キオクシア、1兆円超の新棟建設報道に「当社発表ではない」
よきょい

引用元: Robert Way / Shutterstock.com
半導体メモリー大手のキオクシアが岩手県に新たな製造棟を建設し、投資額が1兆円を超える見通しだとの報道がありました。これはAIの普及に伴ってメモリー製品の需要が急増していることが背景で、北上工場で次世代のNAND型フラッシュメモリーを増産し稼働は2029年以降を想定しているとされます。
ただし、これは確定した計画ではありません。キオクシアホールディングスは8月27日、一部の報道機関で連結子会社であるキオクシアの北上工場における新棟建設に関する報道があったとしたうえで、同社およびその子会社が発表したものではないとするコメントを公表しました。
同時に、新棟建設に関してさまざまな検討を行っていることは事実だとし、お知らせすべき事項が発生した場合は速やかに公表するとしています。否定ではなく、発表主体の否認と検討の事実の確認という構成です。
布石はありました。太田裕雄社長は7月3日の北上工場での記者会見で、第3製造棟の建設について、現時点で具体的な話はできないとしつつ、設備を増強する場合は当然、北上が大きな候補になると述べています。同じ日には第2製造棟(K2棟)で第10世代の3次元フラッシュメモリーの生産を始めたことを明らかにし、2026年度から3年間で年平均4,700億円の設備投資を行う方針も示しました。
国内ではAI需要を背景にした大型投資が続いています。マイクロンは広島工場に1兆5,000億円を投じ、次世代の広帯域メモリーを生産する新棟を建設する計画で、経済産業省が最大5,000億円を補助するとされています。
キオクシアは2024年2月に認定を受けた特定半導体生産施設整備等計画に基づく助成金の対象にもなっており、今回の新棟についても公的支援の有無と規模が論点になりそうです。
記事ソース:キオクシア

























































