ct analysis

テレグラム発の仮想通貨$TON、過去1年で255%のリターンを達成

テレグラム発の仮想通貨$TON、過去1年で255%のリターンを達成

引用元: rafapress / Shutterstock.com

月間9億人のアクティブユーザーを誇るメッセージングアプリ「テレグラム」発の仮想通貨$TONが過去1年間で255%のパフォーマンスを記録しました。*Coingecko参照

リサーチャーJoao Wedson氏がCryptoQuantに投稿した内容によると、$TONは過去1年間の投資リターンとしてSolanaやNearに続く第3位のパフォーマンスを発揮しています。

$TONはレイヤー1ブロックチェーン「Ton (The Open Network)」のネイティブ通貨で、2018年にTelegram創業者らによって開発が始められました。当時の通貨$GRMでのICOでは17億ドルという史上最大規模の資金調達を成功させましたが、SECによる提訴で敗訴し、資金は返金。その後、有志メンバーによって引き継がれ現在のTonに至っています。

著名VCのPantera Capital「過去最大の投資」

先日、著名VCであるPantera CapitalがTonに出資したことが明らかになりました。

具体的な出資額は明かされていないものの、PanteraはTonに対する投資を「史上最大の投資を行なった」と発表しています。

Panteraは「TonがTelegramネットワーク内で広範囲に使用されているため、大衆にクリプトを導入する能力があると信じている」とコメントし、さらに「Tonは最大の暗号ネットワークの1つになる可能性がある」と高い評価をTonに下しています。

9億人のオンボーディング目指すTon

Tonは主にテレグラムアプリと連携しており、数ステップでの仮想通貨ウォレットの作成、仮想通貨の送受信、簡易のブロックチェーンゲーム等を含むdAppの利用などが行えます。

すでにテレグラムが抱えている世界9億人のアクティブユーザーのWeb3へのオンボーディングを目指すTon。

1日あたりのアクティブウォレット数が5月に入り急激に増加するなどエコシステムは活発となっていることがわかります。

1日あたりのアクティブウォレット数の推移|画像引用元:tonstat.com

先月にはTether社のUSDTがTonチェーンにネイティブ展開されました。

Tonは上記を受け新たに1100万$TON(発表当時価格約104億円)のUSDTインセンティブプログラムを実施。

全体の約半分に相当する500万$TONは、Telegramで作成されたTonネットワーク上のウォレットでUSDTを購入または入金したユーザーに対する利回りとして配布し、さらに、500万$TONは、現在Ton上のDEXの流動性プールにおけるリワードのブーストに充てられています。

また、これに伴いOKXやBybit、Kucoinなどの大手仮想通貨取引所では$TONの出金手数料を無料とするキャンペーンが開始されるなど、各方面でユーザーを増やすための施策が展開されています。

さ先日Ton上でローンチされ、Binanceローンチプールでも取り上げられた$NOTは、すでに時価総額が5.6億ドルを記録。

$NOTは、テレグラム上のゲームアプリNotcoinのトークンで、ユーザーはアイコンをひたすらタップしトークンを採掘するゲームです。$NOTの価格変動やその他の指標から、市場からのTonへの期待の高さが窺えます。

記事ソース:Crypto QuantPantera Capital

ニュース/解説記事

Enable Notifications OK No thanks