが活発な状態のことを言います。 経済活動とは人間の社会生活において、金銭や物資の交換を行うことです。 「バンバン買い物してお金を使う。企業側もバンバン製品を売る」といった状態を好景気と言うことができます。代謝がすごい良い子供みたいな感じとイメージすると分かりやすいかもしれません。 では、次の時代を牽引すると期待されているブロックチェーンがどうやって世界経済の循環を良くするのか見ていきたいと思います。 価値を送れることで循環する ブロックチェーンは「価値」を簡単に送ることができます。 これは何も国際送金など海外にお金を安く早く送れるという意味だけではありません。 ブロックチェーンを元にしたスマートコントラクトという技術を使えば、取引データは信頼性が確保されているのでC2C(個人同士)で価値を送ることができます。 価値が送ることができるようになれば、必然的に経済の循環が良くなります。 個人が簡単に金融市場を作り出せる これまで金融市場を作るには莫大なコストが必要でした。 しかし、ブロックチェーン技術が持つ世界中の人が監視し合うという仕組みのおかげで大幅に管理コストを削減し、誰でも新しい経済圏を創り出すことが可能となります。 これによりこれまでと違った小さな経済の循環が沢山起きることが予想されます。 まとめ コンドラチェフ循環の説明から、なぜブロックチェーンが新時代を牽引する技術と期待されているかについて色々と書いてきましたがいかがだったでしょうか。 ブロックチェーン技術はMicrosoft、Yahoo!、LINE、Googleなど世界の大企業がこぞって取り入れている技術です。また、世界中のベンチャー企業もブロックチェーン業界の第一人者になろうと力を入れています。 かつてインターネットの登場により世界が大きく変わったように、ブロックチェーンによってこれまでとは大きく変わった新しい時代が来ると私は思っています。 ブロックチェーンはインターネットと違い直接表に出てくるものではありませんので体感はしにくいと思いますが、ブロックチェーン、特に「価値を簡単に送ることができる」という点はそれぐらい画期的なものだと思ってます。 既存のものを破壊し新しいものを創造するRockなブロックチェーンによって、現代社会の課題を解決し、より良い社会に生まれ変わることを期待しましょう! 最後まで読んでくださってありがとうございました! コラム「仮想通貨のミライ」はまだまだ続きますので楽しみにしてください!
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2018/10/15【10月15日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 本日も、データベースから市場の状況や海外のトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の時価総額を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/8 $2185億USD +$9億 10/9 $2205億USD +$20億 10/10 $2190億USD -$15億 10/11 $2049億USD -$141億 10/12 $1987億USD -$62億 10/13 $2017億USD +$30億 10/14 $2019億USD +$2億 10月13日~14日にかけては、時価総額にそれほど大きな変動は見られませんでした。 上位10コインのドミナンスと価格(12時時点) 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 54.02%(+0.09%) $6317.29(+$23.24) 2位 Ethereum 10.13%(+0.05%) $200.93(+$0.87) 3位 XRP 8.28%(-0.04%) $0.419(±$0) 4位 Bitcoin Cash 3.85%(±0%) $444.96(-$0.87) 5位 EOS - $5.25(+$0.03) 6位 Stellar - $0.216(±$0) 7位 Litecoin 1.55%(-0.02%) $53.45(+$0.05) 8位 Tether - $0.990(±$0) 9位 Caldano - $0.072(-$0.002) その他 Others 19.07%(-0.10%) - 昨日と比較すると時価総額同様、ドミナンスと価格に大きな変動は見られませんでした。 CoinMarketCap新規追加コイン 本日の新規追加コインはありません。 注目の新規上場銘柄 10月15日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 Nebulas保有者を対象としたエアドロップ 日時 概要 10/15 Nebulas エアドロップ gate.ioでNebulas(NAS)ホルダー向けにAtlas ProtocolのトークンであるATPのエアドロップが行われます。 エアドロップは、10月15日日本時間17時時点でgate.ioにデポジットされているNASの枚数がスナップショットとして記録され、その枚数を参考に行われるようです。 今回エアドロップが行われるAtlas Protocol(ATP)は、中国のプロジェクトで広告やマーケティングとブロックチェーンを組み合わせたプロジェクトになります。 プロジェクトに関しての詳細はこちらのリンクを参照してください。 Pundi XがFunction Xの詳細を発表 日時 概要 10/15 Function X 詳細発表 先日Pundi Xより、Function Xと呼ばれるブロックチェーンスマホの発表が行われました。 日本のコミュニティでも話題にあがっていたこの新しいスマホですが、先日の発表では簡単な構想や仕組みなどをメインとして紹介されていました。 Pundi Xの公式Mediumには、以上の画像の通り10月15日にスマホ端末であるFunction Xの詳細が発表されると記載されています。 おそらく、詳細なスペックなどが発表されると踏んでいますが明日の続報に期待しましょう! その他 アトミックスワップ可能な分散型取引所『MetaMorph』の公式ローンチ NIX($NIX)がCoinroom Exchangeに上場 Bluzelle($BLZ)がGBX Digital Asset Exchangeに上場 Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 今の世代のdAppsは使いづらいという話 ソース:The current generation of dApps is very difficult to use. We won’t get mass market adoption if even the simplest tasks require so much time. Few giants raising the barriers to make the tech more intuitive for everyday users タイトル通り、現行のdAppsはとても使いにくく、シンプルなタスクでさえも必要以上の時間や手間を要するUXになっているという話です。 日本でもしばしば話題に上がるdAppsのUXについてですが、海外でもdAppsの一般への普及を妨げている要因の一つにUXが挙げられるという点に同意を示しているようです。 MetamaskやGasの仕組みを知っているユーザーも決して多いとは言えず、UX的な観点でサーバー型のゲームに劣る部分が多く、marcusrc氏は『なぜブロックチェーンでやる必要があるのか? 人目を引くためにブロックチェーン上に実装するだけではないのか?』と疑問を呈していました。 また、ゲームにおいてサーバー型の機関はレイテンシーやpingの改善に日々努めているが、パブリックチェーンには経済的なインセンティブしか存在せず、ゲームという意味ではここにおいても劣っているという意見も見られました。 しかし、ウォレットなどのdAppsの普及に対して、ユーザーの皆が現行では難しいとは言っていますが、『最終的には年配の方もウォレットなどを簡単に使えるようなソリューションが必要だ』などと問題の解決策を探っている状況であることは理解しているようでした。 エンドユーザー問題は個人的にもdAppsの普及の大きな壁となっている感じはしますが、UXが微妙なままアプリだけが増えていく状況ではなくプロトコル面での開発が進んでいくことも期待しています。 Tetherはもう死んでいるのか? ソース:Is Tether dying for real this time? こちらも日本でもちらほら話題に上がっていますが、Malouw氏によればここ2週間くらいの間、画像のKrakenだけでなく、BinanceでもTUSD(TrueUSD)建てでのペッグが崩れてきているようです。 彼は、個人的にTetherが崩れてくれることを期待しているようで、それが仮想通貨コミュニティ全体にとっての利益となると語っています。 一方で、Tetherが多くの取引所で採用されておりその市場規模などからも、使い物にならなくなってしまっては仮想通貨の市場に大きなダメージとなるのではないかという不安も見受けられました。 この原因に関して、まだ定かではないようですが、Tetherの銀行であるNoble Bankが破産状態にある可能性があり、売りに出されているというコメントを拝見しました。 また、TetherはBitfinexとも密接につながっており、Bitfinexのバンキングに問題があり法定通貨の預け入れを停止していることなども間接的ではありますが関係しているのではないか、と言われています。 現段階では、事実としてNoble Bankの破産が確定していないこと、Bitfinexの引き出しが停止されていないことなどに関しても言及されており、redditでは値動きだけを見てFUDでアクションを起こすのではなく、事実とその証拠を探す努力をすべきであるという意見があがっていました。 おまけ [caption id="" align="aligncenter" width="960"] ソース:ICO Before & After PRE-SALE 😂😂😅[/caption] redditで見つけたトークンセール前後のmeme画像です笑 まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!
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2018/10/14【10月14日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 本日も、データベースから市場の状況やトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の市場規模を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/7 $2176億USD -$24億 10/8 $2185億USD +$9億 10/9 $2205億USD +$20億 10/10 $2190億USD -$15億 10/11 $2049億USD -$141億 10/12 $1987億USD -$62億 10/13 $2017億USD +$30億 10月12日の12時付近を境に、市場規模が若干上向き始めています。その後2000億ドル付近を横ばいとなっている状態が続いています。 上位10コインのドミナンスと価格(12時時点) 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 53.93%(-0.83%) $6294.05(+$21.98) 2位 Ethereum 10.08%(+0.20%) $200.06(+$8.85) 3位 XRP 8.32%(+0.40%) $0.419(+$0.025) 4位 Bitcoin Cash 3.85%(+0.04%) $445.83(+$10.05) 5位 EOS - $5.22(+$0.09) 6位 Stellar - $0.216(+$0.005) 7位 Litecoin 1.57%(+0.05%) $53.40(+$1.50) 8位 Tether - $0.990(+$0.002) 9位 Caldano 0.68%(-0.01%) $0.074(+$0.002) その他 Others 19.17%(+0.18%) - Bitcoinのドミナンスが下がり、アルトコインのドミナンスが上がっています。一昨日と同じような数字になっていますが、Bitcoin Cashのドミナンスが依然として3%台となっています。 価格は全体的に上昇しており、一時期200ドルを下回ったEthereumも200ドルの水準を回復しています。 CoinMarketCap新規追加コイン 本日CoinMarketCapに新規追加されたコインは以下の8種類になります。 HUZU(HUZU) INDINODE(XIND) Divi(DIVI) AirWire(Wire) iDealCash(DEAL) Oxycoin(OXY) Alibabacoin(ABBC) 注目の新規上場銘柄 10月14日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 Ethereum Constantinople アップグレード 日時 概要 10/14 Ethereum Constantinople アップグレード Ethereumのロードマップには、Frontier(フロンティア)、Homestead(ホームステッド)、Metropolis(メトロポリス)、Serenity(セレニティ)の4つの大型アップグレードの予定が明記されています。 今回のConstantinople(コンスタンティノープル)のアップグレードは、Metroplois(メトロポリス)のByzantium(ビザンチウム)に続く第二弾のアップグレードとされています。 アップグレードはEthereumのメインネットではなく、テストネットであるRopsten Test Networkで実装されます。 本来、10月9日のアップグレードが予定されていましたが、脆弱性が発見されたためこれを延期したことが発表され、10月14日の4,230,000ブロック付近の予定となっています。 Constanpinople(コンスタンティノープル)へのハードフォークでは、セキュリティやパフォーマンス面での更なる強化が期待されています。 その他 Blockchain Unbound 東京が14日から3日間にわたり銀座で開催 NEOのデザインコンテスト 応募締め切り Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 How cryptocurrency is helping both payments and supply chain visibility in the cannabis markets... アメリカでは既に一部の州で、オランダでは国として娯楽目的での使用が合法化されている大麻とそれにおける仮想通貨の利用に関してのスレッドです。 大麻というよりサプライチェーン全体に当てはまる話なのかな?という感じもしたのですが、アメリカには州法と連邦法というものがあり、連邦法では大麻が認められていないそうです。 そのため、大麻関連のビジネスでは法人として銀行口座などを作るのが難しい状況にあり、そこで集権的な機関を介することのない仮想通貨を利用することでこれらのビジネスがよりやりやすくなるのではないかということでした。 これに関してRedditでは、クレジットカードじゃなくてLitecoinを利用することができたら間違いなくそちらを利用するという意見もある一方で、仮想通貨で購入するくらいならそのままホールドしておくという意見もありました。 大麻を合法化している州として有名なアメリカ・コロラド州では所謂『大麻コイン』専用のATMも設置されているようで、自分が思い描いている以上にトークンの実用化が進んでいるなあと感じました。 ソース:How cryptocurrency is helping both payments and supply chain visibility in the cannabis markets... おまけ あまりピンとくるスレッドが見つからなかったので、Redditで見つけた海外のTwitterの投稿を引用した画像を紹介します笑 [caption id="" align="alignnone" width="960"] 画像元:Saw that in twitter and it’s brings some legendary look to bitcoin. via @StartaleTV(Reddit)[/caption] まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、Redditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!
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2018/10/13ビットコインがもらえる!?緊張感たっぷりの陣取りゲーム「ウィムジカルウォー」の紹介
8月よりビットコインがもらえるアプリゲームとなったウィムジカルウォーをあなたはご存知でしょうか? これまでビットコインがもらえるゲームアプリはいくつかあり、私ゆっしもほとんどやってきましたがウィムジカルウォーは群を抜いて圧倒的に面白いです! 9月28日には賞金総額300万円の大会も開催され、少しでも気になる方は是非この記事を読んでどんなゲームか知っていただけたらなと思います。 それではウィムジカルウォーの紹介をしていきたいと思います! ウィムジカルウォーはどんなゲーム? ウィムジカルウォーはGMO社が提供するリアルタイム型の陣取りゲームです。 3分間で相手よりも多くの陣地を取るか、相手のタワーを倒すかで勝敗を競います。 世界中のプレイヤーと1対1のオンラインバトルが可能となります。 これだけではまだ分からないと思うので、詳しいルールを見ていきましょう。 ルール ウィムジカルウォーのルールはざっくりまとめると以下の5つです ・対戦時間は3分 ・8体のユニットでデッキを組んで勝負に挑む ・ユニットを召喚して攻防を行う ・ユニットが通過したところは自分の陣地となる ・時間終了時に相手よりポイントを多く取っているor相手のタワーを破壊すれば勝利 ウィムジカルォーには種類豊富な動物ユニットがいて、あらかじめ8体のユニットでデッキを組み勝負に挑みます。 ユニットをフィールドに出すと自動で敵の方向に進んでいきます。 自分のユニットが通ったところは青色に塗られていくのでそこが自分の陣地となりポイントをゲットできます。 相手の防衛システムのタワーを壊すと追加でポイントをゲットすることもできます。 自分が今相手と比べてどれくらい陣地ポイントを持っているかは上の表示で確認することができます。 「時間終了時に相手より多くのポイントを取っている」or「相手のタワーを破壊する」ことで勝利となります。 ウィムジカルウォーの魅力とは? ウィムジカルウォーの基本的なルールを説明させていただいたところで、次にその魅力について語りたいと思います。 どういう点でゲームとして優れているかなどを説明していきます! 相手との駆け引きが面白い 先程のルール説明だけ聞くと単純なゲームだと感じてしまいますが、ウィムジカルウォーはユニットを出すタイミングや場所などを考え、相手と駆け引きしなければいけません。 ユニットには戦闘の方法にタイプがあります。相手の召喚したユニットに不利なユニットを召喚してしまうと一気に盤面が変わってしまうのです。 ここで実際の画面を見ながら例をあげてみます。 私は先に強力なカバのユニットを召喚しました。 これを見て相手は、ひよこのユニットとハトのユニットを出してきました。 攻撃力ではカバの方が圧倒的に強いのですが、カバは地上の敵しか攻撃することができません。 ひよこの群れを攻撃してる間に、ハトの集団でボコボコにされてしまいました。 このようにウィムジカルウォーは強力なユニットがある場面では全く役に立たなかったり、逆に弱小ユニットでも場面によっては超強力になったりするのです。 ユニットを出すタイミングや場所を一瞬で的確に判断しなければならない緊張感たっぷりのリアルタイム型陣取りゲーム、それがウィムジカルウォーなのです。 キャラクターが豊富 さて、ウィムジカルウォーのゲーム性の面白さが伝わったでしょうか。そのゲーム性をさらに複雑&面白くしているのがキャラクターの種類の豊富さなんです。 先程、カバやハトなどのユニットを紹介しましたが、ウィムジカルウォーには全部で53体(記事執筆当時)のキャラクターがいます。 それぞれ全て・動くスピード・戦闘タイプ・攻撃のスピードなどが違いますので、どんな相手が来ても対応できるデッキを作り上げる必要があります。 相手のタワーを壊しに行く攻めのスタイルのデッキにするのか、コツコツ陣地を取る守りのスタイルのデッキにするのか個人の好きなように決めることができます。 ギルド制度 ウィムジカルウォーにはギルド制度というものがあります。 ギルドの中では攻略のために色々と議論を交わしたり、余っているユニットを譲り合ったりすることができます。 この画像の中のギルドでは過去の試合動画をシェアしていますね。 ウィムジカルウォーではユニットのレベルアップは、同じユニットを一定数集めることによって行うことができます。 自分で集めることも可能ですが、どうしても集まりにくいユニットなどが出てくるのでギルドでの譲渡はゲームを進めていく上で大事なポイントとなってきます。 報酬でビットコインがもらえる ウィムジカルウォーには8月よりGMOの「CryptoChips」というシステムが導入されています。 「CryptoChips」は、ゲームアプリに実装することで、ゲーム内ランキングや、ミッション達成時などの条件に応じて、報酬としてプレイヤーにビットコインを配布できる仕組みです。 気になる報酬ですが、現段階では下記のようになっています。 1位になるのは難しいゲームですが、31-100位くらいならある程度やれば狙えると思います。 ゲームを楽しみながら、ビットコインを貰えるのは嬉しいですね。 そして、このCryptoChips実装を記念して、東京で賞金総額300万円の大会の開催が行われました。 2018年9月28日に東京のベルサール六本木で行われたこの大会の賞金は以下のようになっており、優勝者には150万円相当のビットコインがもらえたようです。 ゲーム方式はフリーバトル(レベルが統一される)になっていたので、仮に後から始めた人でもデッキの組み方や戦い方次第で優勝を狙うことができます。 まとめ ウィムジカルウォーの紹介をしてきましたがいかがだったでしょうか。 ウィムジカルウォーは今回の大会をきっかけとしてさらに人気があがれば、ビットコイン報酬や大会賞金がもっと高額になる可能性もあります。 また現在もまだまだアクティブユーザーもいるので、是非参戦してみてください!! 最後まで読んでくださってありがとうございました! ダウンロードはこちらから(ios/Android) 無料でビットコインがGETできるゲームアプリ「金塊ハンター」の紹介
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2018/10/13【10月13日分析レポート】仮想通貨市況・トレンド・ドミナンスまとめ
おはようございます。Shota(@shot4crypto)です。 昨日に引き続き、データベースから市場の状況やトレンドなどをまとめていきます。 記事公開の都合上、多少データが古くなってしまうこともあるかもしれませんが、海外の情報をわかりやすくまとめていけるよう心がけていきます。 こんな情報が欲しい!などといったフィードバック等もいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。 時価総額・ドミナンス・価格等のデータまとめ 時価総額(過去7日間・12時時点) CoinMarketCapを参照して、過去7日間の仮想通貨市場の市場規模を調べました。 日付 時価総額 前日比 10/6 $2200億USD +$24億 10/7 $2176億USD -$24億 10/8 $2185億USD +$9億 10/9 $2205億USD +$20億 10/10 $2190億USD -$15億 10/11 $2049億USD -$141億 10/12 $1987億USD -$62億 昨日の大きな市場規模の縮小に続き、約3~4%規模が縮小しています。 上位10コインのドミナンスと価格(12時時点) 同じくCoinMarketCapを参照して上位10通貨のドミナンスと価格の前日比を調べました。 順位 通貨 ドミナンス(前日比) 価格(前日比) 1位 Bitcoin 54.77%(+1.38%) $6272.07(-$11.37) 2位 Ethereum 9.88%(-0.43%) $191.21(-$10.15) 3位 XRP 7.92%(-0.45%) $0.394(-$0.015) 4位 Bitcoin Cash 3.81%(-1.08%) $435.78(-$15.21) 5位 EOS - $5.13(-$0.19) 6位 Stellar - $0.210(-$0.003) 7位 Litecoin 1.52%(-0.01%) $51.90(-$0.53) 8位 Tether - $0.988(-$0.005) 9位 Caldano 0.69%(+0.16%) $0.072(-$0.004) その他 Others 18.99%(-0.33%) - 昨日はBitcoinとBitcoin Cashのドミナンスが上昇していましたが、今日はBitcoinのドミナンスが大きく上がり、その他はCaldano(ADA)が微増といった数字になっています。 価格は引き続き下落していて、Ethereumは200ドルを切っています。Bitcoinの下落幅を見るとEthereumとBitcoin Cashが比較的大きな動きを見せていることがわかりますね。 注目の新規上場銘柄 10月13日の新規上場銘柄は現在のところ発表されていないようです。 プロジェクト予定表 ①Liquiから12銘柄が上場廃止 日時 概要 10/13 Liquiから12銘柄が上場廃止 Liquiは、ICO通貨をいち早く上場させることなどで有名な海外の仮想通貨取引所です。 今回上場廃止が決定した銘柄は以下の12銘柄となります。 Basic Attention Token(BAT) MobileGo(MGO) Waves(WAVES) Cofound.it(CFI) TokenCard(TKN) Mysterium(MYST) Edgeless(EDG) TaaS(TAAS) Crypto.com(MCO) Request Network(REQ) Melon(MLN) Chronobank(TIME) あまり知られていない銘柄もありますが、$WAVESやCrypto Timesで紹介している$BAT、ICO DropsでもHigh Interestのスコアを獲得している$REQなども上場廃止となっています。 公式サイトやTwitterを確認しましたが、発表は行われていないようでした。 ②Litecoin誕生7周年・Gemini上場 日時 概要 10/12 Litecoin誕生7周年 Gemini上場 2011年10月に誕生した、最も古いアルトコインとして知られるライトコインですが、明日10月13日で誕生7周年を迎えます。 こちらは、昨年のLitecoin誕生6周年のときのチャートになりますが、日本時間(UTC+9)の10月13日0時付近から出来高・価格共に急増しているのがわかると思います。 現在の市場の状況と同じではないので現段階では何とも言えませんが、時価総額で上位10位以内に位置するLitecoinの様子に注目してみても面白いかもしれませんね。 【補足】そんなLitecoinですが、同日に2014年から存在する海外の取引所であるGeminiへの上場を予定しているようです。 Reddit 話題トピック 引き続きRedditで目立っているスレッドを調べてていきます。 各通貨のSubredditは基本的にはあまり見ていないので、(r/cryptocurrency/)をメインに紹介していきます。 □Today is my 1 year anniversary of holding crypto... and I have nothing to show for it 10月12日の夜時点で特に目立っていたスレッドがこちらになります。タイトルを和訳すると『今日で仮想通貨の保有を始めて1年になるが、特に見せるものも何もない』といった感じになります。 スレッド主の"daryan1氏"はちょうど1年前に仮想通貨を始めて$1000USD分購入したそうなのですが、年末に一時期22倍にまでその資産が膨れ上がったものの、税金などもあるのでとりあえず保有しておくことにしました。 1年後にはもっと上がっているだろうという彼自身の推測のもと、2月から現在まで買い増しを続けてきたものの現在は投資額の50%になってしまったそうです。 このストーリーに対してのユーザーからの反響は多く、スレッド上では似たような境遇にいる多くのユーザーによる様々な意見が散見されました。 中でもコンセンサスが生まれていたように見えた意見は、失ってもダメージのない資産(Lost Money)を使って『Accumulate as many as you can(できるだけ多く買い増しておくべき)』というものでした。 日本のコミュニティでは損失に関する報告などはあまり見られない一方で、海外のユーザーは損失から1つでも多くのことを学び共有していく姿勢が見られるスレッドでした。 ソース:Today is my 1 year anniversary of holding crypto... and I have nothing to show for it □Bytecoin (BCN) is struggling for air - Binance delisting could be the final nail in the coffin BytecoinのBinance上場廃止に関してのニュースですが、これが棺の最後の釘となるのかという話です。 また、昨日のBinanceに引き続き、OKEXでもBytecoinの上場廃止がアナウンスされました。 これに関してRedditでは、『Let it die...』や『Bye Bye』などと、時価総額30位に位置するBytecoinにあまり期待を寄せていないようなコメントが寄せられていました。 またユーザーのMr0ldy氏は、『こういったコインが粛清されていくことでその他の価値のあるコインの価格上昇の原動力になることを期待している』といった旨のコメントを残していました。 ソース:Bytecoin (BCN) is struggling for air - Binance delisting could be the final nail in the coffin まとめ 主に、情報収集のベースとなるCoinMarketCapや複数のカレンダーサイト、アメリカ版5chともいわれるRedditからのデータおよび情報をまとめました。 今後もできるだけ簡潔に、必要な情報をまとめていければと思いますので、応援よろしくお願いします。 ありがとうございました!