Wanchainが新たに2社との提携発表、モバイルブロックチェーンソリューションの提供を目指す
Crypto Times 編集部
金融プラットフォームWanchain(ワンチェーン)は18日、新たに2社とのパートナーシップを締結したことを発表しました。
今回提携が発表されたのは、組み込み型のブロックチェーンベースのモバイルセキュリティソリューションの業界を牽引するRivertz、Telefónicaのサイバーセキュリティ部門であるElevenPathsの2社です。
分散化技術を用いたデジタル資産の移動を可能にするクロスチェーン機能を提供するWanchainのコア技術により、より安全かつ安価な手数料でのデジタル資産の移動が可能となることで、仮想通貨の普及がさらに進むことが期待されます。
今回のパートナーシップには、RivertzとElevenPathsの両社が共同開発し世界中で数十億台が提供されているというハードウェア組み込み型のセキュリティテクノロジーである「Dual Roots of Trust」も含まれるということです。
また、Wanchainはブロックチェーン上でのトランザクションとデータの記録をより確実なものとするRivertzの先進的なハードウェア保護も実装するとしています。
「Dual Roots of Trust」は、ユーザーのプライベートキーをOSから分離されたコンピュータ環境であるTEE(Trusted Execution Environment )とSIM(carrier subscriber identity module)の2つの独立したトラストルートに暗号化及び分散させます。この技術によって、たとえ片方のシステムが侵害されても、もう片方をユーザーが管理できるので、プライベートキーをより安全に保護できるようになります。
今回提携がは発表された2社は2月25日から28日にかけてスペインのバルセロナにて開催されるMobile World Congressにて、ソリューションや実装の例などをデモンストレーションすることも発表されています。
Wanchainの創業者でCEOのJack Lu氏は発表において以下のようにコメントしています。
”新たなパートナーとともに何百万の新たなユーザーをブロックチェーンが切り開く未来へと招待することを楽しみにしている。すべてのユーザーの安全かつシンプルな体験のために必要な一般向けのセキュリティとプライバシーを実現できるよう、新たなパートナーと協力していきたい。”
Wanchainは昨年にブロックチェーンインターオペラビリティプラットフォームであるWanchain3.0をリリースするなどしており、その先進性に注目が集まります。
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参考記事:Wanchain公式ブログ