「ビットコインは大幅な動きが必要」専門家が市場展望語る
Crypto Times 編集部
ビットコインは若干の回復を見せているものの、現状も横ばいの状況が続いています。
最新のCryptoQuantの分析によると、100万ドル以上を保有するユーザーのビットコインの「実現時価総額」は4,610億ドルと、わずかに増加したもののほぼ横ばいで推移しています。実現時価総額は、最後に取引された時点での価格に基づいて計算されるため、市場への資金流入と流出を把握する上で重要な指標です。
Net Inflows and the Inflection Point in Bitcoin’s Realized Cap!
The net inflows by investors since August, now at $461B, are in a recovery phase but have seen virtually no increase. This highlights that the inflow of new capital remains stagnant. – By @p_rcival
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— CryptoQuant.com (@cryptoquant_com) September 17, 2024
同社は現在の停滞は長期保有者(HODL)と短期保有者(STH)の利益が均衡状態にあることを示唆していると指摘。その中で、現在のビットコイン市場は「回復期」にあると分析しています。
CryptoQuantは純資本の流入が停滞する現状を解消するために、今後30日間でビットコインで大きな動きが必要としています。
米大統領選が迫る中、9月19日午前3時にはFOMCで利下げの実施有無や割合についての発表が行われます。
FRBが25ベーシスポイント(bp)の利下げを行うか、50bpの利下げを行うかによって動きは異なると仮想通貨取引所Bitfinexは予想。小幅な利下げは「強気の楽観主義」の引き金となり、大幅な利下げは投資家が「慎重なリスク回避」に走る可能性が高いと同社は分析しています。
引き続き様々な指標と共に市場の動向に注目が集まります。
記事ソース:CryptoQuant